2018年4月7日土曜日

ハイテクリサーチセンター

明治大学は学部教育に力を入れている大学である。昨今の国立大学では大学院重点化の方針にともなって、大学院の力を強くする傾向がある。このため、学会などでは、◯◯大学ではなく、◯◯大学大学院と所属を記載する先生も多い。

しかし、明治大学は学部教育を重視している大学のため、明治大学農学部と「学部」で名乗る。私も外部に自分の所属を紹介する時は明治大学農学部にしている。

教育に力を入れている大学ではあるが、研究ももちろん頑張っている。「ハイテクリサーチセンター」は、生田キャンパスにある研究に特化した建物である。

すべてを把握しているわけではないが、私の関連の機器としては電子顕微鏡がここにある。これは学部共通で、走査型電子顕微鏡も透過型電子顕微鏡もある。

講習を受ける必要があるが、これらの顕微鏡を学部生・大学院生が使うことができる。電子顕微鏡を学生が触れるなんてとても贅沢な話なのである。研究所だと、壊したら大変なので、高額の機器は専門の人しか触れないことが多い。明治大学は教育の大学なので、自分で触れるようなシステムになっている。

この他にも低温室があり、タンパク質関連の実験の時にはお世話にあることもあるだろう。

また、予算を獲得した際にはプラスアルファの実験デスクを申請することもできる。空き具合によるが、新しいプロジェクトが始まる際には実験スペースを新たに使うことができる可能性がある。

ただし、割とどこに何があるか教員ですらもわからないので、情報共有を円滑にすることが必須なようである。だんだん事情がわかってきた。。

このように、研究室配属になるまでは全く縁のない建物であるが、ハイテクリサーチセンターという研究に特化した建物が生田キャンパスには存在するのである。

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