本培養のあと、OD730を測定する。
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同じODになるように嫌気培養を行う。
嫌気培養は、10 mLの20 mM HEPES-KOH(pH7.8)バッファーに、OD730 = 20となるように濃縮することを基本としている。
細胞を10 mLの20 mM HEPES-KOH(pH7.8)にOD730 = 20となるように懸濁したら、20 mLのバイアル瓶に移す。
この後、注射針をつけて窒素ガスを導入する。
前はブチルゴム栓をした後、30分間ほど窒素ガスを導入していた。しかし、ブチルゴム栓が劣化しやすくて、穴を空けると酸素が入ってしまうことがあったので、最近は注射針を溶液に浸け、30秒程度窒素を導入したら急いでブチルゴム栓をして、嫌気にしている。
その後、アルミホイルでバイアル瓶を覆い、暗条件にする。
30℃のシェイカーで3日程度浸透し、終了後、細胞を遠心分離して、上清を集める。
この上清は、HPLCにかけるが、その前にはかならずフィルターを通してゴミが入らないようにする。
このように、本培養後は、嫌気培養という少し特殊な培養を練習している。
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