2019年8月31日土曜日

仕事とは判断の繰り返しである。研究室で磨く3つの力とは。

どんな人でもそうだと思うけれど、仕事とは判断の繰り返しではないかと思う。



朝出勤すれば、今日は何から仕事をしようかと考える。ある仕事をすれば、他の仕事ができないのは当然である。

また、進めていたプロジェクトをさらにスピードアップさせるのか、それともそのままのペースで続けるのか、はたまた止めてしまうのか。これも日々考えて、周りと相談しながら進めて行くことだと思う。

それ以外にも、予算の使い道や外部の人との面会をどうするかなど、日々判断を繰り返している。

要するに、時間、空間、予算、労力をどのように配分すれば目標に達成できるかを日々考えている。そして、その目標そのものも単純なものではなく、長期、短期の目標を日々考えながら進めていると思う。

瑣末なものから大きくて重大なものまで、本当に仕事は判断の繰り返しだなと感じている。

これからの時代は、XaaSと呼ばれるアウトソーシングでのサービスが広がっていく。IT関連だけでなく、車やオフィスもシェアする時代になり、必要とされる仕事には必ず専門の代行業者が存在するような時代である。

なので、「何も考えずにがむしゃらに頑張る」だと、とても素晴らしいことに思えるが、うまくアウトソーシングを利用して、一見楽ばかりしているような人に負けてしまうことが増えてくると思う。

こうしたことから、仕事での判断力の重要性はますます高まってくると思っている。

うちでは、研究室で磨く大事な力を、判断力、コミュニケーション力、努力に設定している。最後の努力が必須なのは当然なのだけれど、方向性を間違えて頑張っても残念ながら成果を得られないのが社会の厳しさである。

ということで、今日は土曜日だけれど、やっぱり時間、空間、予算、労力の配分を考えている。いくらでもあれば面白い企画に首を突っ込んで進めたいのだが。。何かをやれば何かを諦めなければいけないのが辛いところである。世の中にはたくさん楽しそうなことが転がっているので。。

2019年8月30日金曜日

後期の講義と実習の準備スタート。専門の授業では課題を変える予定。

今年度の後期(明大では秋学期と呼ぶ)は、9月20日が授業開始日。まだ、少し先だけれど、準備はあらかじめしておかなければならない。

昨日は学生実習(1年生、環境化学実験)と初回の講義(3、4年生、環境バイオテクノロジー)に配るハンドアウトの印刷依頼をしておいた。

基本は例年と変わらないが、それでも毎年アップデートは必要である。

専門の環境バイオテクノロジーの講義では、期末テストの他に、課題と小テストを行うことになっている。出欠も毎回取っているので、出席、課題、小テスト、期末テストの4つをクリアすることが単位取得の最低条件になっている。

この「課題」について、毎年少しずつ変わっている。

最初の3年はレポートだった。しかし、課題を出すと割と似たところで調べてきてしまい、大枠は似た内容(コピペではない)が記載されることが多くなってしまった。

そこで去年はグラフ作成課題に変えた。3年生で基本となる散布図を使って標準偏差をつけ、t-検定を行うものである。実は意外にグラフ作成も簡単にはできない。

それはそれでよかったのだけれど、できる人からすれば当たり前とも言える。

今年はどうしようかというと、専門英語のリスニングを増やすことにした。

もともと毎回の講義で英語動画は流しているし、期末テストでも英語リスニングが必要になる。さらに強化するために、講義の前半に、ゲノム編集の英語動画をリスニング課題として課すことにした。


ゲノム編集は専門家だけの話ではなく、一般の人にも重要な話題になっている。医療や食品、環境など幅広い可能性を有するとともに、デザイナーズベイビーなどの懸念もある。あまり専門すぎると多くの学生に役出さなくなってしまうので、ちょうど良いのではないかと思っている。

ということで、毎年少しずつ変えるのだけれど、今期の専門は英語強化でいきたいと思っている。

2019年8月29日木曜日

学会パワポ作成にはどれくらいの時間をかける?

ただいま大学は夏休み中。大学が一年で一番のんびりしている季節である。

食堂がガラガラなこの時期になると、夏休みだなと感じる。


冬や春にも休みがあるが、それはあくまで講義などがない期間というだけ。冬は卒論、修論に1、2月になれば入試がある。3月になれば卒業仕事に学会も入ってくる。4月の準備をしていたらあっという間に終わってしまう。

なので、夏休みに1年間の休み溜めをしておく必要がある。

とはいえ、夏も学会があったり、また、予算のヒアリングなんかが入る季節でもある。今年は珍しく代表でのヒアリングなない年である。。去年も一昨年もあったし、来年も予定されている。夏は研究の面で勝負の季節なので、今年はのんびりできて素敵である。。

とはいえ、のんびりしているのは週末に頑張って論文をこなし、週明けに学会準備をしたからである。国際学会と国内学会の発表があり、それぞれ1時間と30分間弱なので結構長い。

学会の準備にはそれなりに時間をかける。とはいえ、いろんな業務がある中で長い時間をかけることができない。

上記のような国内学会の30分間弱(発表は20分間)の場合、パワポ作成にかけた時間は2、3時間くらいである。。

これで最終版ではなくて合間の時間でちょこちょこと直す。また、時間を守ることが大事なので、時間調整もどこかでやる。なので、合計時間はもっと長いが、大まかに全体像を作る時間は、大抵2、3時間くらいだと思う。

もちろん、これはベースがあっての話で、例えばイントロなんかは全てを作り直すわけではない。なので、一から作ったらもっと時間がかかるのは言うまでもない。

国際学会の方は流石にもっと時間がかかるが、それでものべ10時間はかからないはず。

論文も学会発表も業績には変わりないが、やはり論文を作るのと比べると大変さが全然違う。個人的な意見ではありが、やはり学術論文が一番大事であると思っている。

作る前はどれくらいかかるかわからなくて憂鬱だったが、とりあえず一通り終わった。あとは、講義や学生実習の準備もしておかなければ。。

2019年8月28日水曜日

昔ハマった名探偵コナンを子供たちと。

先週末は、名探偵コナンの映画を子供たちと観に行った。


名探偵コナンは自分が中学生くらいの時に始まっただろうか。それにしても長い。。

当時の漫画としてはとても斬新な設定で、殺人ミステリーとラブコメという謎の組み合わせ。また、ミステリーにフィクションが入ると一気に興ざめしてしまうことがあるのだが、このタブーとも言える組み合わせをうまく調和させたすごい設定だった。

高校生くらいの時には本当に好きだった。1時間スペシャルのコナンvs怪盗キッドは今でも覚えているくらい面白かったことを覚えている。また、劇場版の第1作目についても、ラストシーンが本当に好きだった。こちらも今でも覚えているくらい綺麗なラストシーンで、こうして長い時間が経っても覚えているのだから、本当にすごいなと思う。

漫画も実家にいた時は全巻買っていたが・・・もう買わなくなって10年か・・・・どこかでまとめて読みたい。。

それにしてもこんなに長く続いて、子供たちと映画を観に行くことになるとは思わなかった。世代を超えた漫画は色々あるが、まさかミステリーがそれに入るとは。新しい分野を切り開くということは本当に偉大である。。

仕事もひと段落したし、漫画喫茶でも入り浸ってコナンの漫画でも読み返そうかな。。

2019年8月27日火曜日

なぜかアクセス数が倍増?

論文書きなどで忙しく、ブログはちゃんと更新できず。やっと少し目処が立ったので少し休憩モードに入る。

ところで昨日はなぜかブログのアクセス数が通常の倍くらいあった。昨日は忙しくて朝のブログ更新はできず、夜にちょっと書いただけだった。

それ何になぜだろう??

1つには月曜日ということがあるかもしれない。ブログのアクセス数を見ると、土曜日と日曜日は少なく、平日が多い。

要するに、通勤や通学のついでにSNSを開き、そのついでにブログにアクセスする人が多いのかもしれない。。まあ、レポートの書き方とかプロトコールとかでなければわざわざブログを見に来たりしないかもしれない。

あとは、ツイッターのファボやリツイートの数が多いとアクセス数も上がる。リンクしているから当たり前かもしれないが。

コナンを見たついでにツイートしたス◯ーピー殺人事件笑。割とファボされていた。。


今や企業のツイッターアカウントがあるのは当然のことで、広く集客に使われている。こういうのを見ると、広告も時代とともに変化することを強く感じる。

自分の場合は楽しんでいるだけだけれど。。(いや、一応研究や教育にも活用している)

2019年8月26日月曜日

珍しくブログが遅れる。論文は山を越えた。。

週末と今日の朝は論文が忙しく、また、家の仕事や子供との映画もあったので、ブログが更新できず。。

ポスドクIさんの論文は山場を越えた。

一旦書き終えた後、追加実験が出たので、ポスドクIさんとテクスタWさんにその旨を伝える。おそらく1ヶ月もあればできると思うので、データが出たら論文を再開することになる。それまでは他の仕事に。

これでやっと発表の準備ができるだろうか。8月なのにかなり忙しく頑張ってしまった。今週はこれで少し休めそう。




2019年8月25日日曜日

秋の訪れで朝はかなり涼しい。

随分と朝が涼しくなってきた。日中でも日陰に入ると涼しく感じ、クーラーなしでも過ごせるのではないかという気候になってきた。

仕事はだんだんと忙しくなってきている。研究の仕事は、講義や実習の予定と異なり、割と急に予定が入るので、読めないところが難しい。

それでもいい知らせがあって忙しくなっているので、悪いことではない。

仕事だけでなく、夏は家の用事を片付ける時期でもある。家のことが結構忙しくて、毎週末何時間も使っている。

あまり行かない駅にも出向いており、駅ビルにあったパン屋でちくわパンとメロンパンを購入。。菓子パンばかり食べている気がする。。菓子パンって見た目だけで買ってしまう。。

食べることが大好きなので、忙しい最中でもこのような少しの楽しみを見つけたいと思う。でも、運動もしなければ。。

2019年8月24日土曜日

論文書きを一旦休憩。

まさかこの時期に忙しくなるとは思わなかった・・・予想外だ。。

今日は朝から論文を書いていたが、ここで一旦休憩。今書いている論文は、今日の朝でResults(結果)を2/3まで書き上げた。

Resultsは正直書くのは難しくない。解釈を入れてはいけないので、とてもシンプルに、淡々と結果を記述していく。今日の朝の1〜2時間でご飯を食べながら1/3くらいを書いた。

残りの結果を書けば、あとはDiscussion(議論、考察)とMaterials and Methods(材料と方法)。Materials and Methodsは文字通り書いていくだけ。議論と考察だけれど、すでに書くことを考えながら進めてはいる。ここまでくればもうすぐ初稿が完成。。

とはいえ、他にもうちのIくんが書いた論文を止めてしまっている。

さらにこの数日だけで
1. 企業との打ち合わせ
2. 新規特許出願の打ち合わせ
3. 取材
4. オープンキャンパスがらみの仕事
そして
ここからも
1. 大学関連の仕事
2. 国際学会招待講演
3. 国内学会シンポジウム発表
4. 予算のヒアリングに関する打ち合わせ
などが入っている。
それが終わるとゼミや委員会が入っていて、講義が始まる・・・

あれ、ひょっとして夏休み終わったのだろうか・・・

2019年8月23日金曜日

あれ、猛烈に忙しくなってきた!?

8月も23日。いよいよ下旬になった。朝はなんか涼しい。秋の気配を感じるようになってきた。

最近の小学生は、夏休み明けの始業式が9月1日ではないところが結構多いらしい。昔は、関東の小学校は9月1日に一斉に始まっていたのだけれど、時代を感じる。

大学の後期は9月下旬からだけれど・・・・

なんか忙しい。。


結構大事な案件が目白押し。

今論文を3つ抱えているので、これらを同時に進めている。
また、今週は企業の方との打ち合わせに、知財・弁理士との話し合いが入っている。さらにさらに、予算関係の仕事も急に降ってきた。

どれも悪い話ではなく、むしろ研究が進んで素晴らしい話なのだが・・・・

急に忙しくなってきた。。

ということで、この1週間はアマゾンプライムを見る暇なし。おかしいな・・・いや、でもまだ休みは諦めていない。来週は休もう。絶対。。

2019年8月22日木曜日

久しぶりにアクセス数の発表。。

すっかり忘れていたが、定期的にブログのアクセス数を発表していた。

しかし、このブログ以外を放置状態にして以降、全然アクセス数を発表していなかった。ということで、久しぶりにアクセス数を眺めてみる。

このブログを書いているのが8/20なので、少し数字はずれているかもしれない。

8/20時点でのアクセス数は、90,743 だった

ついに9万アクセス突破。10万アクセスが見えてきた。。

先月のアクセス数はおよそ4400。だいたい1日百五十アクセスくらいになっている。

たまに多くのアクセスがある記事があって、例えば、今週は研究室の学生を見ていて思う「エースの資質」とは。
などの記事へのアクセスが多かったため、1日300以上のアクセスがあった。

また、ツイッターで叙々苑のことも呟いたので、ツイッター経由でブログを見にきてくれた人も多かったようである。。

さて、本来は仕事に使う予定が雑記ばかりになってしまっているけれど、これからも頑張って続けたいと思う。

いつも読んでくれる方にも、初めて読んでくれる方にも、深く感謝を申し上げたいと思います。。。

2019年8月21日水曜日

「そんなことも・・・」は、最も人間関係を悪くする言葉。

学校や職場における最大の悩みの1つは、人間関係ではないかと思う。

物心ついた時から小学生、中学生さらに大学生、就職した後も最大の悩みは常に人間関係かもしれない。

人間関係をうまく進めると、人生はとても幸せなものになると思うが、文字通り相手があるものであるし、マニュアル化してどうこうできるものではないかもしれない。常に悩んで試しながら、構築していくものではないかと思う。

一言でどうすればうまくいくかなど到底言えないが、あっという間に人間関係を悪くするパターンはいくつかあると思う。

人間関係が悪くなるパターンの1つとしては、「マウンティングしあうこと」である。


現代社会ではどうしようもないが、色々な場面で比較され、順位づけがなされる。これらの順位づけで、あたかも人の優劣が決定されるかごとく扱われる。なんとか自分の順位を上げたいと思うのは致し方ないかもしれない。

しかし、あらゆる場面でなんとか自分が優位に立とうとする行為は、周囲の人間を落ち着かないものにし、関係が悪化していく。

その中でも最も手軽なマウンティングは、知識におけるマウンティングである。要するに相手に対し、「そんなことも知らないの?」と自分が知識を持っていることを誇ることである。

経験上、この「そんなことも知らないの?」という言葉は、本当に人間関係を悪くする。安易に言ってしまう言葉であるので、気をつけないと誰しもが使ってしまう言葉ではないかと思う。

しかし、この言葉はとても簡単に相手のプライドを傷つける。

知らなくても教えてもらえれば良いのだが、「そんなことも知らないの?」と言われれば教えて下さいと言えなくなってしまうのが人情である。

ということで、安易にこの言葉を使う人は、周りとトラブルを起こしやすい。

スマホが常に手元にある現代社会では、知識はすぐに検索できる。最低限の知識はもちろん必要だが、知識を自分で暗記していることの重要性は、昔よりも低下している。なので、知識のマウンティングは、本当に意味のない行為だと思っている。









2019年8月20日火曜日

【オープンキャンパスの続き】進路に迷ったら、全ての夢が叶った時のことを考える

8月初めにオープンキャンパスが行われた。高校生はこの時期自分の進路に大いに悩むことだと思う。



高校生に限らず、大学生、また社会人になっても進路に迷うことがあるかもしれない。

オープンキャンパスでも直接進路についての相談を受けた。それぞれの進路なので、どうした方が良いかは一概には言えない。向き不向きを一目で判断することは不可能なので。

とはいえ、少しは多くの人に使える進路の決定法をお伝えしようと思う(すごく偉そうだが。。)。

それは何かというと、
自分の希望する進路で、全ての夢が叶った時のことを考えてみる
ことである。要するに全て思い通りになった時のことを考えるということである。楽しい妄想をすることに近い。

例えば、
自分の希望の学部に入学が決まる

希望のゼミ、研究室に配属される

ゼミで活躍し、ゼミ長に選ばれる。研究室で素晴らしい発見をして、論文発表や特許取得、表彰される

希望の会社に入り、希望の部署に配属される。

希望の仕事内容になり、大ヒット商品を開発する、取引で大成功する・・・

などである。
そして、上記のように、
全てがうまく行った時に、果たしてその仕事を20年、30年と続けたいと思うか
を考えるとよい。

すなわち、最もうまくいった時に、何が得られるかを考えるということである。要するに報酬の上限を考えてみるということである。

本学科だと、食品に興味のある学生も多い。
例えば、お菓子の開発メーカーに入り、ラムネの商品開発部に配属され、開発した商品が大ヒットし・・などと考える。


そうすると、何が得られるかと言えば、当然希望の仕事内容を継続する権利を得る可能性が高まる。また、出世して給与も社内の他の人より高くなるかもしれない。誰もが知っている商品を開発すれば、家族も喜び、きっと素晴らしい気分に違いない。

一方で、出世をすれば仕事が忙しくなるかもしれない。また、菓子の商品開発に着手すれば、当たり前だが、例えば病気の人を救ったり、地球環境への直接的な貢献するという仕事からはやや遠くなってしまうかもしれない。もっともうまくいった時のことを考えるので、何か貢献できる可能性を想定してもよいが、限界は考えておかなければならない。進路の選択では、何かを選べば、何かを捨てなければならないことは間違いない。


このように、全てがうまくいった時に自分はそれで満足できるかを考え、満足できないならばその進路は自分には合っていないと考える方法である。

繰り返しになるが、全てがうまくいって最高の結果を得たのに、それでもその仕事を続けても満足できないそうならば、その進路は止めた方がよいということである。

自分の場合も、例えば金融関係などにも興味があったが、例え金融関係で全てがうまくいって大きなインセンティブを得たとしても、やはり環境や医療、すなわち地球や人を直接的に救う可能性のある仕事がしたかった。投資などでももちろん貢献できると思うが、自分のアイデアで直接的に技術を開発したいという願望を優先した結果である。

進路選択なので、どれが偉いとか、どれが正しいとかいう話ではなく、あくまで自分の好みに合うかどうかを判別する方法である。

ちなみに、この全てがうまくいった時のことを考えるという方法は、研究のシミュレーション・試算などでも使う手法である。ビジネス計画でもそうかもしれない。

シミュレーションなどを行って結果を発表すると、「その仮定は間違いではないか?」「そんな甘いことは起こらない」などと批判されることがあるが、(第一段階としては)これらの批判は間違いである。

まずもっとも甘い仮定をして、全てがうまくいった時のことを考える。それでも満足できる結果が得られないならば、その計画そのものを止めるのである。すなわち計画をスタートさせるかどうかに使うのである。

ということで、とても長文になったけれど、進路に迷った時の1つの方法として、全ての夢が叶った時のことを考えるというものがある。全ての夢が叶ったのに満足できなければ、それは合わない道であり、その方向性を除外してみる。

偉そうに言っているが、自分が高校生の時にはそんなに深く考えなかった。。学生たちと接していると自分よりもしっかり考えている人が多く、最近になって気づいたこんな進路の選択方法もあるということをお伝えできれば幸いである。

2019年8月19日月曜日

8月も後半。少しずつ仕事だけど、イベントも。。

月曜日。仕事のスタートだけれど、まだそれほど忙しいわけではない。

9月に入ると結構仕事が入っているので、あと2週間ののんびりというところかもしれない。

それでも取材とか特許の打ち合わせとか仕事は色々入っている。まあ、これくらいは仕方ないかもしれない。。

今週は、お祝いの叙々苑焼肉にも行く予定。M2 I君と M1 K君である。全部の論文で叙々苑というわけではなく、最近はちょっとはレベルのことを考えて、I.F.3以上くらいの雑誌に論文が通った時にしている。

I.F.の賛否は別にして、やっぱりこれくらいに通らない時には、出版しているこちらとしても「うーん、データが足りないかな・・」と思っている部分も多い。なので、流石に最低ラインを作ることにした。

この2週間はのんびりだけれど、ここで何をするかと言えば、論文を書くことになる。そう、こういうタイミングを逃すと論文書きが大変になる。。でも、休みを取らないとそれはそれで大変なことになるので、メリハリをつけてうまくやろうと思っている。

小説もアマゾンプライムもゲームもだいぶ堪能したし、少しずつこれらを減らしていっても良い気もしている。結局、仕事が好きなのだろうなあと思う夏の日である。。

2019年8月18日日曜日

研究室の学生を見ていて思う「エースの資質」とは。

何度も書いているが、2015年4月に赴任して、一番驚かされているのが、学生の質の高さである。それぞれ得意不得意があり、個性があるのは当然だが、概してとてもレベルが高い。さすが私立大学農学部でトップなだけある。

研究成果だけでなく、就職活動や国家試験の結果など、とてもすごくレベルが高いので、「え、自分が先生でいいのか・・?!」と冷や汗すら出ることもある。。

講義などの試験中心で成績がつけられる時代が終わり、研究室に配属されて研究を始めるとさらに化ける学生たちがいる。たまにぞっとするくらいできるので、笑ってしまうことすらある。

別に呼称は正式なものでもなんでもないが、やはり自然とエースと呼ばれる人が出てくるのは、まあ人間の集団があれば当然なのかもしれない。当研究室にもエースたる人物が出現する。



小山内研初代エースは、1期生のTくんだろう(別に成績に任命したわけではない笑)。修士までで国際誌に筆頭で論文を4報出して、この3月に希望通りの就職先で研究開発職に就いた。当然、学科の先生たちは誰もが彼のことを知っており、とても有名人だった。たまに適当なことがあるけれど笑。

2代目エースは、4月のブログ記事でも書いたが、2期生で現在M2のIくんだろう。
新年度1発目のアクセプト! 2代目エースは任せた。

国際誌に単独の筆頭で論文を3報。次の論文はさらに内容を濃くして、作成中。英語論文の作成は完全に自分で一から行なっている。そしてその質はとても高い。

このエースたちがあまりにもレベルが高いのだが、他の学生たちもそれぞれレベルが高くて、例えば1期生の修士で卒業した他2人も国際誌に2報または3報ずつ論文を出して、さらに国際・国内学会での賞や特許出願も付いているという活躍っぷりである。

さて、エースと呼ばれるくらい成果を挙げるにはいろんな資質が必要である。継続的な努力などは言うまでもない。いろんな資質があると思うが、共通していることの一つとしては、
どんな結果でも自分の成長につなげてしまうこと
かもしれない。

成果が挙がっているからといって、成功ばかりしているわけではない。むしろ、挑戦していると、失敗の数は人よりもはるかに多いと思う。

しかし、失敗から学んで次に活かすことができるのだと思う。反対に、失敗して必要以上にふさぎ込んでしまったり、攻撃的になってしまったりするのは時間と労力を損してしまう。

また、成功したら成功したで、新しい世界が広がり、また新しいことを学ぶことができる。つまり、成功した時も学んで次に生かしている

要するに
成功しても成長
失敗しても成長
するので、どんどん実力がアップして、結果が残せるのではないかと思う。

簡単に言えば、どんな出来事も成長につなげてしまうのだと思う。

SNSなどを見ていても思うのだが、不遇な人は、例えば過去の失敗などにとらわれて、SNS上で過去の文句を垂れ流しているなどをしている。当然、こんなことをしていても成長はしない。

こうした日々の積み重ねで、実力差ができ、実績に差が生まれていくのではないかと思っている。

こうしたものは、言葉にすれば当たり前だが、感情を持つ人間としてはなかなかできないかもしれない。自分だって、できているのか若干微妙な気がする・・。

ということで、自戒を込めて記載しているだが、どんな出来事も自分の成長につなげてしまう人は本当に強いと思う。なかなかできることではないが、こうしてブログ記事にすることで忘れないように心がけ、自分も日々成長できるようにしたいと思っている。

2019年8月17日土曜日

SNSでは遠慮せずにミュートを。

今週はひたすらスマホとPCの前にいた(いや、仕事中もそうかもしれないが)。

ツイッターもかなり長い時間開いていたが、TLを見ていると気分が暗くなることも少なくない。

気分が暗くなるものとしては
1. 悲惨な事件や事故のニュース
2. 攻撃的な意見
3. 影響力の大きい人の明らかに間違っている発言
だろうか。

1のニュースはさらっと見て対策だけ考えて、詳しくは見ないようにしている。それでも水の事故のニュースなどは本当にいたたまれないが・・。

2や3についてだが、そもそもどんなことに関しても毎回攻撃的な意見・ネガティブな意見を述べているアカウントがある。性格がネガティブなのかストレス解消なのかはわからないが、どのような意見に関してもマイナスのことを述べている。



こういったアカウントについては、遠慮せずにミュートしている。別に無理して接する必要はない。

そしてミュートした後に、「ああ、自分の近くにいなくてよかった」と思うことにしている。

職場などだったら逃げられないが、SNS上だったら接しなければ終わりである。たったそれだけで解決できる問題であったことに感謝することにしている。幸い、明治大学に赴任して以来、周りには本当に恵まれている。周りの先生たちは優しいし、学生たちの性格も良い。

不満ばかり述べているアカウントを見ていると、
過去の不遇、現在の不満、将来の不安
を誰かにぶつけたくて仕方がないように思える。実際、職場などでも自分の生い立ちの不遇や家庭の不満、待遇や将来についての不満と不安などを、人にぶつけたくて仕方がない人に当たることも少なくない。こういう人とは接しないのが一番であると思っている。

20代の時には、周りの全ての人たちとうまくやらなければならないという考えを持つこともある。しかし、この考えを強く持ちすぎることで、自分が疲れてしまうことも多い。

これまでの人生経験でもSNSを見ていても思うが、合わない人とはできる限り接しないのが一番であると思う。また、世の中には「この人ならば不満をぶつけても大丈夫」と認定すると、際限なくぶつけてくる人もいる。こういう人に対して頑張っても、将来は絶対に報われない。

ということで、かなり冷たいかもしれないが、SNS上なんて会ったこともなく、一生会わないかもしれない人たちで溢れている。そんな人のために疲れてしまうなんてとても勿体無いので、接しないというシンプルな対策が大切だと思っている。

2019年8月16日金曜日

そろそろのんびりタイムに飽きてきた。。

今週は旅行にも行き、その後もダラダラと過ごしている。宣言していたが、小説、アマゾンプライム、スマホゲームと本当にダラダラしている。


さすがにそんなダラダラしていると、少しは仕事がしたくなってくる。昨日も1、2時間は来月以降の学会の発表準備をしていた。

仕事で忙しくなると、上記のような暇が欲しくなるし、旅行などで別の場所にも行きたくなる。でも、一通りこれらをこなすともう仕事に戻りたくなってしまう。

アカデミックの研究者は待遇などで様々な批判を浴びているが、やはり仕事の楽しさという点ではかなり良い職業なのではと思う。少し離れると、仕事をしたくなってしまう。

来週には大学の公式な仕事としての取材も入っている。少しずつ仕事も入ってくるが、やはりここは無理をせずのんビリタイムと仕事タイムをはっきりと分けて両方充実させようと思っている。

アマゾンプライムもキノの旅を見終わって、まだ次に観るものが決まっていない。。はて、何にしようか・・・また誰かのオススメを聞いてまわるのが良いかもしれない。。

2019年8月15日木曜日

夏の旅行で和食三昧。台風はぎりぎりセーフ。

夏休みの旅行は、広島県へ。台風が心配されたのだけれど、ギリギリ間に合った。



瀬戸内海は、温暖で(今は暑いが。。)、海の幸が美味しい。島々の景色も素晴らしく、天気が良いととても爽やかである。

魚介類いっぱいの和食で、お腹がいっぱい。


穴子もいっぱい堪能。いつもながらだが、刺身は子供たちに取られる。。瀬戸内は鯛めしが有名で、いろんなものが美味しかったが、やはり鯛めしが一番美味しかった。優しい美味しさで、毎日でも食べられそうなところが良い。。


旅行でも朝早く起きてしまう癖はなかなか抜けない。部屋から日の出も見えた。水平線にだんだんと登ってくる太陽は、本当に美しい。海の上に光の道が見えるのもとても綺麗だった。

温泉にも何度も入り、子供たちともプールで遊ぶ。日焼けした肩が痛い。。

帰りの新幹線は、予定を切り上げた人たちが自由席にあふれていた。自分たちは指定席だったので座れたが、自由席に変更した人たちは大変だった。大人なだけならば良いのだけれど、子供連れだとずっと立っているなんてなったら一大事。新幹線が止まる前で本当にラッキーだった。

まだ夏休み期間だけれど、少しずつ仕事のペースを戻していく予定。仕事をする日と遊ぶ日のメリハリをつけて8月は過ごそうと思っている。

2019年8月14日水曜日

小説といえば、幻の講義内容を思い出す。

宣言通り、夏に小説を読んでいるのだが、そういえば明大着任の初年度の講義では、なぜか講義の最後に小説の紹介をしていた。

いや、何を言っているかよくわからないかもしれないが、そのままの意味である。

自分の講義では、途中と最後にアクティブラーニング、すなわち自分で頭と手を動かす作業を入れている。100分間授業でただ聴いているだけでは、集中力が保たないので。

で、なぜか講義の最後に、問題を出すとともに自分の好きな小説を1つずつ紹介していた。

いや、やはり意味がわからないかもしれないが、なぜか紹介していたのである。

新任だし自己紹介も兼ねていた気もするし、なんか単に喋りたかっただけのような気もする。ということで、1年限り(2年間だったかもしれない)で消えた幻の講義内容である。。

新任の頃って、やっぱり勢いがすごい。忙しさで狂っているとも言えるが、今考えると「よくそんなことできるな」と思うようなことをする。わずか4、5年前の話だけれど、やっぱり今とは違う。

1つには、人間は新しい刺激が加わると、モチベーションが急激に上がることがあるということだと思う。反対にいえば、飽きてしまうとモチベーションが下がるということだと思う。

なので、この夏はアニメや小説などで新しい刺激を入れようと思っている。

毎年夏は色々やっていて、ブログをいっぱい書いたり、フィコシアニンキャンドルを作ってみたり、チューブを工作して培養してみたりと、実は色々やっている。こうして常に新しい刺激を入れることで、モチベーションを保つ努力をしているのである。

・・・と、もっともらしい説明をつけたが、やっぱりただ単にやってみたいからやっているという側面が大きいかもしれない。とにかく夏は新しい刺激を求めたいと思う。

2019年8月13日火曜日

お盆真っ只中で台風は大丈夫?

台風が接近しているらしい。関東はわからないが、西日本には上陸する進路である。

恐ろしいもので、天災の記憶はだんだん薄れていってしまう。昨年は西日本の浸水被害はとても酷いものだった。自分もゆかりのある土地が2階以上浸水している映像を目にした。あんな平和な場所であんなことが起こるなんて・・と愕然としたものである。

また、9月は札幌の高分子討論会というものに参加する予定だったのだが、地震で中止になった。結構分量の多い要旨を作成し、いざと思ったのだけれど中止だった。直前だったのだけれど、飛行機やホテルのキャンセルも無料。観光業界の人は本当に大変だっただろうなと思う。

こうして原発事故の記憶もだんだんと薄れてしまうのだろうか・・短期的なことはともかく、やはり長期的には脱原発にシフトしなければならないと思う(というか、ウラン鉱石が枯渇するので、いずれそうなるだろうが)。

自分は再生可能エネルギー・マテリアルの研究をしているので、早くこういうのが実用化できればと思う。歯がゆい次第である(正確にはエネルギーはあまり研究していなくて、原材料の方だが)。

とはいえ、少しずつ実用化の道も見えてきた。夏休みはしっかり休み、休み明けからまた研究に復活して、少しでも早く社会に役立つ技術を提供したいと考えている。

2019年8月12日月曜日

現時点での夏アニメナンバーワンは?

仕事を一切せず、のんびりモード。アマゾンプライムビデオやスマホゲーム、小説に浸っている。はあ、本当にのんびり。

アニメを色々観ているけれど、最近のアニメの映像の綺麗さにはびっくり。観ているだけで圧倒されそうな映像美が、当たり前のように流れてきてとても驚く。オススメされたRELEASE and SPYCE(リリスパ)もオープニング映像がとても綺麗ですごいと思う。

休み期間には、いろんなものをインプットしようとしているが、内容に関しては、あまりドロドロしないようなもの、くどすぎないものを観るようにしている。

凄惨な過去がベースになっているような作品、次々と暗い事件が起こる作品、人類とは・社会とは何かを深く問いかける作品などは避けて気味である。。

正直、別にこれらの問いや答えを動画や小説で考察しようとは思っていないので。。リラックスタイムのはずなのに、疲れてしまっては本末転倒である。。そもそも、哲学的なことを語っている作品って、独りよがりで合わない、というか、そもそも面白くない・・・。

なので、なるべく気楽なものを観る予定。ただし、人にオススメされたものも観ないと、自分の好みばかりになってしまい新しい発見がないので、いろんな人の意見を聞くことにしている。

今のところのナンバーワンは、「かぐや様は告らせたい」というラブコメだろうか。公式サイト


多くの作品は男性に都合の良いもの、女性に都合の良いものと少し偏っているが、この作品はどちらにも偏っていないと思う。上記のような凄惨な事件は全く起きないが、それでいて飽きさせない。観終わった後もスッキリとても良い気持ちになるので、休みに観るにはピッタリな作品である。。

現在、実写映画もやっているみたいで、人気の証拠かもしれない。実写映画は・・・どうだろう。父親あるあるかもしれないが、映画館で観るのは子供向けの映画ばかり。。

この夏はまだまだいろんなものを観ようと思っているので、いろんな人からオススメを集めようと思っている。。

2019年8月11日日曜日

h-indexを調べてみたら、いきなり3つ上がった!?

研究者の評価基準については常に議論がある。

ハイインパクトな雑誌に論文、論文の数、引用数、実用化例、特許数・・・最近話題はコストで割り算をするなんてものもあるらしい。

いろんな指標があるのが、その中にh-indexというものがある。


説明しにくいのだけれど、これは論文数と引用数が関係する指標である。

まず自分の論文を引用数が多い順番で並べる。

例えばこれまでに、引用数が
90, 50, 40, 20, 15, 9, 8, 6, 3, 1
と10報の論文を発表しているとする。

h-indexは、「発表論文のうち、被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たすような最大の数値」ものらしい。

よくわからないかもしれない。

こちらの説明の方がわかりやすく、
「ランキングの数値が、被引用数より大きくなった時の順位(被引用数順位 > 被引用数)がh-index(h指数)」
である(レタープレス株式会社HP)

どういうことかというと、上の例で10報の論文を発表しているが、
ランキング5位 引用数15
ランキング6位 引用数9 
ランキング7位 引用数8
ランキング8位 引用数6
ランキング9位 引用数3
となっている。
これの例では、ランキング7位までは引用数がランキングの数よりも多いが、ランキング8位のところで、引用数のほうが少なくなっている

h-indexは、引用数がランキングの数よりも多いところの数となる。すなわち、上の例では、h-indexは7となる。

h-indexの調べ方は色々あるが、一番簡単にはGoogle Scholarで名前を打ち込むことである。。

自分のh-indexを調べてみたら、初めは14だった。
https://scholar.google.co.jp/citations?user=LWl43u0AAAAJ&hl=ja&oi=ao
ところがよく見ると、「あれ、あの論文がないな・・」と気付いていき、自動で全ての論文がカウントされていないことに気づいた。

そこで、カウントされていなかった自分で論文を追加したところ、h-indexは17に上がった笑。多分これで全部だとは思うけれど、共著論文はミスっているかもしれない。。

ちなみにこのh-indexについてもすぐに問題点は思いつく。
1. とにかく論文をたくさん出していった方が上がる
2. 研究者が多く、かつ、短い論文をたくさん出すような分野の方が上がる
3. 筆頭著者や責任著者に対する重み付けがないので、共著が多い方が上がる。
4. 年齢が高い人の方が有利(論文数や引用数はどんどん上がっていくため。ただし、Scholarでは2017年以来のh-indexという項目もあった。)
などがあると思う。

まあ、要するに指標なんて結局そんなもので、参考程度、いや参考程度になるのかも微妙だと思う。それでも、分野間で評価するときには何かしらの指標は必要になるのだろう。たまにのぞいてみたいと思う。。

2019年8月10日土曜日

大学メンテで朝早く出勤。

オープンキャンパスも終わり、大学はすっかり夏休みモード。お盆明けには取材も入っているので、結構短い夏休みだけれど、1年でもっとも人が少ない時期かもしれない。

今日は電気設備メンテナンスの日だった。7時くらいに大学に行き、ドライアイスを受け取って、冷凍庫に放り込む。うーん、うちの研究室では毎年僕がやっているのだけれど、先生がやらなくてもよい気がしてきた笑。

実はうちの修士の学生には、サイエンスサポーターという大学の制度で月額少しのお金が出ている(交代で1年間だけだが)。子育て支援が名目で、ギリギリまだこの制度を利用できる(子供が大きくなってきたので、今年か来年で終わりかもしれない)。本当にお小遣い程度であるが、昼ごはんの足しくらいにはなっているとは思う。なので、このような少しの頼みごとは堂々とできることになっている。。

とはいえ、ドライアイスを放り込むなんてしょうもない仕事を頼むのも申し訳ないなとも思うし・・・でも、自分が休みをしっかり取らずにダメになると、止まってしまう仕事がいっぱいあるので、任せる時は任せなければとも思う。常に悩みながらである。。

毎年この作業を終わると夏休み感が強い。今年はすでにのんびりしているが、しっかり休みをとって仕事に臨みたいと思う。



2019年8月9日金曜日

オープンキャンパス終了。合計の来場者数はなんと・・。

昨日、一昨日で、明治大学生田キャンパスのオープンキャンパスが終了した。昨年は台風で中止になってしまったが、今年は天気も良く、順調に開催ができて本当によかった。

オープンキャンパスでは、なぜかメロンパン屋さんが来ることになっている。オープンキャンパスに来る人は、「生田キャンパスにはメロンパン屋さんが定期的に来るのだろうか?」と思うかもしれないけれど、実際には1年でこの日にしか来ない笑。月に1、2回くらい来てくれるととても嬉しいのだけれど。画像はメロンパンアイスで、暑い中木陰で食べると最高だった。。

晴天の中開催された生田キャンパスのOCだけれど、2日間の来場者数は、1日目がなんと7400人以上。2日目が6000人弱とのことだった。合計するとおよそ1万3000〜4000人!うーん、大イベントである。。

確かに1日目はすごい人だった・・・。学科ガイダンスも午前中は立ち見が出てしまい、疲れてしまったかもしれないので、大変申し訳ない気持ちだった。

それでも、熱心に話を聞いてくれて、こちらも楽しむことができた。また、オープンキャンパスのために学生たちもいっぱい働いていて、本当に大人ですごいなあと感じる。明大は自分の大学が好きという人も多いので、こういう時のまとまりはとても素晴らしいと思う。

ということで、2日間のOCが終了。みなさま大変お疲れ様でした。。



2019年8月8日木曜日

オープンキャンパス2日目。昨日は大盛況。今日もいい天気!

本日は明治大学生田キャンパスのオープンキャンパス2日目である。。
公式サイトはこちら



昨日は、午前と午後に学科ガイダンス、午後に模擬授業となかなかの忙しさ。研究室のツアーは学生に任せて、自分は登壇していた。

午前の学科ガイダンスは大盛況。大きな教室(確か250人〜300人教室)が、全くの座席の空きがない状態。立ち見の人も出てしまい、申し訳ないほどの状況だった。

流石に午後は分散していたけれど、それでも教室の席は埋まっていて、オープンキャンパスは大盛況のようだった。

模擬授業の後にも直接質問に来てくれた高校生もいた。とても真剣に自分の将来の進路を考えていて、自分が高校生だった時よりもすごく大人だなと感じた。5分間くらいだったけれど、進路の選択に役立ったとしたらこの上ない幸せである。

昨年が台風の影響で中止になってしまったので、昨年来れなかった高校生が集まったのかもしれない。天気も良いので(良すぎて暑いけれど)、それも来場者数の増加につながったと思う。

研究室ツアーの方も、熱心な高校生と親御さんがたくさん訪れて来た。うちの研究室の学生たちも、かなり時間をオーバーして話をしてくれて、とても大変そうだったけれど、未来の後輩になるかもしれない高校生に対して、熱心に体験談や研究室の説明をしてくれていた。

テスト期間が終わり、こういう対応も大変かもしれないけれど、しかし、自分で人に説明をするという経験はとても大事だと思う。

自分の持論だけれど、仕事=説明責任だと思っている。

普段一緒にいる人たちとばかり話すと、説明が足りなくても話が通じてしまう。なので、このような機会にいろんな人たちと話すことで、説明が上手になり、いつの間にか仕事におけるスキルアップができていると思っている。

さて、今日はオープンキャンパス2日目。自分はとりあえず担当の仕事は終わったので、なぜかオープンキャンパスにだけ来るメロンパンアイスでも食べようかと企んでいる。。

2019年8月7日水曜日

本日からオープンキャンパス!

いよいよ今日、明日(8/7, 8/8)の日程で明治大学生田キャンパスのオープンキャンパスが行われる。

公式サイトはこちら

研究室、施設見学などはキャンパスでチケットを取得する必要がありますので、到着したら受付で聞いてみてください。

農芸化学科のツアーでは、小山内研(環境バイオテクノロジー研究室)に入ることもできます!!ユーグレナ(ミドリムシ)を顕微鏡で観ることができます。。

また、本日は農芸化学科の模擬授業と学科ガイダンスの担当でもあるので、合計3回ほど登場して喋ります。ご興味がある方はぜひご参加ください。。

模擬授業は撮影されて、編集後にyoutubeなどにアップロードされる予定。うーん、恥ずかしいが。。。

参加される方は、暑さ対策に十分ご留意を。また、食堂やコンビニなどはありますが、かなり大勢の方が来場されるので、時間がかかることが予想されます。念の為、あらかじめ飲み物と少しの食べ物を用意しておいたほうが良いかもしれません。

オープンキャンパスはお盆前の一大イベント。大勢の方が来場するので、気合いを入れて頑張らねば。こちらも楽しみにしています。

2019年8月6日火曜日

オープンキャンパス直前No.3。学生の就職先は?

オープンキャンパス直前に農芸化学科の情報を発信。

受験生にとって気になるのは、何と言っても卒業後の進路ではないかと思う。



今の学生はとてもしっかり者という印象が強い。なので、迷いながらも卒業後についてしっかり考えているように見受けられる。

農学部ガイドやホームページにも卒業後の進路の例は掲載されている。
卒業後進路

まず、4年生卒業で就職する人が70%強。大学院に進学する人が30%弱。国立大学の理系の人からすると驚きかもしれない。理系では、「とりあえず修士まで行く」人が珍しくないので。

就職先としては、やはり食品関連のメーカーが多い。店頭で目にする食品を開発するメーカーだけではなく、原材料や添加物、包装関連なども含めると一番多いかもしれない。

食品以外のメーカーでは、化学・環境・建設などの会社にも就職する。結構幅広い。

さらに最近多いのが何と言っても情報通信系である。時代の流れと需要の関係だと思うが、とても多い。農芸化学だけれど、情報通信系は大丈夫なのだろうか?と思うかもしれないが、実際にはとても多い。

ということで、多い進路としては、食品関連メーカー、食品以外のメーカー、情報通信系だろうか。これ以外にも公務員やコンサルタント、金融業など幅広く就職している。

就職活動の状況だけれど、正直、就職はとてもいい。就職活動はとても大変なものであることには変わりはないが、研究室の学生で「就職が決まりません・・」と言ってきた学生は一人もいない。先生ってももっと頼られるものかと思っていたけれど、みんな自分で決めてくるので、先生はとても楽です笑。

ということで、就職に強いのはさすが明治というところではないかと思う。学部で就職するだけでなく、大学院に進学した学生もしっかりと成長して良いところに就職している。就職に強い大学なのは間違いないと思う。


2019年8月5日月曜日

農芸化学科の学生の印象は?オープンキャンパス直前No.2

今週は、明治大学の生田キャンパスのオープンキャンパス。農芸化学科の紹介。

自分が受験するにあたって、何と言っても気になるのがそこにいる先輩学生の雰囲気ではないだろうか。



多くの学生が10代終わりから20代前半。この時期は周りの影響も受けやすい。採点なんかをするとわかるのだが、出席番号が近い人たちで成績が固まる傾向がある。

つまり、隣が必死に勉強していれば「やばい、自分も勉強しなければ」となるし、周りが遊んでいたら「まあ、自分もこれくらいでいいか」となるのである。なので、周りの学生の雰囲気はとても大事である。

昨日も書いたけれど、農芸化学科はとてもよく勉強する学科。学生たちの授業の出席率も高い。かわいそうなくらい高い・・・。

また、キャンパスが農学部と理工学部という2つの理系学部だけあってか、実習などが忙しく、遊んでいる時間が少ない。そのため、とても真面目な学生が多いと思う。

さらに、全体的に育ちの良さを感じる。大学で授業崩壊みたいな話があるかもしれないが、明大農学部ではそんなことはない。講義で私語などがあり注意をすることはあるが、全体としてはとても真面目に講義を受けていると思う。

ということで、ちゃらちゃら遊んでいるような人は少数派だと思う。

他大学ではあるが、自分の大学時代を思い出しても、やっぱり勉強で忙しくて、もっと飲み会とかサークルとか華やかなところを期待していたので、とてもつまらなかった笑。でも、飲み会とのか思い出って、はっきり言って大して残らない。図書館ばかり行って、大学生的な意味ではすごくつまらなかったが、今思い返しても、大学でしっかり勉強していてよかったと思っている。そして、飲み会なんてもっと少なくてよかったと思っている(個人の意見なので、これが良いかはわからないが)。

ということで、当たり前かもしれないが、大学選びは内容もさることながら、真面目に勉強をする人たちがいるところを選ぶべきだと思う。本学科に限りはしないが、少なくとも農芸化学科は遊べるようなところではないのは、みんなが認めるところである。

2019年8月4日日曜日

オープンキャンパス直前。農芸化学科とはどんなところ?No.1

今週は、明大生田キャンパスのオープンキャンパスが予定されている。
https://www.meiji.ac.jp/exam/event/opencampus/index.html
8/7, 8の2日間に渡って行われる。

昨年は台風が直撃してしまい、なんと両日ともに中止になってしまった。今年はとても暑いが、今のところ大丈夫そうな気がするが果たして。

オープンキャンパス前なので、農芸化学科の紹介でもしようと思う。ブログには農芸化学科のカテゴリーも作っているので、そちらも見て欲しい。

明大農学部には4つの学科がある。
農学科、農芸化学科、生命科学科、食料環境政策学科である。前3つが理系3学科と呼ばれている。食料環境政策学科はその名の通り、政策などを扱うため、農学部に所属しているが、文系に近い学科である。

農学科、農芸化学科、生命科学科という3つがあり、こちらはどういう違いがあるのか?と思うかもしれない。研究室配属になれば先生の専門によるので、一概には言えないが、農芸化学科の特徴と言えば、化学をベースに学ぶ幅が広いことである。また、食品関係の講義や研究があるというのが最大の特徴かもしれない。

キーワードとしては、化学、食品、環境、微生物、発酵などだろうか。農学部だけあって、生物学や化学などの基礎学問だけではなく、少し実社会に近いところの勉強も入っている。「食品衛生管理者」と「食品衛生監視員」の資格が取れることも大きい。
詳しくはこちら
幅が広いので、化学、生物を中心に様々な学問を学ぶ。そして、みんなすごく真面目に勉強する。学生実習も多いので、実験が好きな人が入ってくる。そして、単位の取得も厳しいことが知られている。

なので、大学に遊ぼうと思って入ってくる人には、絶対に向いていない学科である。

みんなかなり真面目に授業に出ているし、必修の授業は、出席率90%以上だと思う(自分の授業だと90〜95%くらいではないだろうか)。一昔前の遊んで過ごす大学生のイメージとは違うと思う。なので、親御さんは安心かもしれない。

ということで、共通認識としては、農芸化学科はがっつり勉強し、かつ、たくさん実験をするところであるというのは間違いないと思う。

No.2に続く。

2019年8月3日土曜日

8月最初の週末はまさかの論文読み!?

さあ、8月最初の週末。



これからたっぷり休もう・・・・

と言いたいけれど、オープンキャンパスなどの仕事が入っている。また、お盆休み前には停電や断水などもあり、その前に研究室を整理しておかなければならない。

また、少しだけ実験をして、新しいタネを探しや全体のプロジェクトで足りないところを補おうとしている。うーん、ズルズルと働くのはよくない。

最近、研究室に新たな棚を設置し、機器の配置も変えた。いつの間にかものが溜まってしまったり、配置が悪くなる。研究テーマも変化するので、機器の使用頻度も変化する。なので、そのままでいると研究室が機能的に動かなくなる。夏こそ整理整頓をする時期である。

他にも取材依頼とかが来たりして、しれっと8月9月の予定が埋まりそうである。。しかし、ここはなんとしても休みを死守しようと思っている。8月に休まないと大学教員は1年間本当に休みが取れなくなってしまうので。。

いろんなオススメの本やアニメを教えてもらい、この夏は小説、アニメ、ゲームなどにハマる予定。ツイッターでも宣言した。しかし・・意外にもそのように宣言したら、たまに論文を読みたくなってしまった笑。

なんだろう・・・「仕事をしなければならない」「勉強をしろ」など、義務になってしまうとなんかやる気をなくすことがあるが、その反対だろうか。

実際、論文を読むというのは最先端の新しい知識を得ることなので、本来は楽しいことである。知らない単語が満載だったり、よく理解できないものも多いので、そういうのを無理に読もうとすると苦痛になってしまうかもしれないけれど。

ということで、夏の週末は何をするかはわからないが、とにかく気の向くままに動き、無理して働くのは避けようと思っている。

2019年8月2日金曜日

ブログのアクセス数から推測。復習はできた?

さて、昨日は、生命システム工学の最後の問題である窒素固定と窒素同化の違いについて書いた。
期末テストの復習!窒素固定と窒素同化の違い。

これで復習になっただろうか?

ブログのアクセス数を見ると・・・・

いつもの半分である。。

うーん、伝わっていないかもしれない。

テストが終わって夏休みに突入。そんな最高の気分の時に教員のブログを見るかといえば・・・

自分だったら見ない笑。


そして、それをわざわざ見にくる真面目な学生は、そもそも上の問題に正解しているだろうとも推測できる。。

ということで、どのくらいの人に役立ったかはわからないが、まあ書かないよりはましだと信じたい。。また、機会があったら書こう。

それにしても暑くなり、テストも終わったのでキャンパスはガラガラ。職員バスも8月、9月は本数が少なくてちょっと不便。。しかし、採点業務を終わったし、ペースを落としてゆったり働こうと思う。

2019年8月1日木曜日

期末テストの復習!窒素固定と窒素同化の違い。

3年生以上の生命システム工学、2年生の分子生物学の採点が終了。

期末テストが終了したが、残念な点としては期末テストは解説の時間がないことである。解説がないということは、間違っていたらそのまま夏休みに突入してしまうことを意味する。

大学では別に順位づけをしたいわけではないので、間違っていたらその後覚えてくれれば問題ない。しかし、期末テストではできないのが難点である(だから小テストをやっている)。

ということで、見ている人がどれくらいいるかわからないが、ブログを使って期末テストの復習をする。

生命システム工学の最後には珍しく記述式の問題を出した。と言っても簡単に答えればよい問題。

問題は、「窒素固定と窒素同化の違いを簡単に説明せよ」

である。
もちろん、授業でやったのだけれど、意外なほどに間違えていた。


窒素固定の方はだいたい合っていて(選択問題にも出していた)、大気中のN2分子をアンモニアに変換することである。ニトロゲナーゼという特殊な酵素によるもので、根粒菌やシアノバクテリアなど、一部の特殊な細菌しかできないのが窒素固定である。

一方、窒素同化はほとんど全ての生物ができるもので、窒素源をアンモニアなどの形で細胞内成分として取り込むことである。主にはアンモニアとグルタミン酸からグルタミンを作るが、グルタミン酸やカルバモイルリン酸を作ることもある。また、広い意味では、動物がタンパク質を摂取して、アミノ酸を取り込み、細胞内成分とすることも含む(これは授業ではやっていないが)。

間違いでかなり多かったのが、
1. 窒素同化を硝酸還元(硝酸→アンモニア)
2. 窒素同化を硝化や脱窒(アンモニア→硝酸or窒素分子
としてしまったものがあった。結構多くてびっくりした。

ということで、こんなことを書いて一体何人が見てくれるのかわからないが、農学部なので、窒素固定と窒素同化は正確に覚えておいてほしいと思う。