2018年8月15日水曜日

すっかり止まっていた小説紹介。下町ロケットガウディ計画

小説紹介というカテゴリーを作ったくせに、2回くらいでずっと止まっていました・・・小説は大好きなのだけれど、読んでしまうと他の仕事が止まってしまう。なので、忙しい時は封印せざるを得ない。

そして、忙しくない時っていうと・・・・夏休みくらいしかかない。

いや、ほんと大学教員って忙しい。そもそも研究に終わりはないので。

それはさておき、久しぶりに読んだのは、ちょうど文庫本がでていた下町ロケット ガウディ計画」。もはや説明は不要かもしれないが、池井戸潤さんの直木賞受賞作の第2弾である。

ロケット科学者として夢破れた佃耕平は、佃製作所の社長として、エンジン部品の製作を行っている。今回は、人工心臓という新しい分野にチャレンジする物語である。

専門ではないが、研究者の自分がみても違和感なく読めるところがすごい。自分に近い職種のところって、いろんなことを考えてしまって、集中できないことがある。「いや、そんなこと起こり得ないでしょう!」みたいな。よくある話だと思う。

しかし、下町ロケットシリーズではそういうことは全然感じず、すっと読める。そして、いつもながら読後感がよい。

夏休みに良い気分になりたい人にはとてもオススメの本である。





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