M1 Iくんの論文投稿を完了した。論文投稿と言っても新規論文ではなく、リバイスである。
論文というのは書き上げて投稿してもすぐに掲載されるわけではない。論文を審査する査読者(Reviewer、レビューアー)と文字通りバトルして、その審査をクリアすると掲載される。もちろん、最終結果が不採択(Reject、リジェクト)のこともある。
リバイスとは、レビューアーが「こういう部分が足りない」「これはこうした方が良い」というコメントに対し、答えることである。ただ答えればよいわけではなく、「○○というデータが足りない」と言われれば、原則は追加しなければならない。
リバイスのための実験が2、3ヶ月で終わったら、それは早い方である。下手をすると1年以上かかるんじゃないかというコメントもある。1本の論文を掲載するとは、本当に大変なことなのである。
今回も1回目のリバイスを送ったが、全員が納得せずに二日目のリバイスとなった。ただし、Provisionally Accepted(仮採択、採択一歩手前)となっているので、まあ大丈夫でしょう。夏休みになってしまっているので、審査が進むかだけが心配だけれど、まあ、よしとしよう。。
これが通れば、Iくんは、M1の8月にして2本目の筆頭著者論文である。うーん、すごい。みんなすごいな・・・
もうすぐオープンキャンパスであるが、農芸化学科の学生たちはこのように修士課程(博士前期課程)、場合によっては学部生の間に論文を書いている。論文を書くことで、はじめて本当のサイエンスの世界に飛び込むといっても囲んではない。熱い思いを持った学生たちが訪問してくれることを期待している。
とりあえずお疲れ様でした。
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