酵素のデータベースであるBRENDAの紹介である。
Phosphoenolpyruvate carboxylase (PEPC)という酵素をBRENDAで調べている。Googleで「phosphoenolpyruvate carboxylase BRENDA」と入力して検索すれば良い。EC番号が合っているかは注意が必要である。
前回は阻害剤(inhibitor)や活性化剤(activator)などが調べられると言ったが、他にもいろいろ調べられる。
例えば酵素の至適温度や至適pHも調べられる。至適温度・pHとは、酵素の活性がもっとも高い温度・pHのことである。
こんな風に、例えばThiobacillusという硫黄を好むバクテリア(全然私も知らない・・・)では、至適pHが5.3であることがわかる。
一方、植物のシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)では、pH8~9が至適pHであることがわかる。
こういうものがBRENDAでは一気に調べることができる。
これまで講義でも紹介してこなかったが、今後は講義にいれようかなと思っている次第である。
データベースは使ってみないと良し悪しがわからないが、このBRENDAは、酵素の生化学を専門とする人にはとてもおすすめである。
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