2018年1月1日月曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。始まって2ヶ月と少しのブログですが、今後もどうぞ宜しくお願い致します。

2018年元旦ということで、今年の目標を考えてみたいと思う。

明治大学に着任して、2年9ヶ月が経過した。2年9ヶ月ということが正直信じられないくらい濃い時間であった。研究も教育もその他も色々あったので、項目ごとに分けて今年の意気込みを。

1. 研究について
微細藻類の基礎・応用研究を進めている。コハク酸などのバイオプラスチック原料やフィコシアニンといった色素の生産法の開発を行っている。また、転写・代謝・光合成の基礎研究を行っている。

スタッフ・学生が頑張り、論文はかなりの数がでるようになってきた。次に目指すことは、いわゆる良いジャーナルである。

ジャーナル名がすべてではないのだが、やはり良いジャーナルに載っている論文には理由がある。データ量が豊富でロジックが綺麗で、新しい発見が多い。

言い訳をせずに、論文の量・質ともに向上させていきたいと考えている。忍耐力の必要なところだが、ぜひ達成していきたいと考えている。

また、論文だけでなく、応用展開を広く進めたいと考えている。理研時代からそうであるけれど、環境バイオテクノロジー研究室では、特許による知財化も進めている。論文という形以外での研究成果の公開についても力強く推進していきたいと考えている。

2. 教育について
学部の講義は分子生物学、生命システム工学、環境バイオテクノロジー、実習が環境化学実験、環境分析実験、化学実験である(他にオムニバス講義や大学院講義もあるので、なかなか忙しい・・💦)。

特に2017年度から100分授業となり、これまでと少しやり方を変えてみた。「100分間頑張って集中して授業を聞きなさい」というのは簡単であるけれど、それは「とにかく頑張りなさい」と言っているのと同じで、やはり難しい時も多いし、教員として単に工夫していないだけと言われても仕方がないかもしれない。

分子生物学を始め、講義の途中でクイズを出し、1、2回くらいは、スマホやタブレットなどを使って自分で調べる時間を作っている。とりえあず一旦眠気を覚ましたり、自分で手を動かすことによって能動的になるのはとても良いと思う。

ただし、「その時間にサボっていて、後で答えを写すだけの人はどうする?」、「スマホやタブレットを忘れた・充電がもたない」(クイズは他の人と一緒に良いことになっているけれど)、「クイズで相談した後に、ざわついてしまう」、「クイズが気になって、その後の講義に集中できない」など、まだまだシステムの改善の余地があると思う。一義的な解決策はないのだけれど、これらも考えていきたいと思っている。

なんか元旦から固い話になってしまったけれど、今年も明治大学が発展するように、研究・教育・その他大学業務に尽力したいと考えています。今年も色々あると思いますが、すべてを楽しんでいきたいと思っています。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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