2018年8月16日木曜日

科学技術に携わるものとして。終戦記念日と広島と原爆

昨日は、広島の原爆資料館に行ってきた。


昨日は、8月15日終戦記念日。上は広島の平和記念公園にある平和の灯である。ここには、「安らかに眠ってください。過ちは、繰り返しませんから」という言葉が彫られた碑がある。この「過ちは、繰り返しませんから」の主語がなく、誰の過ちなのか?としばしば論争になっているのはご存知の通り。

いろんな意見があるだろうが、戦争をする人類すべてへの警告であり、未来に生かす術を考えたい。言うは易し行うは難しであるが。


原爆が広島に投下されたのは8月6日。今から73年前の夏である。人類史上初めて戦争に原子爆弾が使われ、数万人という多くの死者を出した出来事である。

会場には多くの外国人もいた。欧米の方々ももちろんいた。アジアの方々もたくさんいた。それぞれの国の人たちはどのようにこの原爆を感じているのだろうと、聞いてみたくなる。どんどん昔のことになっているので、印象はうすくなってしまっているのだろうか。

子供を連れて行ったが、「怖い」となってしまい、足早に展示を通り過ぎる。小学生にとっては、確かに怖い展示も多いかもしれない。

科学技術に携わるものとして、この原爆は考えさせられる。物理系ではないし、病原性微生物も扱っていない。微細藻類の光合成やバイオプラスチック生産なので、自分の研究内容自体については、危険性はほとんどない。

しかし、研究はどのように発展し、展開されるかわからない。科学者として、自分たちが発展させる科学の力があまりにも強い時に、それらを進めるべきか、止めるべきか悩ましいところである。科学の力の悪用は近代社会の避けられない大問題である。

70年以上前になり、戦争の記憶も薄れてきている。ついこの間の東日本大震災だって、だんだん遠くなり防災意識が薄れてしまいそうになる。原発もいつの間にか容認に傾いている。

科学者としては、自分の分野は化石燃料の代替資源・代替エネルギーなので、これを力強く推進したいと思う。環境と医療で人の暮らしを豊かにしたい。これが本来の夢であり、目標である。

平和記念公園のような場所に訪れることで、自分の人生観や生きる意味を考えるのも、たまには必要であるかもしれない。夏の暑い日が続くが、暑いだけでまずは平和なことには感謝をしたいし、これを続けていかなければならないと思う。

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