2021年8月31日火曜日

大学は稼ぐべきなのか?

この議論はもうずっと前からなされている。




「稼げる大学」へ外部の知恵導入 意思決定機関設置、来年法改正


大学は、人を育てる教育機関であるし、企業がやらないような領域を研究するからこそ意味がある。


そうはいっても、大学は、社会の中の巨大な組織の1つ。アメリカの大学のように寄付を集めて資産運用して自分で稼いでくれと言われている。


また、研究そのものについても、役に立つ研究、稼ぐ研究をせよという圧力がある。


これらは、日本があまり裕福でなくなってきてしまったこともあるし、諸外国の勢いがすごくなり企業がなかなか勝てなくなったこともある。あと、単にアカデミック業界が嫌いという人もいる。


なので、上のニュースのように、大学も自分で稼ごうよという話がでてくる。


ただ、こういう話は、まあちょくちょく出てはいる。少なくとも10年以上前からは、有形無形でいろんなプレッシャーはある。たぶん、もっと前からある。こうした背景から、大学ベンチャーが盛んになっていると思う。


こういうニュースがでると、とにかく議論が沸騰して最後は感情論になる。アカデミック業界からの反発はすごい。そんなの大学がやることかと。


大学の人間としては、賛成半分、反対半分である(もちろん個人の意見)。


どこが賛成かというと、収益が上がりそうな産業なんてものに挑戦していたら先細りするからである。たまに大学の人たちにコストとかマテリアルバランスとか問おうとする人がいるのだけれど、そんなのができそうだったらすでに誰かと事業を進めている。そういうことを訳知り顔で語っていると、新規事業が創造できないと思う。


なので、こんなの産業になるのか?というところこそ、大学がやるところだと思う(そもそも産業を見据える必要もない)。


そして、教育機関なので、学生たちのためになるならば、好きに研究すればよいと思う。


一方で、どこに反対かと言うと、たしかに、大学は大きな組織なのだから、その中の誰かは稼ぐようなことをしてもよいのではないか?とも思っている。


言い換えると、基礎部門と応用部門(稼ぐ部門)があってもよいということである。


実際、学生の意見を聞くと、製品作りをしたいというニーズはとても多い(拙速なのは反対だけど)。なので、一部に稼ぐ部門があってもよいのではないかと思う。


この部門というのが1つの大学内の話なのか、個別の大学レベルで役割を分けるかは議論があるだろう。ただし、自分のような私立大だったら稼ぐ部門があってよいかなと思う。


そして、このような時に肌感覚で問題にネガティブだなと感じることが、稼ごうとすると邪魔をする人がいることである。


これがアカデミックの問題で、多様性を大事にと言いつつ、他人のやることを否定しまくる人、考え方を同じ方向に向けようとする人は、決して少なくない。


特に、誰かに応用研究をされてしまうと出し抜かれた感があるので、頑張って否定しようとしたりする。このブログでも何度も触れている。


ということで、外部の意見を丸呑みする必要は全然ないと思うけれど、アカデミックの中でも襟を正さないといけない部分はあると思っている。


自分は一貫して、「基礎と応用研究を両方担当する」と言い続けている。そろそろ製品も見えてきたし、なんとか本学が稼げる大学の看板が掲げられるように、役立ちたいと考えている。いうまでもなく、それは副業ではあると思うけれど。




↓早く製品がでるとよいのだが・・・。なかなか大変。。

クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月30日月曜日

人生初の子供とジョギング

仕事で疲れ切っている様を曝け出している当ブログ


そんな忙しい日々だけれど、よいこともある。


休日の朝は軽くジョギングをすることが多い。日々疲れているので、本当に軽く走るだけだけれど。


昨日もジョギングをしようとしたら、早く起きた下の子が、


「自分もジョギングに行きたい」


と言い出す。



ということで、2人でしっかり準備運動し、水分補給をし、マスクをしてジョギングへ。


マスクをずっとしながら走っていると倒れてしまうので、人がいないところでは外すように言う。


オーバーペースにならないように、歩くような速度で走る。最後の方は、疲れて歩いていた。でも、頑張って無理をすると、ジョギングが嫌になるので、疲れたら歩くくらいのゆるい運動をする主義である。


こうして一緒にジョギングをするようになり、子供の成長を実感する。


幼稚園に行っていたのが、つい昨日のことのようである。


日々忙しいけれど、たまにはよいこともある。よいことは、ほんとうにたまにだけれど、こういうことがあると、まあ日々頑張ろうかという気にはなる。さて、今週も頑張ろう(ワクチン2回目だけど)。




↓ブログランキング、大学教育部門第1位!

クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月29日日曜日

いつも同じ場所に行くこと、いつも同じ食べ物を食べること

うーん・・・


最近のブログ、仕事が忙しいってぐだぐだ言っているだけの気がする。


まともなのは、M1のNさんの記事くらいだろうか。。


それなのになぜかアクセス数が多い・・・1日100〜200だったものが、なぜか400オーバーになっている。この1日も多分500くらいだと思う。


なぜだ・・・


ひょっとして、みんなどこへも行けないからだろうか・・・


ブログの読者は、たぶんそれなりに知識がある層。こんなときに河川敷でバーベキューやってウェーイとかやる層ではない(・・・バーベキューやりたいけど)。


なので、きっちり自衛している分、時間が空いてしまっているのかもしれない。


それにしても、コロナ禍で気づいたことは、

○いつも同じ場所に行くこと

○いつも同じ食べ物を食べること

は、精神のリフレッシュに良くないと思う。


なぜリフレッシュするのかと言われてもよくわからないので、完全に経験則。意識して、別の場所、別の食べ物を食べないとなと感じているこの頃である。



ということで、ふるさと納税で届いた梨を食べている。。子供たちにもいつもと違うものを食べさせなければ・・。






今日のランチは何作ろうかな・・

↓クリックのご協力をお願いします。。



大学教育ランキング

2021年8月28日土曜日

下手すると、スケジュールを外部にも公開すべき?

メールを見るたびに、仕事が増える。毎日メーラーを開くと、大体1週間分くらいの仕事が降ってくる・・・


ということは、仕事が増え続けていることを意味する。


宇宙が膨張し続けるのと同じか・・・・(←錯乱状態)


しかし、困ったこれは。


なんか、自分のスケジュールを公開したくなってきた。


朝だろうと夜だろうと、土日だろうと、仕事をしている。もちろん、残業代はつかない。また、多くの仕事がタダ働き。


たまには原稿料や講師料のある仕事もあるけれど、非常に少ない。いや、労働に対する対価って払わなければいけないような・・・・


そういえば、いつも旅行だったり、風邪で寝込んだりしないと仕事がシャットダウンされない気がする。


旅行行きたい・・・



お金はともかく、予定が埋まりまくっている。これ、スケジュールを公開して物理的に不可能であることを示した方が良い気が・・・どれだけ休みがないかもわかるし・・。


今日はオンラインのビジネススクール。。10〜17時。


・・・頑張ろう。。




↓夏休みなのかこれは・・・・クリックがせめてもの救いに・・・


大学教育ランキング

2021年8月27日金曜日

スタバにいつ以来行っていない?

コロナの感染の拡大に伴い、在宅勤務を増やしている。


正確に言えば、家、大学、目黒オフィスのそれぞれで働いている。


いろんなところで働く理由はモチベーションの維持。これに尽きる。


今は、カフェすらいきたくない状況。もはや、気分転換でカフェで仕事をしていたころが懐かしい。いつ以来行っていないだろう。。スタバなんてもうだいぶ行っていない気がする。10年前は週5くらいでは行っていたのに。。


ずっと家で働いてモチベーションが維持できるならばよいが、やはりきつい。だんだんと低下してしまう。なので、無理矢理場所を変えている。


しかし、それでもルーティーンになってきてしまってはいる。英語も日本語も書き物だらけ。昨日は英語の論文(著書)がよく進んだ。


それにしても、在宅でできるためか、土曜日も仕事で埋まっている。そして、日曜日すら埋まり出している・・。カレンダーを見るたびに、科研費いつ書く暇ないじゃないかという気しかしない。。。


今日も忙しいので、ブログはこれくらいで・・


旅行にでも行きたいけれど、行けない・・良いストレス解消方を発見しなければ・・・



↓仕事山積みでだいぶ疲弊・・・クリックのご協力を・・


大学教育ランキング

2021年8月26日木曜日

教科書と逆?酵素からわかる生物の仕組み

 一昨日の大学HP

ラン藻におけるクエン酸蓄積の要因を解明


M1西井さんの論文が、Scientific Reportsにアクセプトになり、公開された。その日本語記事。


ラン藻(シアノバクテリア)の中で最もよく使われるSynechocystis sp. PCC 6803(シネコシスティス)という種の酵素についての解析。


酵素は、アコニターゼ


酵素名は聞いたことがないかもしれないが、クエン酸からイソクエン酸を作る酵素である。この反応は、高校の生物でクエン酸回路(TCA回路、クレブス回路)として出てくる。なので、生物と名前がつく科目を取ったことがあれば、高校生、大学生は絶対に知っている反応である。



それで、ラン藻のアコニターゼの活性を調べたところ・・・


クエン酸からイソクエン酸を作ることもできるが、イソクエン酸からクエン酸を作る活性の方が強かった。


なにそれ、教科書と逆・・・


なんでそんな酵素を持っているのだろうか?という話。


1つ目の議論は、そんな酵素だったら、クエン酸回路が回らないのでは?について。これについては、クエン酸回路の次の酵素が強いので、イソクエン酸をどんどん奪ってくれるために進むのだろうと議論している。生成物が減れば化学平衡が傾くということである。


2つ目の議論は、なぜクエン酸を作る方向に向いているかにいついて。これは、クエン酸そのものの機能が大事だから。


クエン酸は、金属をキレートすることができる。キレートとは何かというと、要するに捕まえておくことである。


金属は細胞に必須だが、時として毒にもなる。特に酸素があると、活性酸素の発生源となり、大きな毒となる。


これは生物共通の話だが、ラン藻は光合成をする生物。すなわち、自ら酸素を作っている。なので、金属は、なおさら毒になるのである。


このため、クエン酸をきっちり貯めておいて、金属をしっかり捕まえているのではないかと予想している。このために、アコニターゼがクエン酸を貯める方向になっているのではと考えている。


このように、生物はとてもエレガントで論理的にできている。また、それぞれの生物に適した形になっている。酵素の解析からも生物の生き様が見えてくるのである。


ということで、論文完了。1つの論文を作るのは本当に大変。でも、とてもおめでたいことである。。





↓論文アクセプトお祝いのクリックをぜひ。。。


大学教育ランキング

2021年8月25日水曜日

どうなる大学の後期

関東のコロナウイルスの新規感染者が止まらない。


東京は少し頭打ちになってきたかもしれないが、神奈川がひどい。

https://www.watch.impress.co.jp/extra/covid19/?pref=14

神奈川は、東京に比べてワクチンが遅かった。この結果が如実に表れてしまっている。


大学はもう少し先だけれど、公立の小中高は9月から始まってしまう。かろうじちえ8月は休みになったようだけれど、9月からでもまだ短すぎる気がする。


大学は9月下旬からスタート。


前にも書いたけれど、対面とオンラインをハイブリッドで進めるのがよいと思っている(個人の意見です)。


デルタ株で若者も重症化することが明らかになった。後遺症もかなり心配である。


健康第一。これにつきる。



対面での授業や講義はもちろん楽しい。学会や研究会も対面でやりたい。でも、健康を失ったら元も子もない。


早く始まった北海道では、すでに学級閉鎖がでているなんてニュースもあるらしい。これで大学ででないなんて思う方がおかしいと思う。


昨年の春のロックダウンまではいかなくてもよいが、人を減らすことは必須ではないかと思う。


大学の上層部も悩んでいることだと思う。敵はウイルス。分断ではなくできることを考えていきたい。






↓ブログランキング大学教育部門1位!!

クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月24日火曜日

メールを見ない日を作る?

さて、8月も後半。お盆休みなどは出勤はしていないが、仕事は次から次へと降ってくる。


メールを開くと仕事の依頼。しかも、その日に返信しなければいけなかったり、2、3日後には締め切りが待っていたり。


土日は多少メールが減るけれど、ないわけでもない。片付けても片付けても仕事が増えるイメージである。


いや、別に誰が悪いわけでもなく、いろんな仕事があったよいと思うのだけど。


しかし、物理的に時間と労力が足りない。そして、休みをもぎ取らないと、全然休めない。





毎年、12月〜2月が最も忙しい。3月になって一息つけるかと思いきや、卒業・入学の仕事に年度末・新年度の予算、そして学会に新メンバー対応と大忙し。


3月下旬になって、無理矢理1泊旅行くらいして2日間の休みを取る感じである。ちなみにこれは、土日も含めて2日間の休みという意味である。


今は一番楽な時期なはずなのだけど、ひっきりなしにメールがきて予定が埋まっていく。書き物が溜まっていく。ワクチン接種の日すら仕事予定である笑。まあ、接種前なのでよいけれど。。


このままだと、仕事をしないのは、ワクチン接種でぐったりする予定のワクチンの次の日だけかもしれない。うーん、なんだそれ・・・。


と、ここまで書いて、悪口のように聞こえてしまうかもしれないけれど、実はそれぞれの仕事は結構楽しい。研究はもちろんのこと、教育の仕事も良いものと思っている。


また、大学の仕事としてなぞなぞ作ったり、和文作ったり、いろんなHPを更新したり、大学の紹介動画を作ったり、取材受けたり(いっぱいあるな・・)と、それらもそれぞれ学ぶことがある。


さらに、通い始めたビジネススクールも、疲れるけれど、とても勉強になっている。


なにが問題かというと、心身が疲れてしまうことである。病んでしまうということではなく、あまりにも仕事が積まれていると、モチベーションが低下してしまうということである。


この対策のために、食事と睡眠は絶対に足りなくならないようにしている。

しかし、それでも、やはり仕事の絶対量が多い。

いろんなところで働いてなんとかモチベーションを維持している感じである。しかし、それもいつまで持つことやら・・

ということで、たまにはメールをまったく見ない日でも作ろうか検討中。


でも・・・・単に仕事が溜まるだけな気もするが・・・








そういえば24時間テレビだったらしい。ひとかけらも見なかった・・・貴ちゃんねるの24分間テレビはみた。。。

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月23日月曜日

1週間スタート。さてどこで働こうか。

さて1週間スタート。とはいえ、大学はまだまだ夏休み期間。


書き物が溜まっているが、一旦目を背けている(←なんだそれ・・)。


Zoomの発達のおかげで、働く場所が柔軟になってきた。


これまでは大学に行くことが必須だし、人とミーティングするには大学の部屋を用意するか、こちらから訪問しなければならなかった。


しかし、今の時代は必要なし。


今週も外部の方々とミーティングが入っているが、すべてZoomなど。非常に便利で助かる次第である。。


働く場所も大学と自宅と目黒オフィスの選択肢が。目黒オフィスは、共有スペースを一切使わずに利用している。はやくコロナがおさまってほしいけれど、まだまだ長期戦に違いない。


色々なところで働いて、なんとかモチベーションを維持している。


今週来週は少し余裕があるので、書き物を進めなければ。書き物はいろんな場所でやると捗る。ポスドク時代は、PCを持参してカフェ巡りをして論文を書いていた。スタバのコーヒーにどれだけお金を使っただろう・・(レシート持っていると、2杯目からは100円だったけど)。



大学にたくさん出勤しようと思ったけれど、少し減らそうかな。どこで仕事をするかを選択する時代になってきた。令和だなと思う。





場所を選ばずに働けるスキルは大事かも。。

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月22日日曜日

小中学校の夏休みの延長

神奈川県では、相模原市、川崎市、横浜市などで、公立の小中学校の夏休みが延長されるとのことである(正確な情報はご確認を)。


これは素晴らしい判断だと思う。


どう考えてもこれまでで一番悪い状況。いまロックダウンしないでいつやるのだという感じ。





すべてを閉鎖することはできなくても、小中学校はかなりクラスターがでているので、休みにするべきだと思う。


発表では8月いっぱいとのことだったので、正直まだまだ不十分。


さて大学の方はどうなるだろうか。大学は後期が9月下旬に始まる。なので、まだ判断は先送りなのだろう。


これまでの状況を見れば、現在の第5波で終わるとは思えない。とすれば、すでに感染が多い状況を想定してしまうのが良いと思っている。


講義も全部対面とか全部オンラインとか極端なものではなく、うまくハイブリッドにして、通学日数を減らすのが良いと思う(個人の意見です)。


会社にしても同じで、毎日とにかくいくのではなく、可能はひとは出勤を減らすことが重要だと考えている。


自分は監督業だし、後期は週1回必ず出勤しない日を作ろうかと考え中。また、今年度に作った目黒オフィスを増やすことも考えている。


ワクチンが完了し、また、もう少し下の年代にも接種が可能になると良いのだけれど・・。


それにしても、学生の頃、夏休みの延長って夢だった。。その一点だけは羨ましい。。


↓ブログランキング参加中!

クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月21日土曜日

言ってはみたものの・・・特許が大変な理由

昨日のブログは研究室選びのことではあるけれど、要するに特許の話。


新しい方々とのミーティングをするたびに、特許の話になる。自分で偉そうなことを言っておきながら痛感しているのだが、特許出しておいてよかった・・・。1つ、2つでは話にならなかったかもしれない・・・。





前も書いたかもしれないけれど、自分の特許出願は10件。登録が7件(外国を入れると8件)。


ただし、全部が同じ分野で取っているわけではない。なので、特許が「固まっている」かというと、必ずしもそうでもない(まあ、それなりには固まっているけれど・・)。


新しい特許出願の準備もしているので、これからもどんどん追加していかなければと思った次第。


でも、時間と労力が取られて結構大変・・・


また、特許の問題の1つは、なかなかアカデミックの世界で評価されないこと。アカデミックの世界はなんと言っても論文。成果は「査読論文とそれ以外」と言っても過言ではないくらい、査読論文が重要視される。


この方式が悪いとは思わない。はっきり言って、論文以外のものは有象無象で、信憑性が怪しいものも多い。また、特許出願の場合、なぜかやっていない範囲も書類に書く。


どういう意味かと言うと、例えば藻類の昆布の技術を開発したとする。そうすると、特に実験はなくても、同じ藻類であるノリやわかめにも使えるはずであるといった内容のことを、特許出願の明細書に書く。基礎研究者としては、やってもないのになにそれという感じである(ただし、特許登録の時にはぐっと範囲を狭められる)。


なので、アカデミックの世界で査読付きの論文が最も評価されるのは、正しいことではないかと思う。


とはいえ、実用化の世界では特許。応用を目指す研究者としては、両方を進めなければいけないので、この評価の違いがなかなか大変なのである。


特許のためには、大学の知財に説明し、弁理士と相談し、何度も書類を修正し・・といろんな作業が発生する。予算も発生するので、無闇には出せない。


こうして、年1つ、2つのペースで特許出願をしてきただろうか。やっと貯まってきた感じである。


ブログに書き起こすだけでも疲れてきたので今日はこの辺で・・・






研究室に入ると、特許や企業連携と関わることもあります。。

↓ブログランキングのクリックをお願いします。。


大学教育ランキング

2021年8月20日金曜日

応用研究をやっている研究室を見分ける方法

長い時間がかかりながら、応用・社会実装の道を模索している。

ビジネススクールの進捗


基礎研究者にとって、自分が完全に基礎研究でいくのか、それとも研究成果を生かして少しは社会に役立つこともするのかは、常に悩みの種である。


これにはいろんな考え方があると思うけれど、まず研究室の研究が完全に基礎であったとしても、それほど世間の風当たりは強くない。大学関係者のみならず、役に立たないからすぐにやめろと言う人は、それほどは多くない(いないとは言わない)。


一方、研究者として問題なのは、応用研究なんて全く目指していないのに、とりあえず応用研究を掲げることである。

こういうことを理由には、いくつかパターンがある。主なものが以下の3つ。


1)研究費を獲得するため

2)他の人が社会に役立つ研究をしてしまうと、なんか悔しいため

3)(少ないながらも)役に立たないことをしていると、馬鹿にしてくる人がいるため

という感じである。


人に流されて変に応用研究をすると、どっちつかずになって研究成果が挙がりにくかったりする。研究室のボスはよいかもしれないが、所属する学生やポスドクにとっては、成果が挙がるかどうかは、今後の生活をかけた死活問題である。


一方で、やはり研究成果を社会に役立てたいという思いを持っている人は少なくない。なので、うまく応用に繋がればそれにこしたことはない。


では、その研究室が本気で応用研究をやっているのかどうかを見分けるにはどうしたらよいだろうか。


1つのやり方は、「研究室で特許をどれくらい持っていますか?」と聞くことである。


ブログを読んでいたらご存知かもしれないが、起業に向けてスクールなどに通っている


起業に向けた話では、必ず研究成果の知財化について聞かれる。ようするに、「特許はどうなっていますか?」という質問である。


こんな時に「いえ、全部論文です」とか「特許出願が1件だけです」とかだと、話はそこで終了と言っても過言ではない(よほどすごい特許とか、ダイレクトな製品化につながるならば別)。


1つ2つの特許ではなく、複数の特許を積み上げていって、やっとさあどれくらい守れるかなと考え始めるレベルである。


なので、本気で応用を目指すならば、当然知財戦略も進んでいるはずである。もし知財が全然ない場合は、本気で応用・社会実装は目指していないことがほとんどである。


そして、こういう時の言い訳に「いや、社会に広く研究成果を使って欲しいので、特許は取っていません」だったら、さらに注意である。




なぜって、特許は金儲けの道具ではなく、自分の領域の研究成果を守るものだからである。このブログでもしばしば書いているように、特許出願はディフェンスである。社会に広く使って欲しい場合は、出願で終わらせれば、他の研究者が特許を取ることができない。一方、その技術を使っても他の研究者たちは、お金を払う必要もない。実際に公的機関が出願で終わらせることもよくある。


ということで、上の返答をする場合は、たぶん特許のことをよく知らない場合が多い。もちろん、技術によってはあえて特許を取らないこともあるが、1つも取らないということは少ない。なので、全然特許がない場合は、最初にあげた3つの理由からなんとなく応用を掲げてみたという場合が少なくない。研究者も感情で動く人間なのである。


正直特許のシステムは難しくて、自分も2013年に初めて出願してから、少しずつ学んでいる状態であるので、偉そうなことは全然言えないが・・。


このように、別に大学の研究室なんて基礎でも応用でもどちらでも良いと思うのだけれど、応用の看板だけ掲げている場合もあるので注意である。これを見分けるには、特許について聞いてみると明らかになる場合があるというのが本日のブログである。


秋になれば自分の所属する研究室を考え出す学生もいると思うので、少しでも参考になれば。ただし、応用志向でもいきなり製品化を目指すのはお勧めしないけれど・・・。。




特許本当にむずかしい・・・

↓ブログランキング参加中!クリックのご協力をお願いします


大学教育ランキング

2021年8月19日木曜日

ビジネススクールの進捗

このブログでも書いているように先月末からビジネススクールに通い始めている。そのうち、公式HPからもこの件は報告する予定。

ビジネススクールに通い始めます。


コロナの拡大に伴って、授業はオンライン。基本的には土日にあるので、こちらとしてはオンラインで助かっている。





まだ2回の講義が終わったところ。しかし、1回の講義は10時から17時まで。昼休みが1時間あるので、1日6時間の講義となる。なかなかハード。


これに加え、メンターの方々との個別相談が始まっている。


※申し訳ないのですが、講義についても個別相談についても守秘義務があるので、ブログで内容は書けません・・


これらの講義や個別相談に加え、本当ならば、来月合宿がある予定。しかし、どうだろう・・。今の感染状況ではおそらく合宿はないのではないかと思っている。


それにしても最近、企業の方々と話す機会が多い。アカデミックと企業の方々との比率で言うと、1:4くらいで企業の方との話が多くなっている。大学関係者とあまり話していない・・学会もないし・・もう学会全部退会しようかな・・・と思うくらい、あんまり学会に所属している意味を感じていない・・笑


ビジネススクールに限らず、企業の方々とのお話は続いている。今週は2件。常に色々な方々と話をしながら研究を進めている。


いずれにしても、コロナ禍でも着実に一歩一歩。スクールが終わる頃には成長できているだろうか。。







ビジネススクールに興味のあるアカデミックの人は多そう。

たまには有益な情報も発信していきたい。。応援のクリックをお願いします。。


大学教育ランキング

2021年8月18日水曜日

コロナ禍で、無理矢理ポジティブな面を考えてみるNo.2

昨日の続き


コロナの状況は最悪だけれど、無理矢理ポジティブな面を考えてみた。無理矢理だけど・・。


家では、子供と接する時間がかなり増えた。もともと自分はかなり子供と接している方だと思うけれど(夜ごはんとか基本的に家で一緒に食べるし)、さらに増えた感じ。


1年前の春はロックダウンだったので、一緒に公園でサッカーしてお風呂に入ってというのが日課だった。大変な時ではあったけれど、良い思い出だと思う。





また、最近はすっかり自炊が増えた。前までは外食大好きな人間(今もまあ好きだけど)。でも、特に今は外食にいけない。


自分で作ってみると、案外そちらの方が美味しかったりする。そりゃ人件費がないのだからよりよい食材使えるし、使い回しの油などでもない。野菜や肉も国産買うし。


自分で作ったものになれてしまうと、たまに食べるチェーン店のものが気持ち悪くなってしまう場合もある。よくないものを使っていると体が受け付けなくなる。食べ続けてしまうとなれてしまうのだろう。自炊が増えたことは、健康にも家計にも良いと思う。


ということで、あんまりないが、もはや前向きに考えるしかないのだろう。。仕方なし。。早くワクチンが行き渡りますように・・




コロナ早くおさまれ・・・旅行も出張も全然できない・・・

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月17日火曜日

コロナ禍で、無理矢理ポジティブな面を考えてみるNo.1

まだまだ続きそうなコロナ禍。続くどころか、若年層へのワクチンを急がなければいけない状況になってきてしまった。これまでは感染しなかったような場所でも感染するようになってしまったようである。


ワクチンが行き渡ったとしても、どう考えても元の世界に戻るとは思えない。なので、適応していかないといけないのだろう。


くよくよしても仕方がないので、現状を把握。コロナ禍で昔よりも良くなった点、ポジティブな点を考えてみる。


仕事面でいうと、なんといってもリモートワークの普及が大きい。これまでは、なんとなく対面だったものが、ZoomなどのオンラインでOKになった。


リモートワークの普及により、子育てとエコの面はとても良くなったと思う。




例えば仕事の出張は激減した。数日間海外に行くとなれば、その前後も結構つらい。また、出張中は当然相手に子育てを押し付けることになる。海外出張は行ってしまえば楽しいし、絶対良い経験なのだけれど、そのたびに疲弊する。


帰ってきてから体調を戻したり、たまった仕事を片付けるのに1週間以上かかる感じである。こうしたことが、リモートワークの普及でなくなったのはとてもありがたい。


また、移動が減れば、当然エコでもある。輸送にかかる燃料や、直接の会議ならば用意されていただろう紙の資料などもなくなった。


前の学期は、オンラインでのレポート提出、期末試験課題だったので、これらに消費する紙もなくなった。


農学部だし、環境バイオテクノロジーと名のつく研究室なので、こうしたエコはとても嬉しく思っている。自分の場合は、今後は全てレポート提出をオンラインにしようと思っている。


No.2につづく。





ブログランキング参加中!大学教育部門第1位!

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月16日月曜日

ブログもビジネスは持続性?3ヶ月坊主にならない

お盆休みになぜかブログのアクセス数がいつもの2〜4倍に増えている。


前の1日のアクセス数は、100~200。現在は、平均200〜300くらいに増えている。7月は1日300アクセスくらい。長く続けると、だんだん増えてくるものらしい。


ここ3、4日のアクセス数は、500〜800。ずいぶんと増えている。


自分のブログは、大学の先生のものだからか、通勤・通学時に見ている人が多いのではないかと予想している(根拠はなし)。なので、平日の方がアクセスが多い。


このお盆休みは珍しくアクセス数が多い。

ちなみにこれらの記事のアクセスが多い。

実験系の研究室だけれど、方向性を考える時かもしれない。

研究予算は人件費へ。これ一択。


ビジネスでも長く続けていくと、それだけで信頼度が上がるというのは有名な話。


ブログとかYouTubeも、最初はすごい勢いだのだけれど、だんだんに更新頻度が減って、3、4ヶ月でやめてしまうというのが多いパターン。


3日坊主ならぬ3ヶ月坊主と言えるかもしれない。


続かないで3ヶ月で辞めてしまうのだったら、最初の更新頻度を減らして、長くやった方がよいのである。





自分の毎日更新は、ちょっとやりすぎな気もするが・・。会社を作ったら忙しくなるかもしれないので、そしたら更新を減らすかもしれない(まだまだ先の話だが・・)


それにしても、出かけることもできないし、外は雨が続いているし、寂しい夏休みである。。ということで、みなさまの少しの時間を埋めるためにもブログを書いていきます。。(有益なことが少ないが・・・)



なんか急に涼しくなってきたので、みなさま体調にはお気をつけください。

↓ブログランキングのクリックをお願いします!


大学教育ランキング

2021年8月15日日曜日

研究室の人数を調整?先生が一番・・

また1週間が始まる(今日は日曜日だが)。先週は停電や断水だったので、強制的にラボにはいけなかった。


まだまだ夏休みなので、研究室に人は多くはない。しかし、だんだんと活動は始まっていく。


研究室のコロナワクチンの状況としては、家族やアルバイト先の職域接種で受けることができた人が、2回目が終わっている状況である。


他の人はなかなか受けられなかったが、こちらの大学関係者向けのワクチン接種のおかげで、だいぶ多くの人が1回目を受けられたようである。自分も先週のはじめに受けてきた。

ワクチン接種1回目終了。副反応は?


本学でも、どうやら職域接種が9月1日くらいからはじまるらしい。ありがたいが、遅い・・・。結構多くの人が、上の大学関係者向けで8月中には1回目を受けられる状況だった。逃した人たちに対してはありがたいが・・・。


中学生、高校生なんかはまだ受けられていないことも多い。なので、できればこちらの職域を家族にも開放してほしいのだけれど。厳しいのだろうか。


9月1日から第1回が開始で、そうすると、第2回目が3、4週間後。


・・・2学期に間に合わない。まあ、やむを得ないのかもしれないけれど、これでよいのだろうか。


春学期は、学生実習は完全に普通に行った(マスクなどはもちろんした)。しかし、今回はデルタ株が蔓延している。これまでの対策で乗り切れるかがちょっと微妙だと思う。コロナ手強すぎ。


気分を変えるために作った目黒オフィスの運用も考え中。


6、7月くらいに順番で、気分転換のために学生たちを呼んで会議をはじめていた。しかし、今は学生を呼ぶのを休止中(自分とスタッフは使っている)。責任があるので・・


目黒オフィスでは、ランチも美味しいレストランで奢っていたのだけれど、この2週間くらいは、すべてテイクアウトに切り替えている。うーん、本当に悩ましい。


いずれにせよ、春までのマスクをしていれば大丈夫な状況から変わってしまった。今はまだ研究室の人数が少ないから良いけれど、そのうち人数調整をしようか検討中。



先生は、株の構築や管理および研究相談なので、一番いらないかもしれない笑。。週2回くらいの出勤にしようかな・・







他大学では、後期はどのようにするのだろうか・・。ほとんど対面?

↓ブログランキングに参加中です!クリックのご協力をお願いいたします。


大学教育ランキング

2021年8月14日土曜日

何もできないお盆休み。1年前は何をしていた?

本当に何もできない夏休み。コロナの状況はいままでで一番悪くなってしまっている。


コロナの騒動が始まり出したのは、2020年の1月から春にかけてくらいから。2月までは卒論・修論発表会を対面で行っていた(飲み会は中止だったが)。


それから1年半が経過した。


そういえば、1年前の夏休みってどうしていたのだっけ?と思い出してみる。

明日はレポートの〆切!


あれ、8月21日がレポートの提出日?!そんな予定だったっけ?


確かに、その後の週は、ひたすらレポートの採点をしていたようである。


また、いつものことながら論文作成に勤しんでいた。結局去年もどこにも行けず。悲しい限りである。

8月は研究を進める季節。論文をたくさん投稿。


今年も論文はあるし、ビジネススクールにも通い始めた。科研費がこの時期になったし、結局仕事は山積みである。。


唯一、学会発表系の仕事が減った。


去年はスペインの国際会議のオンライン動画とかを作っていた気がする。


でも、正直、オンライン学会は全く効果的ではない印象・・。やらないよりは遥かに良いとは思うが、モチベーションをあげにくい。。


週末は気温が結構下がってきた。来週の中盤からまた上がるらしい。体調には気をつけなければ。


昨日は久しぶりに出勤(目黒オフィスだけど)。ずっと自宅で仕事だったので、ちょうどよかった。同じ場所でモチベーションを上げるのはとても辛い。





ただ、こんなコロナの状況なので、目黒オフィスも学生を積極的に呼べなくなってしまった・・少し我慢。。


特に、自分のように、卒研からおよそ20年が経過し、パーマネントポジションをゲットしてしまうと、研究すればするほど、時給が下がる(給料はかわらないので)。この矛盾がとてもつらいところで、なんとモチベーションを保たなければならない。場所を変えるくらいはしないとなかなか持たないのである。。


全然取り留めもない話になってしまったが、今日も自宅でお仕事タイム。。




コロナすごいので、感染にはお気をつけください。。

↓ブログランキング参加中!クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月13日金曜日

実験系の研究室だけれど、方向性を考える時かもしれない。

うちの研究室は、微細藻類を使った代謝工学や物質生産、そして、酵素の生化学などを行っている。


当然、実験室での実験が、研究のメインとなる。


実験に囚われずに論文などを進めるようには伝えているけれど、まずは実験データが必要なので、とにかく実験が必要である。


しかし、コロナが長引いている。今の状況に比べれば、去年は楽だったとさえ言える。それくらい、状況が悪化してしまった。


2、3ヶ月すれば、ワクチンはきっと研究室のメンバー全員に行き渡ると思う。


しかし、デルタ株はそれだけでは厳しそうな状況である。


こうしたことを考えると、研究における実験の割合を減らす時なのかもしれない。





実際、ついつい実験から入ってしまうが、デスクワークでできることはいくらでもある。


自分が扱っている酵素や遺伝子の配列を他の生物と比較したり、系統樹を作成したりできる。また、遺伝子座(その遺伝子がどのような場所にあるか)も大事な情報である。


その遺伝子のプロモーター情報なども当然重要だが、多くの場合は調べずに、実験に進んでしまったりする。


さらには、AlphaFold2のおかげで、構造予測までできるようになってきた。


こうした仕事を増やして、実験ではない作業をするべき時なのかもしれない。もちろん、実験が主体なのは変わらないが、少し考えなければいけないと思う。


もともと自分も、「研究費が全然なくなった時にはこんなことをしていよう」などと考えていた。今はたまたま研究費があるが、そんな時もあると思うので、いろんなことに備えておくのは良いと思う。


なんにせよ、健康第一。研究のアイデアで乗り切りたいと思う。





みなさま健康にはくれぐれもお気をつけください。

↓ランキング参加中。クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月12日木曜日

研究予算は人件費へ。これ一択。

日本の研究力低下が嘆かれて久しい。10年以上前から言われ続けていたけれど、なんか奇跡が起きて日本人すごいみたいなことになるのではという謎の淡い期待があるらしかった。


しかし、現実は甘くない。


コロナワクチンは、欧米が開発し、やや成績は落ちるものの、中国も作っている。ロシアのもあるが、日本のものはない。そもそもmRNAワクチンという普段は超役立たないものに投資をした欧米の勝利である。


こんな状況でも、特に研究開発に力を入れようという感じにはなっていない。オリンピックにはじゃぶじゃぶ予算を注ぎ込んだのに・・。


文句を言っていても仕方がないので、やれることを1つずつ。


予算の全体の枠を増やすために、起業などの道を模索している。


また、全体の枠が同じ場合には、予算の使い道が大事である。


予算を何に使うべきかといえば、自分の中では人件費に使う一択である。


これまでの経験上、大型機械とかを個別に買っても、全然動かせずに終わることが多い。


どこかに集約して、共同利用するのが一番である(ただし、共同利用の体を取りながら全然やってくれなかったりすると最悪なのだが・・)。


そして、研究に使う試薬や消耗品などはとても高い。しかし、色々な節約方法があって、頑張れば結構節約できる。時間や労力が取られてしまうものは微妙だが、無意味に使い捨てているものもあるので、そういうものはやめたほうが良いと思う。


こうした努力をして、研究費は人件費に費やすべきだと思っている。


うちの研究室では、ポスドクやテクニカルスタッフがいるが、これはこうした方針によるもの。


大型機械は全然買っていない。ここ3、4年で買った一番高いものは、300万円台の分析機器。これまでに1000万円を越える機器は、実は一度も買ったことがない。某研究所にいて、全然扱えていないことがわかったので。


ということで、なるべく人件費に使い、それも安定的にできればと思っている。しかし、現実にはすべて単年度契約。研究予算は保証されるものではないので、年度を越えた口約束はしてはいけないことになっている。うーん、本当に悩ましい・・。



いや、動物の写真に意味はないのだが・・・


とりあえず、1つ1つ仕事をこなしていき、社会実装で研究予算を増やして、人件費につかえるように頑張ろう。



↓ブログとかアリフィエイトとかで稼ぐのはやめましょう。。無理です。。

こちらのランキングも無料です・・。


大学教育ランキング

2021年8月11日水曜日

天気もコロナも荒れ気味。救急車も来ない?

しばらく台風の影響か、すごく荒れた天気だった。そのあと、昨日は、今年最高の暑さ。


一昨日にコロナワクチンを受けたせいなのか、天候のせいなのかがいまいち判然としないのだけれど、今日も朝からちょっと頭痛がする。腕の痛みもまだ残っている。噂に聞いていたコロナワクチンの副反応。まあ、仕事できるし、ご飯も作れるくらいだし、全然余裕である。


コロナの状況は芳しくない。デルタ株が蔓延している。なんと手強い病気だろうか・・。今の首都圏は、救急車も来るかわからない状況らしい。怪我や病気に気をつけなければ。1年以上こんな状態が続いているが、まだまだ続きそうな予感である。


ワクチンが行き渡れば、秋学期から大丈夫かと思っていたけれど、正直、だいぶ対策をしなければいけない気もしている。


会議などはすっかりZoomになっているが、もう恒久的にZoomで良い気がする。


また、春学期の講義は、対面とオンラインのハイブリッドだったが、こちらも恒久的にハイブリッドで良い気がする。新しい時代になったと思うしかないだろう。


それにしてもどこにもいけない。外食も控えている。自宅で色々作っているが、早くもネタ切れ。





簡単で美味しくて、いつもと違う味のレシピはないだろうか。。。だんだんと同じ味に収束してきてしまう。。


でも、自炊した方が体の調子はとてもよい。。懐にも優しいので、時間がある時はおすすめ。




夏に入り、ブログアクセスも減り気味。おそらく、通勤通学で見る人が多いと予想。。

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月10日火曜日

ワクチン接種1回目終了。副反応は?

周りは結構ワクチンを受けているが、自分のところは結構出遅れている。本学の職域接種もまだ来ない。


そんな中、予約がとれたこちらの大学関係者向け集団接種を受けてきた。


副反応に備えて、あらかじめたくさんご飯を食べ、ゼリーなどの食べ物を買っておいた。また、接種前後に水分もたくさん接種。解熱剤もあるので、万全の体制。


予防注射自体は、とてもスムーズに受けられた。医療従事者の方々には本当に感謝。大学生と思われる学生もたくさんアルバイトをしていた。バイトとはいえ、本当に頭が下がる。


また、学生たちもおしゃべりをせずに粛々と列に並び、注射を受けていた。社会システムがうまく組まれて流れに乗ると、日本人って強いなと思う次第。






帰りに体温計を買い、準備は万端。


熱を何時間か置きに測ったが・・・・


平熱。。


腕も、ちょっと痛いくらい。


1日経った今日もまあ、ちょっと痛いかなくらい。


ただし、夜中に頭痛があったので、頭痛薬は飲んだ。ただ、気候が台風っぽかったので、そっちのせいかもしれない。


今の状態は、うーん、頭痛がちょっとあるかな?くらい。


食欲は万全。。今日仕事と言われても全然問題ない状態である。


嬉しいが・・・・・ひょっとして・・・・・歳取っているだけか・・・・いや、たまたま副反応が少なめな体質なんだ・・・きっとそう・・・そうに違いない・・・


ということで、無理矢理前向きに考えよう。


全くどこにも行かない夏休み。まあ、のんびり・・・・仕事をしよう。


はやくワクチンが広がりますように・・小学生にも認可したほうが良いと思うのだが。

↓ブログランキング大学教育部門1位!クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング

2021年8月9日月曜日

1年で最も休める1週間の仕事量は?

昨日は、科研費の書類を書いていた。


なんか突然やる気が出て、1日でとりあえずすべての項目を書き切った。これから推敲していくのだけれど、一通り書くことができてとてもよかった。


今週はお盆。大学は、停電などのメンテナンス期間。1年で最も休める週である。


なんだけど・・・・


科研費書類をさっさとこなした理由は、そんな週でも仕事があるから。


今週の仕事を列挙すると、

○1日は出勤、某社とオンライン会議

○ビジネススクール(10~17時)

○M1 Nさんの日本語解説記事の添削

○M2 Mくんの論文初稿(が週末に来るはず?

○査読1件

○10月くらいに締め切りの英語総説の要旨作成

が最低限のノルマ。


・・・いや、多すぎ。



ということで、科研費の書類などはさくっとこなしていかなければ詰んでしまうから頑張ったというだけだった。


昨日はさらに、中高生向け新聞のなぞなぞも作成して送る。


大学の准教授だし、なぞなぞとか作成して、さぞかし割りの良いバイトなんじゃないかと思うかもしれないけれど・・・・



・・・・0円です。



・・・せめて1,000円くらいくれてもいいと思うんだけど・・・笑


なんかいつも無償の仕事を振られる体質にある。前職からこういう感じだった。。


ブログがいつの間にか単なる愚痴になっている気がしたが、まあ、1つ1つこなしていこう。上にあげた仕事はあくまで最低限の仕事。メールがきたら仕事が増えていくことになる。。



↓ブログランキングも1円ももらえません。。。でも、クリックをぜひ。。


大学教育ランキング

2021年8月8日日曜日

パソコンが使えるの定義は?

昨年度から一部アシスタント業務を担当してくれる人を雇用している。


さすがに事務仕事が激しくなってきて、一部の仕事を担ってもらっている。完全に事務仕事だけではないのだけれど。


当たり前だけれど、事務仕事ではパソコン(PC)での作業が必須である。紙媒体での仕事も多々残ってはいるけれど、PC作業の方が多い。


なので、当然事務職にPCのスキルを求めている。


自分のように、40代前半で「PCが使えます」と言えば何かといえば、Word, Excel, Powerpointなどが使えて、メールやネット検索ができるという意味だった。


プログラミングなどができる場合は、別途個別のスキルとして記載するのではないかと思う。


しかし、正直最近は、PCが使えますと言える要件が厳しくなっていると思う。





うちでもPCが使えるとは何かというと

1. ホームページの編集ができる(単にできたものを更新ではなく、きれいに装飾したり、場合によっては1から作れる)


2. 動画の編集ができる


3. SNSやクラウドなどウェブ周りの管理ができる(サーバー管理ではなく、適切なサイトを見つけて、手続きをしたり、メンバーに使い方を教えたりすること)


あたりが必須になってきていると思う。うちらの世代だと、もっと上の世代がメールやOfficeの操作で苦労していてやれやれだという発言が多かったが、じつはもっと若い世代の人たちが、上の1〜3を当たり前のように使えるようになっている。


なので、Wordとかパワポだけ使えて満足していると、いつのまにかPCが使えない人扱いされてしまっている可能性もある(そういえばさっきからPCと言っているが、別にタブレットでもスマホでもいい)。


ということで、PCの基礎スキルがだんだん上がっていることに留意しなければ、どんどん仕事の範囲が狭くなっていくと思う。


遊びでもいいので、余裕があるときに上のことをやっていくと、汎用的なスキルになると思う。プログラミングとかHTMLとかを扱う必要は全然ない。


他にも簡単なアプリ作成など、最近はいろいろなことができる。時間の使い方なので、無駄にやる必要はないと思うけれど。。







ブログ、ツイッター、インスタなど、SNSもそれなりに慣れておいた方が良いと思う。。

↓クリックのご協力をお願いします。


大学教育ランキング