シェーカーとは図のような箱の中で、温度を制御して、振盪させる機械である。要するにシェイクする機械である。
通常は、大腸菌や酵母などの微生物の培養に使うので、あかりは作業用についているか、暗いままである。
しかし、我々の微細藻類の場合、光合成を行う。光合成で培養をするためには、光を当てる必要がある。なので、図のように、フラスコの下にLEDパネルが取り付けられており、これで光合成をさせながら培養を行うのである。
ちなみに、これまでの培養はもう少し大型のインキュベーターを使っており、動画のようにシェイクするのはなく、ブクブクと空気を送り込んで(バブリングして)培養している。
また、これまでの培養は蛍光灯であり、LEDではない。どちらも白色の光なので別にいいのではないかと思うかもしれないが、それは全く違う。蛍光灯とLEDでは波長が異なるので、光合成も同じようには働かない。実はLEDだと一般的にはあまり増殖がよくない。
しかし、LEDには省エネという利点がある。なので、従来の蛍光灯からLEDに移した時にどうなるかという研究も大事なのである。
こうして、光を少し変えるだけでもいっぱい研究することがある。基礎研究はなかなか進まないのだけれ、素晴らしいメンバーたちと一歩一歩確実に進めていきたい。
↓まさかの・・大学教育部門1位です。
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