2017年11月24日金曜日

当番制のお仕事

環境バイオテクノロジー研究室(小山内研)は比較的自由だけれど、当然決まりごともある。

研究室で当番制になっているものをいくつか挙げてみる。

1. 掃除当番
微生物の実験を行う上で、部屋の清潔さはとても大事である。コンタミネーションの頻度も違ってくる。こういう部分をおろそかにすると、実験の進捗にも影響が出る。洗い物や掃除の仕方によって、将来の研究成果が見えてくると言われている。どれくらいの気持ちで研究に望んでいるかを反映すると言われている。

掃除当番の仕事としては、掃除機やほうき、雑巾で部屋を掃除することになっている。順番に2人一組のペアになっており、新しいメンバーでもわかるように、先輩と組んで進める形になっている。


2. 廃液当番
実験をしていると、流しに流すことのできない廃液がたくさん出てくる。有機溶媒や酸の廃液が多い。RNA抽出などでは有機溶媒を用いるし、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)では非常に薄いものであるが酸と色素の廃液が出てくる。これらの廃液をポリタンクに集めて生田キャンパスの安全管理センターに持っていくことが必要となる。廃液を集めるための空のポリタンクは安全管理センターからもらえる。こちらも2人組のペアになっている。

大事な点は、上記は学生からの提案で決まったことである。実験を進めるならば掃除も廃液処理も必要なことは当然である。マイクロピペットを握って好きな実験だけすれば良いわけではない。

実験スペースや機器の予約、試薬の補充なども、周辺の作業もすべて含めてこなすことができて、初めて実験をしていると言える。

ということで、これらのシステムを自分たちで考えて、研究室がうまく動くように考えてもらっている。

3月〜5月が基礎実習、5月〜6、7月が専門実習と呼んでいるが、それ以降の8月〜10月をマネジメント実習と名付けている(名付けだのだけれど、あまり研究室ではこの名前を使っていない💦)。

特定の実験作業だけならば、練習すればできるようになる。しかし、実際には他の人も実験していれば試薬が無くなったり、機器の予約や培養のスペースが重なったりする。そういうのをコミュニケートすることで、調整してうまく自分の実験が組めるようにしなければならない。技術がついてきたら、そういうマネジメントも含めてできる人になってほしいということである。

それを組んで、掃除や廃液当番も作ってくれたけれど、また人数が変われば最適な形も変わってくると思う。特定の実験作業ができるよりも、場所や人に合わせて最適なシステムを組める人になってほしいというのが環境バイオテクノロジー研究室の方針でもある。

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