2018年4月28日土曜日

嫌気培養と培養上清の回収

培地を作ったら、次に基礎実習で行うのは、前培養と本培養を行ったら、次は嫌気培養と培養上清の回収を行う。

本培養のあと、OD730を測定する。
同じODになるように嫌気培養を行う。

嫌気培養は、10 mLの20 mM HEPES-KOH(pH7.8)バッファーに、OD730 = 20となるように濃縮することを基本としている。

細胞を10 mLの20 mM HEPES-KOH(pH7.8)にOD730 = 20となるように懸濁したら、20 mLのバイアル瓶に移す。

この後、注射針をつけて窒素ガスを導入する。

前はブチルゴム栓をした後、30分間ほど窒素ガスを導入していた。しかし、ブチルゴム栓が劣化しやすくて、穴を空けると酸素が入ってしまうことがあったので、最近は注射針を溶液に浸け、30秒程度窒素を導入したら急いでブチルゴム栓をして、嫌気にしている。

その後、アルミホイルでバイアル瓶を覆い、暗条件にする。

30℃のシェイカーで3日程度浸透し、終了後、細胞を遠心分離して、上清を集める。

この上清は、HPLCにかけるが、その前にはかならずフィルターを通してゴミが入らないようにする。

このように、本培養後は、嫌気培養という少し特殊な培養を練習している。

0 件のコメント:

コメントを投稿