10月1日付で、准教授から教授に昇進した。
事務手続き的なものもあるので、昨日関係各所に連絡した。研究室にも全然伝えていなかったので、スタッフや上の学生に言っておいた。
事務の方やスタッフなどからおめでとうございますと言われたのだけれど、ひとかけらも自分が嬉しそうではないので、困惑させている。
実際、興味なし。
研究スペースが広くなるとか、人が雇えるとかだったら多少は嬉しいかもしれないけれど、何も変わらない。なんか多少聞こえが良くなるくらい。企業との交渉には少しは使えるかもしれない。いや、少しである。
じゃあなんでと言われるかもしれないが、いくつか思うところがあっての人事。社会実装などに向けた戦略的なものである
手段であって目的ではない。
だいたい、皆若い頃はこうしたポストがどうだとか考えるのではなく、仕事の中身、研究の内容が一番と高らかに謳っていたはず。
ところが、いつの間にやらしんどい日々に押されて夢は萎み、ポストがどうだとか研究費がどうだとかの話題ばかりになってしまう。いつの間にか、大きな目標である生命現象を解き明かしたり、研究成果で社会実装するなどの挑戦に言及しなくなる。
これは年齢が上がった人だけでなく、夢を持って研究を始めたはずなのに、いつの間にやら就活で有名企業に入って看板を獲得したら満足して終わってしまう学生も同様である。会社に入って会社の看板がデカくなると、まるで我が物顔のように態度がデカくなってしまう人もいる。
ちょうど最近結果が出た学振だって、手段であって目的ではない。学振で生活基盤が支えられれば、研究に打ち込めるというもの。例えば、実家がめちゃくちゃお金持ちだったら、別に学振なんて気にせずに研究に打ち込めばよい。
研究は実力主義。
論文を書かない教授より、すごい論文を書いた大学院生の方が上。価値観は色々あるだろうが、自分はこの実力主義の世界を気に入っている。
ポストは手段であり目的ではない。手段を目的化しないようにブログでもしっかりと書いて覚えておきたいと思う。
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