2020年12月31日木曜日

今年も1年間お読みくださいまして、ありがとうございました。

本日は大晦日。



コロナで未曾有の社会変化が起こった1年も終わりである。残念ながら、コロナは治まっていない。あとは感染しないようにしてワクチンを待つのみである。


それにしても、会議をZoomで行い、講義をオンラインで配信する時代が来るなんて、1年前は夢にも思っていなかった。テクノロジーの進歩には本当に感謝である。


そして、人に感謝するだけではなく、自分たちも自分の研究を進めなければと思っている。


こうした状況になれば、環境問題なんて二の次になってしまう。しかし、資源枯渇や地球温暖化、ゴミ問題は何も解決していない。


ナショジオオープンキャンパスでも述べたが、意識改革だけでは解決しない。結局は、頑張る人が損をするシステムになってしまっている。なので、技術で解決しなければと思っている。


それにしても、2020年は、研究が進んだ。コロナで3ヶ月くらい実験が止まったが、その間に在宅で研究を進められる人はすごく進んだ気がする。「大学で学ぶことは勉強の仕方である」というのは、もはや当たり前すぎていうまでもないのだけれど、まさにこのスキルがあるかどうかが重要だと思う。


「コロナで止まったでの仕事が遅れました」というのは真実かもしれないけれど、一方では本人のスキルを露呈してしまったとも言える。残酷だけれど、在宅ワークならば成果をみるしかなくなってしまう。それぞれが現実を突きつけられた1年だったと思う。


と、まあ過去の話をしていても仕方がない。来年も通常通りとはいかないだろう。講義は対面だろうか。でも、完全には戻らないのではないかと思う。新しい時代に即して、自分を最適化していくのみである。


このブログもほぼ毎日更新。それにしても飽きずに続けている。今年も今日で終了。嵐も活動休止で、時の流れを感じる。


今年も1年間お読みくださいまして、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。





1年間ありがとうございました。

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2020年12月30日水曜日

2020年の論文数。

今年も残すところあと2日。それにしても大変な年だった。


しかし、実は研究自体は、この1年は絶好調。進捗は素晴らしかった。



論文は、責任著者論文7報。

Iijima et al. 2020 Biotechnol Bioeng

Kizawa & Osanai 2020 J Gen Appl Microbiol

Ito & Osanai 2020 Biochem J

Ito et al. 2020 Front Microbiol

Yoshida* & Murakami* et al. 2020 J Biosci Bioeng (*Equal contribution)

Yoshioka et al. 2020 Algal Res

Ito et al. 2020 Plant J


D1伊東くんすごいなあ・・・笑。最初の2つがポスドク(鬼沢さんは現中央大助教)。残り5つがうちの大学院生ということになる。


現在論文のリバイス中が1報。ポスドク飯嶋さんのもの。結構いい返事をもらった。ただ、年末はかなりリバイスの作成にエネルギーをとられたが・・・。追加実験をする予定。他に共著は1報。神戸大学との共同研究。


次は・・B4 Nさんの論文が1〜3月に投稿だろうか。M1 Mくんの論文は4、5月だろうか(書きながら整理中)。Mくんの内容は特許出願も検討する予定。その次が5〜7月くらいにB4 Tさん&Sくんのを投稿だろうか。さらに上の学年の人たちは、それぞれ独自に進めているので、いつくらいに出来上がるかは任せよう。。


上は論文の話だが、うちは応用志向。2020年は知財も進み、

特許出願1件、特許登録4件

企業との共同研究が3件(ちゃんと契約を締結した案件


特許登録が重なったのはたまたま。登録はすごく時間がかかる。これらは2014年〜2016年に出願したもの。長い・・。知財もだいぶ貯まってきた。


他にも科研費に採択されたし、M2かたやんの学振内定もある。研究に関しては本当に良い年だった。


個人的には、広報活動もたくさんやった。日経新聞主宰シンポ、朝日新聞広告掲載、そしてこの間の芸能人的なウェブオープンキャンパスなど・・・そういえば大学のオープンキャンパスの模擬講義もやった・・ちなみに、他にもまだ未発表のものが3つくらいある。でも、これらは研究業績には全然ならないのがつらいところ。


いずれにしてもこれらの成果は過去の話。別に浸っていても何もいいことはない。


2021年は社会実装を進める。これに尽きる。


論文も出す予定だけれど、それに止まらず社会へのアウトプット。これが来年の目標。


新メンバーも増え、ますます加速させていく予定。健康と安全を最優先にしつつ、どんどん研究を進めていきたい。






来年も基礎&応用研究をガンガン進める。

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2020年12月29日火曜日

本日はレポートの締め切り日!

昨日は12/28。一般的な仕事納め。


自分も昨日まで出勤。あとはしばらく大学には行かない予定。


ということで、仕事納め・・・


ではない。今日は1年生の学生実験である環境化学実験のレポート締め切りである!



本当は昨日だったのだけれど、大学がシステムメンテナンスになってしまい、オンラインでのレポート提出が不可能になった。ということで、本日になった。


学生実習のレポート締め切りは、今年だけ特別。


学生実習は、学年がクラスに分かれて3分割で別の実験を進める。なので、自分も同じ実験を3回担当することになる。


いつもは、その実験が終わったら、1〜2週間後などと期限が切られていて、それぞれレポートを提出することになる。4人の先生の実験を行うのだが、4つのレポートの締め切りがそれぞれバラバラである。


しかし、今年は強制的に実験をさせるわけにはいかない。オンライン希望者はオンラインのみで進める。


このような時に、締め切りをどうするかが問題になった。


もし、いつも通り、実験後1〜2週間をレポート作成期間にすることも可能だった。オンラインの人も自分のクラスの時に問題を提示されて、レポートを作成してもらうことになるだろう。


しかし、オンラインでの問題提示の場合、転送してもらえば自分のクラスでなくても見ることができてしまう。


そうすると、実験をした人は1〜2週間しか余裕がないのだけれど、ひょっとしてオンラインの人はたくさん時間をかけてレポートを作成できてしまうかもしれない(実験をした人も可能だが)。


また、今回のように複雑だと、システムがわかりにくい。4つの締め切りがあり、さらに実験の人とオンラインの人が分かれ、まさに昨日のようにシステムメンテナンスが入ったりする。ものすごく混乱することが予想された。


ということで、K先生のアイデアで、今年は4つすべてのレポート締め切りを統一しようとなった。オンラインも関係なし。そして、それが本日である。


正直、これはとても良いアイデアだと思う。150人受講すると、やはり締め切りを間違えましたとか、ファイルを間違えました、家の事情で提出が・・などなどたくさんある。こうした状況でも平等性を保つのは結構大変。


決まり事はシンプルにしないと揉め事が起こるのである。。


ということで、本日はレポートの提出日。さて、どんな出来だろうか。



仕事は続くよ、どこまでも。

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2020年12月28日月曜日

入国禁止。東京メトロは減便。デスクワークができるように備えよう。

本日から1月末まで、外国人の新規入国が禁止になった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE2631U0W0A221C2000000




さらに、英国から変異型のコロナウイルスが入ってきているとのこと。


さらにさらに、東京メトロの運転士が集団感染で、大江戸線が7割に減便。

https://www.asahi.com/articles/ASNDV6R6FNDVUTIL01W.html

こういう理由で地下鉄が減便するとは予想もしなかった。いよいよインフラにまで影響がでてきた。


東京都のコロナ感染者数は、連日曜日別の最高記録を更新。


残念ながら、良いニュースはない。


4月から自粛生活が始まり、波が治ったと思ったらまたぶり返す。そして、さらに大きい波になってしまった。


できることはとてもシンプルで、マスクをして手を洗い、不要な外出を避けて感染を防ぐこと。そして、ワクチンが出回ることを待つのみである。


それにしても、今年は研究がとても順調だっただけにとても残念。まあ、仕方がないからデスクワークをしようか。こういう時にデスクワークができるスキルを身に付けておくととても強い。


スキルは時間のある若いうちに身に付けておくことを強くお勧めする。年齢が上がると、いろんなことが増えて時間が取れなくなってくる。若い頃に勉強しなくて、30代、40代になってできればよいが、かなりつらい。稼げる人とそうでない人がかなり差がついていく。仕事ができなければお金はもらえないという当たり前の現実だが、ついつい目を逸らしてしまうものである。


そして、こちらも当たり前だが、デスクワークができればよいわけではない。自分の給料に見合うレベルの仕事ができなければ続かない。この現実も目を逸らしてはいけない。


趣味や旅行などで時間を費やすことももちろん大事だが、バランスを考えて人生設計をして欲しいと願っている。





若いうちに本当にスキルをつけておきましょう。遊んだ分は、年齢が上がってから全部返ってきます・・・


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2020年12月27日日曜日

某アニメ、あまりにも脚本がひどい・・そして、他責思考を考察。

最近はAmazonプライムで色々な番組を観るようになった。


最も多いのが、アニメ。2、3年くらいまで、アニメは一切見ていなかった。いつ以来だろう。大学生か高校生くらいにみて、そのあとは、宮崎駿の映画とかをごくたまに観るくらいだっただろうか。


しかし、最近のアニメを観たら、あまりにもレベルが高いことがわかった。


映画興行収入のトップはアニメばかり。番組制作にもアニメが一番お金がかかるという。会社の売り上げをみても、このところずっと不景気だったソニーが、まさかの最高益を叩き出すようになった。いろんな要因があるらしいが、1つはアニプレックスというアニメやゲームの会社で荒稼ぎしているとのこと。


お金が集まるところには才能も集まる。


ということで、とてもレベルが高いなと思ってアニメを観ている。


しかし、2020年の秋クールは・・・・ちょっとひどかった。。


あまり書くのも憚られるが、某バトルものの脚本が酷かった。主人公の男性とヒロインが敵同士だけれど、恋愛的になるという一言で言うとロミオとジュリエット的なもの。男性側は剣で、ヒロイン側は魔法で闘う国に生まれてお互いは敵同士・・。





で、やはり絵はとても綺麗なのだけれど・・・


あまりにもストーリーがひどかった。全然わからないキャラクターがいきなり出てくるし、新しい展開はだいたい街で突然会うし・・・


また、戦争状態なのに無防備で外に出かけたり旅行したり・・・相手の陣地にはやけにあっさり侵入できるし・・・


さらに途中で起こった伏線も回収せずに終わりまくり。第2期があるのかもしれないが、それにしてもなかなか酷い終わり方だった。


Amazonプライムの評価も当然とても低い。しかし、TwitterのTLをのぞいてみたところ、酷評もたくさんあったが、反対に激賞もたくさんあった。


個人の問題だし、素晴らしいと思った人がいてもなんにも問題ないし、良いことだと思う。


怖いなと思ったことは、自分がアニメの作り手だったら、きっとTLに溢れる褒め言葉ばかりを拾ってしまいそうだなという点である。


Twitterもすぐ炎上する。厳しい意見は言いにくい。


こうしたアニメに対し、「すばらしかった」という言葉はいくらでも言えるが、「つまらなかった」などというと、いろんな反論がきてしまう。なので、実は見えないセレクションがかかっている。


自分がアニメの作り手だったら、ただでさえ褒め言葉を拾うと思う。そして、褒め言葉が少なかったら気づくかもしれないが、上記のように、酷評は書きづらい。なので、多数決のようにすると、ひょっとすると褒め言葉が多くなるかもしれない。


そうすると、ますます酷評は無視し、褒め言葉の正当性を主張することになるのではないかと思う。


他の問題でも、苦境に陥っている人が、相手のことを散々愚痴っている。しかし、そのような状況に陥っている原因が、相手の問題である場合と本人の問題である場合がある(あるいはその両方)。


しかし、「自分が悪いんじゃない?」なんていうと、あっという間に炎上する。なので、必然的に「酷い相手ですね」「あなたは悪くないですよ」という意見が溢れる。そして、きっとそれを真に受けることだろう。こうして、どんどんと他責思考になっていくと思う。みんなが言っているわけなので、当然相手が悪いことになる。


ということで、世の中には色々な意見があふれているが、自分に好ましいものを選んでしまったり、多数決で決めようとしてしまうとおそろしいなと思った次第。心の安定には良いと思う。しかし、他責思考になると本人の成長は止まると思う。成長が止まって実力が伸びず、苦境から脱することが難しくなっていくと思う。


話がだいぶそれたが、こうしたところからも色々と学ぶことができる。今季は面白いアニメもあった。でも、来季のアニメに期待。。リゼロはもうちょっとちゃんと進めて欲しい・・






合間にアマゾンプライム を見たり、ジョギングをして、子供のお世話。でも仕事がいっぱい。。

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2020年12月26日土曜日

朝からお仕事。家の庭の活用法は?

本日は珍しくブログのリアルタイム配信(書いてすぐ配信)。


クリスマスの次の朝でゆっくり寝ていた・・・


というわけではない。4時半に起きていた。


朝から一仕事。そして、下の子がやたらと早起きで、今日は一緒に起きた。仕事をしながら子供の朝ご飯の準備(といっても温めたりするだけだけど)。朝のジョギングをして、ゴミ捨てや庭の落ち葉を拾っていたら今になった。


そう、今年は家を建てて、3月に引っ越した。引っ越す前はもうバタバタ。10年前以上住んだマンションからの引越しなのでめちゃくちゃ大変だった。


新しい一戸建てでは、庭がある。車を運転しないので、車のスペースを無くしてしまった。そして、人工芝の庭がまあまあなスペースあるのだが(広くはないけれど)・・


何も使っていない・・・


今のところ、庭で一番やっていることは、落ち葉拾い。なんだ、この苦行・・・


庭でも作ればきっとなんかやるんだろうと思ったが、何もやらず。家人も誰も何もやらない。


夏に枝豆を育てたくらい。懐かしい。




いや、大きさは、1m x 30 cmくらいなので、ベランダで十分だったけど・・・。


ということで、これから忙しくなる冬の季節。きっとそのままの姿で枯れ葉だけが溜まっていくに違いない。。そのうちなんかしよう(←きっとやらない)。





老後に向けて趣味でも作るか・・・(←きっとやらない)

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2020年12月25日金曜日

今日はクリスマス。論文のリバイス。忙しくてやばいす。

という、クリスマスに迷惑なテンションのタイトルで始まる本日のブログ。 大して韻を踏んでいるわけでもなく、クリスマスイブに疲れながら書いている記事である。。





仕事が終わらない・・。


一昨日、ポスドクIさんの論文の審査結果が返ってきた。結構いい感触。マイナーに近いリビジョンだろうか。ちょっと実験はあるかもしれない。しかし、それにしても査読コメントが長い。


査読には、Point-by-point responseというファイルを作成して返す。一問一答と訳せばわかりやすいかもしれない。


ようするに、指摘に対して1つ1つ答えていくのである。


ここも論文の山場の1つ。本当に頭を使う。すごく消費する。


前にTwitterで書いた気がするけれど、すごく頭を使って返答を書いている時は、まるで水の中に潜っているような状態である。それくらい、なんか呼吸止まってるんじゃないか?という状態で書いている。うーん、全く伝わっていないかもしれない笑。


とにかく、いろんなことがいっぱい降ってきて、休む暇もない。来週は学生実習のレポートの〆切。そして、年明けは講義の期末レポートの締め切り。他にもいろんな仕事が重なっている。クリスマス休暇どころではない。。


ということで、仕事がたくさんすぎて逃避のブログ書き。さて、ちょっとずつ片付けよう。



今日はクリスマス。皆様の家ではチキンやケーキを食べるでしょうか。。

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2020年12月24日木曜日

クリスマスイブ!イヴ?

本日は、クリスマスイブ・・・・



と書こうとして、あれ、、、


イヴだっけ? 


と思った。そう、「ウ」に濁点ってなんだ・・・そういえば。。エアグルーヴ(昔の競馬のとても強かった馬)とかバイオリンしか思い当たらない。あ、バイオリンもヴァイオリンとか書くことあっただろうか?うーんでもあまり使わない気が。


調べてみると、「ヴ」という文字については、なかなか混乱しているらしい。


Wikipediaを引用すると

「新聞や放送など、報道に関連する業界では、原則としてバカンス、バイオリンのようにバ行で表記することになっている。具体的にはNHKがバ行で表記することが多かったが、最近では混在するようになっている」

となっている。てっきり、「バ」しか使わなくなったのかと思ったら、むしろ最近混在するようになっているらしい。逆の流れだ・・。


NHKの表記では、音楽家のストラヴィンスキー/ストラビンスキーは、わざわざストラヴィンスキーに統一されるようになったとのこと。


ところで他の記事では、なんと国名からヴをなくそうという動きもあるらしい。2019年のこと。

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/16674.html


うーん、いまいち統一されていない動き。難しい。混乱している。かなり意外だった。てっきり、とっくに全部「バ」に統一される流れだと思っていた。2番目の記事だとなくなるという話だが、最初の記事を見れば逆に復活。まだまだヴも消えていなそうである。こんなに混乱しているとは。


ということで、こんなブログを読んでもらえれば分かる通り、クリスマスイブと言えど、特に何もなく過ごす日々である(チキンくらいは食べると思うけれど)。さあ、仕事でもしようか・・。





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2020年12月23日水曜日

2020年、今のところ、研究はすばらしき進捗

昨日は、新メンバーのOさんが来室。まだ業務開始ではないので、案内や研究室の話をしていた。話があまりにも面白くてかなり話し込んでしまった。昨日は素晴らしいニュースも飛び込んできて、研究室はとても良い雰囲気に包まれていた。



研究室はみんなそれぞれ自分の研究で大忙し。


論文を出したD2 Iくんは、研究だけではなく、学振の予算の話などもしている。


ポスドクIさんの論文はまもなく結果が(このブログが掲載される頃にでているかもしれない・・・と思ったら出ていないかった※追記)。今後の方針について、話す予定である。


同じくポスドクのKさんも、今年6月から着任したばかりだが、結果が出始めてきた。今のペースで行けば、来年の論文投稿は確実なのではないかと思う(たぶん)。


そして、他にもみんな大忙し。


このところ、B4 Tさん&Sくんコンビとは毎日のように話が。論文の方向性に加え、企業との共同研究の話、さらには新しいビジネス展開のことも相談している。


この他にもM1 Mくんは特許出願に向けて知財と打ち合わせの予定日を決める。Yくんは他大学の先生との共同研究へ。


B3世代も定期的に来室して、しっかりと研究を進めている。


うーん、すばらしい。なんか本当によく研究が進んでいる。


そして・・・・そうすると、先生はどんどん忙しくなる(定期)。


しかし・・・怖いくらいなんか色々うまくいっている。こういう時は、安全などに気をつけたいと思う。気を引き締めて努力しよう。




あとはコロナさえ減れば良いのに・・。みなさまもお気をつけください。

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2020年12月22日火曜日

コロナで退学?大学生の人間関係について No.2

昨日の続き。


コロナで大学の退学・休学が増えたかと思いきや、むしろ数千人ずつ減ったという話。


経済的理由の場合が18%。確かに多いが、よく考えれば8割以上の人が他の理由とも言える。


そして、大学に限らず、生きていく上で一番大きな悩みとなるのは人間関係。やっぱりここを改善することを考えるべきだと思う。


今の大学の状況だと、1、2年生は学生実習で大学に来て、3、4年生は研究室での研究で大学に来ている。


学生実習は、7月に一度行われたものの、感染者が増えて中止。その後、9月からは人数を半分にして行われている。農芸化学科は学生実習が多いので、週に2回くらい大学に来ることになっているだろうか。


学生実習の様子を見ると、久しぶりに来る大学で周りといっぱい話し、とても楽しそうだった。


研究室の学生も、たまに数人が研究室で集まると、とても楽しそうに話している。


やっぱり、ずっと巣篭もりはかなり辛い。


一方、毎日毎日大学に来るのが楽しいかというと・・・・


まあ、そんなはずはない。


通学・通勤が毎日となれば、休みが待ち遠しいのは学校も職場も同じ。毎日顔を合わせるとだんだん話題もなくなる。そして、だんだんと相手の粗も見えてきて、仲違いをするようになる。


自分は、大学1年生の時に1ヶ月半スコットランドに留学した。大学のプログラムである。1年生が、世界のいろんな大学に10人〜20人ずつくらい派遣される。自分が行ったスコットランドには15人くらいが行った。


1ヶ月半同じメンバーで顔を合わせる。こうした時に何が起こるかというと

1. 仲の良い2〜4人のグループに分かれる

2. 最初は気を使い合いながら、新鮮で楽しく過ごす

3. だんだん慣れてきて気安く話すようになる反面、意見の相違が生まれる

4. 各グループ内で、軽い喧嘩が生まれる

5. プログラムを離脱する人が現れる(実際、一人途中で帰国)

という感じだった。


そう、毎日顔を合わせるなんて、たいていろくなことがないと思っている(※個人の感想です)。


本学科の場合、月曜日から金曜日、朝から晩まで授業や実習がびっしり。土曜日に授業がある人もいるし、空いている時間にレポートなどがある。これに通学時間が加わると結構辛い。毎日毎日顔を合わせることになる。みんな忙しくて疲れているし、そんななか、ずっと仲良しこよしで進めていくなんて無理ではないかと思う。


ということで、うまくオンライン・オンデマンドを組み合わせ、週4くらいになるようにしたり、休みの週とかができると良いのではないだろうか。数字に関しては適当だが、要するに、今回のことでもう少し通学を減らしてもよいのではないかと感じた。


今後の状況を考えながら、来年度の授業形態を考えていこうと思う。





とにもかくにも、来年はコロナがおさまりますように・・

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2020年12月21日月曜日

コロナで退学?大学生の人間関係について No.1

この間のニュース。朝日新聞より。

コロナ禍で休退学5千人超 大学生・院生、文科省が調査

ということで、コロナで休学退学が増えたのかと思いきや・・


「・・・一方、全体の中退者は2万5008人、休学は6万3460人で、昨年の同時期と比べると、ともに6833人、6865人減っていた。


休学・退学が数千人ずつ減った!


本当に!?


記事のタイトルだけ見るとコロナで増えたように勘違いしてしまうが、中身は減ったらしい。こういう仮説ありきで、結果が逆なのに解釈を変えないのはよろしくない。


ソースが1つだと不安なので他にも検索。

大学中退率横ばい、コロナ影響みられず…授業料の猶予は増える

こちらは10月の記事。こちらでは減っているとは書いていない。横ばいとのことである。2ヶ月でこんなにずれるだろうか。


12/18発表の文部科学省の資料も当たってみた。

https://www.mext.go.jp/content/20201218-mxt_kouhou01-000004520_01.pdf

今年と去年の4〜10月のデータの比較があった。


退学 去年 31,841人 今年 25,008人

休学 去年 70,325人 今年 63,460人


冒頭の朝日新聞の記事は、この文部科学省の発表に基づいていることがわかった。確かに減ってる・・・。


もちろん、減ればいいわけではない。コロナの影響で経済的理由から大学に通えなくなった人もいると思う。少ないから軽視していいわけではない。


ただ、こうしてみると、大学を休学・退学する理由としては、経済的理由だけに囚われてはいけないことがわかる。上の新聞記事も、「今年はきっと増えているに違いない」という先入観で書いている気がする。いや、みんなそう思っていたのではないだろうか。自分はそう思っていた。



こちらは同じく12/18付けの文科省の資料から。


確かに経済的理由が18%くらいで、その他に続いて多い。


色々な理由があるが、学校生活不適応・就学意欲低下、就職・起業など、学力不振、その他、不明・・・この辺りは理由がわかれているが、概して人間関係がうまくいかないことに起因するのではないだろうか。病気も人間関係のトラブルに起因することも少なくない。


ということで、経済苦ばかりにみんな気を取られてしまい、退学・休学に関わるその他の要因を忘れてしまっているような気がした。データは大事・・。


コロナで全く大学に通えないのは問題だが、毎日毎日通うと、むしろ人間関係のトラブルなども出てくるのだろう。学校だって職場だってその通り。ごくたまに会うくらいなら喧嘩しないが、毎日顔を合わせると諍いも出てくる。何事もたまにだから楽しいのである。


ちょっと長くなりそうなので、No.2に続く。






全然大学にこないのは問題だが、来すぎるのも問題ということだろうか・・。自分も、週5通っていたけれど、週4くらいの人が羨ましくてしかたなかった。。


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2020年12月20日日曜日

のんびりした日曜日。Amazonプライムネタ切れ。。

今週末は特に予定なし(家庭の諸々はあるけれど)。ちょっとのんびりした週末である。




講義や実習の担当はいったん終わりに近いのだけれど、月末には実習のレポートの締め切りがある。150個のレポートがやってくる。。


また1月はじめに講義の期末テスト代わりのレポートの締め入りを設定した。なので、もう少ししたら大量のレポートと格闘することになる。


ということで、今週末はちょっと休憩。


Amazonプライムで色々観ていたが、ネタが切れた。。


好みの問題だから致し方なのだけれど、今期観ていたアニメは、正直あまり面白くなかった。。


魔王城でおやすみという全編逆のアニメが一番面白かった。リゼロのレム役の水瀬いのりさんが主役で、さすがに上手だった。。青春ブタ野郎シリーズ(知らない人が聞くと、なんてタイトルだと思うが笑)の劇場版の鍵となる少女もこの方。Amazonプライムでみたが、あの映画はすばらしかった。評価が4.8と観たことないくらい高い。超お勧めである。。


それ以外は、うーん、、ストーリーが荒いのが多くて、偶然街が出会ってばかりとか、この物語で何が言いたかったのかよくわからないものが多かった。。最近のアニメは絵が綺麗だからそれだけで癒されるのだけれど。


この間Hello Worldを観たけれど、こちらは結構よかった。思ったより難解だった。。さすが評価が高いだけある。SF好きじゃないとダメかもしれない。。そして、監督が同じだけあって、ソードアートオンラインを観ているかのようだった。。笑


邦画とかでも観てみようかな・・・。おすすめがあったらぜひ教えてください。。








最近、全体ランキングも上がってきました!いつもクリックのご協力ありがとうございます。。ランキングが上がっても何もないのですが・・・。


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2020年12月19日土曜日

今まさに忘年会シーズン!

今まさに忘年会シーズン。本来だったら、先週、今週が忘年会のピークだったかもしれない。




ただし、ご存知の通り、どこも忘年会などは中止。もちろん、うちの研究室でも中止。今年度は新メンバーがいっぱいきたのだけれど、3月に3年生の会をこじんまりとやった以外は、その後に何の会もない。ひたすらにゼミだけを行っている(全部Zoom)。うーん、すまない・・・。


例年、忘年会は生田か新百合ヶ丘で行っている。。忘年会は生田で、追いコンは新百合ヶ丘という方が多いかもしれない。生田にはふうというガッツリ食べる系(唐揚げとかスパゲッティとかサラダとかが山盛りで来る)の店がある。また、梅酒もすごく種類が豊富で惜しいのだけれど残念。あと、ちょっと密な店が多いかもしれない(当たり前か・・)。


忘年会や追いコンに加え、卒業式の後に、追加で新宿にてピザを食べたこともあった。なつかしい限りである。。


それにしても飲食店の方々は大変だろうなと思う。忘年会シーズンは一番の稼ぎ時なはずなので。ここまで長い自粛は聞いたことがないのではないかと思う。


かといって、スウェーデンの例を見れば分かる通り、自粛を解除したからといって経済が上向くわけではない。感染者が激増してむしろ経済が大打撃だったという結果がでている。日本でも自粛不要論が根強いが、他国の状況からしっかり学ぶべきだと思う。


それはさておき、いろんな会が中止なので、食べ物が単調になっているのがつらい。いや、そもそも日本人は贅沢すぎだろうか。。テイクアウトで美味しいものを考えるか・・。





テイクアウトで、変わっていて、美味しいものってなんだろう・・・こどもも食べられるものという制約がつくとさらに絞られる・・・

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2020年12月18日金曜日

大学外の仕事がいっぱい。残業とか休日とかの概念がない・・

大学教員の仕事は講義、学生実習、研究室の学生の研究と論文添削・執筆など・・


だけではない。大学外の仕事がいっぱい入る。


今も海外のPh.D student(博士課程の学生)の書いた論文を読み、今後の話をしている。うーん、でも、なんというかすぐにものになりそうなものでもなく・・・。ものにならなくても、こうして日々種まきをしている感じである。


現在も査読を2本抱えている。週末と来週に終わらせよう。


他にも継続的に共同研究者(大学・研究機関・企業)の人たちと打ち合わせが入る。


もちろん、多量の事務関連の仕事が入る。大学の先生は研究と教育しかしていないと思われているのだが、そんな羨ましい話は絶対にない。そうならば、羨ましすぎる。。


他にも和文の作成が2つ。そして、編集の方も1つ(あ、

1月になったら誰かに頼まなければ・・)論文が通れば、手続きと主にプレスリリースの準備もある。関係各所への連絡も。


広報関係の仕事はすでにブログでも述べたので割愛。。これから卒業・入試関連の仕事が入るのもいうまでもないので、割愛。。


と、ブログを書いていたら、うちの研究室の学生からの打ち合わせメールが。。休めない。。笑(もちろん、論文の進捗の議論なので、素晴らしい話である。。)


それにしても、残業とか休日とかの概念がない・・





日々疲れている先生に、清き1クリックを・・・


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2020年12月17日木曜日

寒さを凌ぐのに、せめて綺麗な景色を。

この間も書いたけれど、生田キャンパスは寒い。。



最近は、職員バスを使ったり、使わなかったり。


この間まで、キャンパスのエスカレーターが止まっていた。生田駅から歩いた時に、生田坂というビル5階分の坂を登らなければいけなかった。最近はエスカレーターが動いているので、歩くことも増えた。巣篭もりで運動不足になることも増えたので。


でも、寒い・・・。ので、せめてきれいな景色でも楽しもうと思って写真を撮ったのが上のもの。普段だったらもっと人がいるのだけれど、今年は人が少ないので写真を撮った。


さて、この冬はどうだろう。受験シーズンで人も集まる。残念ながらコロナはまだ治まる傾向にはない。根拠なく楽観論に流れている意見も見かけるのだけれど、それは残念ながら願望。そうなって欲しいけれど、冷静に対処することが必須である。


こうして写真を見ると、人のいないキャンパスがとても残念である・・・。でも、無理してコロナに感染するよりはましなので仕方がない。来年度に期待したい。


しかし、二酸化炭素からのものづくりがメインテーマなのだけれど、寒いのは苦手である・・・。






みなさまは寒がりでしょうか?暑がりでしょうか。自分は、圧倒的に寒がりです・・。

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2020年12月16日水曜日

12月は論文投稿が一番多いらしい。研究は結構進んでいる。

 



寒い・・・。今週はめっきり冷え込んできた。まもなく冬至。日は短いし、気温は低いしで、冬らしくなってきた。

生田キャンパスは紅葉が残っていて、秋っぽい写真に見えるが、気温は低い。小高い丘の上?にキャンパスがあり、気温が少し低くなっている気がする。ここだけ雪が降っていることもあるし・・。


研究室ではゼミが進んでいる。みんなそれぞれ考えながら、一歩ずつ進んでいる。研究の進捗は、結構順調なのではないだろうか。みんなよく頑張っていて素晴らしいと思う。


あ、でも、みんなの研究が進むと、教員の仕事が指数関数的に増えるのは、いつもつぶやいている通りである。給与などには一切反映されないため(笑)、研究を諦めると最高に楽に過ごせるというのが、大学教員の矛盾でもある。


・・・と、こんなしょうもないことを言っていても仕方がない。。査読依頼もまた来た・・。2つ溜まってしまった。


色々な人が言っていると思うが、12月は論文投稿が一番多いらしい。クリスマス休暇や年末年始など、世界的に休みが多い。休みの前に一区切りということで、みんなして投稿することになるとのこと。まあ、そうだよね・・・。


ちなみに1週間単位でも、金曜日はメールが多い。週末にメールを送ってすっきりということかと思う。いや、受信側はすっきりしないんですけど・・といつも思う笑。


・・・ほとんど愚痴みたいなブログだ・・・


さて、1つでも仕事を片付けよう。。






無給で論文を書く大学教員に、清きワンクリックをお願いします!


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2020年12月15日火曜日

給料を低い方に合わせると、全体が沈む。

業種に関わらず、SNSを見ていても、他人の給料が高いことが許せない人を見かける。




特に、公務員の給料については、昔から叩かれてきた。確かに、ほとんど世襲じゃないかと思うような場合や、全く働かないような場合もあったと思う。こうした場合に叩かれるのはまあ致し方ないだろう。


しかし、最近は、公務員のサービスもすっかり良くなったように思う(全部はわからないが)。また、今回のように急な災害時には余裕がなければ対応できない。困ったときには頼るが、しばらくすると忘れてしまうのが人間なのかもしれないが、本当に残念であると思う。


他人の給料が下がったら、どうなるか。相対的に自分の給料を上げたいのかもしれないのだが、世の中が不景気になってしまう。これを30年間実践してしまったのが、日本である。世界第2位の経済大国だったことなんて、もう少しすれば歴史の教科書でしかしらないことになってしまうだろう。我々からすると、大英帝国の繁栄みたいなものである。


誰かの給料が上がれば、その人はそのお金でより多くの物やサービスを買う。そして、より儲かった人が次の物やサービスを買う・・とつながるはずである。


そんな当たり前のことがわかっていても、誰かの待遇の良さが我慢できないのが人間だと思う。


最近は、SNSでの嫉妬の力についてたまに呟いている。人間の嫉妬は本当に強い力だと思う。嫉妬の力をどのように制御するかについて考えることも多い。うまく制御することで、集団全体を良い方向に導けると思っている。


反対に、自分が所属する集団で、この力が大きいときには、逃げられるときには逃げることにしている。この嗅覚は結構鋭くて、自分はうまくやっていると思う。


研究者だからといって研究のことだけ考えているのではなく、やはり人間社会と切り離せないのは仕方ないところだろうし、そこが面白いところであるとも思っている。





みんなの給料が上がる方向に進めるのが一番いいと思うのだけれど。。

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2020年12月14日月曜日

今年もラスト半月。2020年はZoomでエコが促進。

今年も残すところあと半月。あっという間だ。


4、5月の巣篭もり期間は本当に驚きの生活だった。治るかと思いきや、第3波がきてしまった。長期戦は覚悟だったが、まだまだ気長に注意をして生活する必要がある。


こうした辛い状況の中でも、色々といいことはあった。


今年は論文がいっぱいでた。現在も1本投稿中。そして、次々と論文の準備が進んでいる。また、特許や製品開発も進んでいる。素晴らしいことである。


大学の運営面の話でいうと、Zoomが普及したおかげで、わざわざ集まって会議というものが減った(教授会がZoomで行われるようになるとは予想外だった)。


でも、そのおかげで

○教授会で使う紙媒体なし

○お茶などの用意なし

○物理的な移動が減少

といった、エコな面が出てきた。




講義でも、自分は毎回ハンドアウトを配り、出席票を取っていた。また、実習も紙のレポートだった。これらがすべてなくなった。


すべてが紙なしでいいとは思わない。ハンドアウトや出席票(その場で、問題に回答する)は、正直紙があった方が良い気がする。


しかし、レポートなどは印刷も結構大変だし、物理的な提出も大変そうだった。オンライン提出は、データが重くなってしまうのが玉に瑕だが、エコという面ではかなり促進されたのではないかと思う。


もちろん、こうした製品を売って生活をしている人々もいるので、手放しで喜ぶわけにはいかないのだが、環境という面ではポジティブな側面もあったと思う。


悪いことに目を向けず、辛い状況の中でもなんとか光明を見出していかねばと思う1年だった。。






大変な1年だったけれど、みなさまは良いことはあったでしょうか?

ブログでも、あえて良かったことを探して、書いていきたいと思います。。

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2020年12月13日日曜日

和文の作成も仕事のうち?

 大きなイベントも終わり、学生実習の担当もいったん終わり(月末にレポートが大量にやってくるが・・)。


研究に集中・・・


というはずもなく。いろんな業務がある。大学教員は、これからが1年で一番忙しい季節になる。無我夢中で業務をこなすうちに春になっている。


大学の仕事もさることながら、大学外からの仕事も色々入ってくる。


現在も和文作成の仕事が2つ入っている。



論文は通常英語で書く。自分の分野では、和文(日本語)ではあまり論文は書かない。日本語で書くものは、解説記事などが多い。


解説記事だからといってさくさく終わるものではない。1つの章を書こうと思ったらいろんな資料にあたり、また次にいくと全然別の資料にあたりと少しずつ少しずつ進んでいる。


こういう仕事の厳しさは、業績にはあまりカウントされないことである。和文をいくら書いても、自分の分野では業績にはならず、研究費などにはつながらないことが多い。


あと、学会などから頼まれる仕事は、ほぼ無償。。商業誌からはさすがに原稿料が出るが、ちょっと詐欺的に低い。なので、原則は断ることにしている。


他にも英文の査読があったり、いろんな仕事を抱えている。まあ、うちのスタッフや学生が研究を進めてくれているので、全体としては問題ないのだけれど。。


そして、和文を書くことで勉強をするので、新しいアイデアや知識の整理にはなる。これが和文を書く最大の理由である。これがなかったら、もうやる必要ない・・・。


ということで、どんどん仕事を片付けていかないと、冬場は大変なことになる。そして、春学期は講義も実習も多い。夏休みくらいしか休めない(と言いながら、夏にヒアリングなどが入ったりする・・)。


戦略的に休むこともとても大事なのである。。






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2020年12月11日金曜日

コロナ最高記録更新。ピークアウトはいつか。

 昨日は、東京のコロナ新規感染者数が600人を越え、1日の最高記録となってしまった。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG1042T0Q0A211C2000000


自然に減るという楽観論を尻目にコロナは拡大中。指数関数的には増えていないとは言え、止まっていると見るには厳しい状況だろう。


患者数と病床数を比較したサイトはこちら。

https://www.stopcovid19.jp/


大阪・・・


ご存知の通り、大阪はかなり非科学的なことをしていた。楽観的な予想を示す指標を採用し、大阪初のワクチンが秋までにできると宣言し、苦しくなってくるとイソジンで予防できるという会見まで開いてしまった。


さらにそんな状況から目を背けるかの如く、都構想の住民投票を決行して、しかも否決。しかも2回目。


ということで、あらゆる間違いを犯してきてこの結果となってしまった。さすがに目を覚まして欲しいが・・。



まず結論として、感染者数の予測は不可能。


だって、合唱とか劇、会社の部署で数十人、多いと100人を越えるクラスターが発生する。こうしたものを取り込んだ予測ができるだろうか。


また、予測というものは当たるかどうかではなく、最高値や最低値を算出し、計画に使う場合が多い。


例えば、商品Aを開発するために必要な費用と売り上げを予測する。


最も開発費用がかかった場合と最も低い売り上げの場合を算出する。


そのような最悪のケースの場合でも、会社の経営に影響が少ないならば、安心して商品Aを開発して販売ができるかもしれない。


反対に、例えば最も開発費用がかからなかった場合と、最も高い売り上げの場合を算出する。このような最も楽観的な試算ですら黒字にならなかったり、満足しない利益ならば、商品Aの計画そのものが間違っているということになる。


ということで、計算は予想を当てるためのものではなく、計画を立てるためのものと言ってよい。


いずれにせよ、コロナのピークアウトはまだまだ先のようなので、ワクチンまで粘るしかないという状況かと思う。




体調にはくれぐれもお気をつけください。

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2020年12月10日木曜日

面接で人間性を知ってもらう?

新メンバーの募集が終了。短期アルバイトの募集をしていた。



応募総数53名。採用4名。


倍率13.3倍・・・高い・・・


この倍率なので、わかっていただけるかもしれないけれど、とても優秀な方々が決まったと思う。場所と予算があるならばもっと採用できるのだけれど、これがおそらく限界。


そういえば、採用に関しては、プライバシーや能力・人間性を知ってもらうの問題から書類にはあまり書かず、面接を重視するべきであるという声もある。


実は自分としてはこれには反対である。


いろんな意見があるので、それぞれのスタイルで良いと思うけれど。


なぜ反対かと言えば、採用は、

良い人 = 採用

そうではない人 = 不採用

という単純な図式ではないからである。


今回の応募総数を見ても分かる通り、

良い人だけれど「枠」がなければ不採用だからである。

枠とは、予算やスペース、同じ職種の人が既にいるなどを指す。


よく「書類ではなく、面接で人間性がわかってもらえれば・・・」というのがあるけれど、良い人でも枠がなければ採用できない。面接を増やしたからといって、枠が増えるわけではない。そして、書類や度重なる面接までして不採用になると、時間と労力を物凄く費やしてしまう。採用されなかった相手に人間性を知ってもらい、相手が良い人だったと認識したとして、良いことがあるだろうか?本人にとっては、ダメージが大きく、次の就職活動に影響を与えるだけではないかと思う。


なので、自分の場合は、書類を簡素だけれど本人がわかるようにしてもらい、断るならば書類で早くということにしている。


これが理想とは思っていないので、それぞれのやり方で良いと思う。自分の場合は何度もやってみて、この方式がいいと思っている。時代に合わせて変わることもあるとは思うけれど・・



人材の採用はいつも難しい・・・

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2020年12月9日水曜日

味が変わるとなぜ美味しく感じるのか?

本当にいつも不思議なのだけど、どんなに美味しいものでも食べ続けると飽きてしまう。


反対に、久しぶりに食べるととても美味しく感じる。


久しぶりではなくても、一回の食事の中に違う味が混ざると美味しく感じる。


月曜日は焼きそばを作ったのだが、こちらは塩焼きそば。


我が家ではソース焼きそばよりも塩焼きそばの方が、子供たちに評判が良い。


しかし、最初はソース焼きそばを食べ、そのあと、塩焼きそばを食べる方式になっている。


同じものを食べると飽きることは子供たちも認識していて、なので、塩焼きそばをたくさん食べることはせずに、後の楽しみとして2回目に食べるという方式になっている。


農芸化学は食品が有名な分野であり、他の研究分野との差別化にもなっている。味覚の話なので、かつ、感じ方の問題なので、すごく複雑な問題だと思う。米などの主食のように、あまり飽きにくいものもあれば、味が濃く脂の多い牛肉など飽きやすいものもある(個人差も大きいはず)。


ぱっと調べたが、あまりサイエンティフィックな記事はでてこなかった(本気では調べていない)。あまりに複雑すぎるので難しいのだろうか。味の感想を集計していく官能試験はできても、メカニズムの解明となるとかなり難しそうである。


食事をするたびに、人体の複雑さを痛感する。


・・・いや、毎回そんな複雑なこと考えていないか・・・







美味しいものをたくさん食べたいだけ。。。

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2020年12月8日火曜日

転勤なし、残業なし、在宅勤務あり

※ブログは1、2日前に書くことが多いので、最新の状況とは少しずれます。

 

アルバイト募集中。

https://environbiotechnology.blogspot.com/2020/11/1500.html

時給1500円で、3月末までの期間限定。


すでに2名は決定し、今週から勤務していただいている。


実は日曜日の時点で応募が50名に達した。


なんで・・・・こんなに・・・・ちょっと驚いている。


前のブログで10人に1人くらいしか面接に進まないと書いたけれど、まさにそんな感じで推移している。いや、正確な値はもうちょっと厳しい。なので、大変申し訳ないのですが、かなり多くの人にお断りのご連絡をしています。


アルバイトだから当たり前かもしれないけれど、転勤なし、そして、残業もなしで在宅勤務あり。最近の公募を通して、この条件だと希望者がいっぱいいることがわかった。




前回のテクスタ兼アシスタントの時は、もう少し待遇がよかったので、さらにすごい倍率だった。1名採用に30数件の応募だったと思う。採用したHさんは、子育てがあるから短時間勤務だけれど、男性でフル勤務を続けていたら自分より年収高かったんじゃなかったんだろうか?と思うスペックである。実際、とてもマッチしてよく働いてくれている。


こういう期間限定の仕事に限らず、転勤や残業などを減らしたライフスタイルになっていって欲しいなとは思う。


・・・・まあ、自分だってそんなことは無理なのだけど。とくにこれからの時期は土日関係なく仕事が入ってくる・・・。研究だって終わりはない。止めない限り、毎日研究している。いや、研究だったらよいが、もっと違う業務もいっぱいある。ただ、夜勤はないし、転勤がないだけよしとしよう。


夜勤で頑張っている方、転勤の多いご家族は、本当に大変だと思う。どういう仕事が理想なのか、時代とともに変化するし、次世代のために今後も考えていきたいと思う。



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