2018年3月7日水曜日

結局研究者の給料は低いのか?No.1

少し前に北海道大学の先生が自分の給与を完全に公開して、話題になっていた。

北海道大学と言えば、言わずと知れた旧帝国大学の1つであり、北海道No.1の大学であることは間違いない。単に地域の大学で一番というだけでなく、ノーベル化学賞を受賞した鈴木章名誉教授も有し、世界的にも研究のレベルの高さを示している大学である。

さて、47歳の法学部の教授が源泉徴収票を公開していた。よく公開できるなあ・・という感想はさておき、こんな感じだそうである。
https://feely.jp/77623/

額面がおよそ970万円で、手取りがおよそ700万円とのことである。

北海道なので、住宅費は安いと思うが、冬場の光熱費などはかなり高いと思う。また、北海道の中心部ならば問題ないかもしれないが、車が必須な環境であるとすると、それらにかかる経費も高い。

ということで、せっかくなので、平均年収を調べてみた。

一番最初に平均年収で検索してみたら「平均年収.jp」というサイトが出てきた(笑)。なんだそれ・・・そんなサイトがあるとは初めて知った。

細かく年齢別に出ていて、46~49歳を調べてみた。
http://heikinnenshu.jp/kininaru/age46_49.html
そうすると、男性633万円、女性299万円、男女平均466 万円と出てきた。
※正確性はわかりません。

女性がかなり低い気がするが、この世代は女性の正社員としての就業率が低いのかもしれない。

職業の分野別の平均年収も出てきた。
上の例と合わせるため、40代後半で職種別に比較すると、
金融業保険業が男女平均723万円でトップ、続いて情報通信業が665万円、専学術研究門・技術が3番目の643万円と出てきた。その後は、教育学習支援業、医療福祉と続いているようである。

造業だと男女平均が500万円、卸売業小売業だと533万円、宿泊業保険業だと423万円とのことである。

大学教員を含む研究者は、上の専学術研究門・技術に含まれると思うので、少なくとも職種別に見ると低いとは思えない。(ただし、ポスドクやテクスタがどこまでカウントされているのかは気になるところではある)。



No. 2へ続く。


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