2019年11月29日金曜日

学会要旨の添削祭り。自分の仕事の説明練習。

ちょうど来年度の国際学会と3月の農芸化学会の要旨の締め切りが重なっている。なので、毎日学会要旨の添削をしている。添削祭りである。。

要旨の作成は本当に難しい。

自分では相手に分かるように書いているつもりが、実は全然言葉が足りない。

なぜかというと、本人はいろいろ勉強しているし、何よりも実験をしている。なので、単に培養していると書いても培養している光景が目に浮かぶ。しかし、読者は培養していると書かれても、どのくらいのスケールで培養しているのか?試験管なのかフラスコなのか?温度や光、湿度、CO2などはどうなっているのか?など、全然わからない。これらが関係なければ良いが、ほとんどの場合、培養条件はとても大事なパラメータになっている。

かと言って、要旨なので、全てを書くわけにはいかない。多過ぎず、少な過ぎず、バランスよく書くのがとても難しい。多くの場合は説明不足になっている気がする。

また、勉強をしないと書くことがなく、そうすると同じことを繰り返して書くか、ものすごく一般的なことを書くことになる。この遺伝子を研究すれば病気の治療に役立つかもしれないとか、将来的に環境保全に役立つとかである。

これらのバランスや具体性を指摘しながら、文章を直していく。なかなか大変な仕事である。

でも、こうしたことをやっておかないと、会社に入ってから自分の仕事をうまく説明できないということにもなる。同じ部署の人には分かってもらえるが、少し離れた人になると説明ができない・・ということになる。誰でもできそうなものだけれど、実はかなり難しい。

学会や論文を通して、こうした説明の練習をしていく。科学のことだけでなく、仕事の練習でもある。会社によると思うけれど、会社に入ってから鍛えるなんて、そんなに甘い環境は今時少ないと思うので。

2019年11月28日木曜日

明大高校での授業完了。50分授業って懐かしい。

昨日は、附属高校である明大明治高校に行ってきた。

明大高校は、調布市にある。行きは、調布駅からスクールバスがあった。調布駅からはバスで15分くらい。帰りはバスがなかったので、西調布駅まで歩いた。10分くらいの距離で、意外と歩けることがわかった。

高校の授業なので1コマ50分間。大学の講義は昔の90分間から100分間になった。高校の授業のちょうど倍である。

久しぶりに50分間の授業を行ったが、50分間って、本当にあっという間である。光合成、代謝、バイオプラスチックの話を1/3ずつ話すとあっという間に終わってしまった。

明大高校に行くのは2年ぶり。校舎は相変わらず綺麗。教室までは生徒が案内してくれるというとても親切なものになっている。

明大高校は最近とても人気があって、確か偏差値もかなり高いのではないかと思う。雰囲気も良さそうだし、場所も広いしとても良さそうな高校だと思う。

こうして大学の先生もいろんな仕事をこなす。高校で授業と思ったら大学の講義や実習はもちろん、お金の計算もあり、企業との打ち合わせも予定されている。研究室の学生の添削もなくなることはない。

今日も朝に1つくらいは仕事を片付けなければ。。


2019年11月26日火曜日

研究室で学ぶ科学の文章作成。それは仕事に直結する能力。

研究室で学ぶことについて、いつも「半分はサイエンス 、もう半分は一般的な仕事のやり方」という趣旨のことをいつも言っている。



サイエンスの部分は各研究室の内容で、うちでは分子生物学や生化学をメインに、酵素、遺伝子改変、代謝工学、光合成、バイオプラスチック原料生産などについての知識や技術を学ぶ。これは言うまでもない。

一方で、後半半分は、一般的な仕事のやり方を学ぶということである。

研究室ではいきなり自由度が上がる。自分で自分の時間や空間、労力の使い方を決めていかなければならない。自分の計画を考えて実行し、より効率的な方法を考えていく。一般的な仕事だけでなく、日々の生活にも役立つことだと思う。

さらに大事なことは、科学の文章作成を学ぶことである。英語の話ではなく、日本語の話である。

散々レポートなどもこなしたことだし、そもそも国語は得意だ!という人もいるかもしれない。

しかし、科学の文章は、これまで習った国語とは全く異なるものになっている。なので、国語的には素晴らしい文章でも科学の文章としてはルール違反になっていることは少なくない。

例えば、
1. 科学の文章では一度言ったことはもう書かない。
2. それ、これなどの指示語を減らす。
3. 比喩などの表現は使わない。
4. 読み手に解釈の余地を残さないようにする。
5. 自然科学では、できる限り主語を人にしない。

など、挙げきらないが、様々なルールがある。これらを破って、自分の内容は素晴らしいはずだ!という願望は残念ながら通用しない。単にルール違反になるだけである。

特殊な高校にいない限り、科学の文章を学ぶことはない。これまで国語は得意だったはずなのに・・と文章作成の壁にぶつかって自信が喪失することも多い。しかし、これまで学んでいないのだから恥じる必要はない。

そして、科学の文章と書いたが、それは内容をいかにシンプルに、誤解の内容に伝えるかであり、すなわち仕事の文章であると言ってもいい。仕事の文章で、物語文のような「まるで◯◯かの如く、A店の売り上げが増加した」とは書かないだろう。

ということで、研究室ではこれまで習っていなかった科学の文章、言い換えれば仕事で使う文章を学ぶことになる。ただし、どこまで深く学べるかは、本人の研究の進捗による。なので、より頑張った人はより学べるという構図である。研究成果がなければ書くことが生まれないので。

こうして研究室では努力すると新しいことを学ぶことができ、どんどんと実力に差がついていく。タフな日々であると思うけれど、新しい能力を身に付けるために、自分のペースを見つけて継続的に頑張って欲しいと願っている。



2019年11月24日日曜日

年に一度のOB・OG会。みんな社会人だ・・

昨日は年に一度の研究室OB・OG会が開催された。

OB・OG会ということで、参加者は社会人も含む。なので、平日にはできないので昨日の土曜日になった。

場所は、生田駅の徒歩1分の場所にある「ふぅ」。生田キャンパスの明大生には御用達の店である。



若者向けの料理が多く、ボリュームはかなり。男子大学生でも食べ切れないくらいの量である。それでいてかなりリーズナブル。そして何よりも美味しい。梅酒がたくさんの種類揃っているところも嬉しい。いつきても美味しいなあと思う店である。。


1期生から現在学部3年生の5期生までの学年。早いものでもう5学年分である。1期生の学年が今年の3月に修士課程を修了、3期生の学年が今年の3月に学士を取得した。なので、まだ社会人として長く働いているわけではない。

それでもみんな色々とあったようで、それぞれの進路でとても頑張っているようだった。

現在の学生たちにとっては、今後の進路を相談できる良い機会。何と言っても先輩たちの実体験を参考にできることは素晴らしいことだと思う。こうして縦の繋がりができていくことは、本当に有益なことである。

それにしても早いものでもう5期生。ついこの間、学生実習で白衣を来ていたイメージしかない。あっという間に次の6期生が決まることだろう。

社会人になれば色々と大変なことも多いかもしれない。疲れた時には気分転換が絶対に必須。気が向いたらなんの用事がなくても研究室を訪れて欲しい。とりあえずの気分転換にはなると思う。くれぐれも健康だけには気をつけて仕事を続けて欲しいと思っている。

2019年11月23日土曜日

◯◯してもよいですか?という質問に対する答え。

研究室訪問の時期なので、よくある質問に対する回答を。

研究室によってルールがあるので、そのルールが自分に合うかどうかを事前に調べておくのがとても大事である。

アルバイトはしてもよいのか?
サークルを続けてもよいのか?
インターンにはどれくらいいけるのか?
朝は何時にこなければいけないのか?夜は何時までいなければいけないのか?
大学院に進学せずに就職してもよいのか?

など、聞きたいことはいくらでもあると思う。

こればかりは研究室によるので、一般論は難しい。

うちの研究室および個人的な意見としては、研究室に配属されたら半分社会人みたいなものなので、基本的には何をしてもOKと考えている(いうまでもなく、安全面の配慮を怠ることや掃除当番・廃液当番などの共通の仕事をサボることは駄目だけれど)。

研究室配属までは、多少の自由度はあれ、多くは類似のカリキュラムで学んでいる。しかし、研究室配属からはに自分の進路に向けて独自の道を歩んでいかなければならない。

大学院に進学する人もいれば学部で就職する人もいる。就職も食品メーカー、化学メーカー、サービス業、情報通信系、公務員など様々である。

進路が様々ならば、最適な勉強法も様々である。共通した部分もあるが、今後は独自のスキルアップをしていかなければならない。

このため、教員が「◯◯をしなければならない」といった押し付けがましいことはできなくなってくる。

これは一見自由で素晴らしいことのように見えるが、同時に自分の行動に自分で責任を持たなければならないことでもある。力の入れどころを間違えると、どんなに努力しても効果が上がらないことがある。こうした判断を自分でしていくことになる(研究室ではそうした判断力を磨くことになる)。

ということで、少なくともうちの研究室では、◯◯してもよいですか?と聞かれたら、基本的にはもちろんOKという答えになる。これは決して甘いわけではなく、自分の行動で自分の将来が決まるということであり、社会人に向けて責任が増えていくことを意味していると思っている。

2019年11月22日金曜日

体調管理にご注意・・

昨日は講義とゼミの後、頭痛がするので15時くらいに帰る。帰って薬を飲んで少し寝ていた。

急に寒くなって、周りの体調を崩している。自分も3、4週間前に風邪をひいていたのだけれど、またもや体調を崩してしまった。少し先には出張も入っているし、気をつけなければ。

来週には高大連携講座という明大の附属高校での授業も予定されている。こうして通常の講義や実習以外にも隙間なく業務が入っていく。。研究の時間を確保するのが本当に大変である。。

とはいえ、みんなよく頑張って研究を進めてくれている。ゼミなんかをみてもみんなそれぞれ個性を持って進めてくれている。うまくいかなかった部分はきっちり修正して成長してくれればそれでOKなので、自分の成長に生かして欲しい。

頭痛がするので、ブログは短めで・・。


2019年11月20日水曜日

研究室訪問と研究室の男女比の関係

先週あたりから研究室訪問が急増している。今日はすごく多くて、10人くらい研究室訪問が来た。ちょうど授業の合間に時間があったらしい。



先週までは女子が圧倒的に多かった。男子は1名しか来ていなかった。

今日は男子がいっぱい来て、8割くらいが男子だった。なので、これまで研究室訪問に来た学生の男女比は1:1くらいになったと思う。

例年の傾向だけれど、やはり研究室訪問に来る男女比と実際に研究室配属になる学生の男女比は近い傾向があると思っている(数値化したことはない。。)。

研究室ができて最初の1、2年は女子学生ばかりで女子大みたいだった。しかし、今の4年生の学年の時は、男子の研究室訪問がものすごく多くて、実際に配属された学生も男子5名、女子2名だった。今の3年生は、女子の方が研究室訪問の数が多く、実際に配属された学生も女子5名、男子2名だった。

ということで、やはり研究室訪問に来る男女比と配属される学生の男女比は正の相関がある気がする。

今年は今日の訪問で男女比が1:1くらいになった。さて、今後の訪問でどうなるか。そして、例年の法則は守られるのだろうか。。何にせよ、新メンバーの配属は、毎年みんなとても楽しみにしているとても大切なイベントである。


2019年11月19日火曜日

研究テーマは4月の下旬に決まります。

11月になり、研究室配属に向けて2年生が研究室を訪れる時期になった。


いろんな質問があり、ブログにはFAQ的なものを載せているのだが、あっという間に古くなってしまう。毎年考えながら更新しているせいである。

あと、各学年の意向も反映されていて、例えば3期生(M1世代)は自分たちの学年のゼミをやりたいということになったし、4期生(B4世代)は早く研究テーマを決めたいということになった。

そう、以前は3月に研究室配属され、研究テーマの決定がB3の5月だった。それでも結構早いと思うが、さらに早くしたいという要望により、最近は4月下旬になった。

結果的にはこれがよかったと思っている。

前は基礎実習と称していろんな実験を行っていた。しかし、結局基礎実習でやったきりで、その後1回もやらない実験も結構あった。

実験のやり方を覚えるという意味では悪くないが、教わる方も教える方も時間を合わせなければいけないので、期間が空いてしまい、ややもったいないことになった。

なので、4月下旬に決めてしまい、あとは各グループに分かれて直接先輩に習う方式になった。

4月はゼミがスタートし、4月下旬に既存メンバーの研究進捗報告が一周する。一通り聞いてもらったところで研究テーマを決める。もちろん、途中で変わってもよいし、そもそも研究テーマは剛直的なものではなく、柔軟に変化させなければならないと思っている。

いずれにしても、よくある質問の答えとして、小山内研では研究テーマは、3年生の4月下旬に決まります。






2019年11月18日月曜日

連勤疲れも取れ、一週間スタート。日が暮れるのも早くなってきた。

今日からまた月曜日。

先々週の土曜日から日曜日はユーグレナ研究会。また、一昨日の土曜日も短い時間だが出勤していたので、結構な連勤だった。昨日はゆっくり休んでだいぶ回復した。


昨日は子供たちと回転寿司へ。タッチパネル式の回転寿司なので、それほど高い店ではない。

タッチパネル式での注文は本当に楽。。直接注文する店だと、忙しいと注文を忘れられたりして、落ち着かない。自分だけならば良いが子供たちの分まで考えなければいけない食事の場合は、結構な手間である。。

タッチパネル式では、子供たちももう自分で注文をできる。なので、子供たちも自分で頼んでいたのだが・・・・

上の写真の大トロやそのほかにもマグロ、また、アワビとかを注文しまくっていた・・・値段なんて見ていないのだろう。。ということで、お父さんは海苔巻きでお腹を満たす。

そして、子供たちも大きくなってきたので、たくさん食べるようになってきた。とても嬉しいことなのだけれど、財布には・・・これからもっともっと食べるようになるのだろう。恐ろしや・・。

それにしても、子育ても最も忙しい時期を抜けた。赤ちゃんの頃はそれはそれは大変だった。あんまり風邪もひかなくなり、ひいても回復も早くなった。だいぶ楽になったものである。。

さて、今週も仕事を頑張ろう。

2019年11月16日土曜日

誰かがきっかけで一気に始まる研究室訪問

今年も研究室訪問の季節になった。

3年生から研究室配属になるので、研究室訪問を行うのは2年生になる。1月に研究室のガイダンスがあり、昨年から投票の時期が早まった。なので、9月〜1月に研究室訪問をすることが多い。別に何らかの決まりがあるわけではない。

いつから研究室訪問を始めるかは学年によって大きく異なる。

今のM1世代は以上に早くて、8月から研究室訪問に来始めていた。

そして、誰かが始めると「自分も研究室訪問を始めなければ!」と思うのが、毎年の研究室訪問の傾向である。

なので、誰かがいち早く始めると全体の研究室訪問の時期が早まるし、そうではないと全体的に後ろの時期にずれる傾向がある。今年は全体的に後者な気がする。

研究室は広くはないけれど、実験機器はかなり揃っていると思う。
小さい機械たちで研究を推進。

すでに来年度の新しい研究テーマの準備も進めているので、研究をバリバリやりたい人はぜひ小山内研を選んで欲しいと思っている(もちろん、就活もバリバリやってもらって結構です。)。

2019年11月14日木曜日

講義も折り返し地点。

11月も中旬。講義や実習も折り返し地点である。

環境バイオテクノロジーの講義も、最初は遺伝子や代謝の話だけれど、今日からプラスチックの話に入った。遺伝子や代謝からなぜプラスチック?と思うかもしれないが、バイオプラスチック生産などは全て遺伝子や代謝が基礎となっている。これらの話がベースになって、やっとバイオプラスチックやバイオエネルギーの話に入れるのである。

遺伝子や代謝は、分子生物学や生化学で習う。これらはまさに基礎研究なので、一体何に役立つのだろう?と思うことだと思う。とてもマニアックで将来使わないと思うかもしれない。

しかし、これらがベースになって、今回のようなバイオプラスチック生産やバイオエネルギー生産という環境、生物、農学、工学が合わさったような分野の研究を理解することができる。もちろん、化学が必須なのは言うまでもない。

ということで、いよいよこれまで習った基礎の学問から少し実社会に近い学問へと移っていく。

1限の講義だけれど出席率もとても良い。最近の大学生は大変だなあというのは、かなり共通した大学教員の感想である。

2019年11月13日水曜日

学年だけのゼミはかなり効果的。半分は科学、半分は仕事の練習。

通常の研究室の全体ゼミは2種類ある。

1つは進捗報告(PR, Progress report)であり、もう1つは文献紹介(JC, Journal club)である。

これは研究室全体で行う。

しかし、全体のゼミでは発言する機会が限られてしまう。特に下の学年である学部3、4年生は発言しにくいかもしれない。

このような事情から、今年の3月に学部を卒業した3期生の発案で、学部生のうちは各学年だけのゼミを行うようになった。


3年生または4年生の7名前後と先生だけでゼミを行う。ゼミは研究室の机で行っている。

ここではこれまでの進捗報告をする。実験ノートだけで良いが、PCでデータを見せたり、印刷しても良い(その方が良いかもしれない)。

その学年だけで行うので、実際に困っていること、今後の方向性などをゆっくりと話すことができる。今のところ、これがすごく効果的である。

ゼミで何をしているかといえば、半分はもちろん科学なのだけれど、もう半分は仕事の練習である。

仕事の練習とは何かといえば色々あるが、最も大事なことは、

自分の進めていることを過不足なく人に説明できること

であると思っている。仕事をすると、

仕事 is 説明責任

と感じている。

要するに自分は何をやっているのか、なぜそれをやっているのか?どうして大事なのか?なぜその方法なのか?今後どうするのか?などをきちんと説明し、説明したら次の方向性を決めることになる。まずは説明ができないと仕事が進まない。

研究室のゼミでは、自分が進めていることを人にうまく説明するという練習をしている。言うのは簡単だが、実際にはそう簡単ではない。自分は手を動かしているので説明がなくても理解できるが、周りの人は、その人がどのような状況なのかは説明をしてくれなければわからない。十分な「描写」が必要である。

また、ゼミに限らず、論文作成でも同じ練習をしている。良い論文とはすなわち、過不足なく自分の研究のイントロ、方法、結果、考察を説明しているものである。

ということで、研究室では説明をうまくできる練習をしている。科学の内容もさることながら、こちらはどんな仕事でも必要となるスキルなので、ぜひ能力を高めて欲しいと思っている。

2019年11月11日月曜日

新幹線で論文投稿完了。

一昨日はユーグレナ研究会の研究集会に参加。ビジネスホテルの朝食はなぜかベトナム料理が少しあった。下の写真はベトナムの米粉麺であるフォー。出汁とレモンと辛味の香辛料で食べる。ツルツルとさっぱりとして美味しかった。



開催場所が大阪だったので、新幹線で移動。

この1年くらいで新幹線の無料wi-fiが拡大してきた。去年は無料wi-fiが使える便が、本当に数えるほどしかなかった。今時、無料wi-fiくらいと思うのだけれど、全然なかった。

最近はかなり拡大していて、品川-新大阪間の8割くらいの新幹線(のぞみ)で使えるようになっているのではないだろうか(割合は適当)。速度遅いけれど、便利にはなってきた。

メールチェックをしていたら、残念ながら論文が一本、エディターで返ってきてしまった。

なので、新幹線の中で投稿する先を考え、フォーマットを直して再投稿。ギリギリ新大阪に着くまでに投稿が完了した。

新幹線は快適だけれど、PC作業をしていると、結構揺れていることに気づく。最後の方は少し気持ち悪くなってしまった・・。無理しないのが大事・・。

でも、再投稿してしまったので、今週の仕事は少し楽になった。今週もスタートである。。

2019年11月10日日曜日

第35回ユーグレナ研究会終了。今回は小山内研から11人も参加!

昨日はユーグレナ研究会に参加。たった今帰宅したところである。。

ユーグレナ研究会HP

ユーグレナ研究会の集会は、今年で35回目を迎える。35年前の昭和60年が最初の会なので、歴史ある会である。その他の通り、ユーグレナの研究者が集まっているが、必ずしもユーグレナ出なければいけないわけではなく、シアノバクテリアや他の微細藻類、植物の研究者も参加している。

自分は完全に新参者で、確か4回前くらいからの参加である。昨年度からユーグレナ研究会の幹事会に加わった。

今回は大阪府立大学。大阪。もともと大阪府立大学の先生がユーグレナ研究会を立ち上げたので、発祥の地である。ただし、サテライトキャンパスでの開催だったので、本物の大学のキャンパスには行かなかった。

今回は、うちの研究室の学生を10人も連れて行った。いつもは1〜3人ずつしか学会に参加しないのだけれど、今回は大阪で行きやすいし、たまにはということで、かなり大勢で行くとこにした。

この会議ではポスター発表をする人は1分間のプレゼンをすることになっている。4年生にとっては初めて外部の人の前で発表する場面だった。みんな緊張していたが、よかったのではないかと思う。




懇親会は近くのお洒落なレストランにて。美味しいステーキも出てすごく美味しかった(ステーキの写真を撮り忘れる・・)。ユーグレナ研究会は、懇親会の料理がいつもとても美味しい。沖縄も帯広も素晴らしい会だった。

研究会では、知り合いの先生方のご講演とともに、会長のS先生の特別講演もあった。S先生は今年度定年退職で、しかし、農場長を継続しているとのこと。

特別講演はこれまでの研究成果がたくさんだったが、なんというか大発見ばかりだった・・。圧倒的な研究成果だけれど、それでもまだ部分的なものとのことで本当に驚きだった。うーん、自分も頑張らなければと心から思った。

今回の参加者は、全部で50~60人だっただろうか。このくらいの人数で、懇親会は40~50人。なので、うちの学生も会長、他の先生、ポスドクの方、他大学の学生といっぱい交流をしていたようだった。大きい学会だと、会場で話を聞いて黙って返ってくることも多いが、今回はかなり有意義だったのではないかと思う。

来年は宇都宮で開催される予定。またぜひみんなで参加しよう。。

2019年11月9日土曜日

学祭週間終了で秋学期再開。

そういえば昨日は人が多くてなぜかと思っていたら、学祭週間が終わっていた。てっきり今週いっぱいかと勘違いしていた。金曜日は講義や実習がないので問題ないのだけれど、間違いた人がそれなりにいたのではないだろうか。

今年の生明祭は好天に恵まれたようだった。1日目は楽しめたが病み上がりだったし、もっと参加する予定だったが家庭の用事で参加できず・・。うーん、残念。もっと参加したかった。

講義や実習が再開するが、大学はこれから年度末にかけて右肩上がりで忙しくなっていく。12月〜2月が最も忙しい時期である。一昨日はインフルエンザの予防注射を受けてきた。冬の準備を進める。

家庭を持つと休日は休める日になるわけでもない。日々忙しい。。また後日報告するが、仕事の連続である。。さて、今日も電車の中で仕事である。。


2019年11月8日金曜日

年度末にかけて新しい株を構築。

早いもので、もう11月。今年度も5ヶ月を切っている。

年度末にかけて新しいベクターや株を構築している。今後継続的に研究をしていくために、ここで作っておく必要がある。

3月にはもう新しいメンバーも配属される。そのために新しいベクターや株を作っておき、新テーマに備えることも必要である。ベクターや株はすぐにはできないので、あらかじめ準備しておくと、新メンバーがスムーズに研究に入っていける。

今週は生明祭週間なので、講義と実習がない。現在、ひたすら頭を悩ませて、どんな遺伝子、どんなタンパク質に取り組むか検討しているところである。

来週には研究室訪問も予定されているし、いろんなメンバーと話をしながら新しいことへの挑戦を考えていこう。

2019年11月7日木曜日

やりたいことはいくらでも。でも、コンプリートしなければ・・。

うちでは微細藻類の基礎・応用研究を行っている。主にバイオプラスチック原料となるコハク酸や乳酸などの生産法の開発を行っている。

また、酵素の生化学や転写・光合成の制御メカニズムも改名も主要テーマである。もともとは、分子生物学分野の出身なので、10年前まではこちらが完全に主要なテーマであった。

1つ研究が進めば色々な広がりを見せる。そして、あれもこれもやりたくなってしまう。

しかし、研究の成果は形にしなければ、科学の成果として認められない。形にするとは、主に論文や特許である。分野によっては学会発表だが、バイオ系だと学会発表だけだと微妙な場合もある。

こうした形にするには、色々な実験で検証を行わなければならない。再現性を調べるのはもちろんのこと、Aという試薬を入れたらバイオプラスチック原料が増えたからと言って、「Aが効きました。以上」と論文が書けるわけではない。

◯本当にAが効いたのか?加えるという操作によって増えたのではないか?
◯Aの中のどんな成分が効いたのか?
◯細胞がどんな状態の時にAが効くのは?
◯Aが効くメカニズムは?
◯これまでBという試薬を入れても増えることが知られているが、相乗効果はあるのか?

などなど、1つ結果が出ただけでも、無数の疑問が生まれてくる。全てはできないにしても、これらを検証しないで、「なんか増えました!」では残念ながら世の中に出せないことが多い。

ということで、1つの成果を世に出すだけでも膨大な時間がかかる。

なので、楽しそうなことに次々と手を出してしまうと、面白そうなことが分かったとしても、全然世に出ないということになってしまう。こういうのにはまってしまい、成果が挙がらないことは割とよくあることである。

好奇心でついついいろんなことをやりたいのだけれど、常に仕事がコンプリートする時期を考えていかなければいけない。自戒の日々である。

2019年11月5日火曜日

JST-ALCA成果報告会終了。

本日は、現在採択されているJST-ALCA(科学技術振興機構の低炭素化技術開発)の成果報告会だった。

著名な先生方に混じり、代表としては発表をした。大変光栄である。。

内容はクローズドで守秘義務があるので公開はできない。

発表は問題なかったが、ちょっと質疑応答でおたおた。色々とやっていたので、どの結果を答えようか迷ってしまった。次回は気をつけよう。。でも、全体としては満足いくものだった。

今週は学祭週間で講義も実習もなし。しかし、この様な研究の仕事はたくさんある。家庭の仕事などもこなさなければいけない。

今日は疲れたのでこれくらいで。

2019年11月4日月曜日

今年の生明祭は天気に恵まれている!

うーむ、今年は1日目の参戦だけで終わりだろうか・・・。家族が体調不良で、今日も微妙な感じ。。

でも、今年の生明祭はとても天気に恵まれている。例年、割と雨が降ったりしていた記憶がある。3日間共に雨が降らないというのはとても珍しいのではないかと思う。

オープンキャンパスなんかのイベントでも、昨年は台風で中止になったりと、天候に恵まれないことは多々ある。荒天の場合は、安全面を考えて安易に開催できないことが多いが、今年は本当に良かったと思う。

しかし・・・・まだ色々食べたかった。。いつも食べている生明祭の沖縄そばを今年はまだ食べていない・・・。

他にもカレーうどんとかパンケッカとか色々美味しそうなものがあったのだが・・・今日の参加も8割方難しそう。あとで子供たちに聞いてみよう。

今週は大事な発表もある。ただ、実習や講義は学祭週間なので、それ以外は少し空いている週でもある。気分転換をして忙しい冬に備えたいと思う。

2019年11月3日日曜日

生明祭第1日目は最高の天気!体調が戻って食べまくった。

風邪の病み上がりだったが、体調は回復してきた(喘息は残っているが)。ということで、昨日から始まった生明祭生田キャンパスの学園祭に参戦!

朝少し仕事を片付けて、10時半くらいからまず1週目。

食品化学研究部、通称しょっけんの揚げパスタ。味はコンポタ味。

こちらは農芸化学科の学生のみが所属する部らしい。こういう学科に特化した部もあるとのこと。確か実験とかを独自に行って、レポートなんかも作成するはず。すごい。・・

SNSに早速投稿。しかし、話を聞いたところ、どちらかというと学生(特に女子?)は、ツイッターよりもインスタを見ているらしい。インスタって1ヶ月に1、2回くらいしか開いていなかった・・・研究室のアカウントとか作ったのだけれど、こちらも放置状態だ・・・。

ということで、久しぶりにインスタに投稿。合わせてツイッターにもアップする。

バドミントン部のワッフル。シナモンシュガーにクリーム。
バドミントン部は小山内研の卒業生Mさんの所属でもあった。シナモンの香りが素敵。。シナモン大好きなのである。。

楽農4Hのおしるこ。こちらは農学系のサークル。



お餅が本当に美味しい。出来合いのいつものとは全然違う。あとで学生が教えてくれたのだけれど、なんとお米から自分たちで作っているらしい。それはすごい・・・

なので、正真正銘の自家製。いや、美味しくて永遠に食べられそうなクオリティの餅であった。


一周廻って食べたあと、研究室に戻る。そう、この日は1期生のT君と打ち合わせも兼ねていた。10月から客員研究員として再登録。今後の話も兼ねていた。T君が1時過ぎに登場したので、T君と一緒に廻る。

まず行ったのが、らっけん(酪農化学研究部)のジンギスカン。こちらもその名の通り、農学系の部活。こういう部活がたくさんあって興味深い。
こちらのジンギスカンは、野外で七輪で温めながら食べる。生肉ではなく、ある程度調理された肉と野菜が提供される。毎年とても人気で、待ち時間を考慮して行く必要がある。。それくらい人気である。

Tくんと一緒にジンギスカン。うん、ラム肉って美味しい。臭みがなくてとてもジューシーだった。


明日のブログに続く。。


2019年11月2日土曜日

さあ、本日から生明祭が始まる!

本日から3日間の予定(11/2~11/4)で、生明祭である。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~ikumei/index.html


生明祭とは、明治大学の学園祭の1つである。明治大学は、駿河台キャンパス、和泉キャンパス、中野キャンパス、そして生田キャンパスの4つに主に分かれている。

生田キャンパスは、川崎市多摩区にあるキャンパスで、理工学部と農学部の2つの学部がある。理系のキャンパスである。

明治大学の学園祭は、明大祭と生明祭に分かれている。生明祭は2つの学部が主に主体となる学園祭である。昨年から明大祭と生明祭は同日開催となった。


ちなみに昨年の生明祭ブログ記事はこちら。
https://environbiotechnology.blogspot.com/2018/11/blog-post_67.html

そう、生明祭では食べまくるのである。。。基本的に食べ物に関しては買ってくださいと言われたら買うことにしている。

ただし、
1. いろんなものを食べたいので、1つか2つずつ購入
2. 2回目以降は、他のもの優先で購入
3. 置く場所があまりないので、食べ物以外はあまり買わない(でも、花卉園芸部のミニな植物は欲しいかも)

という感じにしている。当たり前かもしれないけれど。

風邪は治り、喘息が残っているが、まあ大丈夫。病み上がりなので、去年ほどは食べられないかもしれない笑。。

今日は天気も良さそうで、とても楽しみである。。

2019年11月1日金曜日

11月スタート。体調は回復傾向。。

一昨日あたりからかなり体調が悪かった。。昨日は講義で声があまり出ていなくて大変申し訳ない次第。講義の後、退勤して病院へ。

かかりつけの病院なので、症状をよくわかってくれている。

最近は、風邪を引いた後に喘息になってしまう。風邪そのものは大抵すぐ治るのだけれど、この喘息が辛い。特に喋る職業なので、喋ることで喉を刺激し、咳が止まらなくなってしまう。

最近は喘息の薬を出してもらっているので、だいぶよくなった。なんでも早めに病院に行くに限る。。

今日はポスドクIさんの論文を投稿。午前中に作業が完了した。その後、研究会のポスターの添削をして、ただいまM2 Iくんの論文に取りかかる。連休の間には投稿できそうである。。

体調もだいぶ戻ってきたし、仕事しよう。あ、でも生明祭は楽しみたい。。