2018年2月14日水曜日

★論文査読あるある★ No.2 〜審査結果こないんですけど!?〜

★論文査読あるある★ No.2 は、審査結果こないんですけど!?にしようと思う。

論文を投稿して、審査結果が出るまでは非常にヤキモキする時間である。最近はだんだん気にならなくなってきたが、最初の1〜3本の論文では、審査結果を待つ日々は、まさに一日千秋の思いなのではないかと思う。

生物系の論文の話であるが、投稿してから審査結果の連絡がくるまでの時間は、1ヶ月前後が平均ではないだろうか(速報誌は除く)。

1ヶ月足らずで返ってくると今回は早いなと思うし、1ヶ月を過ぎてくると、さあ、そろそろ催促しようかなと思う。他の人はどうかわからないが、私の場合はこんな感じである。

ちなみに、雑誌によっては平均の査読期間が公表されている。しかし、1回目の投稿だけではなく、2回目、3回目の投稿論文の査読期間も平均に入れている場合があるので注意が必要である。すなわち、リバイスの実験が完璧で、エディターがすぐにアクセプトする場合は、投稿してから3、4日でアクセプトになる。これも計算に入っている場合もあるので、少し長めに考えておいた方がよい。

さて、困るのが、審査結果がなかなか来ない時である。私の経験で、一番長かったのが4ヶ月かかった時である。しかも長いリバイスを言い渡されて、その挙句にリジェクトというひどい目にあった。

それだけならばまあ仕方がないが、その際におそらく審査員と思われる研究者が、類似の論文を他の雑誌に極めて短い審査期間で投稿・掲載していた。上の年代の研究者ならば、一度くらいはこういう目にあったことがあるのではないかと思う。

他にも2ヶ月以上かかったことが3、4回あるだろうか。こうなるとさすがにどうにかしてくれと言いたくなる。

この原因としては上記を加えて3つあった。
1. 審査員(レビューアー)が審査を止めていた。
2. エディターがほっといていた。
3. エディターにすら届いていなかった。

3.についてはまともな雑誌ならない。やはり名の知られた雑誌に投稿するのが大事である。

2.については最近のことで、とりえず雑誌の方から催促をしてみた。そうしたら、なんと最初の審査の前にエディターが交代するという事態になった。おそらく放っておいたみたいだである。なんとも無責任である。

このような事態は残念だが起こりうることである。催促で大事なことは、「怒りをぶつけないこと」である。文句を言いたいところであるが、「早くしろ!」みたいなメールは絶対にしてはいけない。エディターもレビューアーもボランティアでやっている。そして、残念ながら、立場はエディターとレビューアーが圧倒的に上なのである。

とにかく、「大事な研究成果を広めるためには、迅速な審査が必要である」、「早い審査は雑誌の価値を高めるのに重要である」など、文句にならない形で催促をするのが必須である。

ということで、審査結果がなかなかこないとイライラしてしまうのであるが、理不尽な局面でもうまく催促して対処するのが大事である。。


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