留学の夏、大学1年生の思い出 No.8である。
No.8は留学中の人間関係について。
ICUの同学年(1年生)が10数人留学した。男女比はやや女子が多いくらいだったと思う。
同じ学年とはいえ、ほとんど初対面。自分も知り合いは一人しかいなかった。最初はみんなそれなりに遠慮をしていた。なので、最初の頃は仲も良い。
しかし、1ヶ月半も一緒に過ごすと、だんだんと争いも起きてくる(笑)。みんな一人で外国で暮らすといういっぱいいっぱいな環境であり、そこまで余裕がないのである。
自分も仲がよくなった同学年の男子と二人でいつも行動していた。しかし、ずっと一緒にいると気を使うのもなくなり、だんだん飽きてきて、少しギスギスしてくる。他の女子同士も少し喧嘩しだすようになってきた。まあ、気を許した証拠といえばそうなのかもしれない。
この間も書いたが、一人は途中で帰ってしまったくらいであり、大学一年生にとっては大変な日々なのであった。そうして成長していくのだけれど。
エディンバラでの生活自体は、とても治安の良い場所で危険を感じるような場面は一度もなかった。
また、エディンバラの8月のお祭りであるミリタリータトゥーというお祭りも見た。ミリタリーといっても現在の軍隊のことではなく、スコットランド特有の衣装をとバグパイプによる演奏である。花火なんかも打ち上がる。
http://ja.allexciting.com/festivals-in-edinburgh/
こうして1ヶ月半スコットランドに滞在した。ここまで長い滞在は初めてだったので、帰国後ももちろん変化した。
良い変化としては、9月から始まる2学期(ICUは3学期制だった)の授業において、英語で臆することなくディベートに参加できるようになったことだろうか。
英語力が劇的に上がったわけではない。
話そうとする度胸がついたのである。実際、日本人は英語力があるのに話さないだけだと思う(これについてはいずれゆっくり話そう)。
悪い変化としては、外国経験によってなんか偉くなった気分になり、人を見下すことようになったことだろうか。自分だけでなく、はじめての外国帰りの人に結構多いと思う。「日本語なんか使いおって・・・」、「いや、つい英語がでちゃうんだよね。。」なんていう気分になってしまう。周りを見ていても結構そういう雰囲気になっていた。しばらくすると、そんなに大したことではなかったことに気づくのだが、帰国直後は、自分も含め調子に乗ってしまうことが多いように見受けられた。
大学生の夏休みは非常に貴重なものだった。留学といっても思い描くようなキラキラな生活ではない。結構辛いのだけれど、とても良い経験だったことは間違いない。
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