2019年9月30日月曜日

明日から増税のため!

何か実感があるわけではないが、明日から増税である。いや、始まっているわけではないから実感も何もないが。。

なんとなく雰囲気に飲み込まれて、いつも飲んでいる赤ワインを3、4本購入。絶対に使ったり、飲んだりするもので、悪くならないものをいくつか買った。そういえば、使い捨てコンタクトの店もすごく混んでいた。

10月からの軽減税率の混乱ははたして。結局、食品については、その場で食べるとか食べないとかで税率が変わることで確定したと思うが、はたしてうまくいくのだろうか。店の中で食べると消費税が10%で持ち帰りだと8%。うーん、持ち帰り設定にして机で食べる人も多くなりそうだけれど、めんどくさいからしないだろうか。はたして。

また、酒類は10%で、ノンアルコールだと8%となるらしい。新聞は、定期購読は8%だが、駅やコンビニで買ったり、電子版は10%らしい。

なんにせよ、これで景気が悪くならないと良いのだけれど。学生の就活にも直撃するので、大学教員としては景気がとても気になる。この5年は就職がとてもよかったので、就職できないという学生がおらず、非常に助かっていた。

まあ、どんな景気であっても切り抜けられる実力をつけてもらうのが本道だとは思っている。増税は避けられないので、そんな中でもきっちりと生きていける学生たちを育てたい。。

2019年9月29日日曜日

ラグビーの盛り上がりに入れず。。

昨日は歴史的な歴史的なラグビーW杯の勝利。世界ランキング2位のアイルランドに日本が初勝利。

らしい・・・

きっと面白かったのだろうけれど、ぜんぜん観なかった。

この間書いた通り、YouTubeとアマゾンプライムばかり。テレビを観るのは子供達が観ているのを横から眺めるだけである。。

テレビを観ない理由は簡単で、なんといってもオンデマンド性である。

要するに観たい時に観て、止めたい時に止めて、観ないジャンルのものを観て・・・というオンデマンド性がないのが辛い。

内容が嫌いなわけではなく、単に連続して観ることができないという理由である。

昔は新聞などの紙媒体、そして、ラジオ、その後テレビとメディアが移り変わってきた。移り変わるにはやはり理由があって、主要なメディアには圧倒的な強みがあった。

ネットメディアのオンデマンド性に対し、テレビはとても不利であると思う。こうして少しずつ主要なメディアが変わっていくのかもしれない。

それでも、楽しみな番組が始まるのを待つ時間は、それはそれで素敵なものではあるとは思うけれど。忙しさ故のメディア選択かもしれない。

2019年9月28日土曜日

無線LAN交換で快適。。

ちょっと時間が空いたので、定期的に色々とメンテナンス。

自宅の無線LANは、もう10年以上使っていた・・。

流石に最近すぐに切れるようになるし、遅いし、ちょっと離れた部屋だと繋がらなくなってきた。

ということで、新しい無線LANに交換。

さあ、交換と思ったら・・・・プロバイダってどこだっけ?状態。。笑

マンション一括型なので、個別契約ではない。しかし、パスワードなどはあるはずなのだがはてさて。。

結局見つからず、郵送で再発行。WebのプロバイダのIDとパスワードを郵送で再発行ってなんか変な感じだけれど。。

さて、先ほどいよいよ交換。

そしたら最高に快適!

電化製品の10年ってすごいものなあ・・10年前なんて、まだスマホが圧倒的なシェアではない時代だったんじゃないかと思う。iPodとかもみんな使っていた時代。流石に古すぎた。。

さて、これで心置きなくゲームができる・・・と言いたいが、あまりやりすぎると仕事に支障をきたすので、ほどほどにしよう。


2019年9月27日金曜日

そういえば内定式なので、ゼミの予定をずらした。

毎年、内定式の時期になると、TL(タイムライン)が荒れたりする。


なんで荒れるかというと、10/1に内定式が設定されていることが多く、学期が始まった平日に学生が呼び出されるからである。

4年生や大学院生の最終年度なので、授業は比較的少ないが、それで講義を取っている学生もいるし、TAをやっている大学院生もいる。そして、研究室のゼミなどもある。

実際、今年のうちの研究室でも、10/1にゼミの予定を組んでいた。

研究室の全員に、ゼミ日程の案を送ったところ、「10/1は内定式の人が多いので、来れない人が多いと思います」と言われ、変更した。

別に、「あ、そっか」と思って変えたのだが、その後ツイッターのTLがやや荒れているのを見て、そういえば荒れるよなと思い出した。

ツイッターでの書いたけれど、自分の意見としては、

内定式の問題、結局、大学側も企業側も別に配慮したって構わないけれど、当然のことのように言われるとお互い腹が立つということのような気がする。

である。

別に1日ずらしたところで甚大な影響が出るわけではない(日程調整は結構面倒なのだが)。でも、そんなの大学が配慮して当然!とか言われたら確かに腹がたつと思う(別に言われていない)。

反対に、企業の方がずらして当然!休日にやれ!とか言われたら、そちらも腹が立つことだろう。なので、少しの配慮や一言あれば納得する話な気がする。

現状は、暗黙の了解で、ほぼ強制参加でかつ日程が決まっているので、大学関係者が文句を言っていると思う。ゼミならばずらせるが、例えばTAとか講義はずらせるはずもない。

解決策はないのだけれど、こういう時に

1. 定型文でもいいので、内定式に学生を出席させることについて、大学側、教員に連絡がある
2. ほぼ業務なので、学生にきちんと日当を支払う

という企業があったら、差がつくのではないかと思う。そういう評判はどんどん伝わるので、結局は良い人材が来るなどで自分に返ってくるとは思う。

ということで、毎年話題になるが、結局は一言連絡があるかどうかということでガラッと状況は変わると思う。そして、これこそがコミュニケーション能力であり、社会人が一番必要と耳にタコができるくらい聞いているものではないかと思う。

自分もちゃんとできているか微妙なので、きちんとコミュニケーション能力を伸ばしていきたいと思っている。

2019年9月26日木曜日

環境バイオテクノロジーの講義は遺伝子から?

今週から環境バイオテクノロジーの講義がスタートする。3、4年生向けの講義。



こちらはだいたい3部構成で、1部は遺伝子、2部は代謝、3部はバイオエネルギー・バイオマテリアルの話となっている。

なんとなく環境バイオテクノロジーなので、3部のバイオエネルギーとかバイオマテリアルの話だけになりそうな気もする。

しかし、最初の遺伝子とか代謝がわかっていないと、例えばバイオディーゼルと言ってもただの言葉やただの塊としてしかイメージできない。

どんな化合物なのか、どのような酵素で作られるのか、どのような代謝経路で作られるのかを理解しなければならない。

こういうのを理解しなければ、なんとなく環境にいいとか、なんとなく健康がいいとかいう怪しい宣伝に騙されてしまう。

なので、きっちりと基礎的なことを学ぶことになる。

また、こうすることで、今までなんの役に立つのだろう?と思っていた、分子生物学や生化学、有機化学が実用的なものとつながりだす。

ということで、最初は遺伝子の基礎からスタート。そして、1部の終わりはゲノム編集の話になる。こちらももう生活とも関わってくる。こうした知識を身につくことで、怪しいものに騙されない自己防衛ができるようになると思う。


2019年9月25日水曜日

今週から自分の実習&講義スタート

秋学期も始まり、今週から自分が担当する環境化学実験と環境バイオテクノロジーの講義がスタートする。まだ、実習や講義は始まっていないのだが、業務続きで疲れてはいるが(ちょっと回復してきた)。

環境化学実験は1年生。農芸化学科では1年生の春学期からいっぱい実験があって大変であるが、秋学期以降もこのスタイルは継続する。むしろ大変になっていく。単位の取得が大変な学科として名高い農芸化学科である。

環境化学実験だけでも4種類の実験があり、それぞれ課題が出される。課題は各先生に任されているが、おそらくレポートが多いのではないかと思う。自分の場合もレポートを課している。

ガイダンスでも述べる予定だけれど、レポートのコピペは厳禁。

他人のレポートを写すだけなく、教科書やウェブサイトの文章を丸写しすることもコピペ(剽窃、盗用)になる。出典が書いてあっても、丸写しはいけないのである。

1年生の場合はものすごく厳しいわけではないけれど、こういうのを学生のうちにやっておかないと、STAP事件のようになってしまう。ぜひ学生のうちに学んでおいてほしい。

さて、いよいよ新学期がスタートである。。


2019年9月23日月曜日

初めての学会発表に向けて、学生たちに伝えている2つのこと。

9月は学会シーズンだが、10〜12月にも学会や研究会はいっぱいある



その年に配属された学生には早すぎるかもしれないが、配属2年目の学生たちにとっては、1年半が経っている。就職活動の時期も含まれている場合もあるが、それでも1年間以上は研究しているので、ポスター発表や短い口頭発表には良い時期である。

本学科の場合は3年生から配属されるので、ちょうど4年生が初めて学会発表をする時期でもある(学生によって全く異なるので、一概には言えない。3年生で学会発表する人もいるし、学士の間はしない人もいる)。

割とみんな遠慮がちで、学会発表したら?というと、自分の研究成果で学会発表ができるのか?と返されることも多い。

そんな初めて学会発表をする学生には2つのことを伝えている。

1)学会発表は、データの数の競争ではない
グラフや表の数を数えて、すごいとかすごくないとか比べ合うことがある。卒論や修論発表会でもたまに見かける光景である。わざわざグラフを2つに分けて数を増やそうとしたりすることすらある。データの数が少ないと、なんとなく進んでいない気持ちになってしまうからである。なので、データが少ないので、学会発表は無理だろうと思う人も少なくない。

しかし、学会発表では別にデータがいくつあるからできるというものではない。別に1つだって構わない。

では、じゃあ誰でも、どんなものでも発表すればいいのかと言えば、もちろんそれは違う。何が大事かというと、

2)序論と考察をつけて、ストーリーを作れるか

である。

ストーリーを作るとはすなわち、まず序論として先行研究がどれくらいあり、その上でなぜ自分はその実験を行ったのかを説明できることである。そして、結果が得られたあと、それはどのような位置付けなのか、次に展開をするのかを考察・議論することができることである。その際には、データは少なくても構わない。

要するに、方法と材料及び結果だけでなく、序論(イントロ)と考察・議論(ディスカッション)がきちんとしていれば、データの数は関係ないということである。逆にどんなにデータがたくさんあっても、ストーリーがないと(序論と考察がないと)、上に言われてやっただけに聞こえてしまう。

序論において、研究室でやっているからとか先輩から引き継いだからというのはもちろん理由にはならない。先行研究をたくさん調べて、初めて自分のやっていることの位置付けがわかってくる。

SNSでも見かけるが、例えば生物をみて「わあ、不思議」とか、溶液の変化を見て「すごい、綺麗」とか感動するのは、(動機としては素晴らしいが)科学研究ではない。科学研究はそれまでにどのような知見があって、それは新しい発見なのか、新しいとしてもそれまでの知見と比較して、どのように違うのか、または同じなのかを考察できて初めて科学研究になる。なので、勉強しないと実験をすることはできても研究をすることはできないのである。

ということで、実験から研究に移行してもらうために、学会などを利用して、ストーリーを考え直して欲しいと願っている。最初のうちは学会に行くだけでかなり疲れると思うけれど、必ず成長につながるので、ぜひ挑戦して欲しいと思う。

ラズベリージャムを買ってみたものの。。

前回のドイツ出張でいたく気に入ったのが、ラズベリージャム。
ドイツのジャムで最も美味しかったものは・・

さっそく日本でも買ってみた。



ラズベリージャムなんて日本で買うのは初めてかもしれない。探せばそりゃあったのだろうでけれど、ラズベリージャムなんてそもそも選択肢になかった。

スーパーでライ麦パンを買ってきて食べた。。


うーーん、違う・・・あんまりだ・・・

何が違うのだろうか。色々あるだろうが。

1. ラズベリージャムのフレッシュさ?
2. パンが柔らかくて、あまり美味しくない(トースターではなく、レンジで温めているだけなのも)
3. ドイツの朝食という雰囲気

だろうか。まあ、その場では美味しくて、お土産として買ってきて家で食べると、「あれ?」ということも少なくない。今度は美味しいパンでも買ってきて試してみよう。

それでも、新しい食べ物を学べるのは面白い。年齢を重ねると、だんだんに頭で食べる方にシフトしてくる。

その食べ物の発祥とか、普段は食べない食材とか、新しい食べ方など、食欲を満たすだけではなくなってくる。そういった意味では今まで全然食べなかったラズベリージャムに触れたのは面白かった。

もっと美味しい食べ方がないか調べてみよう。。

2019年9月22日日曜日

やっと休日。。9月初めからワープした。

今日はやっとなんの予定もない日。

ブログでも書いていたが、ドイツに行き、そのあと生物工学会。全日程は参加できず、その後かなり大事な企業との打ち合わせ。科研費を作成しつつ、委員会や会議などが続き昨日は夜に帰ってきた。

金曜日の昼休みに委員会があったのだが、すっかり忘れて学生とディスカッションをしていて、呼び出しを食らってしまった・・・(関係の先生方申し訳ございません。)。

まだ自分の講義や実習が始まっていないが、あっという間である。

日曜日などには家庭の用事がいっぱい入るので、今日は久しぶりに何もない日である。2週間ぶりだろうか。

ということで、感覚的には、ワープして9月下旬になってしまった感覚である。

忙しいは忙しいが、日々の時間は自分で決定することができる場合も多い。なので、用事がない日は17時、場合によっては16時過ぎに帰ることもある。こうやって、土日や夜の仕事の分を休んでいるが、まあ、実質は有給休暇はゼロだろう。。家に帰っても(いや、家に帰ってこそ)申請書や論文書きをしているので。

今日、明日は少しのんびりする予定。。新学期に備えなければ。。

2019年9月21日土曜日

学会と言えば朝食が楽しみ。

生物工学会に参加したが、ドイツから帰って2日後。時差ボケでひたすら眠い状況である。

しかも、今回はシンポジウム発表だったので、持ち時間は25分間。長めである。ということで、準備もそれなりに時間を食う。

到着した日は学会に参加し、そのままホテルで夕食。準備に入るので、飲みにもいかず。観光なんて全然しない。

ということで楽しみと言えばホテルの朝食である。。



岡山のままかりという魚はあったが、それほど地元のものがあるという感じではなかった。

写真を見ると、和食と洋食が混ざっている。。好きなものを適当に取った感が満載。。

カレーがとても美味しかった。インドカレーではなく、日本風のカレー。ホテルカレーというもので、2杯も食べてしまった。。

こちらはデザートのフレンチトースト。外がカリカリで中がふわふわ。バイキングではあるけれど、なかなかのクオリティで美味しかった。。

ということで、楽しみはこんなくらいしかない。。忙しいと外を出歩く時間と元気がないのだけれど、しっかり食べて回復して、学会発表も無事に終了した。。

2019年9月20日金曜日

ドイツに続けて岡山へ。生物工学会シンポジウム。

今週は、ドイツに引き続いて岡山大学で開催された日本生物工学会の年会に参加した。


ドイツから帰ってきた2日後だったので、まだ時差ボケ。時差ボケって本当に不思議。ある時間になると急に眠くなったり、お腹が空いたりする。サーカディアンリズムってきちんと動いているのだなと実感する。幸いシンポジウム発表は大会の2日目の夕方だったので、寝坊する心配はなし。

ドイツは一番寒い時が7℃。それに比べ岡山はかなり暑くて30℃越えだった・・・。気温差でどうにかなりそう。。なので、到着して1日目に参加した後は、すぐにホテルに帰り、夕食もホテルで済ます。もう飲みに行く元気とかは全くなかった。。


ホテルにあった一番近くのレストランに入ったので、よくわからない食事。。バーニャカウダの野菜盛り合わせとワインとスパニッシュオムレツ。。スパニッシュオムレツってこんなのだっけ?と思いつつ、まあ、いいやでひたすら卵を食べる。。

デザートはアップルパイと上に乗ったアイス。この組み合わせがものすごく好きなのである。。スコットランドで食べた時の美味しさが忘れられない。。
と思ったけれど、これは普通だった・・。まあチェーン店見たいなので、仕方がない

ということで、ドイツから急いで岡山の学会に参加した。

2019年9月19日木曜日

年に一度のフランス・イタリアマーケットに遭遇。

9月第2週にドイツのチュービンゲンに行っていたのだが、ちょうどこの週は、フランス・イタリアの店が立ち並ぶマーケットの時期だった。

年に1回だけ開催されるマーケットで、数日間続くものだった。とてもラッキーだったが、その時期に合わせて研究会を開いてくれたのかもしれない。

果物と花々が立ち並んでおり、いかにもマーケットっぽい。

こちらは広場からの様子。店は、キッシュやサンドイッチなどを売っている。みんな広場で腰掛けながら食べていた。ちょうど気温も天気もよかったので、外で食べるのがとても気持ちよかった。

こちらはチョコレートの量り売り。おそらくフランスの店。いっぱい試食させてくれたが、その分たくさん買わされた気もする。。

こちらはクッキーのお店。。

国外から来た店だけでなく、地元の店もマーケット用に店頭でものを売っていた。ジェラートとエスプレッソ、カプチーノのお店。ドイツの人は意外とエスプレッソを飲むらしい。アイスとエスプレッソの組み合わせが最高だった。

こちらは広場前にある地元のベーカリー。マーケットのものは高いので、結局こういうところでパンを買って食べるのが、本当は一番お得で美味しい。。

ということで、ランチは外で出歩いて食べていた。マーケットのものは少し割高だが、お祭り気分で街はとても華やいでいた。。


2019年9月18日水曜日

ドイツのジャムで最も美味しかったものは・・

ドイツのホテルの朝食は、毎回楽しみ。

これまでの経験では、ホテルの朝食はすごく変わったものがあるわけではないけれど、パンの種類が豊富。


これにチーズ、サラミ、ハム、ソーセージ、野菜、卵などが添えられている。スクランブルエッグにベーコンといった定番のものも用意されていた。
いつも思うけれど、パン、チーズ、ハムなどは、本場のものというか(作っているのはドイツとは限らないが)、こだわりが違うと思う。やはり彼らの主食なのだなと感じる。

そして、ジャムがとても美味しい。
上の写真は上段左からラズベリー、アプリコット、ブラックベリー。下段左からストロベリー、はちみつ、ミックスベリーとなっている。

何といってもラズベリーが美味しかった!日本でラズベリージャムってあんまり見かけない。全然酸っぱくなく、甘さとラズベリーの香りはとてもマッチしていた。隣のブラックベリーはもう少しさっぱり目で、こちらもまたよかった。

ドイツの人に聞いたところ、ヨーロッパでも少し違う場所に行くとラズベリージャムはないらしい。なので、ラズベリージャムが恋しくなるとのことであった。

マックスプランク研究所の人によると、家族で野生のラズベリーを摘んで、ラズベリージャムなんかを作ることもあるらしい。

他にもnutellaというペーストをよく見かけた。ホテルにもジャムとともに置いてあったり、道端のクレープ屋にもジャムやはちみつとともに、nutellaとして置いてあった。

せっかくなので食べてみたら、チョコレートとピーナツバターを合わせたようなものだった。美味しかったが、まあフレッシュなジャムの方が美味しい気がする。

ということで、ドイツに行くと、やっぱり普通にパンとジャムとチーズを食べ、コーヒーを飲むのが、一番美味しいなと感じる。こってりした肉料理と違って毎日食べられる。日常である。。

今回もやはりパンとジャムとチーズが間違いなく美味しかった。。

2019年9月17日火曜日

全然日本人と会わず。美しきチュービンゲンへ。No.4

さて、Cyano2019は、3日間の日程で行われた。学生・ポスドク主催でさらにシアノバクテリアと名前が付いているもので3日間はすごい(初日と最終日は半日ずつ)。

こちらが会場。

大きな教会の隣にある大学のカンファレンスセンター。最大100~150人の部屋だろうか。そこまで大きくはない。

主にKeynote speakersが自分も含めて4人。一人持ち時間1時間!長い。。PhD students(博士課程の学生)が一人15分でだいたい十数人発表していたと思う。

ポスターは、交代制で全部で30〜40くらいあっただろうか。なかなか盛況である。

基本的には若手の人たちだったが、最も尊敬する教授であるチュービンゲン大学のKarl Forchhammer教授も参加していた。他にもP.I.クラスの人が3、4人いた。

Forchhammer教授の博士課程の学生が全て司会をしていた。彼らにとっても英語は母国語ではないが、流暢に話していた。うーん、正直、日本人が海外でだんまりしているのは本当に情けないことだと思う。彼らのように頑張って話して欲しいなと思う。

自分の発表は2日目の朝。ところが、なんと40分くらい話して、あと5分というところで、なんとスライドが消える。。何回かリセットしたが、結局プロジェクタの不具合とのことで、大学のスタッフに連絡して修理開始。急遽ポスター発表を先にやることになるというアクシデントも。2時間後にラスト5分から再開というなかなかないプレゼンとなった。

発表では、うちの研究室の学部生・修士課程の論文をいっぱい出す。あとで、ドイツの学生から「どのようにやっているのか?」という質問を受ける。やはり論文をきっちり出したいという思いは、どこの国の学生・ポスドクでも共通である。

今回は本当に分野が近いので、とても面白くて全く飽きずに聴くことができた。1日目の夜は、Forchhammer教授に地元のレストランに連れていってもらい、研究の話や地元の話などを聴きながらこの地方の料理を食べた。

チュービンゲンを含むドイツ南西部は、シュワーベン(Swabian)地方と呼ばれているらしい。ドイツ人の発音では、スウェービアンと呼んでいた。フランスに近いことから、料理もフランスに影響されているらしい。第2次世界大戦後はフランスに統治されていたらしい。色々学べてとてもためになった。



ドイツというとソーセージ、ハムとザワークラウトのイメージがあるが、この地方はそうではないらしい。上はビーフ、下はポークだが、このような肉をグリル?したものが一般的らしい。

また、下の写真の手前になるのは、短い麺のようなもの。これを周りのソースにつけてもそもそ食べる。日本の麺にも割と近かったので、とても食べやすかった。

とても濃密な時間を過ごした会議。会議でしか聞けない情報もいっぱい話してきたので、とても素晴らしい時間となった。

2019年9月16日月曜日

全然日本人と会わず。美しきチュービンゲンへ。No.3

チュービンゲンはドイツの南側。フランスにかなり近い場所にある都市である。
Wiki

第2次世界大戦でも珍しく破壊されなかったようで、古い街並みが今もまだ残っている。

街は写真のように美しい家々が並んでいる。しかし、これらは観光客向けに作られたものではなく、日々の生活に使われている。人工的な感じのしない、古き美しき街である。

チュービンゲンは、大学の街。人口の1/3くらいは大学関係者(学生、教員、職員など)らしい(割合は正確ではない
)。ドイツでは偏差値のようなものはないらしいので、チュービンゲン大学が良い大学かどうか言うのは難しいのだが、トップ大学に与えられる称号(エクセレンス?)を持っているらしいので、やはりいわゆる良い大学と考えられているらしい。

今回のCyano2019では、チュービンゲン大学のKarl Forchhammer教授の学生たちが主催者であった。

欧米ではよくあるスタイルかもしれないが、チュービンゲン大学も街の中にキャンパスの建物が散在しているスタイルだった。勾配がきつく、駅からひたすら登っていく感じだった。

少し小高くなった街から見下ろす景色は本当に美しい。赤い屋根の家々が並び、童話の世界に入り込んだようである。

こちらは先方が用意してくれたホテル。かなりおしゃれ・・・。壁のクリーム色、窓の扉の緑色、そして、1つ1つの窓に飾られた赤い花々が本当にかわいい。。手間がかかって大変だろうなと心配してしまう。。

ホテルの近くにはお城もあり、こちらは現在は大学の博物館として使われている。
こちらは博物館に続く城門。歴史を感じさせる美しさであった。ちょうど天気も良かったので、青空とのコントラストも素晴らしかった。

ということで、たどり着くまではなかなか大変だったが、美しい街でテンションはいきなり上がる。実際に滞在してみてもとても素晴らしい街だった。

2019年9月15日日曜日

全然日本人と会わず。美しきチュービンゲンへ。No.2

Cyano2019に参加するため、ドイツのチュービンゲンに向かった。

まずはフランクフルト国際空港に到着し、入国。

朝の5時代についたので、人が少ない・・・フランクフルトで乗り継ぎの人が多いのかもしれない。入国審査に向かうときには同じ飛行機の人がとても少なかった。ガラガラで空いていて良かったが。

フランクフルト到着後、もう少し両替しておこうと思い、円をユーロに交換。ただ、レートが羽田空港よりも悪くて損した気分・・・なんとなく日本の空港が一番レートが悪いイメージだったのだが、そうでもないらしい。両替のレートっていつもよくわからない・・。

フランクフルトからチュービンゲンへのアクセスは、直通バスか電車である。

フランクフルトの電車はざっくりと2種類あり、近場のUバーン(メトロ)・Sバーン(近郊電車)と、長距離用に分かれている。

フランクフルト発の長距離用の電車であるICE(Intercity express)の駅を探す。要するに新幹線。読み方はイーツェーエー。ドイツ語読み全然わからない・・・
こちらはICEの駅。シンプルな作りだが、なかなか大きくて味がある。
チケットの買い方にひとしきり苦労する。。うーん、ドイツは3回目か4回目だが、毎回よくわからない・・。すでに忘れている。

チケット購入後は、ICEのホームへ。

ところが・・・寒い!

日本が30℃越えだったのに対し、到着した時は、なんと7℃。この落差は凄まじかった・・・。スーツケースから急いで服を取り出して着る。。

そして、電車を待っていたのだが・・・来ない・・・。
時間は過ぎたのに、突然電光掲示板から目的の電車が消える。まさかホームを間違えたか?

上の階にもどり、緑の窓口のようなところで駅員に調べてもらうと、どうやら遅延で、振替になるらしい。50分後の電車に振替。なんだそれ・・・ドイツ語でアナウンスがあったのかもしれないが・・よくわからなかった。

ということで、一旦ホームから駅の上の階に戻り、カフェなどでコーヒーとパンを食べる。とても寒かったので、素晴らしく美味しく感じた。

50分後にきたICEには乗れて、一安心。羽田の混雑に続き、旅はなかなかうまく行かないものである。

2019年9月14日土曜日

全然日本人と会わず。美しきチュービンゲンへ。No.1

国際学会での発表が終了。今回はドイツへの出張だった。

学会といってもドイツの若手(学生・ポスドク)が主催する研究会。その名もCyano2019

文字通り、シアノバクテリアの研究会である。こちらはドメスティックな研究会なので、ほとんどはドイツの研究者(ただし、ドイツ語ではなく英語)。Keynote speakerとごく一部の参加者だけその他の国から来ていた。

どのような会なのか全くわからずにいたのだが、参加者は結構多く、70〜80人くらい。Keynote speakerが4人に、talkが10人と少しくらい?そして、ポスターが40題くらいあった。もっと小さいものを想像していたのだけれど、学生主体ではなかなかの規模である。。

毎年行われていて、今回が4回目の開催であるとのことだった。

今回は、ドイツの南部、チュービンゲン(テュービンゲン、Tübingen)。フランクフルト国際空港からおよそ3時間弱くらいの場所である。開催場所はチュービンゲン大学で、ここは観光地ではなく大学の街である(チュービンゲンについてはまた後日)。

今回は、Keynote speakerの一人として呼んでもらい、発表することになった。
持ち時間は質疑応答を含めて1時間なので、結構な長さである。

今回は羽田からフランクフルトまでの直行便。成田ではなく、羽田出発。本当に便利になってきた。

ところが、出発が台風一過の日だったので、空港は大混雑。自分の時はすでに台風は過ぎ去っていたが、前日の振替をする人たちが大勢出たので、チェックインカウンターが長蛇の列。オンラインでチェックインをしていたので、手荷物を預けるだけだったのが、まさかの2時間待ち・・・。

余裕の時間に到着して、羽田で何か食べようと思っていたら、搭乗時間ギリギリになってしまった・・・。
ユーロに両替だけして飛行機へ。割と空腹で飛行機に搭乗。空腹のせいか、飛行機で割と気持ち悪くなってしまった・・。出だしからなかなかの大変さ。

ともあれ、猛暑の日本を出発した。

2019年9月13日金曜日

いかに出張で疲れないか。学会シーズンにはストレッチを。

まとめてブログで記載するが、9月は学会シーズンである。出張が多くなる時期である。

出張になると、いつもと知らない場所に行き、普段は接しない人たちと接する。とても刺激的だが、いつの間にか体は疲れている。

また、電車や飛行機などに長時間乗るとどうしても体が強張って、あちこちが痛くなってくる。

大学院生となって研究で出張をするようになってから、もう長い時間が経った。最初のうちは出張に行くと本当に疲れ切ってしまって、しばらくなかなかペースが戻らなかった。

30代前半くらいの時も、学生の時とは異なりだんだんに長い時間の発表が増えてきた。そうすると、それはそれでまた違う疲れが出てきて、体の疲れもひとしおだった。

最近はだいぶ慣れてはきたが、今は出張でいかに疲れないかを考えている。出張中に無理をしてしまうと、出張後にどっと疲れがきて、次の仕事が滞ってしまう。出張後に、いかにスムーズに日常に戻れるかを考えて行動するようになっている。

無理して夜に飲みすぎないなどの対策はもちろんなのだけれど、やはり体が硬くなってしまうのはとても感じる。なので、ホテルやちょっとした場所でのストレッチがとても大事である。これをやらないと、自分の場合は頭痛にきてしまったりする。こうして、1つ1つ改善策を積み重ねて、出張にも疲れない体制を整えている。

そうはいってもまあ疲れるけれど、でも、毎回心はとてもリフレッシュする。新しい刺激は精神衛生にはとても効果的だと思うので、ちょっと大変ではあるけれど、学会などには頑張って参加しようと思っている。

2019年9月12日木曜日

忙しいので、少しのブログ更新が途切れるか?

今日は短く更新。忙しめなので、簡単に。

たまに休みがあるとブログを書き溜めたりする。忙しいとストックがなくなりその日に書いたりする。数日は諸々の事情で忙しい。

それにしても毎日よく書くことがあるなとは思っている。被っている内容もあるので、毎回新しいことを書いているわけではない。

また、研究の最新の情報については残念ながら書けないことも多い。

秘密主義だというわけではなく、情報を公開してしまうと
1) 特許が出願できなくなる
2) 企業との契約に違反する
などの理由があるためである。研究の情報漏洩は、「うっかりSNSに書き込んじゃった、ごめん」ではすまなかったりする。学生たちは研究室でこういうことも学んでいるのである。

ということで、研究の最新のことを書けないけれど、毎日毎日配信しているブログである。ちょっと忙しいので、明日はどうだろう。。頑張って更新したいとは思うけれど、無理をしては続けるのが苦痛なので、その時に任せたいと思う。

2019年9月11日水曜日

通勤・通学の時間と勉強および仕事のパフォーマンスについて

おとといは台風。計画運休という珍しい処置により、9時くらいまで電車が動いていなかった。


駅の様子について、ツイッターでリアルタイムに情報を調べることができる素晴らしい時代。見てみると、電車は動いているものの、改札前で立ち往生だったり、電車が動いてもゆっくりだったしたようである。

この調子だと、出勤できても昼前で、いつもよりかなり疲れることになりそうだった。

ということで、おとといは休みにした。

今は講義や実習の期間ではない。また、自分ではもう植え継ぐとかしか実験はしていない。もっぱら論文を書いたりディスカッションをしたり、計画を練って書類を書いたりする仕事である(やや悲しいが・・)。

学会の準備や科研費の時期でもあるので、今はまさにデスクワークの時期である。なので、わざわざ疲れる選択をしないことにした。培養などで日程が決まっている時代はそうもいかなかったのだが。

子供の頃から、学校の近くに住んでいる人が羨ましくて仕方がなかった。

「小学校から1分」、「自宅は高校の最寄駅の反対側」「大学の近くで一人暮らし」など、学校の近くに住んでいる人がとても羨ましかった。あまりにも近すぎるとメリハリの面からよくないということを聞くがはたしてどうなのだろうか。

仕事になってからもそこまで近いことはない。一番近かった大学院時代ですら、片道40分くらいだっただろうか。

金銭面から仕方のないことではあるが、やはり通勤・通学の時間が長いのはとてももったいないことだと思う。

通勤・通学時間などに勉強をすることもあるが、なかなか辛い。混んでいるというだけでなく、モチベーションの方がもたないという気がする。うまく時間を使える人はそれはそれで才能だと思っている。

とりあえず、自分で自分の出勤を決められる身分になったのし、いや、大学院や任期付きの時も全くもって自分で決めていたか・・・。忙しくはあるが、時間に融通が効くのは、研究職の素晴らしいところではないかと思う。

ということで、おとといはいつものカレーを食べて元気いっぱい。たまにはのんびりした日々を。

2019年9月10日火曜日

台風一過で危険な暑さに。。

昨日は関東に台風が直撃。夜は外の音がうるさくて早く目覚めてしまった。スマホでも警報がなっていたので。



去年は猛暑だけでなく、広島の洪水、関西と北海道での地震など、ものすごい災害の年だった。

今年も関東は今回の台風が大規模なものとしては最初だが、九州の方では洪水がすごいようだった。

それにしても、日本列島は自然の脅威が凄まじい。そして、時がたつとそれらが薄まってきてしまうのも恐ろしい。忘れないように防災意識を高めなければ。

都心部では計画運休で、朝の通勤時間の電車は止まっていた。これはとても良いことだと思う。

天災でもなんかわからないけれど出勤してしまおうというのは、日本人のよくないところだと思う。自然の脅威が凄まじい日本にいる人たちこそ、積極的に休むべきだと思う。




2019年9月9日月曜日

移り変わる実験手法。使わなくなったものたち。

研究における実験手法は、時代とともにガラッと変わっていく。何年か前は誰もが使う技術だったものが、新しい技術に置き換えられ、誰も使わなくなる。

分子生物学の解析についても同様で、昔から今も変わらずに使う技術もあるが、もう使わなくなってしまった技術もある。

自分の一番近いところでいうと、mRNAの測定方法ではないかと思う。

転写制御の研究において、mRNAの定量は、転写という文字通り必須な手法である。

ひと昔前に主流だったのはノーザンブロットではないかと思う。

抽出したRNAを電気泳動で分離し、メンブレンに転写する。メンブレン上のRNAと目的遺伝子のプローブ(DNA or RNA)をハイブリダイズし、検出する手法である。流石に自分の時代ではRIは使っていなかったが、non-RIの手法では、最終的に抗体を使って検出するため、すごく長いプロセスが必要だった。

今でもそれなりに大変だが、今はリアルタイムPCRが主流ではないかと思う。
こちらはRNAを抽出するところまでは同じ。ただし、DNAのコンタミがあるとダメなので、DNaseをよくかけて微量なDNAも全て分解する必要がある。

そのあとは、逆転写でcDNAを合成し、合成したcDNAを用いPCRを行うものである。ただし、このPCRは普通のPCRではなく、一般的には二本鎖DNAに特異的に結合する蛍光色素を含んでPCRを行い、増幅具合をリアルタイムで測定していく。これによって、元のcDNAの量、最終的にはmRNAの量を測定するものである。

現在はノーザンブロットが減り、どんどんリアルタイムPCRになっている。

理由は簡単で、操作の簡便さとスループットの高さである。

ノーザンブロットの場合は、プローブの作製、電気泳動、ブロッティング、検出(non-RIの場合は、例えばDIGで抗体を使う)となる。

リアルタイムPCRの場合は、DNase処理、cDNA作製、リアタイムPCRである。

なんと言っても大きいのは、リアルタイムPCRの場合は、cDNAを作製したら、あとで別の遺伝子の発現見たくなったとしても、プライマーだけ注文して、リアルタイムPCRを行えば良いだけである。

一方、ノーザンブロットの場合は、全ての操作をしなければならない。

また、ノーザンブロットはRNAを保存するのに対し、リアルタイムPCRはcDNAを保存する。RNAは劣化しやすいので、また再度取り直さなければならない。

さらに1つの遺伝子の発現を見るのに、ノーザンブロットでは数マイクログラムのRNAが必要だが、リアルタイムPCRの場合は数マイクログラムのRNAでcDNAを合成すれば、おそらく数十遺伝子の発現を見ることができる。

ということで、圧倒的なスループットの違いから、うちの研究室でもリアルタイムPCRになっている。

もちろん、実際に転写産物の長さを見たいときなどには、ノーザンブロットもまだまだ必要とされる。正直、リアルタイムPCRだと波形データなので、本当に大丈夫かと不安になるときもある。

このように、時代とともに実験手法は移り変わっていく。たくさんノーザンブロットをやっていた時が懐かしい限りである。

2019年9月8日日曜日

いつもの日常にささやかな喜びを。

先週は、大学の仕事もあったがまだまだのんびりモード。残念ながら、もう夏休みモードは終わりである。。

大学教員として研究や教育などの業務を行なっている。研究・教育の仕事は大変だけれど、はっきり言って楽しい。恵まれた仕事だと思う。向き不向きがあるので、絶対に良いとは言えないし、ポジションを得たのでこんなことを言えるのだけれど。

ただ、どんな仕事であっても、毎日毎日続けていれば飽きなどがきて、効率が下がる。日本人だと頑張って気合いを入れて、と言いたいところだが、そうやって無理をしていくと長い間は続かないと思う。

なので、日常にいつもと違ったことを入れるのは、ある意味では仕事の一環だと思っている。

先週はランチにぶらぶらする時間があったので、新しくできたタピオカドリンクの店に行った。金曜日にも再訪。なんか店員の方々に笑われていた気がするのだが、明大生でこちらのことを知っていたのだろうか。それとも、飲み方を壮絶に間違えていたとかだろうか笑。いや、太いストローを刺して飲むだけのはずなのだが・・・


こうして、ささやかな喜びを見つけるのは、とても大事だと思う。食べることは楽しみの一つ。生田にはあまりお店が多くはないが、いつもとは違ったものを食べると楽しみがある。また、周りの人たちとの話のネタにもなるので、コミュニケーションが円滑にもなる。

まあ、タピオカはちょっと学生には高い気がするが。。上の抹茶ミルクが650円。普通のが600円である。。

精神論で頑張るのではなく、物理的に場所を変えたり違うものを食べたりするのが、とても有効であると思う。昔は、なんとなく罪悪感を覚えてつい何もなくとも研究室に行ってしまったりしたが、休んだ方が長期的には捗ると思う。

こうした仕事のペース配分も、ぜひ研究室で学んで欲しいと思っている。

2019年9月7日土曜日

小さい機械たちで研究を推進。

実験系の研究をすると、とにかくお金がかかる。PIの仕事が何かと言われれば、研究室が廻るように研究費を取ってくることであるかもしれない。悲しいかな、営業のような側面が多分にある。

研究費の使い方に対する自分のポリシーは何かと言われれば、以下の2つである。

1. なるべく人件費に使う。
2. 超高額な機械は買わない。その分、小さめの機械はたくさん買う。

(2は、そもそも超高額なものを買えないとも言うが笑)

すごい機械は数千万、場合によっては1億円を超えてくる。このような機械に憧れることはあるが、実際にはこのような機械は動かす為に大きなランニングコスト、保守費用、場合によっては専属の技術者が必要である。

なので、超高額な機械を動かし続けるのは至難の技で、かなり大きな力をもつ研究室でしか難しい。頑張って買ってみたはいいけれど、動かし続けられないことが少なくない。

実際、大型の機械を必要とする機械は、稀であったりする。自分の場合も必要なものといえばメタボロミクスだけれど、有機酸分析や特定のアミノ酸分析は自分たちでやるが、全体像の解析は共同研究で進めている。

高額機器に使わない分、小型の機械は十分に用意している。
こちらは最近買ったマイクロプレートリーダー 。1つ1つ測定する手間がなくなった。それまでは分光光度計で1つ1つ測っていた。

ちなみに分光光度計は、コハク酸生産プロジェクト用析、学生の汎用的な実験用、酵素活性測定用、吸収スペクトル用と複数用意している。置く場所がないのでこれくらいにしているが、もし足りなければまだ買うかもしれない(多分必要ないが)。

植物インキュベーターも8台揃え、人数が多いのでそれでも少ないとは思うが、自分が大学院生時代・学振時代に過ごした有名な研究室よりもスペースを贅沢に使っている。

これまでの体験から、結局人件費(特にテクニカルスタッフ)と小型の機械を待ち時間なしになるように用意した方が成果が出るように感じたのでそうしている。

とはいえ、研究室の狭さの方が律速になってしまい、例えばクリーンベンチ・安全キャビネットなどがこれ以上置けないのが残念なところである。定期的に研究室を整理して、スペースを作ってはいるのだけれど。

ということで、研究費の使い方に色々な考え方はあると思うけれど、うちの方針は上記の通りである。。

2019年9月6日金曜日

日々間食との戦い。おやつはコーヒーとともに。

毎日仕事をしているが、お腹が空くと集中力が落ちる。

たまに「昼ごはんを食べる時間がないので、食べずに仕事をします」という感じの人がいるが、どうして仕事ができるのか不思議というか心配である。倒れそうにならないのだろうか(おそらく習慣になってしまえば慣れるのだと思うが)。

自分は昔から甘党で、今もお菓子を結構食べる。ただし、昔と少し位置付けは変わっていて、甘党以上にコーヒー党である。。なので、コーヒーに合うお菓子がとても好きになった。

コーヒーに合うお菓子といえば、なんと言ってもチョコレートではないかと思う。単独では美味しいグミやラムネは流石にコーヒーには合わない。ポテチなども、うーん、多分合わない。


いろんなチョコレートが好きだけれど、昔から好きなものといえばスニッカーズである。。なんだろう、このサクッとしたところと、キャラメルのぐにゃっとしたところがチョコレートの中にあって、独特なお菓子だと思う。

ネックとしては、カロリーだろうか。。重いので、頻繁には食べられない。でも、食べた時の満足感は結構大きい。昨今は、健康に配慮したお菓子もたくさん売られているが、当たり前だけれどどうしても味の薄いもの、軽いものが多く、せっかくお菓子を食べたのにあまり食べた気にならないものも多い。

ということで、たまにはがっつりと満足感があるものを食べたくなる。そんな時にスニッカーズは最適である。。運動しなければ。

2019年9月5日木曜日

夏休み期間だけれど、少しずつ大学の仕事が始まる。

いよいよ9月で大学の仕事も少しずつ始まってきた。秋学期(後期)のスタートは9/20だけれど、当然そこから仕事が始まるわけではない。色々な仕事がある。

昨日は、元ポスドクKさんの論文も投稿した。異動などがあり、追加実験などができなかったのがかなり心残りではあるけれど、何れにせよ成果を形にするのはプロとして必須なことであると思う。とりあえずは良しとしよう。

だいぶ涼しくなってきた。毎年9月は割と体調を崩す。気をつけなければ。。

昨日は他のキャンパスの近くで唐揚げ定食。。
味は・・・まあ、見たままの通り、唐揚げだった。。。笑
食べ放題だったのでお腹いっぱい。夜ご飯を食べられないくらいだった。。生田と違って店がたくさんあって羨ましいが、まあ、毎日は食べないかもしれない。。

ゼミの予定も決まったし、次は学会の練習をしよう。。

2019年9月4日水曜日

生田にタピオカ屋さんが!意外な客層に推理を。

明大生田キャンパスの最寄駅は、小田急線の生田駅。閑静な住宅街で、すごく平和である。

静かでよい街なのだけれど、店などは少なめ。飲食店が少なめなので、ふらっと歩いてランチを食べたりするのに一苦労でもある(迷った挙句、いつもカレーになる)。

そんな店の少なめな生田に、琥珀というタピオカ専門店ができた。まさか生田に・・・
公式ツイッター

そういえば、タピオカブームになってから一回も飲んでいない気がする・・。タピオカといえば、中華のデザートで食べるココナツミルクに入った白いつぶつぶである。中華のデザートとしてのタピオカココナツミルクは好きである。。

ランチのパンを買うついでに突撃。生田駅からはすぐで、北口から徒歩1分。道を渡ってすぐである。9/2にオープンしたばかりで混んでいるかと思ったが、昨日の昼前に行ったので空いていた。行列の時間もあるらしい。
こちらが一番オーソドックスなもの。黒糖パールミルク600円。うん、なかなかなお値段である。。

他には黒糖抹茶ミルクといちごミルクがあった。こちらは650円。

帰り道で歩きながら飲んでいたが・・・結構美味しい!黒蜜で煮たタピオカとミルクの相性がとても良かった。。なるほど、ブームになるだけある。

ただ、大学に着く頃には氷が溶けてしまい、味が薄くなってしまった。研究室のメンバーに聞いたところ、氷なしとかカスタムメイドもできるらしい。。次は氷なしにしよう。。

生田はよい街なのだけれど、変わった店は少ない。たまにはこうした新しいものも楽しい。

ちなみに自分が行った時は、客が5人くらいいて、なんと全員男性だった。。研究室のメンバーと推理したところ、

「あんな高いものと普段は言っている男性たちも、実はタピオカを飲みたがっている。しかし、人目が多すぎる繁華街などではなんとなく気恥ずかしい。なので、生田くらいの場所ならば気兼ねせずに買えるのではないか。」

という結論に至った。コンビニスイーツでもそうだけれど、以外に男性も甘いものが好きらしい(自分もそうだが)。

とまあ、こうして話の種になるのが一番大事なことなのかもしれない。初期のスタバとかのシアトル系のカフェもそのような側面があった。

ということで、タピオカを初体験。。また今度買いに行こう。

2019年9月3日火曜日

反響があった英語の勉強。やはりどこかに不安を感じている人が多い。

昨日は、iBiologyという英語での生物学講義のサイトを紹介した。
無料で英語が勉強できるいい時代。学会発表に向けてリスニング強化

ツイッターでもだいぶリツイートやファボ、そしてコメントなどを頂いた。英語教育にはかなり多くの人が興味を抱いているのではないかと思う。

専門の授業でも英語のリスニングを取り入れているのだけれど、コメントを書いてもらうと、「練習できてよかった」的なコメントは少なくない。



やはり日本人は、英語に対する漠然とした不安を抱えている人が多いと思う。実際、自分も今まさに学会前にこうして動画で練習をしているので、そういう気持ちを持っているのだと思う。

解決方法はとても簡単で、英語の練習をしてしまえばよい。とはいえ、何の目標もなくずっと続けられるような人はほとんどいないのではないかと思う。自分も大学時代に英語のミステリーとかに挑戦したが、、、30ページくらいで挫折した記憶がある。。

ということで、講義で導入して学ぶ。もちろん、一般的な英語ではなく、科学の内容に即した英語である。後期の環境バイオテクノロジーでは、途中の講義で英語動画課題を追加する予定である。

本学科の学生を見ていると、英語には苦手意識を持っている人が多い。でも、すごく優秀なので、要するにやるかどうかの問題だけだと思う。やれば誰でもできるようになるレベルの学生たちである。

講義スタートはもう少し先なので、まずは自分のレベルアップを。何歳になっても日々勉強である。。


2019年9月2日月曜日

無料で英語が勉強できるいい時代。学会発表に向けてリスニング強化

海外での招待講演(と言っても若手の会のようなものらしいが)に向けて準備中。

今は無料でたくさんの英語の動画が観られる本当に良い時代。一般の英語動画ではなく専門動画もいっぱい無料で観ることができる。

色々探していて、iBiologyというサイトを知った。
iBiologyのホーム



かなり著名な先生たちが解説動画を無料で公開している。。

知らなかった・・・

例えばMetabolic Engineeringで検索しても、Prof. NielsenやProf. Keasling などの有名人の動画が出てくる。こうした動画が無料で観れる時代って本当にすごい。

リスニング力は放っておくと低下してしまう。普段講義には導入しているのだけれど、学生だけでなく自分も鍛えなければ。学期が始まると海外出張なんて忙しくて全然いけなくなる(この辺は、大学院重点化ではない私立大学の宿命かもしれない。。)。なので、自分は海外出張の頻度はかなり低いと思う。頑張って練習をしなければ、あっという間に衰えてしまう。

また、いくら英語ができても、専門用語、専門的な表現を知らなければ話すことができない。

うちの研究室では論文を頑張って書くことにしている。論文を書けば表現は当然学ぶことになる。

自分の場合も、論文になっている分野についてはプレゼンがすんなりできるが、まだ計画段階で、しかも分野が少し異なるような時には途端に話せなくなる。なので、いくらTOEICとかの勉強をしても、会話はできないのである。。

ということで、学生だけが英語の勉強をしているわけではなく、教員にも勉強は必須である。何歳になっても勉強が必要ということ。

さて、このブログを配信したら、英語動画に戻ろう。

2019年9月1日日曜日

9月スタート。そういえば大学生の夏休みってそれほど遊ばない?

早いものでもう9月。大学はまだ夏休みだけれど、少しずつ仕事が増えてくる。

そういえば大学生の時、夏休みって何していたっけ?と思い出してみる。

思い出してみると・・・意外と遊んでいなかったかもしれない。

1年生は何をしていたかというと、大学のプログラムで学年の3分の1が海外に語学留学に行くことになっていた。そのプログラムで1ヶ月半スコットランドにいた。これで夏休みは終了である笑。この1ヶ月半は楽しかったけれど、うまくコミュニケーションが取れないという挫折感を味わったものでもあった。


なので、2年生では塾講のバイトで貯めたお金をすべて使い、1ヶ月間アメリカ(ワシントンDC)にホームステイをした。前よりはコミュニケーションができるようになって、満足したことも覚えている。他の留学生(特にスペイン系)との文化の違いに悩みもしたが・・。

3年生は一番のんびりしていて、割とダラダラ過ごしていた。とはいえ、8月に新しく新聞の営業のバイトをはじめてみた。正直、過酷。。。すごく儲かるが、心身はかなりきつい。夏の暑い中自転車で外回り。うーん、ずっとはできない仕事だと思った。

4年生は大学院の試験勉強。以上。それ以外になにもない笑。受験生のようにずっと勉強。昼ご飯に、自宅から自転車でいける距離にあったスープカレーの店に行くのが唯一の楽しみであった。。笑

大学院より上は・・・・ずっと研究。ひたすらに研究である。。

ということで、大学生の夏休みって、長いように思えるけれど、あっという間に終わってしまった記憶がある。比較的ダラダラしたのは3年生の時だけだったかもしれない。はてさて、うちの研究室の学生たちはどのように過ごしていることだろうか。。