今期の2年生向けの実習がスタートしている。
担当は環境分析実験。3クラスに分かれてローテーションで実験を行う。1学期間に4周ずつ同じ実習を行う。
昨日行ったのは、フィコシアニンの抽出と硫安沈殿による濃縮・粗精製およびBCAによるタンパク質定量である。
フィコシアニンというスピルリナの色素タンパク質を使っているが、硫安沈殿にしろ、BCAタンパク質定量にしろ、分野に限らず使う手法であると思う。
自分の担当分の実験は、前の先生の引き継ぎではなかったので、一から内容を立ち上げるものだった。基本的には時間内に全部の班が終わるようにしなければならないので、時間の計算が大変だったけれど、きっちり収まるようなので、一安心である。
今のところ大きな事故や怪我も起こっていないけれど、ガラス器具や高電圧の機械などを使うので、油断禁物である。
学生実習では何を求められているかを考えて、短い時間でレポートを書かなければいけないので大変だけれど、この厳しい時間を乗り越えるといつの間にか実力がついているので、ぜひ頑張って欲しいと思っている。
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