2019年5月31日金曜日

春学期が半分終了。

本日は5月31日。春学期は予備日などを除くと7月いっぱいなので、これで春学期が半分終了したことになる。ちなみに明治大学では、前期ではなく春学期、後期ではなく秋学期と呼ぶことになっている。

さて、農芸化学科の1年生はどんな感じだろうか。受験勉強が終わってホッと一息つきたいところだったと思うが、遊べるような学科ではない。。勉強の大変さにびっくりしているかもしれない。

2年生は学生実習が本格化し、まさにこれからレポート地獄が始まるところである。。学生実習で講義よりも長い時間を費やすだけでなく、終わった後にレポートを作成しなければならない。そうこうしているうちに、小テストが入ったり、あっという間に期末テストになってしまうことだと思う。

3年生は何と言っても研究室での実験がスタートしている。研究室によるので進捗はバラバラだと思うが、自分で実験計画を全て組み立てて進めるスタイルは新しく、まさに社会人への第一歩だと思う。

自分のことを振り返っても、「あのくらいの実験でなんであんなに疲れたのだろう?」と思えるくらい、最初のうちはペースを掴めなくて疲労すると思う。働くだけでなく、休むのも仕事なので、定期的にしっかり休みを取ってほしい。

うちの研究室では、今年の3月に卒業した3期生の提案で、学部生は各学年ごとのゼミを行うようになった。これは実験ノートを持ち寄って、それぞれの研究を相談する時間である。全体ゼミの進捗報告もあるが、学部生のうちはそれでは足りないということになり、このようなスタイルになった。

今のところ、これはかなり当たりで、やはり学部生のうちは全体ゼミだけでは足りないことが実感できた。こうしてシステムを改善していくのだと思う。

今は気候もいいし、遊びに行きたいのだが、学生も教員もなかなか遊ぶ暇はないのである。。

2019年5月30日木曜日

朝に仕事が片付くと気持ちがいい。。

本日は朝のうちに、Proof(論文の最終校正)とReview(他の人の論文の査読、審査)が終わった。この時間だけで終わるようなものではなく、最終的に終わったのが両方とも今日の朝だったということである。

朝に仕事が片付くととても気持ちがいい。

今日やるべき予定に入っていたことがなくなるので、他のことをやる余力が生まれる。「今日やらなければならない」と引っかかっていたものがなくなるので、気持ちの余裕も生まれる。

朝の仕事スタイルは子育てが始まってからできたものである。子供と一緒に寝てしまい、朝起きて仕事をするというものである。早寝早起きなので、体の調子も良い。

しかし、やはりこのところ疲れ気味。休日に休めればいいのだけれど、運動会が入ったり出張が入ったりする。休めなんてしない・・・。

なので、出張とかに行ってもなるべく休むようにしてる。寂しい限りである。。

今日は天気もいいし、気温もそれほどではない。どこかにランチでも食べに行こうかな。。

2019年5月28日火曜日

「巨人の肩の上に立つ」ことと「自分しかやっていません」という研究について

珍しくもう1つブログを更新。
研究を進めるにあたって、勉強と実験のバランスを取ることは、最重要項目の1つである。

せっかく一所懸命実験をしても、誰かがもっと優れた形で同じような研究をしているかもしれない。予め勉強をしておかないと、大変に労力のかかる実験が無駄になってしまうこともある。

こうして先行研究があったりすると、悔しいという感情を持つ場合もある。他の人が近い分野で論文を書くと敵に見えてしまうことがあるが、実際には少し違う。

他の人が論文を発表してくれているということは、すなわちその研究はしなくてよいということである。そして、その先の研究をすればよいということである。

こうして科学はどんどん発展してきたのだと思う。もちろん、同じ目標に向かって勝った負けたの競争心で進んだ点もあると思うけれど。

先人の知識を利用する表現としては、「巨人の肩の上に立つ」という言葉がある。Google scholarをひらけばトップに出てくる言葉でもある。先人の知識をベースに、その先の研究を進めることができるということである。


今は学振特別研究員などの応募の季節でもある。こういった申請書を作成する時には自分の研究を見つめなおして今後の研究計画を書く。

こうした書類には、しばしば自分しかやっていません!」という類の言葉が使われる。申請書に限らず、自分の研究の独自性をアピールするためによく使われる言葉だと思う(自分もよく使っている)。

自分の研究を説明するためには研究の独自性を強調する必要があるので、「この生物、遺伝子、酵素、目的物質、研究手法は自分だけしかやっていません!」とついつい書いてしまう。

研究を進めていく上でも「自分しかやっていないので、苦労している・・」というセリフは結構よく耳にする。苦労しているという割にはドヤ顔なことも結構多い。

しかし、研究は巨人の肩の上に立つもの。本当に自分しかやっていないということは、全ての実験を自分でやらなければならないことを意味する。

それはすなわち、自ら「研究があまり進みません」と宣言をしてしまっているに等しい。

ごく一部の大天才はそれでも切り開けるかもしれない。でも、一般的なケースでは、自分で全部やろうとするとたくさんの研究成果が得られない。自分で全部の研究をしなければいけないから当然であると思う。そしてその前に、独自性アピールで終わっている申請書は通りにくいと思う。

こういうことを言うと、「それでは新しいチャレンジができないか!」と言われるかもしれない。しかし、それはバランスの問題で、自分しかやっていない部分を大事にしつつも、参考にできる先行研究がたくさんあることをアピールすることがベターであると思っている。オリジナリティを持ちつつ巨人の肩の上に立つことで、とても研究が進む。鬼に金棒である。

ということで、ついつい「自分しかやっていません」と言ってしまいたくなるのだけれど、自分の研究をより進めるためには、先行研究の多さも大事だと思っている。たとえその生物を自分しか研究していなくても、他の生物と類似性を見出せばよいので、本当の意味で先行研究がないということは少ないと思っている。

と、ここまで偉そうに書いたが、結局自分の申請書も見返すと、独自性アピールで終わっている気がする。。。💧

なので、このセリフを、誰かが定期的に自分に言ってくれるととても助かるのだけれど。。。次の科研費申請の時まで覚えているかな・・・。

講義も少しずつに変わっていく

春学期も中盤。担当の分子生物学と生命システム工学の進捗も中盤である。

講義の基本はほとんど変わらないけれど、毎年少しずつアレンジしている。

生命システム工学では、ウェブサイトの紹介や実際に利用してみる機会が少し増えた。ネットワークの個別事例みたいなことを話しても、3年生、4年生には合わない気がしてきたので。

分子生物学の方はアレンジは少ないが、途中で出すクイズについては少し変わっている。その昔、謎の名探偵コナンクイズを出して、問題設定がよくわからずに1年で打ち切りになったのは、今となっては良い思い出である。。

2限分続けて講義で、大体のその日は研究室のゼミも入れているので、かなりヘトヘトだが。。

幸い今日は涼し目なので、少し助かる。古い校舎の温度調節が難しいので。

さて今日も頑張ろう。。

2019年5月27日月曜日

いきなり夏になった5月

それにしても暑い。今月初めまで「コートしまわなくてよかった」と言っていた気がする。ところが、3、4日前から急に夏になった。昨日は急いで衣替え。季節はあっという間である。。

週末には子供のイベントも色々と入るので、すっかり日焼けした。家と外を何往復したことやら。子育てとは本当に大変なものである。それでも赤ちゃんの時よりははるかに楽になったが。

今日の予報をみても、なんと30度越え。いくらなんでも早すぎる気がするのですけれど・・・・。アイスばかり食べてしまってよくない。。

ちなみに1年前の7月末には、研究における大事なヒアリング(面接)があった。その年は、その日の2ヶ月前くらいから本番まで、冷たいものを一切口にないということをしていた。そのおかげで全然風邪をひかず。

暑いとどうしても冷たいものを食べたり飲んでしまいたくなるけれど、やはり体にはあまりよくないらしい。冷たいものを口にしないと体調は良いことを自分の体で実践的に学んだ。

とはいえ、ずっとそれだとストレスがたまるので、今年はまあアイスを解禁ということで。。

ツイッターに乗せたけれど、セブン&アイのミントチョコレートバーというものがめちゃめちゃ美味しい。
値段を見たら、近くのスーパーでは190円くらいと普通のアイスの2倍だった。しかし、それでも買ってしまうくらいの味。中にはチョコチップが入っている。ミントがたくさん入っているのか、食べ終わってもしばらくミントの爽快感が続く。暑い時には最高だった。

去年我慢した分、今年はアイスを楽しもう。暑い夏にも楽しみを。

2019年5月26日日曜日

筆頭著者の男女比を計算してみた。

昨日新しく論文が通った。2015年4月に着任し、それ以降に出た論文としては、これで20報目になる(多分)。

たくさん出てよく頑張ったとは思う。ただし、良いジャーナルにはあまり出ていないので、満足してはいけないとも思う。喜びつつも満足はせずに上を目指したい。

ところで20報目になったし、ふと気になって、筆頭著者の男女比を数えてみた。
(写真はただのフリー素材。。)

数え方としては、

◯自分が筆頭になっているものは除く
◯筆頭著者が1人でない場合は、1報の論文に対して筆頭著者の分だけ数える(筆頭著者が2人の時は、2人とも数える)
◯延べ人数で数える

なので、論文の本数と人数は合っていない。

数えてみたところ・・・・
男性8、女性12
だった。やや女性の方が多い。

男性は全員学生で、女性はポスドク・テクスタ・学生である。

ただし、現在リバイス中、再投稿・新規投稿準備中の論文は、たまたま全員男子のものなので、おそらく1年後には1:1の比率になっていると思う。

比率を見ると、バランスよくどちらも研究を進めている。大学院進学は男子が多めなので、さらに何年かすると男性比率が増えるかもしれない。

ということで、数えたからなんだということはないのだけれど、たまたま気になったので数えてみた。データは解析したくなるのが、研究者の性分ということだと思う。。。さて次は誰の論文が出るだろうか。

2019年5月25日土曜日

本日は朝からアクセプトの連絡。筆頭著者は・・

今日は朝起きてメールを開いたら論文アクセプト(採択)の連絡が来ていた。

論文はすごく時間がかかるもの。書くだけでも時間がかかるが、その後投稿して、リバイス(改訂)してと何ヶ月、何年単位で時間がかかる。それがやっと認められ、論文として出版できるということである。

今回の論文は、1期生である元M2有坂さんと元B4寺原さんが共同の筆頭著者。有坂さんは今年の3月、寺原さんは2年前の3月にそれぞれ卒業している。

今回の論文も、古いものでは4年前のデータを使っている。これが今回やっと陽の目をみることになる。論文とはいかに大変なものかということである。。

いずれにせよ、論文アクセプトは本当にめでたい。なぜか先生が焼肉を奢ることになっているが・・・笑。おかしい、ケーキだったはずなのに・・・そして、自分は論文でおごってもらったことなんてないのに・・・

いかん、いかん、めでたいのに闇が出てしまった。。

論文がアクセプトになったので、関係各位にメールで連絡。筆頭著者はもちろん、共著者の先生、研究予算関係の先生、予算配分機関の担当者の方、大学(広報&農学部事務)と色々と連絡がある。こういうのが上の仕事なのである。。

ということで、なんか朝からすごく暑いが、良いことがあったので全てよしとしよう。結局何が起こっても、理屈をつけてよしとする主義である。。

2019年5月24日金曜日

論文を読まないで素晴らしいアイデアを思いつくなんて無理!

今日は珍しく夜にブログ更新。

今日は卒業生の天才Tくんが久しぶりに研究室に。


お土産をいただく代わりに、こちらはTくんの好きなグミでお出迎え。。卒業以来、直接に話したのは初めて。いろいろな話をした。。

今日は、昼以外は研究に時間を使えた。この頃新メンバーである5期生(3年生)がすごい勢いで実験をしている。議論を交わして、かなり頭を使いながら実験を進めている。もう研究をしていると言っていいと思う。ついこの間研究室に入ってきたばっかりだけれど、うまく流れに乗っているように見える。いきなり無理をしないで、マラソンのように持続することを意識してもらえればと思う。


本日は、自分も論文を読みながら研究のアイデアを。隙間時間で研究。本当に隙間で研究を進めている。しかし、今日は本当に良いアイデアを思いついた。

自分のケースかもしれないが、良いアイデアを思いつく頻度と論文を読む量は強い正の相関があると思う。

要するに、論文を読まなければ良いアイデアが浮かばないということである。

理由は色々あるけれど、要するに思いついたアイデアの位置付けがわからないと、それが重要であるかどうかがわからないということだと思う。

例えばだけれど、生物Aのゲノム配列を調べたら、ある代謝酵素Bの遺伝子が3つあったとする。

何も調べないと、酵素Bの遺伝子が3つあっても、ふーんと思って終わるかもしれない。

しかし、論文を読んだり、データベースを調べたら、これまで知られている全ての生物は、酵素Bの遺伝子を1つしか持たないとされているかもしれない。つまり、生物Aは、酵素Bを3つ持つ初めての生物かもしれない。ゲノムが解読されているからといって、自動アノテーションだけの場合もあるので、誰も気づいていないことも多々ある。

なので、論文を読んだりして勉強をしたりすることで、初めてその事実の重要性に気づくことができる。勉強をしないと、重要性の認識ができないということである。

これは何歳になっても同じ。何歳になっても勉強が足りないなと自責の念にかられる。

今日はたまたま少し勉強をできる時間が取れたので、論文を読んでいて良いアイデアに繋がった。この春は結構いいアイデアが出てくるが、それは5年目に入り講義や実習のペースに慣れてきたことに起因する。

ということで、忙しいと論文を読む時間と気力がなくなってしまうのだけれど、やっぱり頑張って読まなければいけないなと思った次第。でも、来週早々に事務仕事が溜まっているのだが。。。

2019年5月23日木曜日

前期のピークは一旦越えた。

新学期が始まり1ヶ月半。講義も中盤に差し掛かってきた。

この頃になると少しペースも落ち着いてくる。自分のオムニバス講義はたまたま5月前半に固まっていたので、それも越えて少し落ち着いてきた。

とはいえ、しばらくすれば出張もいくつか入ってくるので、また少し忙しくなる。そうなる前に一休みである。。

もうすぐ論文の返事が1件返ってきそうなところ。リバイスなので、多分大丈夫だと思うのだけれど。。返ってくるのは明日だろうか。

明日は卒業生がやってくるという珍しい日でもある。。久しぶりに会うので元気に演っているか楽しみ。。ただ遊びに来るわけではないので、ディスカッションは結構大変なボリュームになりそうだけれど。。

2019年5月22日水曜日

失敗をしたら謝ろう。

なんだこの道徳的なタイトルは・・・。いや、自分はそんな立派な人間ではない。

人間なんだから失敗することなんていくらでもある。それは仕方ないと思う。自分だって失敗だらけである。

でも、失敗して謝れなくなった終わりだと思う。

特に立場の弱い人に対してのミスに厳しく、自分のミスには甘いというのは、最低である。誰しも自分はそんな大人にはならないと思っていたことだろう。

しかし、現実にはそういう人間はいっぱいいる。

1つには、保身であり、自分のミスを認めてしまうと処分、下手すればクビになるのはないかという脅迫観念を持っているからである。

1つには、単に立場の弱い人をいじめる快感を得ていることである。享楽的に人を攻撃する人はたくさんいる。SNSで問題発言などがあると、待ってましたとばかりにスイッチが入る人はたくさんいる。他人のミスを指摘するのがそもそも楽しいという感情である。

ということで、そういう人を見かけたら最低限接することに徹して、接しなければいけない時は、なるべく隙を見せないことである。

重要なこととしては、社会人になったらみんなと仲良くしようなんて思わないことである。

ということで、いろんなことが起こるのだけど、まあ来週になれば思い出せないくらいに忘れていく術は身につけている。

2019年5月21日火曜日

ブログには書けないが、次から次へと色々起こる。。

大学の先生をやっていると、本当に次から次へと色々なことが起こる。ブログでは書けないのだけれど、まあ、本当もはや感心してしまうくらい色々なことがある。はたしてこれでどうやって研究を進めろというのだろうと思う次第である。

ある程度ポジションが上がってくると、こういう仕事が増えるのだろう。会社でも同じだと思う。こうしてだんだんと現場を離れ、マネジメントの仕事が多くなってくる。ないものねだりではあるが、寂しい限りである。。

そんな隙間時間ではあるけれど、研究の良いアイデアを思いついているので、昨日は久しぶりに植菌をして培養を始めてみた。なんか急な用事が入ると、その先に進まずにオートクレーブ行き(滅菌処理)なのだが・・・。

今週はオムニバス講義がないので少しのんびり。しかし、最初のクラスのレポートの提出週でもある。学生たちはいよいよ忙しくなってくる時期ではないかと思う。

今日は久しぶりの朝から雨。こんな日はいつもより学校に行くのが大変かもしれない。最近はみんな出席率も良いので、ある意味大変である。みんなが休んでいれば気楽かもしれないが、周りの出席率が良いので少しサボると差がついてしまう。

眠い体を押して、本日も頑張ろう。。

2019年5月20日月曜日

2週連続でオムニバスの講義を担当

先週、先々週とオムニバス講義が入っていた。オムニバス講義が入ると、週1回分(100分間)講義が増える。

そうすると、講義が週4回、学生実習が週1回となる。これだけでなく、委員会や科内会議、教授会などもあったのでなかなか忙しかった。今週はちょっと一息つける週でもある。

こういう時にさて何をやろうかといつも考えている。やっぱり論文を読むことだろうか。実験をしたいと思うのだけれど・・・やっぱり手を出しても、培地を作って終わりとかになりそうだ・・・。悲しい・・・。植え継ぎくらいかもしれない。

機械の納品もあるし、インキュベーターの蛍光灯を替えるなどの作業もしなければ。上になるほど、下働きが増えるのは、どんな職業でもそうではないかと思う。

天気はいいし、遊びに行きたいな・・・。5月は本当に気候が良いが、あっという間に終わってしまうのが残念。。


2019年5月19日日曜日

日曜日の朝のSNSに注目

この間の授業でも述べたのだけれど、自分は何事においてもせっかちかつ合理主義。時間の無駄、労力の無駄というのがとても嫌いな人間である。

人間関係についても同じで、この人と接しても疲れるばかり、嫌な思いをするばかりという人とはすぐに距離を置くようにしている。仕事(研究)においてもそうした方針によって、とても快適に日々過ごせている。

最近は、SNS上での関係性も大事なのかもしれない。自分にとっては大きなことではないが、中にはSNS上での人間関係で疲れている人もいるかもしれない。


自分の場合、SNSにおいてもルールを作るようになってきた。
1. アイコンを見ただけで、「また他人の愚痴や文句を言っているのだろうな」という人とは接しない。
フォローしていなくても発言がしばしば流れてくる人もいる。そして、いつも他人の愚痴や文句を言っている人がいる。そういう人と接すると、何かのきっかけでこちらに牙を向けてくる。理由は全部あとづけて、要するに不満をぶつけたいからに過ぎない。
一方、一見愚痴を言っているようでも、なぜか品の良い人たちもいる。品が良いとは何かというと、要するに人を傷つけようとしていないことではないかと思っている。そういう人たちは発言にはファボしている。

2. 日曜日の朝のSNSにネガティブな人と接しない。
せっかくの日曜日。こんな日にネガティブなことを言っている人と接するなんて、本当に疲れる。仕事で疲れたり悩んだりすれば誰でもネガティブなことを言いたくなる。また、どうしても夜は思考が暗くなったりする。しかし、日曜日のしかも朝までネガティブなことを言っている人は、見ているとずっとネガティブなことを言っている気がする。

ということで、こういう人とも接しないことにしている。

まだまだルールは色々あるが、それはまたの機会に。

正直顔も知らない人のために疲れてしまうなんて、もったいないの一言であると思っている。現実においてもSNSにおいても、悩んでまで無理に人間関係を構築する必要はないと思っている。

2019年5月18日土曜日

採点も完了で気分スッキリ。

昨日は金曜5限という17時10分スタートの農芸化学の講義の担当だった。こちらはオムニバスで、農芸化学科の全教員が登場する。農芸化学科の1年生が前期にとる授業である。

オムニバス授業の大変さは、次の授業があるので、引き継ぎですぐに成績をつけなければいけないところである。いや、別に入力は遅くなっても問題ないけれど、基本的にはすぐに採点をして次の先生に引き継ぐ。

今日は朝から採点。1年生なので、まあ、結構甘めである。。いや、かなり甘めの採点。。

単なる感想ではなく、授業中の内容に即して、文章の間違い探しというのが第1問になっている。とはいえ、解答になる部分は時間をとって書き写すことになっており、そのメモは見ても良いので、そこまで難しくはないはずである。。

それにしても1年生から実習ががっつりあり、金曜日の夜まで講義がびっしりである。うーん、大変。とりあえず体調だけは崩さないようにしてほしい。。もし体調が悪かったら、必ず担当の教員や農学部事務に連絡をしてほしい。

そろそろこの忙しいカリキュラムに加えて、レポート地獄が始まるところである。でも文章を速く書けるようになると、社会人になってとても素晴らしい武器になる。1年生から卒業まで、文章力はがっつり鍛えてほしいと思っている。

2019年5月17日金曜日

たまにはおやつの買い出しに

5月でとても良い天気。デスクワークばかりになってきたので、隙間時間は空く。

昨日は散歩がてら大学近くのスーパーに。とても安くて、まとめ買いをする人が多いスーパーである。

研究室のおやつにピノを購入。このお菓子ってほんと昔からあるなあ。。子供のころよく食べていた記憶がある。独特の形に中のアイスのとろけ具合が甘味を増幅させて、本当に美味しい。。

仕事の合間に少し歩くと、頭が整理されて次にやることがクリアになったりする。ずっと机や実験室にかじりついていると効率が落ちることがあるので、たまには離れることも大事だと思う。

1週間ももう少しで終わりなので、今日も頑張ろう。こんないい天気なので、外で遊びたいが。。

2019年5月16日木曜日

忙しくて満足感を得てしまう。

うーむ、予定を見ると、この先もやることがびっしり。

講義や実習、その採点はいうまでもなく、教授会や委員会、色々な書類仕事が入っている。それが終わってやっと研究関連の仕事になる。もちろんこの間にゼミもある。そうこうしていくうちに出張も入ってくる(ちなみに自分の場合は、出張をめちゃくちゃ減らしている。もはや学会とか全然行っていない・・)。家に帰れば家庭でやることもある。

このところ喘息が出てしまったので、病院にも行こうとしていたのだが、ついぞ行けずに終わってしまった。来週は行こう(といつも思っている)。

どの仕事もきっちりとやっているはずだが、忙して疲れるとどうしても満足感を得てしまう(いや、きちんとやっているのだが)。そうして、研究に手が廻らなくても、満足感を得てしまう。これは良くない・・・

研究に手が廻らないと言っても、現在1本の論文はもうすぐリバイスがアクセプトになるし、リバイスを来週くらい?に投稿する論文もある。やっていないわけではない。

とはいえ、他の論文には手が廻っていないので、自分としては満足するわけにはいかない。

それにしても、2、3時間だったら時間は全然空くのだけれど、細切れなので集中して仕事をすることができない。1つの論文も月曜日に2時間、次は木曜日の2時間・・・となると、「あれ、なんだっけ?」となってしまい、結構大変である。。

こんな日々なので、モチベーションを上げる方法がとても大事である。新メンバーが入ってくるなど、新しい人と会うとモチベーションが上がったりする。また、普段行かない新しい場所に行くなども結構効果的である。他にも仕事に対して自分なりのインセンティブを作るなどもしてもいいと思う。どうにかしてモチベーションを上げないと、日々の仕事に埋もれてしまうという危機感は絶えない。

研究はとても順調に進捗しているので、せっかくのこの進展を自分の仕事の多さで阻害しないようにしなければと思っている。

2019年5月15日水曜日

今週で実習は1クラス目終了。さあ、レポート地獄へ。

今週で担当の環境分析実験の1クラス目が終了。3クラスに分かれてそれぞれ4週ずつ実験を行う。

学生実験の大変さは、何と言ってもそのあとレポートを書かなければいけないことである。実験で1単位なのに2限分の時間を取り、さらにレポートがある。環境分析実験だけでも4つのレポートがあるというとても大変なカリキュラムになっている。

レポートの書き方についてはこのブログにもカテゴリーを作っている。
レポートの書き方カテゴリー

そもそもこういったブログを作った理由の1つが、よくある質問や指摘に対し、全て自分が答えていては体と時間がいくらあっても足りないからである。また、たとえ言ったとしても忘れてしまえばそれまでである。なので、アクセスしやすい情報源を作っておかなければと思い、こうしてWeb上で公開することにしている。

ただ、ブログもたくさん記事が増えてしまい、カテゴリーは作っているものの、検索のしやすさが落ちてしまうという矛盾もある。この辺りは悩みどころである。

何れにせよ、今日で1クラス分の学生実習が終了。しかし、これから学生はレポートの作成、自分はレポートの採点が待っている。今週は専門の授業の小テストに、オムニバス授業の小レポート?の採点もすぐにしなければならない。教授会に委員会の長い仕事も入っている。3年生と少し実験をする予定も入っているので、予定の隙間がない・・。本当にどこで論文を書けばよいのやら。。

ということで、大学はみんな揃って忙しくなる時期だけれど、体調管理に気をつけて頑張っていきましょう。

2019年5月14日火曜日

モル計算の確認テスト。

最近、講義や実習でモル計算の確認テストを導入することにしている。

3年生にとっては研究室配属して1ヶ月半になる。2年生はまだ研究室配属ではないが、受験勉強のモル計算からは離れて久しい。

モル計算ってしばらくしないと忘れていることが多い。昨日ちょうど「%がわからない大学生が増えた」的なニュースが流れてきたが、モル計算も意外と間違えることが多い。

かく言う自分も、4年生で研究室配属されて、モル計算を間違えそうになったことを覚えている。

特に間違えるのが水和物についてで、例えば塩化マグネシウム六水和物というのを実験ではよく使うが、MgCl2・6H2Oであることはわかる。

この塩化マグネシウム六水和物の溶液を作ろうとするとき、モル濃度の計算に・6H2Oってどうするんだっけ?」となるケースが結構多い。

正解は、6H2Oも含めてMgCl2・6H2Oの分子量を全て足して計算すればよいのだが、6H2Oって抜かすのだっけ?と不安になる場合が多い。

知っている人からすれば当たり前かもしれないけれど、忘れてしまうこともあるし、教育現場ではこういう間違いを笑ったり、馬鹿にしたりしては絶対にいけないと思っている。間違いを馬鹿にしたり、笑ったり、「そんなことも知らないの?」的なことを言う人は教育に向いていないと思う。小学生・中学生で習うような簡単な漢字を「あれ?なんだっけ」と忘れることは、誰しもあるはずだと思う。なので、モル計算を忘れていても別に恥ずべきことではない。

一方で、モル計算を間違えると、研究室でせっかくやった実験がやり直しになってしまうことが多い。なので、そうなる前に復習をしておこうという意図である。

春学期は3、4年生の講義と2年生の実習(ちょうど今週!)にモル計算の確認テストを行う(テストといっても順位づけはしないもの)。忘れていても恥ずかしがらずに、しっかり思い出して欲しいと願っている。


2019年5月13日月曜日

研究予算とお金に色をつける難しさ

研究者なので、研究関連のフォロワーが多く、SNSには研究関連の話題がたくさん流れてくる。

研究において重大な問題は安定的な雇用の問題である。自分についても35歳で明治大学に着任するまで、任期制の研究者だった。

この頃は子育ての一番大変な時期とも重なっている。男性と言えども子育てで身動きが取れないことも多い。時間が自由にならず、研究以外のことに多大な労力を取られるのに、任期が迫っているので成果を挙げなければならない。ものすごいプレッシャーであったことを覚えている。

そのころにできた習慣が9〜10時に寝て、4時半起きるというものである。そして、4時半に起きて自分一人の時間を確保し、その1、2時間で研究(主に論文書き)を進めるというものであった。4時半ではなく、3時半に起きたりもしていた。このスタイルだと睡眠時間は確保されているので、慣れてしまえば辛くない。というか、むしろ早寝しているので体調はよかった。

その時の習慣で今も4時半に起きているが、今はもう少しのんびりしている。そもそもブログなんて書く余裕はなかった。。

明大の前は理化学研究所にいたので、研究所全体としての研究予算は豊富だった。しかし、現場にはなぜかそれほどの予算が流れてこない。自分は微細藻類を使ったバイオエネルギー・バイオマテリアル生産というセンターの方針に合った仕事をしていたが、基本的には外部資金で進めていた。お金はどこに消えているのだろう?といつも不思議だった。

いろんな無駄遣いはあるのだけれど、大きいものとしては、「予算の使い道が決まっていて、大型機器を買うことしかできない」というものだった。

大型機器、最新機器を導入するという名目でないと予算が降りず、そうすると見かけ上大きな予算を使っても、高額な機器が1台納入されて終わりである。数千万円とか1億円とかそういう機器がきてもランニングコストやメンテナンスコストはべらぼうに高いし、そもそも動かす人が必要である。そのため、満足に動かせないということも多かった。

不思議なのは、こうした無駄遣いや問題をみんなが認識しているのに、なかなか解決しない点である。上の問題は、理研内部でもみんなで頭を抱えていた。そして、こういうことをいうと、「文科省ガ〜!」みたいなセリフが続くかと思うかもしれない。しかし、文科省のキャリアの方に直接それを言ったことがある。そうしたら、「そんな決まりはないはずですが・・・」という趣旨で、とても非常に丁寧に答えていただいた。

なので、どこでこういう決まりが生まれてしまうのか、とても不思議なのである。

ここからは想像になってしまうが、その要因として考えられることは、昨今は外部だけでなく内部でも実質的な競争的資金が多いので、「予算をつける理由付けを(やりたくなくても)しなければならない」ことである。
「1億円で最新の質量分析で微量分析します」というのと、「ポスドクたくさん雇用して、これまでの研究を継続します」というのだと、前者が勝つ。「新企画」とか「最新の」とかをつけた方にどうしても予算が流れてしまうのである。実際には研究を継続した方が研究成果は挙がる。

要するに、お金には色をつけなければならないことが大きい。お金に色を付けるとは、お金を使う目的を明確にするということである。銀行員が融資をする時の鉄則でもあるので、お金を使う組織や人では例外なく、お金に色をつけることに直面する。

お金に色をつけずにたくさんお金を使うとクレームが来る。なので、これは◯◯用、あれは××用と周りからみて納得してもらえるように分けなければいけない。こうして予算が使いにくくなっていくのである。これはお金に関わるどのような組織でも同じであると思う。

こうした問題は研究現場だけではないので、とても難しいし、自分の専門外である。なので、どうしたら解決するのかはすぐにはわからない。少なくとも言えることは、予算を柔軟に使えるようにし、かつ、なるべく人件費に流れるようにするという色をつけることである(柔軟に使えるようにすることと色をつけることは、少し矛盾しているが)。

色々な予算は年々使いやすくはなっている。特に科研費とかJSTの予算は結構現場に配慮してくれている。こうした使いやすさが広がるように訴えて行かねばならないと思っている。もちろん、たくさんの研究成果を挙げることが最重要項目であることは言うまでもないが。

2019年5月12日日曜日

休み明けの週は終わる。だいぶつらかった!

昨日は、オムニバス講義で土曜の1限が講義だった。オムニバス講義の場合、その場でクイズや小レポートを出し、授業後すぐに採点をしなければならない。次の先生に引き継ぎをするためである。なので、昨日は1限講義の後、採点。他の仕事も片付けて結構疲れた。。

今週はGWの風邪からの喘息が出てしまい、夜起きてしまうことも。これによって眠りが妨げられ、体力を削ってしまった。空いた時間で病院行って喘息の薬をもらわねば。

今週は講義に実習、企業との打ち合わせが2件。他にも書類仕事やいうまでもなく研究の話が入るので、かなり忙しかった。来週もまた別のオムニバス講義が入るので、大変である。ほんと一体どの隙に研究を進めればよいのやら。。

それでも色々と研究は進んでいて、研究室は割と順調そのものである。どんどん新しい展開ができて、基礎研究をもう一段階ステップアップするのもいよいよというところに近づいてきた。基礎研究は役立たないなんて、そんなはずはない。やっとここまで来たかと思うところである。とはいえ、この先もそんなすんなり進むはずはなく、一歩ずつだとは思うけれど。

あとは持続するように、きちんと休みを取らなければ。



おとといは、Iくんにもらったお土産のカステラで一息。金粉がかかっていて豪華。。甘いもので癒されて、さあもうひと頑張り。

いよいよ研究は面白くなってきたので、講義や大学の仕事を進めつつ、研究を本格化させたいと思っている。

2019年5月11日土曜日

予想を裏切り、研究室は良い雰囲気?

今年の3月で研究室の第1期生が全員卒業し、小山内研ができて5年目。今年度から研究室は第2期に入っているという位置付けである。
研究室も第2期に移行。責任著者論文の本数を数えてみる。

研究室立ち上げから、1期生にかなり頼って運営してきた。こちらの手の届かないところを1期生がかなり頑張ってくれていた。そのため、「1期生が卒業した後どうなるのだろう?」という懸念があった。

しかし、今のところ予想を裏切り、研究室はとても良い雰囲気で進んでいる。

まずこれまでのメンバーが、上としての意識を持つようになり、これまで以上に頑張っている。そして、自分たちのペースができてきたようにも見える。大学院生たちは昨年度となんか雰囲気が異なり、大人っぽくなったような気がする。。

これはゼミでも言ったのだけれど、なるべく朝来て夕方に帰るような普通の生活を送るようにしてもらっている。結局長い目で見えれば、このスタイルが一番持続できる。夜型だったり、極端に働く日と休む日を分けると、ペースが乱れて長く働くことが難しくなる。

また、研究室のルールが確立されてきたことも大きい。これまではルールが曖昧だったので、「これは誰の仕事?」となってしまい、共通の仕事が放置されたり、偏ったりしていた。ルールづくりや不公平の是正によって、研究室がスムーズになってきた。もちろん、今後も偏らないように目を光らせねばならないが。

そして、新メンバーもテーマが決まり、それぞれに分かれて実験を始めている。最初はやる気に燃えているので、すごく頑張っているし、それに引っ張られて既存のメンバーも刺激されている気がする。ただし、最初に頑張りすぎると、ちょっとした失敗で折れてしまったりするので、きっちりと休むことは重要である。

研究もとてもよく進んでいて、嬉しい限りである。僕が抱えている論文もあるので、急がねば・・・でも予定がいっぱい。。いや、言い訳せずに仕事を進めていこう。。



2019年5月10日金曜日

中身は話せない企業との話。

うちの研究室は、企業の方々との議論が結構多い。企業の方々との議論なので、こうしたブログで公開することができないのだけれど、実に色々な企業の方々とミーティングをしている。

もちろん、お話をするだけで、実際に研究段階に進まないことも多い。しかし、その中から「少し、こんなことをやってみましょうか?」というものも出てくる。そんなところから成功のタネも出てくることだろう。まさに、企業と大学が一緒に考えて、次の事業の芽を探している現場である。研究室に入るとこういう光景を見ることができる。

昨日は某社の研究者の方々と進捗の相談。とても面白い方向に進んでいて大満足。基礎研究が役立たないとかいう意見があるけれどそれは大間違いで、もうそんな段階はとっくに終わっている。実用化にはたくさんの困難があるので、いつとは言えないが、かなり良い方向に進んできた。

ということで、うちの研究室は、企業との研究などに接してみたい人にとても合っている。もちろん基礎メカニズムの研究で良いし、スタートはそこから始まる。でも研究が進むと違う世界を見ることができる。そのような瞬間は急に訪れるもので、それまではなかなか進まずに大変かもしれない。

しかし、それを乗り越えた人だけが見える光景なので、 継続的に努力をして、そういうステージにたどり着いて欲しいなと思っている。

昨日はとても良い議論ができたので、ちょっとテンションが高めである。。気候はいいし、喘息さえなければ最高なのに。。


2019年5月9日木曜日

連休明けの学生実習終了。

昨日は、連休明けの学生実習をこなす。実習の名前は、「環境分析実験」。主に農芸化学科の2年生が受講する実習である。

この実験では、フィコシアニンという天然色素タンパク質を扱っている。これはシアノバクテリアから取られる食用色素で綺麗な青色をしている。

タンパク質なので汎用的な実験に使え、しかももともと色が付いているので実験にも使いやすい。1年生の「環境化学実験」でも使っている。

実習では、
タンパク質の硫安沈殿
BCAによるタンパク質定量
SDS-PAGE
ウエスタンブロッティング
を行なっている。

ウエスタンブロッティングは、メンブレンに移して終了である。そのあとの抗体のプロセスは、時間がかかるし、抗体を入れて振盪しているだけなので。メンブレンに移しただけでは通常タンパク質は検出できないが、フィコシアニンは色がついているので、フィコシアニンだけは見えるという優れものである。。

昨日は久しぶりの実験だったので、前回やった硫安沈殿やBCAタンパク質定量を忘れてしまっていたようだった。。こちらも1クラス目のタームなので、間違いやすいところの注意が足りず、色々大変だった。

それでも色々と鋭い質問や、タンパク質量で泳動量を合わせる意義を考えてもらうなど、しっかり学んだように見えた。

2年生はこれからいよいよ大変になるけれど、レポートの山に負けずに継続的に続けて欲しい。。

こちらもいよいよ忙しくなる。喘息が出てしまい、昨日から薬を飲み始める。。早く治したい。。

2019年5月8日水曜日

連休明けの出勤で、意外と楽しい。

連休が明け、ペースの崩れに苦しんでいる人も多いかもしれない。。自分の場合もいきなり講義が2コマ連続だったりと大変だったが、無事終了。

それでも久しぶりの出勤というのはそれなりに楽しい。。毎日顔をあわせると話すネタもなくなってしまうが、しばらく休みだと話題も増える。正直、研究室のメンバーに恵まれている気がする。スタッフも学生も本当に性格がいい。

今週からオムニバス講義が結構入ってくるので、それも割と大変。オムニバスが入ると、最高で週4回講義&週1回実習となる。学部、学科や委員会の会議も切れ目なく入っているのでなかなかしんどい。

この合間で、論文のリバイスや投稿準備に加え、企業の方がとのミーティングをする。研究の種まきから仕上げるところまでいろんな段階の仕事をしなければならない。

ということで、しっかりと体調を整えて仕事をしよう。

5月病の時期ということで、学生たちは大丈夫だろうか・・。自分は5月病とは無縁である。。仕事楽しい。

2019年5月7日火曜日

連休中の仕事を自己採点!

長〜いGWが終了。昨日は短めに出勤したが、それ以外は休んでいた。最初の土曜日は出勤したので、8連休ということになるだろうか。ひさしぶりに出勤した昨日は、休日なので電車が空いていて助かった。。生田駅近くでカレーランチ。日替わりのマッシュルームチキンはとても美味しかった。

さて、備忘録も兼ねて8連休中にやった仕事を列挙(←いや、急過ぎる・・)。子育てもあるし、休みでもあるので、義務をこなすだけが偉いわけではないが。通常のメールの返事などは割愛。

完了した仕事、かなり進んだ仕事には◯
それなりに進んだ仕事には△
全然できなかった仕事には×
をつけたいと思う。

Aさんの論文リバイス投稿
卒業してしまったので、リバイスをすべてやらなければならない。データ解析から図を作り直し、Point-by-point response(レビューアーのコメントに一問一答形式で答えること)ももちろん作成。遺伝子番号にミスがあることに気づいたり、マテメソも間違えていたりといろいろ直す。

リバイスは大変だけれど、最初のバージョンはミスが多い。チェックはたくさんしているのだけれど・・。とにかく投稿までこぎつけたのはよかった。


Aさんの論文のプレスリリース原稿作成
上の論文のプレスリリース原稿を作成。こちらも自分で一から作らねばならなかった。これもほぼ完成。ゼロからスタートしたのに完成したのは自分を褒めたい。。あとは論文採択を待ち、関係者に送る作業。これも結構大変。


学振評価書の作成
こちらもこの時期の仕事かもしれない。それほどの量ではないが、それなりの量とも言える。申請内容と合わせて、評価書を記入する。なんどもチェックをしたので、まあまあ時間がかかった。


某省に提出する書類の作成
こちらは休み前に作成することになったもの。結構ヘビーな量で、科研費の2/3くらいの量だろうか。とりあえず終わったが、まだ見直していないので、誤字脱字は結構あるだろう。。でも一通り終わったのはよかった。


◯〜新学術領域会議のスライド
まだもう少し先だけれど、新学術領域のスライドを作成し始める。8割方できたけれど、最終的な詰めというか、これでいいかを検討中。それによっては大幅な直しが出てくる。

×B4 Y君、M君の論文作成
すまない・・・こちらは全く手が付かなかった。これから優先順位を上げて仕事にします。。

×論文読み
・・・全然できなかった・・・いや、時間がないというのは嘘だったと思う。時間はあった・・・。しかし、上の仕事に加え、子供をいろいろ連れて行ったり、後半は風邪をひいていた(今もちょっと体調がいまいち)。言い訳か・・どちらかというとやる気の問題かもしれない。これは反省。。

ということで、列挙すればそれなりにやったとも言えるし、もうひと頑張りできたとも言える。どれくらいの塩梅がいいのか、これは常に悩んでいくことだろう。ツイッターに書いたけれど、メリハリをつけて仕事をする日としない日を作るのは大事かもしれない。

さて、今日から完全なる平常運転。みなさま頑張りましょう。。

2019年5月6日月曜日

いよいよ今週から講義。ペースは大丈夫か。

いよいよ仕事が再開。いきなり講義や実習に加え、オムニバスの講義なんかも入ってくる。企業の方々とのミーティングも幾つか入っていて、これから春学期の本格的な忙しさが始まる。

自分は放っておいても早起きなので、それほどペースは乱れないのだけれど、夜型になってしまった人は大丈夫だろうか。

4月に新しい生活になって、GWで休みがあるのはすごく良いことだと思うのだけれど、ここでペースを戻すのが大変。

自分の上の子も、小学1年生の時にGW後が大変だった。

4月はなんともなく学校に行っていたのに、5月になったら急に行くのが辛くなってしまったみたいで、ぐずって大変だった。

幸い友達も似たような感じだったので、みんなして頑張って登校したが。

大学の方はどうだろうか。昨今の大学生はとても真面目で講義の出席率もとても高い。だからこそ、サボりだすとあっという間に差をつけられて戻るのが難しいという側面もある。

教員だってペースを戻すのが辛いのだから、学生、特に1年生が大変なのは当然といえば当然。とりあえず大学に行くまでが勝負ではないかと思うので、深く考えずに登校して欲しいと思っている。

GWは書類仕事が結構進んで、それなりに満足。さて頑張ろう。。

2019年5月5日日曜日

こどもの日でいよいよGWも終わりに近づいてきた

おとといは、横浜の赤レンガ倉庫で開催されているドイツフェスに行ってきた。
https://www.yokohama-akarenga.jp/event/detail/653

なんか赤レンガ倉庫ってドイツフェスばっかりやっている気がするのだけれど、気のせいだろうか。。



この日はパレードもあり、すごい人出だった。最寄りの駅まで行列状態。移動するのも大変でなかなか疲れた。。


それでも天気は最高。。穏やかに晴れて、絶好のお出かけ日和だった。ドイツビールとソーセージ。。だいぶ高かったが(上のビールが1200円、ソーセージ5本で2000円!)、それでも晴れた5月の天気の中で食べるご飯はとても美味しかった。

白いソーセージってあんまり食べないのだけれど、久しぶりに食べるととても美味しい。ハーブが効いていて、とても良い。ザワークラウトってそのまま食べるとあまり美味しいものではないけれど、やはり味の濃い、脂っこいものと一緒に食べるものなのだろう。


会場には子供達用のアトラクションも用意されており、少やや小さい子向けではあったが、ぎりぎり小学生でも楽しめるものだった。

GWにはこの他にも室内プールにも行ったし、遠出はしていないけれど、なかなか楽しんでいる。。合間でデスクワークをこなしているが、これくらいがちょうど良いかもしれない。

さて、これから通常通りペースが戻るのか。。学生だけでなく、先生も心配である。。

2019年5月4日土曜日

GWも残りわずか。体が軽い。。

いよいよ土曜日。GWも残り少し。それにしても珍しい大型連休。

この大型連休は、ジョギングをしたり、室内プールに行ったりと体を動かしていた。

そのせいで、体がだいぶ軽い。。いそがしいと運動をするのが億劫になってしまうが、体がバキバキになる。普段はデスクワークなどが多いせいかもしれない。PCも四六時中使っているので。

今年のGWは全体的に天気が悪かったけれど、後半は持ち直したし、気温も快適なものになった。運動をするには最適の温度となった。

最近の悩みとしては、ジョギングに飽きてしまっていること。。ただひたすら走るって、結構飽きる。大会とかに出る目標もないし、ただの健康管理で走っているので。ずっとジョギングを続けている人たちはどうしているのだろうか。

休日が終わるとかなり忙しくなるので、ここで運動をきっちりしておこう。もう少しバリエーションが増えると良いのだけれど。


2019年5月3日金曜日

続・プレスリリース原稿とマウンティング

昨日のブログにて、プレスリリースをたくさん書く話をした。

プレスリリースや学会で論文発表をして、たまに出会うのが「論文自慢だ!」的なリアクションである。

研究内容や科学的な話よりも、発表したジャーナルのインパクトファクターなどが気になってしまう人も少なからずいる。自分もたったいま、インパクトファクターを記入しなければいけない書類を書いているし笑、研究費や研究ポジションの獲得競争を繰り広げているので致し方ないところではある。

それだけではなく、単なるライバル心もあると思う。

さらにそれ以上に、周りが論文を出してしまうと相対的に自分が落ちこぼれてしまう、仕事をしていないのではないか?と不安になってしまうことがある。

これらの理由から、論文発表を見かけると、なんとかケチをつけようとしてくる人も世の中にはいる。

いうまでもないことだが、そういう人たちとは接しないことをお勧めする。そして、そういう人たちのために自分の方針を変えてしまうことは、自分にとって非常にマイナスになることは間違いない。

昨日の記事でも書いたが、プレスリリースを書くにはそれなりに理由がある。教育面でも研究面でも重要である。ここから少なくない共同研究が始まっている。

また、公的な研究費を使った場合には、できる限り広く一般にその成果を公表することも求められている。なので、日本語にして研究成果を伝えることは、ある意味義務ですらある。

しかし、公表すると上のようなネガティブなリアクションにさらされることがあり、実は最近の学生は自衛のためか、研究成果の公開を控えめにしようとする傾向がある。

昔だったら陰口を言われても気づかなかったが、今はSNSなどでそういったものが本人たちに届いてしまいやすいからかもしれない。賢い学生ほど、変な控えめさがある。自衛手段を身につけてしまったのかもしれない。

しかし、昨日のブログでも書いた通り、日本語の文章化はとても大事だし、その研究成果を他の誰かは全く違う解釈や利用法をしてくれるかもしれない。そのチャンスを「嫌われるかもしれない」で逃すには、あまりにもおしい。

前にも連載で書いたが、マウンティングをしてくるような人とは疎遠になった方が、人生を楽しく過ごすことができる。
最終回:コミュニティを選んで生きていく

ということで、うちの研究室ではある程度の論文だったらどんどんプレスリリースしている。さすがに速報誌、短報、インパクトファクターが1、2の時にはしていないけれど。

これからもどんどん日本語記事を配信して、世界を広げていきたいと思っている。

2019年5月2日木曜日

プレスリリースを書くのはなんで?

一昨日論文のリバイスを投稿した。リバイスとは、投稿した論文が査読(審査)を受け、それに基づいて論文を修正することである。

昨今はこのリバイスが厳しすぎて、場合によってはリバイスに1年以上かかることも珍しくない。長くかかる実験を要求され、しかもリバイスをしたからといって必ず論文がアクセプト(採択)されるわけではない。まさに研究者の勝負所である。

一昨日のリバイスはそんなに厳しくないので、おそらくこれでアクセプトになるのではないかと思う。そんなに高いレベルの雑誌ではないが、一応フルペーパー(速報や短報でない論文)。I.F.が最近落ちてきて、3点台になっている雑誌。一昨年まで確か5点台だったのだが。まあ、いいけれど。

さて、僕の方針で、うちの研究室ではフルペーパーで、I.F.が3か4以上の時はプレスリリースを書くことにしてる。プレスリリースとは、堅苦しく言うと報道発表だが、要するに、論文を日本語でわかりやすくして公開することである。


こちらはJST-ALCAのホームページのプレスリリース集

基本的には筆頭著者がプレスリリースの文章を書いて、僕が直すことになる。それを関係各所に送って、また直す。結構大変な作業である。

さてなんでこんな大変な作業をいちいちするかというと、いくつか理由がある。大きく分けて2つあると思っている。

1. 自分の研究をわかりやすく伝える練習
自分の研究を他分野の人に伝えるのは、とても難しい。専門用語が出てきたらいちいち解説しなければ意味は伝わらない。しかし、説明が長ったらしければだれも聞いてくれない。一方、あまりにも単純化しすぎると、うそになってしまう。ちょうどいいバランスで、ポイントだけ抑えるのはとても難しい。

自分のやっていることを説明することは、仕事ではとても大事だと思っている。仕事 is 説明責任。仕事とは、自分がやっていることを人に説明することだと、研究室でもよく言っている。この練習である。

また、そもそも仕事を得るための就職活動でも、説明が必要なのはいうまでもない。ということで、自分のやっていることをわかりやすく説明する練習である。

2. 異分野、特に企業の人に向けた研究成果の発信
原著論文は確かにオンラインで読める。しかし、原著論文をわざわざ読むだろうか?原著論文をいきなり読むのはかなり近い分野の人である。なので、PubmedやGoogle Scholarで検索できますというだけでは、論文が発表されたことすらほとんどの人が知らない。

また、研究成果というものは、他の人が見ると全く違う使い方を思いつくことがある。なので、少しでも多くの人に見てもらうと、研究が意外な広がりを見せることがある。

最近、企業との共同研究が増えているが、企業からの問い合わせの8、9割方はプレスリリースを見た連絡をしましたというものである。すべてがものになるわけではないが、今年もすでにこの話の流れから共同研究に発展している。

ということで、1は教育として、2は研究として有効であるため、ひと頑張りしてプレスリリースをすることにしている。また、その3としては、プレスリリースされて大学のHPに載ったり、新聞に掲載されたりすると、本人たちもやっぱり嬉しいし、モチベーションの向上につながることもある。

いや、ほんとに結構大変なのだけれど、教育にも研究にも役立つのならば仕方ない。頑張って日本語の文章を書くのも大事なことである。。

2019年5月1日水曜日

今日から新しい元号「令和」

GW中だけれど、今日から新しい時代に入る。新しい元号は令和。どんな時代になることやら。

昭和生まれなので3つの時代に突入。学生は平成生まれだし、どんどん年齢を重ねていく気がする。今年はいよいよ40歳になる。

しかし、振り返ってみると、
10代よりも20代のほうが楽しかったし(大学院の中盤は死にそうだったが・・)、20代よりも30代の方が楽しかった。なので、30代よりも40代の方が楽しくなるようにするのが目標である。。

30代後半は、自分の研究室を持つことができて、本当に幸せだったと思う。とはいえ、あまりにも忙しくて気がついたら5年目突入という気分。その前は20代後半から30代前半は任期制だったし、子育てもピークだったので、それ以上に忙しいかったが。

40代の目標としては、(特に研究で)もっと高い目標を掲げて生きていくことである。

やはり任期付きだったためか、確実に成果を挙げなければいけなかった。そして、どうしても仕事はまとめることを意識してしまう。別に悪いとは思わないが、気がつくとそれなりのレベルの論文を書くことが目標になってしまい、大きな夢を忘れていた気がする。

論文を書くことはとても大変だし、教育や大学の業務もあるのでよくやってきたとは自負しているのだけれど、やはり最終目標はもっと大きな夢でありたいと思っている。

気がつくと論文競争などに明け暮れてしまうのだが、そうではなく、本当に環境や社会に役立つ技術や、生命における重大な秘密を発見したいと思っている。

令和という新しい時代に入り、これからは自分や自分の研究室も高い目標設定を忘れずに、一方で論文をきっちり書いていくといううちの研究室の長所も伸ばしていきたいと思っている。

新しい時代はどんな風になるだろうか。