2018年1月28日日曜日

研究室は何の役に立つのか?その8 努力を継続できるか?

研究室は何の役に立つのか?その8は努力を継続できるかである。

くどいかもしれないが、環境バイオテクノロジー研究室では、判断力、コミュニケーション力、努力を身につけることを目指している。

良い成果を出すには努力が必要である。

・・・あまりにも当たり前すぎるかもしれない。

しかし、残念ながら誰もができるわけではない。

まず第一に、努力の方向性が間違っているとどんなに努力しても良い成果が得られない。これは判断力の問題であるけれど、「こんなに頑張っているのになんで!?」とつい感情的になってしまうという広い意味で努力に関する問題でもある。すなわち、努力すればいいというものではなく、努力が目的になってはいけないということである。

これは結構日本人が陥りがちなポイントではないかと思う。

この点に関しては、1年生の学生実習や講義から徐々に慣れてもらっている。私の学生実習のレポートでは、1年生には「何々について書きなさい」と、それなりに課題などを指定しているが、2年生に対しては「実験終了、じゃあレポート書いてきてね」ということになっている。

当然、「何について書けばいいのんですか!?」と聞いてくる人もたくさんいる。問題が提示されるのが高校までの勉強であるからその習慣がなかなか抜けないのは仕方がない。

しかし、これからは「何を頑張るか」が大事なので、努力しても方向性を間違えると良い点がつかないことが多い。これをだんだんに味わっていってもらうのである。

また、努力は当然継続しなければならない。研究生活にはいると、大学受験のようにわかりやすいゴールはない。論文は1つのゴールであるが、終わりというわけでもない。なので「これはいつまでやればいいんだろう・・・?」と考えてしまうと、急激に疲れてしまうことがある。

研究室では「休むのも仕事」と繰り返し学生に言っているが、継続的なものであることを意識してほしいと考えている。

これは自分の失敗体験からで、大学院生時代は週7日研究室に行っていて、ピークは1年間に360日くらい研究室にいたと思う。しかし、仕事効率は全く良くなく、つまらない失敗で1ヶ月が無駄になったということもあった。恐ろしくボロボロになったのを覚えている。これは一見努力しているようだけれど、効率が下がっているので、適切な努力とは言えないと思う。

このように、一口に努力をすると言っても方向性や継続性を意識しなければ、トータルとしてあまり努力していないのと変わらなくなってしまう。もちろん試行錯誤しながらだけれど、研究室では努力の仕方を学ぶことができると考えている。

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