大人と子供の違いは何か。身体的なことはさておき、ふるまいについて。
違いはいくらでもあると思うが、決定的な違いは、
大人は、放っておいても物事が進まない
ことだと思っている。
言い換えると、
自分で自分のことをやらなければならない
だろうか。
子供の頃だって、それなりに自分のことをやっていたつもりだけれど、振り返ればやはり親などに頼っていたのだろう。勝手に掃除され、選択もされ・・・いや、自分のことは自分でやっていたという人もいるかもしれないが、世の中はもっといろんな「手続き」が必要で、そういうのは知らないところで親や他の誰かが行っていたりする。
研究室でまず覚えなければいけないことは、放っておいても誰かが何かをしてくれるという意識を変えることである。
最初はテーマを与えられて、実習の日程などが組まれる。ただし、それもだんだん減ってくる。そうしたら、自分で予定を立て、動いていかなければならない。
また、当たり前のようにゴミが出たり、部屋が汚れたり、作業に手続きが必要になるかもしれない。
勝手にゴミ捨てや掃除がなされるわけではないし、本来ならば必要な手続きを誰かがやってくれるわけではない(やっているが・・)。
自分の仕事や生活に必要なことを自分でできるようにしていくのだが、まずは意識改革が必要だと思っている。繰り返すけれど、放っておいても物事が進まない。なので、わからないけれど、誰かがやっといてくれるかな?という甘い期待をなくしていかなければならないと思っている。
年齢を重ねると、面倒だから誰かやっておいてくれないかな・・というももの、すべて自分でやらなければいけないことに気づく。お金を払って人でも雇わない限り誰もやってくれない(雇うのも大変だと思うが・・)。
大人になってもまだ誰かに頼ろうとする姿勢のままでいる人もいるのだけれど、そうすると周りは疲弊してどんどん人が離れていく。「周りが助けてくれない」が口癖になっている人は、身から出た錆であることも多い。
ということで、研究室ではこうした意識改革をしなければと思っている。なんでもやってあげることは、効率的である一方、教育によくない。このバランスにいつも悩んでいる。
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