2021年7月17日土曜日

大学教員の業務はどこまでか?

昨日は学期末の期末テスト課題を配信した。なんかもう速攻で回答している人がいた・・・早い・・・


期末テスト(課題)の配信!


そして、昨日からレポート採点をすごい勢いで始めた。昨日20個のレポート採点が終わった。このペースならば1週間で終わるに違いない。この土日でできる限りすすめよう(休日の定義とは・・)


これらは大学の講義や実習であり、教育のお仕事。講義や実習の後、テストやレポートを採点して成績をつける。

学期末の採点業務は神経を使う。


一方、研究室では、それぞれの研究を進める。教育でもあるけれど、研究の仕事の代表といえば、研究室で実験をして、論文を書くこと。また、そのために必要な研究費の獲得や、外部の研究者との交流が仕事である。


特許や学会の仕事も研究に入るだろう。広がりという意味では果てしなく広がる仕事である。


この教育と研究の仕事に大学のその他の業務が入る。その他の業務とは、大学には色々な委員会があり、例を挙げれば広報、安全、遺伝子関連、施設関連、学内予算関連、奨学金、就職支援、図書、入試などなど、かなりの仕事がある。


これらの仕事は大学職員の仕事でもあるのだけれど、研究関連だったり、学生と直接接する仕事の場合には教員が出ていかなければいけないことも多い。


この線引きはおそらくどの大学でも常に議論の的ではないかと思う。


この間、授業の一環で感想を書いてもらい、学生から驚かれたことが以下の通り。


「まさか教員がオープンキャンパスの動画まで編集しなければならないとは思っていませんでした」


という意見があった。


そう、ガッツリ動画制作している。。。動画制作の仕事は最近結構多いし、広報のための写真撮影や和文作成なども絶えず入っている。前にもツイートしたけれど、某新聞でなぞなぞ連載もすることになった。。面白いからいいけれど笑(もちろん、無給です。。。ええ、全部無給・・・)



こうした仕事は、教員なのか?という気もするし、線引きが難しいところである。


なんでも教員にお願いしてしまえばそれは楽なのだけれど、当たり前だけれど、人間には限界がある。何かに労力が取られれば、教育研究業務が減るのは必然である。


なので、できれば職員にやってほしいところだけれど、そうはすんなりいかない。


ということで、いつも誰の仕事かを議論しながらすすめていくことになる。


うちの大学は私立大学であるので、あたりまえだけれど、教員も職員も公務員ではない。


失礼かもしれないが、公務員的になってしまうと、恐ろしく働かない人もいる。全ての仕事を押し付けようとする人も・・。それでも給料は全く変わらないので。


なので、うちの職員はかなり良い気がする。


それでも、「うーん、これ大学教員の仕事か?」と思うことは多々ある。


ということで、行政改革・働き方改革が必要なのはどの組織でも。だれかがやるのではなく、必要ない仕事はなくすのが良いと思う。


例えば、教授会がオンラインになっているので、職員による紙の印刷やお茶の用意、iPadの準備がなくなった。はっきり言って、全然困らない。こういう仕事は恒久的になくしていいと思う(個人の意見です)。


ちなみに例えば自分も会議のためにお菓子を買い出しに行くこともある。。お菓子を大量に抱えていたら、おそらく仕事用です。。(個人のものだとすると、病的だと思われる量・・)


全体の仕事が減れば、余裕が生まれて人間関係もうまくいくので、仕事の削減には常に取り組んでいきたいと考えている。




レポートはガッツリ採点します!

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