2018年4月20日金曜日

培地の作り方

安全面のチェックが終わったら、いよいよ実験に移る。

基礎実習なので、まずは試薬や器具の場所、水の種類、秤の使い方、ガラス・プラスチック器具の使用ルールなど、覚えなければいけないことが多い。

最初に作るのが、何と言っても培地である。うちの研究室で扱っている微細藻類は、シアノバクテリアSynechocystisはBG-11培地、Arthrospira(スピルリナ)はSOT培地、ユーグレナEuglena gracilisはCM培地、シゾンCyanidiochyzon merolaeはM-Allen培地である。ようするに生き物によって全然違う培地になる。

まずはBG-11培地の作り方から練習している。組成はこちらのリンク。
https://environbiotechnology.blogspot.jp/2017/10/Synechocystiscultivation.html

こちらに書いているが、必ず順番通りに混ぜていく。最初にある程度水を入れておき、ストック用液を入れていく。ストック用液の濃度が濃い状態で混ざると、反応して沈殿ができてしまったりする。

培地に使う水は最もグレードの高いMilliQである。培地を作る時にはプラスチック製のメスシリンダーを用いている。

鉄の入ったI液以外を混ぜ、メスシリンダーでメスアップし、メジュームビンに入れる。オートクレーブをかけるが、蓋を緩めることを忘れてはいけない。

オートクレーブ後、十分冷めたらI液を入れる。I液を入れることを忘れないように、オートクレーブ前に「鉄なし」などのシールを貼っておくことが大事である。

うちの研究室では、BG-11以外に、窒素源を除いたBG-11(-N)培地をよく使う。ストックの作り方が違うので要注意である。

たくさんストック用液を使うので、間違えたかもしれないと思ったら捨てるのが安全策である。しかし、BG-11培地は1Lあたり225円もするので、できれば慎重に作る。

みんなで共有しているので、「培地がなんかおかしいかも?」と感じたら、すぐに他の人にも聞いてみる。他の人もおかしいと感じていれば、培地がおかしい。ストックそのものが悪くなっている可能性もあるので、いち早く原因を究明する。

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