2018年1月5日金曜日

カセットテープレコーダー発見

正月に実家に帰った時のこのようなものを発見した。
カセットテープレコーダーである。

扉が空いているところにカセットテープを入れることで、録音、再生ができる。右上のチューナーである。右下の丸いところがスピーカーである。

音声の記憶媒体の進化は著しい。はじめはレコードであり、その次に登場したのがこのカセットテープである。いわゆる磁気テープで、フィルム上の磁性体という磁気の粉によって、音を録音・再生できる記憶媒体である。

しばらくこのカセットテープの時代が続いたが、その後CD(コンパクトディスク)などの光ディスクの登場により、ほとんど使われなくなった(一部の特殊なところではつかっているのかもしれないが)。映像はVHSのビデオテープから、DVDやブルーレイディスクに置き換わった。

さらに現在では、音や文字、映像を記録するための記憶媒体そのものがPCやスマホに内蔵されている。今では当たり前なのだけれど、これは非常に画期的なことなのである。

さらにさらに最近では、クラウドの登場によって、自分の保存に必要なデータを自分の手元にすらおかないという自体になっている。さすがにすべてをクラウドに預けている人は少ないとは思うが、わずか20年前に現役だったカセットテープやビデオテープから考えると隔世の感がある。

こういう変化についていくことも、研究でも仕事でも大事である。

現在、環境バイオテクノロジー研究室では、Dropboxというクラウドを使ってファイルを共有している。メールでファイルのやり取りももちろんするが、とてもではないけれどまとまらず、収集がつかなくなってしまう。

一昔前だったら、大事なデータはCDなどで保存していたかもしれない。しかし、今はほとんど外付けハードディスクではないだろうか。そんなに大きくないデータだったらフラッシュメモリーでも十分だと思う。フラッシュメモリーの寥々の増加も驚くほどである。インストールする時以外、CDもあまり見なくなってきた(ソフトのインストールもいまやオンラインで済むことが多い)。

最近ではスマホで仕事をする割合も増えてきた。話をするという機能は別にして、電話で仕事ができるなんて、10年前は想像もしていなかった。恐るべきテクノロジーの進歩である。

そのうちSNSそのものも研究にたくさん取り入れられると思う(すでに取り入れられているといったほうがよいかもしれない)。SNSを使った研究戦略については別のブログ記事に記載しようと思う。

磁気テープから光学ディスク。そして、データの個人保有から共有と時代の流れがすさまじい。当然便利であるのだけれど、SNSのトラブルなどの弊害もある。クラウドの秘密保持性もかなり気になる。

新しいテクノロジーを楽しみつつも、ぜひユーザーフレンドリーであって欲しいと思う今日この頃。使い方覚えたと思ったら切り替わってしまっては逆に不便なので。懐かしのカセットテープレコーダーを発見した今年の正月でした。

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