2018年9月21日金曜日

ポスドクやテクスタの採用方針について No.6

ポスドクやテクスタの採用方針について No.6。

書類選考後は、必ず面接をする。やはり書類だけではわからないので、面接は必須である。

だけれど、正直難しい。

面接の時は、みんな明るく元気になる。いいことばかり言おうとする。なので、本当にどういう人であるのか短時間で見抜くのは難しかったりする。

自分の場合、必ず言うのが、「採用面接のときに無理をすると、仕事が続かないので、無理をせずに本音ベースで話してください」ということだろうか。

面接の時に給与や出勤時間などについて話すのだけれど、実は不満なのに、受かるために「大丈夫です!」という人も結構いる。それですぐに辞めてしまったら、お互いのためにならない。

前の書類選考の記事では述べなかったが、職を転々としている人は、やはりマイナスな印象が強い。絶対的な指標ではないし、IT系だったら多いのが当たり前かもしれない。それでも、無理をして勤めてすぐに辞めてしまわないことは、本人のキャリアにとっても非常に重要であると思う。

自分の場合、面接は採用試験ではなく、条件が合うかどうかの交渉・相談、すなわちマッチングであると思っている。
条件が合わなければ、ポスドク・テクスタ候補者の方から断れば良いと思っている。

そうはいっても、面接ではとりあえず無理をして大丈夫ですと言ってしまう人が多いけれど・・・。本当に、お互いのためにならないので、正直に話して欲しいのだが・・・。まあ、言いにくいか・・・どうしたらよいのかは考え中。

ポスドクやテクスタも、選ばれる方だけではなく選ぶ方でもあると思うので、無理をせずに、条件が合うところで働いて欲しいと願っている。

結局、採用って縁だなと思っている。人事に関わると、みんなそろってよく言うセリフだと思うけれど、自分で採用活動をしてみると、つくづくこのセリフに集約される。最後はこのセリフにたどり着く。

なので、6回分をまとめると
○採用は、縁、相性、タイミングであり、基本的に採用側は慎重になっているので、採用されなくて普通だと思っていい。落ちても人格否定、実力不足だと思う必要はない。

新卒以外は勉強したいです!は、あまりよくない印象が。一方で、その分野の専門家でなくても全く問題なし。「学ぶ力」を持っている方がはるかに重要。

○冷静になって、そもそも自分が科学、研究、実験などを本当に好きか、見つめ直してほしい。本当に好きな仕事ならば、自他共に幸せ。

○採用は試験ではなくマッチングなので、待遇に不満があるのに無理をして働いても続かない。面接で無理すると、後々本当に苦しくなる。


だろうか。こうやって言葉にすると、あまり大したことを言っていないかもしれない(期待して読んだ人、すみません・・・)。でも、まあ、当たり前のことかもしれないけれど、自分の雇用がかかっていると冷静になれないことも多いので。

ということで、6回にわたってポスドクやテクスタの採用方針について記載しました。次回から少し追記を書きます。

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