2019年10月31日木曜日

学生実習も2クラス目に突入。クラスごとに特徴が。

秋学期は1年生の学生実習を担当中。環境化学実験という名前である。

今週から2クラス目に突入した。学生実習は、1学年をおよそ50人ずつ2クラスに分けて進められている。そのうちの2クラス目である。

毎年クラスごとに特徴がある。やはり近くの友人には影響をされるのが大学生である。成績なんかをみても良い成績とそうでない成績が出席番号で固まっていたりする。できれば良い方に影響を与え合って欲しいところだけれど・・。

今回の担当クラスは、こちらの要求以上に貪欲に実験をするクラスであるらしい。こちらの想定よりも終わりの時間が遅かったのだけれど、それは手際が悪いのではなく、自分たちでいろんなパターンを編み出していたからである。

1年生なのでまだまだ慣れないことはたくさんあると思うけれど、こうして時間の使い方や役割分担、コントロールの取り方などを少しずつ学んでいく。

レポートは便宜上成績を付けなければいけないのだけれど、最終的な成績よりも、自分の実力を向上させるかを頑張って欲しいと思っている。悪い点がついたということは、伸び代がたくさんあるということなので。感情があるので、なかなかそうは思えないのが人間であるけれど。

生明祭週間の後、また学生実習が再開である。。

2019年10月29日火曜日

今月の査読はなんと6件!少しは科学の進歩に貢献?

今月はなぜか査読依頼がいっぱい来た。この科研費の締め切りがある時期にいっぱい。新手の妨害だろうか(笑)。



査読は、英語でPeer reviewまたは単にreviewという。研究者は、研究をして結果を論文としてまとめ、世の中に発信する。

ただ、世の中に発信すると言っても玉石混交。科学の体をなしていないものもある。

こうしたことを避けるために、査読というものがある。近い分野の研究者に依頼をして、論文の審査をするのである。

研究成果も査読ありの論文か、査読なしの論文かで別物として評価される。

いうまでもなく、査読されたからといって、論文の質はピンキリであるけれど。

査読依頼は通常でもそれになりには来るのだけれど、今月はなんと7件の査読依頼。査読依頼があったからといって受けなければいけないわけではない。1件断ったのだけれど、6件を受けるという記録的な月だった。これまでのペースは大体月1.5件くらいである。

あ、そういえば言い忘れたけれど、査読しても何ももらえない。。1ドルも1ユーロも百円もらえない。。

今日1件の査読を返した。依頼を受けようかどうしようか迷っていたのだけれど、うっかりURLを押して受けてしまった。

ところが読んでみたら、こちらもかなり勉強になり、とても良い論文だった。ちょっと計算が間違っていると思われるところがあったので指摘。多分、著者が間違えていると思うのだけれど・・・。

ちなみに、たまたまかもしれないが、今月依頼を受けた6本の論文は、主体となっている研究者が全部違う国だった。アジア3つ、ヨーロッパ2つ、南米1つと多彩である。科学の世界は知らないところで繋がっている。

今日の論文は自分も勉強になったので、とても気分が良い。週末には2つの論文が英文校閲から返ってくるので、自分の論文も気合を入れて進めよう。


ついにブログは10万アクセスを突破!

このブログを始めたのが2017年の10月。ブログを始めて2年が過ぎたことになる。

アクセスカウンターを見たら、ついに10万アクセスを突破しました!

もともとはプロトコール集とかレポートの書き方とか研究室案内のために始めたのがきっかけ。

例えば研究室訪問だと、毎年類似の質問を10回、20回と答えることになる。別にダメではないのだけれど、あらかじめFAQを作っておけば、それ以外のことについても質問ができる。

プロトコールに関しても、例えば外の研究者からプロトコールを教えてくださいという問い合わせに対し、URLを送れば終わりである。実際にそうして使ってもいる。

なので、ブログといっても日記がメインではなく、仕事に使うウェブ情報を作っているという方が正しいかもしれない。

ただ、こうした情報は正確に作らなければいけないので、労力はかなり必要である。ということで、毎日の更新はただの日記になってしまっている。。

いずれにしても10万アクセスを突破した。Twitterとかで発言がたくさんファボされたり、リツイートされると、一時的にアクセス数が上がる傾向がある。

それ以外でも、毎回読んでくれている方々には大変感謝です。。もう少し役立つ情報を提供しなければと思いつつ、なかなか時間がないので、つぶやきになってしまうのだけれど。。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2019年10月28日月曜日

科研費提出完了。文章作成で最後に残るのは・・

本日は科研費の学内締め切り。午前中に提出を完了した。

それにして、何度も見たはずなのに、最後の最後まで気になるところがある。

最後まで修正が残る部分といえば、なんと言っても表記ゆれである。



表記ゆれとは、文字通り、表記がゆれることを意味し、すなわち1つの文章の中で複数の表現が意図せずに出てきてしまうことである。

例えば、「転写制御」という言葉を、「転写制御」、「発現制御」、「転写調節」、「転写の制御」、「mRNA量の制御」・・・などと意図せずに同じ意味で使ってしまうことである。

他にも、「・・・がわかった。」と「・・・が分かった」が混在するなどが典型的な表記ゆれである。

内容と関係ないと思うかもしれないが、読み手はなぜ表現を使い分けているのだろうか?意味があるのだろうか?と考えてしまう。これによって、文章が読みにくくなってしまう、伝わりにくくなってしまうのである。

また、科学の文章は、文章が解釈によって異なる伝わり方をしてしまわないようにしなければならない。表記ゆれは解釈の余地を作ってしまうという点でも避けなければならない。

最後の最後まで表記ゆれが残っていたので、これを削除。多分もうないと思う・・・。

何度見ても残っているので、最初に書き上げたバージョンなんて人に見せられるものではない。締め切りギリギリで書き上げて良いものができるはずはないと思う。

2019年10月27日日曜日

今週は重大な締め切りが集中。。明日は科研費の締め切り!

今日は日曜日で少しのんびり。昨日M2 Iくんの論文が仕上がり、英文校閲に出した。英文校閲に出したら1週間後くらいに返ってきてそれを直して論文投稿である。なので、一旦、手から離れる。

一方、ポスドクIさんの論文を先週英文校閲に出して、明日の月曜日に返ってくる予定である。これを直して投稿なので、週初めに論文の投稿作業をする予定である。

また、明日は科研費の申請締め切り日になっている。正確には学内の締め切りで、大学によって締め切りが異なる。科研費の申請書は大学が一回集めた後、大学から学術振興会に提出される。大学がどれくらいの作業時間を必要とするかによるので、大学ごとに締め切りが設定されている。本学の場合は明日の月曜日に設定されている。最後の最後まで直して、明日アップロードする予定である。

また、明日は来週の会議のファイルをアップロードする日でもあった。会議はPCを持参して発表するのだが、このように事前にファイルを送ることも多い。明日が締め切りだったが、昨日の土曜日に送ってしまったので、少し明日の仕事が楽になった。

これらは仕事の話だけれど、土日は自分のことだけでなく、家庭のことも色々ある。子供が大きくなってきたのでだいぶ楽になったが・・。赤ちゃんの頃は、本当に一瞬も目が離せなかった。それを思うと自分の時間が取れるようになったものである。

今日はブログを書いたり、アマゾンプライムを観たりとのんびり過ごせる予定(昨日も観ていたが・・)。



今週末は、生田キャンパスの学園祭である生明祭もある。学園祭週間なので、週末から来週にかけて授業が減る。年末、年度末前に一旦のんびりする時期するかもしれない。急に寒くなったので、崩した体調を整えるのに良いチャンスである。

2019年10月26日土曜日

新聞に明治大学の広告が掲載

昨日の朝日新聞朝刊に、明治大学の広告が掲載された。


商学部、国際日本学部の先生とともに、自分も掲載されている。

こういった広報の仕事も大学の教員の仕事の1つである。この写真を掲載するために、インタビューを行い、100枚以上は写真を取ったのではないかと思う。

前職の理化学研究所時代やJSTからも、比較的こんな仕事を請け負うことが多かった。今年はなぜか特に多くて、他にも大学関連、入試情報誌、研究者紹介のインタビューを複数受けたと思う。今週も1つ大学の記事を依頼された。

昨日は、農芸化学科についてツイートしたが、だいぶ拡散されている・・・笑
https://twitter.com/osanai_meiji/status/1187698726753599490

農芸化学科はガッチリ勉強するところで、遊んで暮らす大学生活とは全く異なると思う。女子の比率が高く、学科の女子比率は6割を越えている。理系としては珍しいかもしれない。

農芸化学という特殊な学科を自分で選んでくるくらいなので、元々意識が高いのではないかと思う。なんとなく理系、なんとなく大学というと、農芸化学科というのは選択肢に入らないと思う。自分で、食品のことを勉強したい、発酵を研究したい、環境について知りたいなど、しっかりと自分の将来を考えている学生が多いのではないかと思う。自分が高校生の時はそんなことは全然できなかったので、みんなすごいなと思う。

今年はオープンキャンパスにも模擬講義で登場し、新聞にも出た。まだ正式な日時は決定していないが、明治大学学長が登場する対談にも登場する予定である(おそらく年度末)。教育や実習だけでなく、いろんな仕事がある。。

さて、もうすぐ科研費の締め切りで、論文も抱えているので、過大な広告にならないようにしっかり働かねば。。

2019年10月25日金曜日

ゲノム編集の英語動画課題の提出が完了。

今週は、専攻科目である環境バイオテクノロジーの課題提出日。学部3、4年生向けの授業である。

最初のパートは遺伝子工学で、最後はゲノム編集について扱った。

そして、授業後にはゲノム編集の英語動画を提示し、それを何度も見て問いに答えるという課題を出した。

今週はその提出日があった。


動画の長さは20分以上あるのし、別に日本人向けに作られたわけではないので、結構難しかったのではないかと思う。

しかし、ゲノム編集という近い将来(すでに?)生活に関わってきそうなものについて、英語で理解できるようにして欲しかったのでこのような課題にした。

研究者だけでなく、食品会社や農業系の会社、環境系・分析系の会社でもゲノム編集は関わってくるかもしれない。もちろんIT系だって大いに関わる可能性があるだろう。

就職して、いきなりゲノム編集などに関連した仕事で、海外の人と打ち合わせや商談を頼まれるかもしれない。こうしたことに少しでも対応できるように授業に英語課題を導入している。

また、授業では、ジョージ・ワシントン・カーバーの英語動画の課題も行った。ジョージ・ワシントン・カーバーは、1864年生まれでアメリカ南部出身。なんと奴隷であった。誘拐されて傷を追ったりと壮絶な人生を歩んだ植物学者である。

マメ科の転作を開発して土壌に窒素栄養源を供給し続ける方法を開発した人である。黒人奴隷出身の植物科学者という意味でも有名な方である。科学の話のみならず、こうした歴史・文化の側面でもいい動画だと思っている。

ということで、3年生以上の講義では英語動画を入れて、専門の英語を学ぶことにしている。英語なんて慣れだと思うので、面倒かもしれないが、実力アップにつなげて欲しいと思う。

2019年10月24日木曜日

そろそろ研究室訪問の時期。ブログの活用はここ。

今年は早いもので、そろそろ研究室訪問の時期である。

このブログを作った最も大きな理由の1つは、

大勢の人に伝達する情報をまとめておくこと

である。

研究室訪問に関しても、毎回よくある質問を載せておけば、他の質問ができて時間が有効に使える。

レポートの書き方、実験のプロトコール(あまり進んでないが・・)、基礎実習などのカテゴリーを作って見てもらうことにしている。

研究室案内のカテゴリーはこちら。
研究室案内

ただし、色々問題もあって、ブログはほぼ毎日更新しているので、当たり前だが情報量が増えていく。情報量が増えていくとどうなるかというと、欲しい情報にたどり着くのに時間がかかってしまう。研究室案内の記事も増えてきてしまったので、必要な情報にたどり着くのが大変かもしれない。

こちらは昨年のものだが、よくある質問のリンクを貼ったページを作った。
研究室案内2018(農芸化学科2年生用)

少し変わっていることもあるので、それはおいおいブログで記載していこうと思う。ちなみに男女比は、スタッフを入れると、現在はぴったり1:1になっている。

来年の学生は6期生。時の流れととても速い。

2019年10月23日水曜日

令和の時代がスタート。3つの時代に生きる。

昨日は、即位礼正殿(せいでん)の儀。新しい天皇陛下が即位した。

あまり意識をしていないのだけれど、すでに令和になって数ヶ月。ついついまだ平成と書いてしまうことがある(実際には書く必要がある時もある)。

昭和生まれなので、3つの時代(元号)に生きていることになる。いつまでも若いつもりなのだけれど、気がつくとシニアの方に入っていく。

平成は、小学生の時にスタート。30年経って自分が大学教員になっているとは夢にも思わなかった。あの頃は別に普通のサラリーマンで良いと思っていた。夢のない子供だった気がする。。

大学もまあ良かったけれど、楽しかったという感じではなかった。自分が本当に始まったのは研究室に配属になってからの気がする。学部生のころはあまり研究になっていなかったが、大学院からいよいよ自分の研究がスタートし、自分のやっていることが自分の将来に直結するようになった。

テストの点数や偏差値に人生をかける気にはならないが、環境技術や生命の仕組み、さらに医療などに発展するかもしれない科学技術ならば全力を尽くす価値がある。

大学院生からはそれはそれは大変だったけれど、振り返るとここからが始まりという感じだった。

学生たちをたくさん抱える研究室を運営し、ポスドクやテクスタの職が続くようにすることも考えなければならない。責任は重大。忙しいが諸々うまくいっているので、続けていけるように日々努力していきたいと思う。


2019年10月21日月曜日

やらなければいけないことは手短に。

今日は科研費に論文。科研費は分担の先生に送り、午前に再チェック。その後、論文に取り掛かる。

ポスドクIさんの論文で、6日ぶりにみたが、うーん、なんであの時はもう終わりだと思っていたのだけれど、こうして時間を置くと直すところがたくさん見えてくる。不思議である。

それでも直して、共著者に送るとともに英文校閲に出した。来週返ってくるので、こちらはしばらく置いておく。

その合間に学生との研究相談。そして、メールでは大学広報の仕事も入っていた。それにしても今年は大学広報の仕事が多い。一体幾つのインタビュー記事に出ただろうか。。

書いていて思い出したが、そういえば、今年の夏の模擬授業は動画の公開用に撮影をしていたはずだが、あれはどうなったのだろう・・。

あと、今月の25日の朝日新聞朝刊に明治大学の広告が出る予定で、そこにも登場する予定である。新聞とっていないけど、その日くらいは買おうかな・・。

忙しい日が終わり、こうしてやっとブログタイム。それでも秋学期(後期)は講義や実習が少なめなので(ないとは言っていない)、かなりましである。

そうこうしているうちに次の論文の添削依頼が来た。。さて、頑張ろう。。




2019年10月20日日曜日

なんかカレーが話題である。寒い日にはカレー。

神戸の小学校の件で、カレーが話題である。教員間のいじめの問題を受けて、学校給食からカレーがなくなることが検討されているらしい。


なんというか、それじゃない感満載である。その対策しても・・・という感じである。

しかし、実はこういうのはよくある話でもある。

何がよくあるかというと、自分にとって必要なことをやるのではなく、簡単なことを必要なことだと思い込んでやってしまうことである。

本来は教員間のいじめの対策や処分をしなければならないがそれはかなり大変なことだと思う。一方、給食でカレーを止めるというのは、話題にはなるが、まあ、別にということで簡単にできることだろう。そして、簡単なことをやって、何かを成し遂げた気になるということである。

これは誰しもあることで、研究でも簡単なことを必要であると理屈をつけて、本当に必要なことをやらずに逃げてしまうことは多々ある。他の仕事や日々の生活でもそうだと思う。テスト前の掃除なんていうのは典型的なものではないかと思う。

なんかいきなり話が重くなったが、まあ、カレーが好きな子供たちはかわいそうである。。自分もカレー好きで、インドカレーも好きだし、日本のカレーも好きである。寒い冬に食べると体がとても温まって、美味しいだけでなく健康にも良さそうである(多分)。

関東は秋を通り越していきなり冬になったかのような冷え込み方である。。体を温めて仕事を進めていきたい。




2019年10月19日土曜日

今日は、JST-ALCAの進捗報告会の準備。スライドは8割できた・・かな。

論文と科研費はちょっとお休み。少し時間を置いて来週また見直す予定(というか科研費はまだ大学の添削から返ってこない・・)。

今週は少し時間が空いたので、大学以外の仕事ができた。11月にはJST-ALCAの進捗報告会がある。

こちらは、クローズドの会。要するに、JST-ALCAに参画する人しか参加できない会である。

JST-ALCAのバイオテクノロジー関連の20チームの発表が行われる。原則としてチームの代表が発表を行う。こんなところに自分が名前を連ねることができるなんて、正直何かの間違いではないかと何度思ったことか・・・

しかし、採択された以上はもちろん全力を尽くす。予算に採択されたところがピークで、そのあとは、そんなにがんばらずに流すなんていうのは大嫌いである(そもそもALCAのシステムだと、そんなことをしたら確実に途中で打ち止めになる)。

発表のファイルは8割方できたが、他のチームにも依頼しなければいけないので、このように早めに完成させる必要がある。来週初めには他のチームにも渡して、追加してもらったり、意見をもらって修正をしなければならない。

ALCAの代表には著名な先生たちが名前を連ねている。自分は全力なのは最低条件。いつも「これで完璧だ」というくらいに仕上げてやっとスタートラインだと思っている。実際、厳しい意見を受けることも少なくない。

それでも打ちひしがれて負けるということはない。そういえば、JSTさきがけの時も毎回自信満々で領域会議に行ってはボロボロになって帰ってきた記憶がある・・。それでも必死に食らいついていたあの日々は本当によく働いていた・・。

いや、思い出に浸っていても仕方ない。まだもう少し仕上げて早めにメンバーに投げなければ。音楽をガンガンに流しながらスライドを作っていこう。。




2019年10月18日金曜日

論文作成も進んだ。科研費申請は大学のチェックを待っているところ。

今週は大学の業務は少なめ(と言いつつ、例えば昨日も2時間くらいの会議はあるのだけれど)。こういう時に研究業務を進める。

今週はまず、ポスドクIさんの初稿が完成。共著者に投げる。少しクールダウンする必要があるので、昨日は全くみていない。来週くらいまで触らなくてよいかもしれない。順調にいけば、来週末くらいに英文校閲に出して、再来週投稿だろうか。

科研費の締め切りも今月末。

すでにe-Radを通して、機関(大学)に提出している。この提出は1回目で、大学の方で内容をチェックしてくれている。いつ返ってくるのか未定だが、今日か来週頭くらいだと思う(というか、そうでないと直す時間がないのが・・)。




科研費の申請書のチェックをどれくらい行うかは、大学によって異なる。力を入れている大学だと、専門の人にお願いしたり、教員間でチェックし合うなんていう仕組みもあるらしい。この辺りは研究機関の力の入れ具合でかなり変わってくる。

本学の場合は、内容をチェックはしてくれるが、割と遠慮気味だと思う。ガンガン言ってくれた方が助かるのだけれど。それほどたくさん直ってくるわけではない。

今回は分担の先生はもちろん、ポスドクや院生にも見てもらっている。もっと多くの人に見てもらうべきかもしれない。。


科研費が終わっても、11月は外勤が多くて結構忙しい。早めにそちらの準備も進めてしまいたいと思う。

2019年10月17日木曜日

第1回レポート提出日が終了。

昨日は、環境化学実験のレポート提出日。この実験は、主に1年生が取る学生実験科目である。



この実習では、藻類から色素を抽出して、分光光度計や簡易的なクロマトグラフィーを用いた実験を行うことになっている。

昨日は最初のクラスのレポート提出日。秋学期(後期)も、いよいよレポートの時期が始まったという感じである。

農芸化学科の1年生の秋学期は、最初の大きな関門で、単に出席するだけではダメで、必死に勉強しないと単位が取れない講義が揃っている。

これらに、環境化学実験などのレポートが加わるので、とても忙しい。遊んで暮らす大学生活とは無縁なのが我らが農芸化学科である。。

講義の方も、先週英語動画の課題を課したところ。こちらは3、4年生なのでどうだろうか。3、4年生ともなると、こなすスピードが上がっているのではないかと思う。うちの研究室の学生たちを見ても、誰も課題のことを話題にはしていないのだが、それぞれきっちりこなしているのだと思う(多分)。

こうして、仕事を進めるスピードが鍛えられていくのだと思う。数値になるものではないので成長の実感は難しいかもしれないが、頑張っている人は物凄いスピードで成長していることは間違いない。努力は人を裏切らない。

2019年10月16日水曜日

学生たちのゼミ&学会準備進行中。

秋学期が始まり3週間ほど。研究室のゼミも進んでいる。また、11月には学会(研究会)もあり、今回は多くの学生が参加するので、発表要旨の添削もたくさんある。

今日の朝に3件終わらせたので、ただいまブログを書く時間である。。

ゼミ発表、要旨の直しは本当にたくさんある。あまりにも細かいと思うかもしれないけれど、残念ながら直すところはたくさんある。高校までの授業では、プレゼンテーションや科学的な文章の作成をあまりやっていないことが多い。これを大学で初めて学ぶと言ってもよく、大学の意義の1つだと思う。

優秀な学生たちも、まさかこんなに直されるとはと思っていることだと思う。

しかし、それは当たり前のことなので、気にしないで欲しい。プライドが傷つく必要も罪悪感や劣等感を抱く必要もない。学んでないことができないのは当たり前である。

ただし、何を学んでいて、何を学んでいないのかがわかりにくいところが難しさである。できていないところを自分自身で見つけていかなければならない。ゼミでも指摘されると思うが、何よりも自分自身で発見していくことが大事だと思っている。

大学は講義や実習を行う場所でもあるが、3年生以上になるとこうしてだんだんに外の世界に出ていくことになる。データの取り扱いなどの責任も出てくるし、まさに大人になるプロセスを進めているのだと思う。



2019年10月14日月曜日

アイデアを思いついたPIがやらなければならないこと。やってはいけないこと。

昨日は台風もあったし、日曜日だったので完全にオフ。家の用事以外は、ひたすらアニメとゲームと音楽という退廃的な時間を過ごしていた(軽くジョギングはしたが)。

全然研究のことを考えていなかったのだけれど、ふとそれなりによいと思われるアイデアが降ってきてしまった。なので、関係各位にメール。関係する学生、ポスドク、テクスタに、忘れないうちにメールをしておいた。


さて、こうしてアイデアを思いついてみんなに伝えることはしばしばある。しかし、PIとして、やらなければいけないことがある。

それは何かといえば、
そのアイデアをすぐに実行に移さなくてよいと伝えることである。

理由はとても簡単で、研究の邪魔をするからである笑。。

いや、なんでよいアイデアが仕事の邪魔をするのかと思うかもしれないが、例え素晴らしいアイデアであっても研究は「完成」しなければそれは研究をしたとは呼べないからである。

完成とは何かというと、それは論文や特許として形にすることである実験系の場合は、様々なコントロール実験(対照実験)を行い、再現性も確認し、いろんな角度からの検証を経る必要がある。これらの実験をこなして、やっと1つの結論になる。

このプロセスだけで少なくとも数ヶ月、基本的には年単位の時間がかかるからである。さらに自分たちで納得しても、それを論文や特許にして、外部の審査をくぐり抜けてやっと研究として認められるのである。

研究室のメンバーは毎日このプロセスを進めている。PIの思いつきのアイデアが、現在進めている1つの結論を補強するのならばそれは助けになる。しかし、アイデアによっては、別のテーマを提案することになってしまう。思いつきでいう場合、別テーマの提案になってしまうことも少なくない。一昔前に流行った本で「上司は思いつきでものを言う」というものがあったと思うが、どこの世界でも同じである。

ということで、進めてしまうと別テーマになってしまう危険性があるのだけれど、一方でPIが言っているので、やらなくてはいけないのではないかと思ってしまう。

こうして、どんどんテーマが増えてしまうことがある。テーマを3つも4つも進めているのは一見すごいことのように思えるが、もし時間切れ、労力切れで、形にならなければ、それは研究計画がよろしくなかったと言わざるを得ない(形になるならばすごいけれど)。

ということで、昨日はメールにも「すぐにやらなくていいです」という内容を、文章のはじめと終わりには書いておいた。

しかし、それでもやらなければいけないかと思ってしまう可能性もあるので、こうしてブログにもしたためておくのである。ブログの活用法の1つである。。

常にアイデアは供給していきたいのだけれど、同時に1つずつ形にするようには伝えていかなければならない。なので、アイデアを思いついたとは、

アイデアを思いついたのだけれど、現在の計画に組み込めるか考えてみてもらえるだろうか?組み込めなければ後回しでOK

という意味だと思って欲しい。これが、自分がアイデアを伝えるときに言いたいことであり、PIとしてやらなければならないことであると思っている。これをしつこいくらい伝えていかなければ、研究計画の破綻を引き起こしてしまう。

よいアイデアを思いつくとどうしてもハイになってみんなに伝えたくなってしまうのだけれど(実際、昨日は日曜日だったし・・)、計画の邪魔にならないようにはしなければならない。

また、よいアイデアを思いつくということは、実はそれほど難しくない(もちろん、程度による)。それを完成させることの方が遥かに難しいと感じている。

ということで、今日のブログは、何よりも自分のために書いた文章である。PIになったのだけれど、いや、PIになったからこそ、自分がメンバーの仕事の邪魔をしている可能性について、常に頭の中で検討している。

本日は寒い一日。台風の影響ははたして。

台風一過で晴天、暑かった昨日。打って変わって、今日の東京の最高気温は、なんと19℃とのことである。しかも、天気も崩れそうな気配である。

それにしてもすごい台風だった。自分の地域はそれほどではなかったが、多摩区の生田キャンパスの方はどうだろうか。大きな木がいっぱいあるので、事故が起きないとよいのだけれど。

今週は少し仕事が少ない1週間。台風のおかけでどこにも出かけられなかったし、体力はすっかり回復。秋学期初めの忙しさも落ち着いたところである。

昨日はラグビーの試合をテレビで観戦。テレビを見るなんて珍しい限りである。最後まで手に汗握る戦いで、ルールが分からない自分でもとても楽しめた。最後のディフェンスは本当にギリギリで、でも守り切って素晴らしい試合だった。

今週は論文の査読を片付けて、自分たちの論文に取り掛かる予定。これから年末にかけて、論文を進めたいと考えている。1週間がまた始まる。


2019年10月13日日曜日

台風19号で巣ごもり。食料を消費せねば。

昨日は台風19号への備えで1日中家に。朝だけ買い物に行き、水や食料を買ってきた。


もっとすごい風と雨になるかと思っていたけれど、自分の地域はそれほどでもなかった。しかし、二子玉川や南武線の沿線は結構凄かったようである。

生田キャンパスのある川崎市多摩区もそれなりに浸水被害があったようである。避難勧告も出ていたようではたして大丈夫だろうか。キャンパス自体はビル5階分を登った小高いとところにあるので大丈夫だろうが。ただし、木々が多いので、倒木などは心配である(昨日は構内には原則入れないので、人的被害は大丈夫だと思うが)。


二子玉では、景観のために堤防のない場所があったとのことで、議論が巻き起こっているらしい。何もない時はいらないのかもしれないけれど、こういう時に思い知らされるのが防災なのだと思う。

事業仕分けでも建設系はすごく虐められていたと思う。スーパー堤防も無駄と言われたけれど、その後東日本大震災に見舞われた。防災を怠り、公務員を虐げた結果だと思う。失敗からは学ばなければいけないだろう。

すでに雨風は治まっているが、今日も出かけるようなものではないだろう。周りの片付けをして、家で凄そう。食料をたくさん買ってきたので、持たないものから消費せねば。

2019年10月12日土曜日

超大型台風に備える。今日ゼミがあるって本当?

関東に超大型台風が接近中である。

昨日は外勤。その後、早めに帰ってスーパーで防災グッズを。窓に貼るシートや水、お茶、缶詰などを買った。

スーパーにはパンが全然なく、カセットコンロなどの簡易ガスボンベもすごい売れ行きだった。流石にみんな備えているようである。

朝起きたら、ツイッターで「土曜日(本日)にゼミをやる」「来なければ単位なし」というメールが教授から来たというものがTLを賑わしている。何万リツイートもされているようであるが、はたしてほんとなのだろうか。


真偽が不明なので、決めつけてはいけないが、もしこんな日にゼミを強行するようだったら、早めにそのラボから移った方が良いだろう。一度研究室に入ってしまい、研究テーマを続けているとなかなか抜け出せないが、抜け出してしまえば「なんで自分はこんなところにいたんだろう?」と我に返ることだと思う。企業でもよくあることだと思う。


ちなみに、本学では少なくとも自分の生田キャンパスについては完全にシャットアウト。届出がない限り、キャンパスに入ることができなくなったらしい。そんなことをしなくても、行くべきではないと思うが、そうしないと警備や関係の事務の人などは出勤しなければならない。素晴らしい判断だと思う。

電車も計画運休という一昔前には聞いたことのない対応になった。店も色々休みになるし、こういうのはとても素晴らしいと思う。こうした時でも休めない医療関係者や防災対応の関係者には頭が下がる・・。

秋学期が始まり、ずっと忙しかったので、ここは良い機会と思って休養。ゆっくりと家でできる仕事を片付けたいと思う。

2019年10月11日金曜日

秋の研究進捗報告。学部生たちもガンガン研究を進めている。

10月半ばに入ってきた。秋学期に入り、研究室のゼミは、まず一人1回ずつ研究の進捗報告(Progress Report, PR)を行っている。



ポスドク、大学院生の発表が終わり、続いて学部4年生の研究報告に移っている。

4年生の発表に移っているが・・・

みんなよく考えて、ガンガン研究を進めている(注意!進捗はテーマにもよるので、比較して焦る必要はない)

自分が4年生の時なんてプラスミド作って、組換えタンパク質が取れないと叫び、12月くらいでやっと精製できて、最後にちょっと結合実験をしただけだった。もちろん、論文にも学会発表レベルにもならず、他の研究室に移った。

それに比べると、なんと研究が進んでいることか・・。

大学院に進む学生だけなく、4年生で就職する学生もきっちり研究を進めていて、結果を出している。就職する学生のデータについても論文を書こうかと話していたところである。

本人たちの努力もさることながら、やはり3年生から配属されるというのは大きい。4年生から配属だと、就職する学生はほとんど研究できないのではないかと思う。

大学院に進学することが前提ならば良いが、本学のように就職する学生が多いと、おそらく4年生配属では成り立たないと思う。現在の配属は、本当に良いシステムだと思っている。

みんなの研究が進むので、こちらも仕事がいっぱい。科研費の目処がつき、講義や実習も滞りなくスタートしたので、やっと論文に注力できそうである。まあ、11月もイベント(遊びではない。。)がいっぱい入っていて大変だが。。今年度は何本論文を投稿できるか楽しみである。。

2019年10月10日木曜日

ブログ更新復活。

毎日続けていたブログだけれど、昨日は忙しくて更新できず。

というより、朝更新しようと思ったら、OSのアップデートでPCが使えなくなってしまった。。

夜は夜で忙しかったので、更新ができず。いろんな仕事があって忙しい。。

昨日は1年生の学生実習。早いもので一クラス目が終了した。今年の1年生は人数が多い。前回分光光度計の数が少なくて時間がかかってしまったので、今回は数を増やす。実習ではアナログ式のものを使うのだけれど、1回使ったということで、デジタル式のものも使うことにした。

実習は滞りなく終了。役割分担を各班が考えて、サクサク進めていた。農芸化学科の学生たちのこういう合理的なところは、自分の性に合っている。

週末は台風がすごいようであるし、帰れる日は早めに帰って対策をしておかねば。。

2019年10月8日火曜日

夜にブログは珍しい。。科研費提出完了。

夜にブログは珍しい。

昨日は外勤の上、科研費申請書の山場を迎えていた。また、月曜日に出勤すると、スタッフ&学生の相談も多い。

さらに昨日はポスドクIさんとテクスタWさんの特許出願も完了させた。久しぶりの特許出願でめでたい。

今日は朝から科研費を一旦提出し、健康診断やらゼミやら夜の会議やらをこなしていた。その合間に事務仕事などをこなす。

やっとほっと一息つけたところである。
気がついたら10月8日。おそらく気がついたら冬になっていて、春になっていて、来年の夏休みがくる気がする。。。時の流れが速すぎる。

週末からずっと体調が悪く、今日もずっと頭痛だったけれど、今やっと回復してきた。明日からは問題ない気がする。

ひと段落したので、やっと論文に取りかかれる。健康はとても大事。。

2019年10月7日月曜日

忙しくてブログはおやすみ・・

今日は外勤に体調不良、そして、研究室に戻ってからも忙しかった・・

まだ締め切りはだいぶ先だけれど、科研費のミスにも気づく。。はあ。

ということで、ブログはこれのみで・・

2019年10月6日日曜日

忙しい1週間が終了。ちょっと体調崩し気味。

今週は昨日の土曜日まで仕事。一昨日は、神戸への出張だったので、今日はやっと一息。



昨日は外は30℃越え。かと思ったら、部屋の中は意外と涼しかったり、会議の部屋が寒かったりと寒暖差が激しい。これに伴って、少し喘息が出てきてしまった。昨晩は喘息の薬を飲んでぐっすりと眠る。

新学期が始まると流石に忙しいが、秋学期は担当の講義と実習が少なめ。なので、研究の時間もそれなりに取れてはいる。

今週は科研費の第1回締め切りでもある。最終締め切りは10月末。第1回締め切りに出すと、内容のチェックをしてくれるらしい(これまでにも出したがすごく細かいというほどではない気がする)。とりあえず今週には提出する予定である。

とはいえ、今週も外勤がいくつか含まれている。早く帰れる日は帰って体調を整えたい。

土曜日に出勤しても学生たちは、数人来て実験を頑張っていた。とてもよく実験をしていて素晴らしい。オーバーペースにならないことだけどうか気をつけてほしい。。

今日はゆっくり休もう。。

2019年10月5日土曜日

JST-ALCAの神戸会議終了。。

昨日は、JST-ALCAの内部会議。

JST-ALCAのリンク

代表は自分で、神戸大学蓮沼教授、理研白井副チームリーダー、いであ株式会社宮本副本部長がチーム代表を務めている。

持ち回りで昨日は神戸大学にて会議を行った。日帰りなので、結構忙しい。。

会議は守秘義務を伴うものである。基礎研究だけでなく、実用化に向けて進めている。

各チームかなり研究は進んでいて、色々な困難はあるものの、順調に進んでいてホッとした。自分が代表なので一番長く喋るのだけれど、スタッフや学生のデータもいっぱいあって喋りきらないくらいであった。

神戸大の研究室も案内してもらい、相変わらずのスケールの大きさに感服。すごい方々と一緒に仕事をさせてもらい、大変光栄である。。

帰りは焼肉を食べる。



神戸牛の焼肉。素晴らしすぎる・・・。

しっかりエネルギーをつけて帰宅。大学の仕事も詰まっているが、研究も頑張らなければ。




2019年10月4日金曜日

研究室の外へと踏み出す学生たち

早いものでもう10月。年齢を重ねるにつれ、1年が早くなってきた。

9月は自分やスタッフ、大学院生だけが学会などの出張に参加していた。

しかし、10月以降は機会があるので、学部学生たちも外部に出る予定である(あくまでも研究の流れによるので、外に出ないからといってダメなわけではない。順番)。
次回は、3年生のKさん2人(二人ともイニシャルがK。。)をつれて企業の方と打ち合わせをする予定である。

単に来てもらうだけでなく、2、3分くらいで自分の研究も話してもらう予定である。

ただ話を聞いてふーんで終わるのではなく、もしよいアイデアだった場合は、ガチで企業側と研究を進めることになる。あっという間にそういう段階に踏み込むのである。

最初はただ外部に行くだけでも疲れてしまうかもしれない。しかし、本人たちの成長にはきっと役立つことだと思う。優秀な学生ほど、どんな機会でも自分の成長に繋げてしまうので。

こちらも忙しいのでなかなかそういう機会が作れないのだけれど、少しでも外部と接する機会を作っていきたいと思っている。

2019年10月3日木曜日

大学院生がもらえる月2、3万円のお小遣い。研究サポーター制度なんてものもある。。

こちらは、必ず毎年あるわけではないけれど、明治大学には研究サポーター制度というものがある。
https://www.meiji.ac.jp/koho/diversity/6t5h7p00000pi0fh.html



いわゆる育児・介護支援にあたるもので、女性研究者はもちろん、男性でも共働きの場合には応募することができる。

大学院生を一人選び、研究のお手伝いをしてもらうことで、育児・介護の支援をしてもらうというものである。

ずっとは使えないのだけれど、今の自分はこれに当てはまるので、制度を利用させてもらっている。

研究のサポートを頼んでいるのだけれど、実際には自分の研究を頑張ってもらうことが仕事になる。。何か頼みごとがある場合には、研究サポーターになっている学生に優先的にお願いしている。例えば研究室の共用のPCを購入するので、使用するアプリのインストールなどをお願いする、などをしている。

こちらとしても頼みやすいのでとても助かっている。

お小遣いは結構よくて、平等のために分けてもらっているのだが、多い場合には月2〜3万円もらえる(人数による)。これらは奨学金やTAとは全く関係ないものなので、それなりによいお小遣いなのではないかと思う。

うちの大学院生たちはこれらの研究サポーターになってきた。

もちろん、もらった以上研究を推進するのは当然で、大学院生たちは本当によくそれに答えてくれている。学振で話しているI君ももちろんだし、現在の研究サポーターのK君もM1にして今年度筆頭著者論文をSci Repに発表した。次の論文となる研究ももうとっくに進めているので、十分な働きをしてくれているのではないかと思う。

こうして考えると、本学は割と恵まれていると思う。しかし、それに甘んじることなく、大学に恩返しをしていかなければと常に思っている。

2019年10月2日水曜日

大学院の学費を紹介してみる。

昨日は学振で賑わっていたので、大学院の学費についての記事。

こちらが2019年度の大学院の学費。
https://www.meiji.ac.jp/suito/2019/nofu4.html

博士前期課程は、入学金が約20万、その他の学費が年間約8
3万円。

博士後期課程は、入学金が約20万、その他の学費が年間約73万円。

なかなか高い。。

しかし、奨学金制度も結構充実しており、特に博士後期課程については、学費の一部免除を獲得できる可能性が高めだと思う(年による)。

また、昨日も紹介した通り、日本学術振興会の特別研究員に採用されなかったとしても、博士後期課程には助手制度があり、月20万円程度の給与がもらえる。大学の仕事があるものの、学振と同じ給与である。

それでももらえない場合は、RA/TAがある。なので、サポートはかなり充実しているのではないかと思う。

昨日は学振特別研究員内定という素晴らしいニュースがあったが、これはすなわち助手などの枠が1つ空くことを意味する。周りにとっても素晴らしいことである。

大学院というと国公立のイメージが強いが、II期入試はまだまだ先であるし、ぜひ私立大学の大学院も一考してほしい。。

2019年10月1日火曜日

朝から素晴らしいニュース。DC1採用!

今日は朝起きたら素晴らしいニュース。うちのエースが学振のDC1に採用内定とのことである。



学振は日本学術振興会の略。そして、この場合は、日本学術振興会の特別研究員制度のことを指す。

特別研究員制度とは、博士課程の学生または博士号取得後に、給料(なぜか正式には謝金)をもらえるというものである。

博士課程の学生にとっては、給料をもらいながら研究をできるかどうかで、生活がかなり変わってくる。月20万円なのでかなり大きい。

しかも本学の場合は、学振に採用されると、おそらく学費が免除になる(財政状況によるので確定ではない)。なので、学振に採用されるかどうかでかなりの違いがでる。

採用は、申請書の内容と実績。実績は何と言っても論文である。DC1の採用は、博士課程の1年に対する申請である。応募するのは、M2の5月なので、なかなか論文を出すことは難しい。

うちのI君は、そんなDC1の申請に、筆頭著者論文3本という実績で勝負する。。

・・・流石にこれで落とされたらあんまりだと思っていたが、昨日良い知らせを聞くことができた。一安心であり、とてもとても嬉しい知らせである。。

さて、これで心置きなく研究ができるはず。。ちなみに本学には、助手制度もある。
助手制度
助手とは博士後期課程の学生がなれるもので、なんと月額20万円もらえる。学振と同じ額である(変動する可能性もあります)。ただし、学費は免除ではなく、試験監督などの業務も一部あるので、学振の方が良いのではあるが、それでも恵まれているのではないかと思う。

もちろんRA・TAもある。
RA・TA制度
こうして考えると、結構恵まれているのではないかと思う。

本学の場合(本研究科の方がいいかもしれない)、学振に応募→ダメだった時には助手→それでもダメならばRA・TA
となっている。ということで、結構手厚い(自分のことを考えると羨ましくてしかない)。

本学大学院農学研究科にはII期入試もある。出願が11月で、試験は来年2月。興味がある方は是非是非。

それにしてもめでたいので何かお祝いをしなければ。。