2021年7月31日土曜日

東京都の大学関係者向けワクチンのお知らせ

7月も今日で最終日。


デルタ株の出現でコロナは再度拡大中。これまでで一番ひどい状況になっている。





東京都の大学関係者向けワクチンがこちら。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronavaccine/univ.html

先週火曜日に始まったが、一旦中止。しかし、また明後日から再開するらしい(正式な情報は公式をご確認を)。


東京都に関係していれば幅広く受けられる。


東京都在住で他の県の大学に通っていてもいいし、逆に他県に住んでいて東京都の大学に通っていても良い。


教職員の定義も、任期付きや契約社員なども全て含めるとのこと。なので、幅広く受けることができる。


当然知っているのかと思ったら、周りの人は全然知らなかったらしい・・・研究室で周知すればよかった・・。同じキャンパスの先生たちも知らない人が結構多かった。


過去のことを言っていても仕方ない。自分も試し、予約には時間がかったが問題なく接種予約ができた。


14時に開始して、ウェブ上で待ち時間になり、18時半くらいに予約可能になった。別に電話をかけ続けたり、クリックし続けたりするものではないので、ブラウザを開いておくだけ。


ただし、間違えてブラウザを閉じてしまうと1からやり直しになってしまうので、PCとスマホなど、複数のブラウザで開いておいた方がよいかもしれない。


明後日からまた再開するので、研究室メンバーにも周知しよう。





かなり気をつけて、外食をする場合は大丈夫そうな店のみにしているが、しばらく外食そのものもやめた方がいいかもしれない。。

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2021年7月30日金曜日

7月も終わり。コロナがすごい。。

あっという間に7月30日。


コロナが激増中。。



参った・・・。


全然出張ができない。今年の出張はもう諦めようか・・。


まだ知り合いにはコロナ感染者がでていないけれど、そろそろ出てくるかもしれない。だいぶすごくなってきた。


ミーティングなどはたくさん入っているのだけれど、なるべくオンラインに切り替え中。少しでもお互いのリスクを減らさなければ。


幸い大学は学期が終わったところ。テストもオンライン形式が多いので、密になることは少ない。あとは研究室での感染に気をつけたいところ。


食事にさえ気をつければ、研究室は生物学的にはめちゃくちゃ綺麗である。。もともとエタノールで拭きまくっているので。今多くの人がエタノールで丹念にいろいろなところを拭いていると思うけれど、研究室ではあれが日常である。。


さて今日は研究室メンバーと研究相談の予定。仕上がり具合はいかに。。





皆様も感染にはお気をつけください。。

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2021年7月29日木曜日

ビジネススクールに通い始めます。

明治大学に着任して7年目に入った。毎日の業務をこなしながら過ごしてきた。あっという間の月日。


ブログでいつも書いているように、毎日とても忙しい。

大学教員の業務はどこまでか?


なので、無理にでも飛び込まなければ、何か新しいことを始めても中途半端に終わってしまう。


ということで、新しい挑戦を。


Kawasaki Deep Tech Acceleratorに採択されました。

https://www.ksp.co.jp/service/acceleration/kawasaki.html


なにそれ、美味しいの?という感じのタイトル。


なにかというと、要するにアクセレレータープログラム。アクセレレーターは起業後の加速支援。ベンチャー支援である。



Kawasakiという名前がついているだけあって、川崎市に関係していないと応募できない。


生田キャンパス・・・・


川崎市多摩区


ありがとう。。。生田は明治大学の4つのキャンパスの中で、1つだけ神奈川県にあるキャンパス(他は全て東京)。いつも自虐ネタに使われている。。今回は生田のおかげで応募できた笑。


自分の場合はまだ起業をしていないので、正確にはアクセレレーターではないのだが、今回のプログラムは、起業前の人たちも参加できることになっていた。なので、背伸びをして応募して、今回採択された。


よくある研究グラントではないので、研究費がもらえるわけではない。


これに採択されると以下の特典がある。

○事業計画をメンターと相談しながら作れる。ピッチコンテストのように、製品・事業のアイデアを練っていける

○無料でビジネススクールに通うことができる

○人脈を形成することができる

早速今週からスクールが始まる。コロナなので、オンライン受講もできるらしい。大変ありがたい。。


ただし、1回の講義は10時から17時を予定している。


・・座っていられるかな・・・笑


いずれにせよ、新しい挑戦。大変にはなるけれど、頑張ろう。何歳になっても成長することは忘れない。


・・・その前に期末の採点を終わらさなければ・・・・。





挫折せずに起業までたどり着けるか!?頑張る、絶対、、多分、、

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2021年7月28日水曜日

期末テストの採点はいつ?

昨日が期末テストの締め切り日。本来の期末テストの日であったが、期末テスト課題としてオンライン提出になった。


本日は期末テスト課題の締め切り日!


期末テストがあれば、当然その採点と得点集計となる。学期末である。。


今日から採点を行うのだが・・・。


大学教員には採点の日など用意されていない。。



なんのことかというと、他の仕事ががんがん入ってきて、期末テストの採点なんて全く考慮されていないということである。。。笑


今日もオンラインであるけれど、外部の会議に参加する。多分4時間くらい。


明日以降も、多い日だと、なんと1日で6〜8時間の会議の日もある。


週末には研究室の学生との研究相談が入っているし、他にもメール一本で結構重めの仕事が学内外から入ってくる。


どの仕事もそうなのだけれど、基本的には締め切りだけあって、試験期間みたいに仕事をする時間が確保されないのである。。


強いて言えば今日だけは余裕があるのだけれど。そして、余裕がある日という意味は予定がないのではなく、オンライン会議が4時間くらい入っているのである。。うーん、辛い。。


ということで、単なる愚痴みたいなブログになってしまった。。仕事をする時に、相手が時間を確保してくれると思ったら大間違い。自分で無理矢理時間を捻出していくのが、仕事の一環という話でした。






時間の使い方を学ぶのは、研究室の勉強の1つ。

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2021年7月27日火曜日

本日は期末テスト課題の締め切り日!

本日は、担当する講義2つの期末テスト課題の締め切り日!


※画像に意味はない・・・


昨日も書いた通り、現在期末テスト週間

今週は、期末テスト週間。。


締め切りに遅れると提出できない設定にしてあるので、お忘れなく。


こちらも減点や単位不可などはしたくない。でも、平等にしなければならない。遅れてもおまけしてしまったら、ちゃんと時間通りに提出した人はなんだったんだとなってしまう。


ということで、とにかくみんなが忘れずに提出してくれると一番平和なので、ぜひ時間通りに提出を。


全然関係ないが、東京オリンピックは金メダルラッシュ。はじまったらはじまったで盛り上がっている。。世論っておそろしい。


こんな感じなので、気を使って他人の意見に流されても、相手はそんな意見を言ったことすら忘れると思う。時には自分の信じた道を突き進むのが大事だなと思う。


さて、今週から新しいことを始める予定。ブログで書くには量が多そうなので、また改めて。勉強始めなければ。。






まさか卓球で金メダルを取る日が来るとは・・・。おめでたい限り。。

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2021年7月26日月曜日

今週は、期末テスト週間。。

さて、なんだかんだ盛り上がっている東京オリンピック。しかし、コロナは爆増中。気をつけながら仕事をしなければならない。


今週は期末テスト週間。





とはいえ、対面でのテストはかなり減っている。


自分の講義も対面での期末テストではなく、期末テスト課題になった。

期末テスト(課題)の配信!


今学期は、対面テストは限られた講義のみででき、かつ、もしコロナが心配だという学生がいた場合は、その学生に対しては別の課題を出さなければならない。


対面テストと別課題を平等に評価するというのはとても難しい。研究室選びや奨学金などもあるので、平等に評価するというのはとても大事である。なので、自分的にはテストと課題の併用は難しいと感じた。このため、期末テスト課題にすることにした。考えるまでもなく、決定した。


日曜日でやっと学生実習の採点が終わった。良いペース。かなり疲れた。。自分の講義の提出日は明日。また採点祭りがやってくる。。


講義や実習が、大学の先生の仕事として見えるが、これだけだと思ったら大間違い。論文とか実験の相談とか研究室での研究の仕事もあるけど、それだけでもない。もっといっぱいある。


連休中もいろいろ仕事が入ってきた。仕事を減らして欲しいところに、エクストラな仕事まで来た。さすがに不可能なものは断る。


そんなこんなで1週間スタート。コロナに気をつけて頑張りましょう。


最近ブログアクセスが毎日300を越えるようになってきました。。

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2021年7月25日日曜日

結局観ているオリンピック。レポート採点に適している

東京オリンピックが始まり、昨日は柔道を観ていた。そのほかにも、女子サッカーや3on3バスケットボール、水泳などをちらっと観ていた。





柔道は、男子が金メダル、女子が銀メダルを獲得し、観ていてとてもエキサイティングだった。


金メダルでは君が代が流れ、東京オリンピックで流れる君が代を初めて聞いた。とりあえず1つの目標は達した気がする。


女子サッカーは見ていたのだけれど、正直、あまり盛り上がらなかった。サッカーっていつも思うけれど、フィールドが広すぎる気がする。90分間で1点しかゴールが入らないって、素人は観ていて辛い。。


水泳や体操では、瀬戸選手や内村選手が予選落ちという波乱があったらしい。スポーツは残酷である。内村選手については、オリンピック前に発言で物議を醸した。集中できるような状況ではなかったのかもしれない。


家では、レポートの採点などのデスクワークを進めている。デスクワークはずっとは続かない。ちょっと採点をやってはテレビを観て、また採点に戻るというのを1日続けていた。おかげで採点がかなり進んだ。このスタイルは悪くない。。


それにしても、深夜ではない時間に競技をやっているのでとてもありがたい。バッハ会長の長い話で出鼻を挫かれたが笑、ぼちぼち観戦しながら夏休みを過ごせそう。

話が長い東京オリンピックの開会式


ただし、コロナが増えてきて、こちらは本当に厳しい。来週には学校関係者のワクチンの予約も始まるらしいので、もう少し辛抱して過ごしていきたい。





休日でも仕事依頼が次から次へと来る。。一昨日は酷かったが、昨日は珍しくあまりなかった。。

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2021年7月24日土曜日

話が長い東京オリンピックの開会式

昨日は東京オリンピックの開会式。


全然気づかずに1日を過ごしていたが、SNSなどで今日の夜に開会式であることに気づく。


夜8時過ぎから11時半過ぎの聖火の最終ランナーまで見ていた。





個人的には、最終ランナーは、最初に出てきた柔道の野村選手とレスリングの吉田選手がよかったが。だって、オリンピック3連覇なのだし。オリンピックとあまり関係のない人たちがでてきたのは、個人的にはちょっと疑問だった。


それにしても、バッハ会長の話は長かった。。13分間くらい話していたらしい。


中身も上っ面な綺麗事だけで、全然印象に残らなかった。


話が長いって致命的だなと再認識。ゼミでも注意していこう。。


ドローンの演出は素晴らしかった。最初はホログラフかなんかだと思っていた。あれはとても意外で美しかった。


その後も面白かったのだけど、途中が長かったので、観ているのが辛かった。途中の中だるみさえなければ本当に良かったと思う。


競技日程は全然把握していないが、まあ気が向いたらみよう。。


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2021年7月23日金曜日

コロナ禍で工夫している飲食店がすばらしい。

昨日は午前中に出勤。遅めの昼に研究室を後にした。


昼食を持っていなかったので、外食。でも、混んでいるところは嫌なので、さあどうするかと思案。


すると職員バスが到着する向ヶ丘遊園駅のやきとり居酒屋チェーン店がランチをやっていた。


すみれという店で、かなり色々なところにあるのではないかと思う。


前は確か昼はやっていなかったはず(多分)。


ちょうどガラガラだったので、ラッキーと思い、入る。


究極の大山どり焼き鳥重、税込1200円。


壺の中には明太子が入っていた。これはおかわり自由らしい。ランチとしてはちょっと高めだけれど、食べてみる。


・・・めちゃめちゃ美味しい。


焼き鳥のレベルがその辺のスーパーとは違う(当たり前か・・)。焼き鳥専門店と比べてもさらに美味しいと思った。とても香ばしい。味がしっかりとしている。


スープはおそらく鶏ガラだけれど、昆布の出汁の味もしたような気がする。ご飯の大盛りも無料だし、かなりレベルの高いランチだった。


コロナ禍で飲食店は大変だと思う。稼ぎになるアルコールも提供できない。しかし、こうした工夫をしてランチを始め、質の高いものを提供する。どんな商売であれ、創意工夫して頑張る人は素晴らしいなと思った。


オリンピック関連では、SNSにかじりついて、他人の粗探しばかりして引き摺り下ろしている話ばかりが流れてくる。こうした中、実際に頑張っている人は素敵だと思った次第。自分も頑張ろう。





生田キャンパス周辺にお店がほしい・・・。

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2021年7月22日木曜日

ライバル心を制御するには?

どのような社会でも、周りの人と自分を比べてしまうのが人間。


小学生時代から足の速さや鉄棒のでき、絵のうまさなどを比べ、中学生以上になれば偏差値や容姿などを比較する。



大人になっても、学歴やら資格やら会社名やら年収を比べ続けている。


研究者も科学のことばかり考えているかというと、全然そんなことはない。


誰々より論文が多いとかいいジャーナルが少ないとか、そんな話ばかり耳にする。表向きは「研究は中身が勝負」と言っていても、実際は出版した論文の数と論文雑誌の格を、人と比べまくっている人は少なくない。


ポストなどを争っている場合には、まあ、致し方ないかもしれない。周りの研究成果を把握し、自分の成果と比べることで自分のキャリアを計算することができるので、一概に悪いこととは思わない。


一方で、すでに身分が安定していても、延々と人と比べている人も少なくない。正直、比べてどうするのと思うのだけれど。


こうしたライバル心は、おそらく一生消えることがない。人と比べてしまい、心が落ち着かなくなるのは、きっと人間の性なのではないかと思う。


では、こうしたライバル心を制御するにはどうすればよいだろうか。


研究計画を立てる時、キャリアパスを考える時にいつも言っているのだけれど、それは「すべてが上手く行った時のことを考える」とよい。


例えば論文数とジャーナルの格で誰かと争っている人は、自分が、今抱えているテーマでNatureを出して、さらに来年次のテーマがすぐに当たってScienceを出してしまったとでも考える。いわゆる「研究の競争」では、きっと想定するライバルに勝つことだろう。


そして、その上で、何が起こるかを想像してみる。


上で述べたように、ポストや研究費を直接的に争っているならば、自分が採用されるなどの事象が起こるかもしれない。


しかし、実際にはそのように直接的に争うことは、そんなにない。ましてや安定した身分になったら、さらに少なくなる。


ようするに自己満足の問題で、なんか相手に勝つことをやらなければいけないと思っていたけれど、相手に勝ったところで何もなかったということに気づく可能性が高い。


ということで、子供の頃から体育やら勉強の偏差値やらで植え付けられた競争心を持ち続けていると、単に日々疲れるだけで、うまくいってもたいしていいことがないことが多い。冷静に考えればわかるのだけど、習慣化されてしまっているので、人と比べてしまうことから脱却することはとても難しい。


心の制御方法は色々あると思うけれど、本日はライバル心の制御方法でした。



過剰なライバル心。自分を高められればよいけれど、疲れることも多い。。

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2021年7月21日水曜日

正義の味方がいっぱいのオリンピック?

いよいよコロナの新規感染者数が増えてきてしまった。


東京は、火曜日にもかかわらず、1400人。先週よりも500人以上増えるという状況である。


そして、まさかの今週から東京オリンピック。


自国開催でこの盛り上がりのなさは、あまりにも悲惨。東京オリンピックが決まった時には夢にも思わなかった事態である。一寸先は闇である。


音楽家とか色々騒いでいるが、スルー。若い頃は、あれこれつぶやくコメンテーターみたいなものには、自分は絶対にならないと誓う人は結構多い。


しかし、残念ながら歳をとると行動はしないでコメントばかり呟く癖がでてくるらしい。正義の名の下に他人を叩いてそんなに楽しいのだろうか。そういう人たちは、また来週になったら他人を叩けるネタを探していることだと思う。いや、来週ではなく、今日も探していることだろう。



いずれにしても、自分は仕事がいっぱい。オリンピックどころではなく忙しい。夏休みが一番休めるはずなのだけれど、結構重い仕事が決まった。新しい挑戦なので、ありがたいことではあるのだけれど(そのうちブログで)。


横山秀夫の超有名小説「半落ち」で、「裁判官にはいじめは存在しない。なぜなら激務すぎるから」というものがあった(あの小説はかなりおすすめ。超名作だと思う)。


SNSで他人を叩いている人たちは、自分の仕事をすればいいのになと思う。


とにもかくにも今日も仕事を片付けていかなければ。。




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2021年7月20日火曜日

【重要】研究テーマは連続的にすべし

研究を進めて2年、3年も過ぎれば、最初の1つの研究テーマだけを進めていることは少ないかもしれない。


たまたまその研究テーマが大当たりして進めている場合もあるけれど、多くの場合は思った結果が出ずに2個目、3個目の研究テーマに進んだりする。また、同じテーマだったとしても予想外の結果が出て、方向転換・軌道修正していたりする。


こちらの方が当たり前で、全然考えずに最初のテーマを一心不乱にやっていることの方がかなり珍しい。


こうして、2つ、3つと研究テーマができることがあるが、非常に大事なことは、なるべくこれらの研究テーマを連続的にすることである。





ようするに、全く別のテーマのように見えたとして、それぞれのテーマに関係性があり、かつ、そのテーマに移ることが自然に見えるようにするべきである。知見を調べて、連続するように考えるべきと言った方が正確かもしれない。


なぜかと、連続的にすることで、片方の研究テーマが完全にネガティブデータだったとしても、それがポジティブデータとして蘇るからである。


テーマではなく、個別の実験に置き換えて、わかりやすい例を。


例えば

ある細菌Aに塩化ナトリウムを入れたら増殖がよくなる

ことを発見した。


この次の実験として、例えば

1)ビタミンCを入れても増殖がよくなることがわかった

2)塩化カリウムを入れても増殖が変わらないことがわかった

という(結果の)選択肢があったとする。


一見、1)の増殖がよくなることを発見した方が良さそうに見えるが、実際には2)の方が良いことが多い。


なぜかというと、1)の実験に進んでしまうと、

○塩化ナトリウム以外の塩でも増殖がよくなるのか?

○ビタミンC以外のビタミンでも増殖がよくなるのか?

○塩化ナトリウムで増殖がよくなるメカニズムは?

○ビタミンCで増殖がよくなるメカニズムは?

と、次々と疑問が沸き上がってしまう。なんかわからないけれど増殖がよくなりますでは、1つの研究成果としてはまとまりにくい。


しかし、2)のような一見ネガティブデータに見えるものの方が、塩化カリウムで増殖がかわらないならば、ナトリウムが増殖をよくする原因なのではないだろうか?となる。そして、ナトリウムに着目した実験が続くことになる。


これは1つの研究テーマの中での話であるが、研究テーマのレベルに置き換えても同じである。


片方の研究テーマで全然変化がなかったとしても、連続的ならば次の研究テーマで変化が現れた場合、後者の特異性というものが明らかになる。


なので、研究テーマの変遷はいろいろあると思うし、思いつきで進むことも多いと思うが、後付けでもよいので、それぞれのテーマが連続的になるようにするべきであると考えている。


自分の研究に入ってしまうとなかなか俯瞰的に見えなくなる。そんなときはまわりとディスカッションをしながら、自分のやっていることが大きく見れば1つであると言えるようにすることが、とても大事だと思っている。


本日はかなり真面目な話。研究室メンバーにも伝えねば。

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2021年7月19日月曜日

なぜレポート提出がオンライン派なのか?

今期のレポート提出の時期が終わった。今季は期末テストなども、多くは課題になったので、レポートなどの提出はこれからもあると思う。



レポート提出だけれど、コロナの前までは、うちの学科ではほとんど印刷して直接提出するオンサイト型だったと思う。


昨年のコロナから提出が難しくなったので、オンサイトだけではなく、オンラインでのレポート提出が増えた。


もともと大学のウェブ機能としてはオンラインのレポート提出もある。なので、以前でもオンライン提出はできたのだけれど、あまり使っている授業がなかったと思う。


昨年からオンライン提出に切り替えた結果、自分としては圧倒的にオンライン派になった。


これは完全に好みの問題なので、絶対オンラインは嫌だという先生もいると思う。好みの問題。


ではなぜ自分がオンライン提出がよいかというと、以下の利点があるからである。


○提出時間の記録が残る

採点に影響するので、提出時間はとても大事。オンサイト提出だと、遅れたように思えるが、本人は時間通りに出したと主張するなどのトラブルもなくはない


○ファイルの管理ができる

紙媒体だととにかく膨大な量になる。置き場も大変。


○添削が見やすい

これまでは赤ボールペンで書き込んでいた。しかし、大量に添削こなすので、もうしわけないけれど、字はかなり汚くなってしまう。これが改善


○レポートの返却が容易

これはうちの大学の問題かもしれないが、レポートの返却が難しい。返却するタイミングも場所もない。特に夏休みをはさんでしまうと困る。コロナでさらに困る。上級生になって研究室に振り分けられてから返却することもある。すごく困っているので、オンラインで返せるのはとても助かる。


○エコ&学生負担軽減

大量の紙の印刷がなくなる。学生の印刷費用の負担もおそらく少ない(おそらくPCやタブレットは持っているはずなので)。


ということで、自分はたくさんのメリットを感じている。


一方、オンラインが嫌な人は


●紙媒体ではないと読みにくい。眼精疲労で死にそうになる。


が一番大きな理由ではないかと思っている。これは正直よくわかる。なので、論文なんかはいまだに印刷してしまう。


好みの問題があると思うので、しばらくは講義や実習によって色々になると思う。あまりバラバラだとよくないと思うので、少しは統一感を出しながらとは思うけれど・・。





オンラインの良いところは今後も残したい!

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2021年7月18日日曜日

サラリーマン組織の最大の弱点

昨日の記事がだいぶ読まれていた。


大学教員の業務はどこまでか?


大学に限らず、誰がどのくらいの仕事をやるのか?これは誰の仕事なのか?というは、みんなが悩んでいて、思うところがたくさんあるのだと思う。





今の立場でもそうだけれど、「これがあなたの仕事です」と明言されないことも多い。明言されれば、ある意味では楽である。しかし、実際には誰の仕事でもなく、「あれ、これってよく考えれば自分の仕事かな?」なんてことも多々ある。


会社でも、(変な日本語だが)自発的に新人がやることになっている仕事も多いのではないかと思う。新人だけでなく、こうした曖昧な仕事は、実は年齢とともにだんだん増えていくような気がする。


月給で決まっているサラリーマンが主体の組織において、最大の弱点は、こうした曖昧な仕事をしても得をしないことである。


言い方を変えれば、曖昧な仕事を人にやらせてしまった方が自分の仕事が減り、休み時間が増え、一方では給与が変わらないことである。労働時間が減るのだから、時給ベースではむしろ給与が上がることになる。


会社によっては色々な評価制度があるだろうけれど、本業ではない微妙な仕事でも評価の対象になることは、なかなか難しいのではないかと思う。また、評価制度そのものも、業務内容だけでなく、上からの印象が大事だったりする場合も多い。


曖昧な仕事まで評価してくれるのは、なかなか稀有な組織ではないかと思う。正直、会社単位ではあまり聞いたことがない。チーム単位ならば可能ではあるとは思う。


完全歩合のように、評価制度が多すぎても雰囲気が悪くなることもある。誰が一番か、自分はあの人と比べて・・・なんて、評価制度がなくても気にするのが人間。あまりにも歩合的になると、ギスギスして大変だと思う(それをエネルギーにしている会社もたくさんあると思うが、働くのはかなりタフでないと難しい)。


話は逸れるが、こうした点も会社選びには大事かもしれないので、自分の好みをしっかり自己分析しておくと考えている。。


ということで、結局、曖昧な仕事を誰がやるのかについては、解決策は難しい。昨日も言った通り、全体の仕事を減らすことがまず第一選択だと思う。


そのうえで、チーム単位くらいでは、色々な仕事をしてくれる人をきちんと評価するのが次善の策だと思う。うちの研究室は31名であるが、これをすることが、研究室における自分の役割だと思う。このくらいのチームならばなんとか評価できるとは思う。


世の中には目に見えない仕事があり、それを誰かがやってくれている。これは常に忘れないでいたいと思う。





なんにせよ、無駄な仕事をなんとか減らしましょう。。。

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2021年7月17日土曜日

大学教員の業務はどこまでか?

昨日は学期末の期末テスト課題を配信した。なんかもう速攻で回答している人がいた・・・早い・・・


期末テスト(課題)の配信!


そして、昨日からレポート採点をすごい勢いで始めた。昨日20個のレポート採点が終わった。このペースならば1週間で終わるに違いない。この土日でできる限りすすめよう(休日の定義とは・・)


これらは大学の講義や実習であり、教育のお仕事。講義や実習の後、テストやレポートを採点して成績をつける。

学期末の採点業務は神経を使う。


一方、研究室では、それぞれの研究を進める。教育でもあるけれど、研究の仕事の代表といえば、研究室で実験をして、論文を書くこと。また、そのために必要な研究費の獲得や、外部の研究者との交流が仕事である。


特許や学会の仕事も研究に入るだろう。広がりという意味では果てしなく広がる仕事である。


この教育と研究の仕事に大学のその他の業務が入る。その他の業務とは、大学には色々な委員会があり、例を挙げれば広報、安全、遺伝子関連、施設関連、学内予算関連、奨学金、就職支援、図書、入試などなど、かなりの仕事がある。


これらの仕事は大学職員の仕事でもあるのだけれど、研究関連だったり、学生と直接接する仕事の場合には教員が出ていかなければいけないことも多い。


この線引きはおそらくどの大学でも常に議論の的ではないかと思う。


この間、授業の一環で感想を書いてもらい、学生から驚かれたことが以下の通り。


「まさか教員がオープンキャンパスの動画まで編集しなければならないとは思っていませんでした」


という意見があった。


そう、ガッツリ動画制作している。。。動画制作の仕事は最近結構多いし、広報のための写真撮影や和文作成なども絶えず入っている。前にもツイートしたけれど、某新聞でなぞなぞ連載もすることになった。。面白いからいいけれど笑(もちろん、無給です。。。ええ、全部無給・・・)



こうした仕事は、教員なのか?という気もするし、線引きが難しいところである。


なんでも教員にお願いしてしまえばそれは楽なのだけれど、当たり前だけれど、人間には限界がある。何かに労力が取られれば、教育研究業務が減るのは必然である。


なので、できれば職員にやってほしいところだけれど、そうはすんなりいかない。


ということで、いつも誰の仕事かを議論しながらすすめていくことになる。


うちの大学は私立大学であるので、あたりまえだけれど、教員も職員も公務員ではない。


失礼かもしれないが、公務員的になってしまうと、恐ろしく働かない人もいる。全ての仕事を押し付けようとする人も・・。それでも給料は全く変わらないので。


なので、うちの職員はかなり良い気がする。


それでも、「うーん、これ大学教員の仕事か?」と思うことは多々ある。


ということで、行政改革・働き方改革が必要なのはどの組織でも。だれかがやるのではなく、必要ない仕事はなくすのが良いと思う。


例えば、教授会がオンラインになっているので、職員による紙の印刷やお茶の用意、iPadの準備がなくなった。はっきり言って、全然困らない。こういう仕事は恒久的になくしていいと思う(個人の意見です)。


ちなみに例えば自分も会議のためにお菓子を買い出しに行くこともある。。お菓子を大量に抱えていたら、おそらく仕事用です。。(個人のものだとすると、病的だと思われる量・・)


全体の仕事が減れば、余裕が生まれて人間関係もうまくいくので、仕事の削減には常に取り組んでいきたいと考えている。




レポートはガッツリ採点します!

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2021年7月16日金曜日

期末テスト(課題)の配信!

本日自分が担当する2つの授業について、期末テスト課題を配信する予定。


対面でのテストではなくなってしまった。今の感染者数を考えると、やめておいた方が良いと思う。オンデマンドで回答する課題なので、だいぶ簡単になってしまった気はするけれど、まあよしとしよう。


さあ、これが終われば、いよいよ夏休みである!




・・・には、まだ早すぎるか・・・


砂浜をイメージした動画をアップロードしてみたけれど、まだまだ遠いし、実際にはそんな予定もなく夏が終わるかもしれない。


それにしても、コロナの第5波はこれまでで一番すごいかもしれない。コロナ強すぎる・・・。ワクチンまでもう少し。ここまで我慢してきたのだから、気を抜かずにもう少し頑張りたいと思う。




本日期末テスト課題の配信をしたら、いよいよレポート採点へ。これがまあ大変な作業である。。でも、コメントを書かずにはいられまい。。繰り返すけれど、これが春学期山場の1つである。。


そういえば、科研費が8月から募集開始になるのだっけ?結局休みなんてないのである。。


それでも夏は1年で一番休めるので、しばらくぼーっとした日々は過ごしたいと思う。






たまには画像ではなく、動画をアップロード。。こちらの方が目を引く気がする。。

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2021年7月15日木曜日

学期末の採点業務は神経を使う。

学期末に入り、小テストやレポートの採点業務が入ってきた。このあと、期末テストの代わりの期末テスト課題の採点も入る。





採点業務は神経を使う。ミスがあってはいけないので、何回かチェックが必要である。10人くらいの授業だったらまあミスらないけれど、一学年全員が受けるような授業だと、人数は150人近い。


150人近いと、1つの項目を入力するだけでも目がチカチカしてくる。1回でうまくやろうとしても絶対に無理である。


ということで、時間をおいて再度チェックすることが必要となる。


ただ、そんなに時間の余裕がないことも多い。今年のように、急に課題の形式が変更になることがある。


また、学生もたとえば急にインフルエンザになったり、忌引きなどが入ると追試になったりする(※この追試は、点数が悪かたとしても救済のために再度試験を受けられる類いのものではないので注意。。)。


こうした個別の対応もなかなか大変である。


さらに大変なのは、こうした業務の合間に次から次へと色々な業務が入ることである。。いったい何種類の仕事があるかわからない。研究などはもちろんのこと、まさか某新聞に出向するなぞなぞも作っているとは思うまい・・・(そのうち公開予定)。


いずれにしても、採点は大学での大事な業務の1つ。ミスの内容に気をつけなければ。。




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2021年7月14日水曜日

目立つことが難しいと気づく就活

就活協定が崩壊し、秋からだったインターンが春から始まっている様子である。これまでの制限の反動か、むしろ早くなってしまったようである。。


正直、一番研究を遅らせるものは、就活。あまりにも長すぎる・・。学費を払って大学に来ているのに、正直可哀想である。。


だいたい1年間は研究が止まる。


ただし、その期間がどれくらいかは、やはり本人の実力次第だと思う。


特に、大学院生くらいになると実力と実績がかなり分かれてくるので、これらを人より持っている人は就活が楽になることだと思う。


こうして遅かれ早かれ就職活動をしていくが、この時に、いかに目立つことが難しいと気づくのが就活ではないかと思う。


若い時は、目立つことは恥ずかしい。授業で名前を呼ばれたりすれば結構焦る人も多いかもしれない。


でも、一度就活に入れば、目立たなければ落ちるだけである(若くて元気が良ければだれでもいいというところならば受かるかもしれないが、それはさておく)。


そして、当然落ちる方が多く、そのあたりで初めて周りの人は自分が気にしているほど自分のことを見ていないことに気づく。



そう、みんな忙しいので、周りに気を配っているほど余裕はないのである。


ということで、就活に入ってから目立つ方法を覚えだす人も少なくない。こうして、だんだん大人になっていくのだなと感じている。


研究室の先生としては、とにかく実績をつけて就活を楽にしてもらいたいところだけれど、その就活によって実績がつきにくくなるという矛盾は苦しいところではある。。







就活のルール改正も、本当に毎年でたらめで困っているところ。いい会社にさくっと決めてしまうのが理想なのだけれど・・

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2021年7月13日火曜日

締め切りをお忘れなく!

春学期もいよいよ終盤。


今週は会議だらけである。毎日のように会議が入っている。Zoom会議もあるので、便利ではある。本当にZoom会議ありがたい。。



会議の内容もそれぞれの会議で全然違うので、頭がなかなかついていかない。。すぐに切り替えないといけないので大変である。マルチタスクの能力をつけておくことが、とても重要である。。


今週には2つの講義の小テスト課題の締め切りがある。また、学生実習の3クラス目のレポート提出日も設定されている。いよいよ学期が終わりに近づいてきた感がある。


今日がまさに小テスト課題の締め切りなので、万が一ブログを見ていて、かつ、小テスト課題の提出を忘れていたら思い出して欲しい。

まだ忘れている人がいるような・・・最終日です・・・。


大学は警戒レベルが上がり、期末テストが原則レポートやオンライン課題などに変更になったので、こちらも準備せねば。


すでに期末テストは完成させていたのに・・・。オンライン用に作り直さなければいけなくなってしまった。。コロナでまたもや予定変更。予定が立たないのがコロナのつらいところでもある。


今週は忙しいので、しっかり食事と睡眠をとり、業務に励みたい。






気温がかなり上がってきたので、みなさまお気をつけください。。

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2021年7月12日月曜日

評価する側に回らないようにしよう

最近はほとんどテレビを見なくなった。朝テレビがついていると天気予報と交通情報くらいはチラ見するけれど、それで終わり。


じゃあ、どこからかと言えば、もっぱらネットから情報を得ている。


YouTubeは本当にメディアの1つで、やはりオンデマンド性(必要な時に観たいものが観られる)が素晴らしい。


YouTubeでもいろんなチャンネルがあるが、最近では令和の虎をよく観ている


かなり昔にテレビでやっていたマネーの虎の現代版。


挑戦者が融資や投資を得るために、社長たち(虎)に事業計画をプレゼンするというもの。


エンタメとしても面白いけれど、起業家の視点が勉強できてとてもためになる。


ところでこうした番組をみると、多くの視聴者はどんな立場になるかというと、自分も虎側、すなわち評価する社長側の立場になる。





コメント欄をみても、事業計画や挑戦者についての評価が最も多い。さらに、社長側の評価についてのコメントも多い。


これは他の番組を見ていてもそうだと思う。


例えば世界的に流行っているタレントオーディション番組(AGTなど)でも、多くは評価者の立場になる(実際に投票する)。


また、スポーツ観戦でも、監督やさらにその上の立場から俯瞰して観戦することが多い。


こうした立場で観ることはもちろん楽しいし、娯楽だからそれで良いとは思う。


しかし、現実に自分がスキルアップや勉強をしようと思ったら、挑戦者・プレイヤーの立場にならなければならない。


でも、いつしかこういうメディアに慣れて、プレイヤーなのにアドバイザーのようなポジションを取りたがってしまってしまうことも多い。


このような状態になると、仕事は進まず、かつ、本人の成長は止まる。いろんな人を見てきて、相手を評価する側に回ってしまう人は、あまりうまくいかないと感じている。


自分はしかも教員になり、年齢も上がった。かなり気をつけないと、評価するばかりで気持ちよくなってしまう。自分のことを棚に上げて、下にばかり厳しいことを要求する人は少なくないかと思う。評価する側に回らずにプレイヤーで居続けることは、頑張らないとできないのだと思う。


今日からまた月曜日。常に自戒を行い、自分自身も成長しなければと思っている。


いよいよ夏本番!?夏休みは休みたいけれど、学期末の忙しさがいよいよやってきます。。

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2021年7月11日日曜日

ゼミも論文も結局仕事の報告

週末は論文を直したり、特許の資料を作ったり。昼は無印良品のナンの粉を使ってビザ風にしてランチ。お腹いっぱいで仕事をしていた。


論文や特許の資料を作るために、研究室メンバーのゼミのパワポも見る。それぞれの実力がはっきりとわかる。


ゼミのパワポにしても、特許の資料にしても、論文にしても、実は同じこと。ようするに、自分がやっている仕事を説明する資料である。ツールが異なるだけ。


どんな仕事であれ、自分が今何をやっているのか、どんな結果がえられたのか、次に何をやろうとしているのかを説明しないわけにはいかない。正確に言えば、それらをやらない仕事ほど、給料は低く、スキルアップにもならず、あまり面白くない場合が多い。


なので、自分の仕事をわかりやすく説明できる能力を学生時代に身につけておくことは、将来ものすごい武器になると思う。


社会人になってから磨くことができればよいが、これは職種や業務内容、運などの要素が絡む。学生でなくなってからこの能力を磨かずに逆に衰えていくと、どんどん仕事がなくなっていくと思っていい。


できれば論文まで書いた方が良いと思うが、もし不可能ならば少なくともパワポでのプレゼンを磨くことは必須だと思う。パワポなんて使わないではなく、説明の仕方がうまくなるために必要なので。


仕事の報告の能力がどれだけ大事かは、何度考えても、どんな業務をやっていても感じる。週末にいろんな種類の仕事をしているが、結局すべての業務に必要になる。学生時代にぜひ鍛えておいて欲しいと願っている。







日曜日は少し休もうかと思うけれど、そういえばテストの形式を変更するのだった・・。

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2021年7月10日土曜日

今日は休みで論文投稿へ。科研費盛り上がっている?

本日は久しぶりに土曜日に仕事が入っていない。


仕事が入っていないというのは、出勤をしなくてよいという意味。結局土曜日だろうが日曜日だろうが、休みながら仕事はしている。。


本日は論文投稿をする予定。。ファイルが足りないので、筆頭著者のNさんにメールを送って待っているところ。


昨日は科研費の発表があったらしい。挑戦的研究など、4月1日の発表ではない種目の発表。


TwitterのTLでは採択された方々が盛り上がっていた。



挑戦的研究は、例年採択率が低い。

https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/27_kdata/data/3-1-3/3-1-3_r2_0114.pdf

上の資料を見ると、萌芽が10数%、開拓が一桁%。うーん、低い。。


自分もいま萌芽に採択されているが、申請金額を抑えたこともあって、たった2年で、年間130万円。これくらいを獲得するために、研究者はたくさんの労力を使い、そして、1/6くらいの人しか採択されない。


これくらいの予算はもっと採択されて欲しい。


科研費の採択率は割と高いとは言われているけれど、科研費をとれないからすっかり諦めて応募しなくなった人も結構いる。なので、実質の採択率はもっと低いと思っていい。


ポジショントークになってしまうが、ビッグサイエンスで立ち上げに数十億から100億円以上使い、ランニングコストも年間億単位という研究も結構ある。こうした大型に費やすのではなく、広くばら撒いた方が良いと思うが・・。アメリカなどの大国が行うような研究と一線を画さないと、とても戦っていけないと思っている。


いずれにしても、採択された方々はおめでとうございます。自分は論文投稿を頑張ろう。








TwitterのTLを見ていると、みんな採択されているような錯覚に陥るので不思議。。

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2021年7月9日金曜日

キャリアパスは悩ましい。社会人博士について

SNSで社会人博士号の話題が出ていた。



会社に入ったのち、博士号が取れるかどうかという話。


企業の方々の意見では、実力もさることながら、やはり運の要素が強いとのこと。


それは当たり前で、そもそも論文を書く業務にあたることが非常に少ない。


製薬会社の方の意見でも「途中で失敗すると論文になる」ということも聞いたことがある。薬になるならば論文にしている暇もない。また、そもそも分業制だったりするので、一人でまとめることは至難の業である。さらに、失敗したものを論文にするというモチベーションもつらい。


日々の仕事が忙しいのに、運の要素が入ってきてしまい、実際にはなかなか取れないことだと思う。


会社がよほど理解があり、会社内で論文を書かせてもらえる立場を書くとするか、運良く会社が大学と共同研究を始めたので論文を書かせてもらえるようになったという2つのパターンが王道かもしれない。


いずれにしても、博士号は不思議なもので、いらないいらないと言いつつ、なぜか欲しくなるものである。


ただし、世の中の大学院生は毎日実験をしているが、そんなに次から次へと論文を書いているわけではない。そんななか、通常業務があるなかで論文を積み重ねるのはやはり大変なことではないかと思う。


課程博士に進めばよいけれど、金銭的な問題もあるし、キャリアの不確実性が増すということもある。こればかりは一概にこうするべきだとは言えない。


ただ、1つ思うことは、「自分の進みたい道を進まずに後悔している」という状態は、お金には変えられないくらいつらい場合もある。自分のやりたいことをやるのが一番幸せであるというとても単純な話なのだけれど、なぜか難しく考えてしまうことが多い。


そして、当然こうなると「金銭面に余裕がなかった」という話が出てくる。たしかに金銭面で大学院生時代に裕福になることは難しいと思う。


しかし、実際にはいろんな戦略で学費はタダになり、毎月の給料がもらえたりする。最近はさらに拡大して副業なども解禁されようとしている。こうした情報を調べて自分の行動を計画し、合理的に行動を起こすことができる人は、結局研究でもうまくいくので、将来取り戻せると思っている。


また、実家が余裕のある人は、それを存分に利用して計画を練った方がよい。実家に余裕があるとなんか申し訳なさそうにする人もいるが、1つの武器であると割り切って、金銭面を心配しなくてよい戦略を練ればよい。


いろんな選択肢があるし、2つの道を選んで比較することができないのがキャリアパスの難しいところ。色々な人の意見を聞いて、自分で選択するしかない。


ただし、世の中には、Dream crusher(夢を壊す人)もたくさんいるので、相談相手はきちんと選別し、前向きな話をできる人と議論をすることが大事であると考えている。


個人的な意見ではあるけれど、キャリアパスの話をした際に、金銭的な話をすると怒ったりごまかしたりするところはあまりよくないと思う。





うちは学振取れれば、博士の学費タダ。。企業との共同研究も今3つ進行中。もうすぐ増える予定。産学連携に興味がある人はご連絡を。。

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2021年7月8日木曜日

お疲れ様がごちそうさま?

昨日は朝からやらかす。


歯磨き粉と間違えて、ムヒを口の中に入れてしまった。。


https://twitter.com/osanai_meiji/status/1412554298450354177


いや、本気でぼーっとしていた。


歯ブラシを入れた瞬間、へんな味だなと思った。。。


意外に刺激はそんなになく、でも味がおかしい。。なんだろうと思ってとにかく吐き出して口を濯ぐ。机を見たら、ムヒがあった。。笑


そう、ムヒは口に入れてもそんなにぴりぴりしないという無駄トリビアを得た(絶対真似しないで・・)


はあ、疲れている。


ちなみに今週の月曜日は、帰り際の挨拶で、スタッフや学生に「お疲れ様」の代わりに「ごちそうさま」と言ってしまった。病気か・・・・


ということで、こういう日は怪我に気をつけようと気持ちを切り替える。


いつもなら一駅歩くところを歩かずに電車に乗る。事故のリスクを減らす行動である。。


昨日は学生実習最終日。これからレポートで大変だけれど、とりあえず順調に終わった。


これからも予定がいっぱい。怪我しないようにだけは気をつけよう。。




疲れている時はとにかく安全に留意。これ一択。。

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2021年7月7日水曜日

目黒オフィスで研究の気分転換を。

環境バイオテクノロジー研究室の目黒オフィスができて3ヶ月が過ぎた。





環境バイオテクノロジー研究室目黒オフィスの開設!


いわゆる今流行りのシェアオフィス。大学より、研究には一切使えない予算がついたので、これを活用してシェアオフィスを作った。


大学での業務が忙しいので頻繁に行けるわけではないのだけれど、昨日はチームユーグレナのメンバーと目黒オフィスで打ち合わせ。


だんだんと論文書きに入っていくのだけれど、ここからが精神的にきつい。


論文を早く出したい気持ちがあるけれど、実際には書いてみたら実験が必要になり、実験を足して論文を書いたらまた実験が必要になり・・を繰り返していく。


今M1のTさん、Sくんはこのフェーズに進んだので、何がなんでも気分転換が必要と思い、目黒オフィスに連れ出した。


疲れてくると、人間どうしてもルーティーンの行動をとってしまう。そして、その単調な行動でますます心が疲れてしまう。こういう時は場所を変えるに限るというのが経験則である。。


ランチが雅叙園のバイキング。。もちろん、普通の学生がランチするところではない高級ブッフェである。。


でも、安い居酒屋とかでも飲み会とかすればあっという間に4千円、5千円してしまうので、こういうところで食べた方がお得な気もする。


午前は打ち合わせをし、午後はずっとゼミ。Zoomが普及したからこそできることである。


研究の方向性も定まり、少しはリフレッシュしたはず。。休みながらも研究を頑張っていってほしいと思う。





自分が大学院生時代とは大違いだ・・・。若者には優しくする時代だと思う。

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