少し前にもブラック企業について記事を書いたが、何歳になっても、「自分は苦しいから助けてもらう方だ」「おごる方ではなくおごってもらう方だ」という人は多い。
20代の学生からしたら信じられないかもしれないが、30歳になっても40歳になっても、さらにそれより上になっても、「自分は下っ端なので、助けて欲しい」という人は少なくない。謙虚で言っているわけではなく、誰かに助けて欲しいから、そして誰かを助けたくないから(助けなくても仕方ないから)、そのように言っていることが多い。
さらになぜか、苦しいから助けて欲しいという人に限って、自分のためにはお金を惜しみなく使う。
海外旅行は欠かせない、毎週飲みに行くのも欠かせない、趣味にお金を使っています、でも生活は苦しいので助けて欲しい
という普通に考えれば信じられない思考だが、お金の前にはすべて自己正当化できてしまう。そんな社会人も結構いる。
ただし、周りの人は愚かではない。こういう人に協力したいという人が多いはずはない。そうすると、協力者が少なくなり、仕事が進まなくなってくる。
なので、上記のような自己利益追求型の人は、長期的にどんどん給与が下がって、本当に苦しくなる。社会人ならば、こういう人がどこの職場にもいて、だんだん苦しくなっていく例を少なからず見てきたかもしれない。
誰しもが若いうちは、社会人として活躍して、先輩として、上司として、気前よく下の人たちに振る舞いたいと思っている。しかし、いざお金を目の前にすると、自分のためにばかり使ってしまう。お金というものは、本当に魔物である。
お金は稼ぐ方法だけでなく、使う方法も学ばなければならない。自分もお金を稼ぐ能力の向上とともに、お金を使う能力の向上にも取り組んでいる。どういうのが「良いお金の使い方」であるか、日々試行錯誤している。
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