2018年3月23日金曜日

キラキラリクルーターにご用心

3月になり、就活のエントリーも(公式上)解禁になり、いよいよ就活戦線がスタートしている。当研究室の学生も就活に忙しいようである。



昨日も新4年生と話していたが、いろいろな会社の説明会やインターンがあり、膨大な情報の中で自分の進路に迷うことだと思う。

これは私に限らず、企業経験者の意見でもあるが、就活説明会に来る「キラキラリクルーター」には注意が必要である。

キラキラリクルーターとはすなわち、入社1〜3年目の新人で、自分の会社最高!という感じで説明に来るリクルーターを指す。

入社してすぐのころは、「名刺ができた!」、「出張で◯◯へ行った」、「社員食堂が美味しい!」なんてことでもとても嬉しい。

そして、最初は責任が軽めの仕事が多いので、プレッシャーも少ない(会社によるが)。

これらを統合して、誰しもが最初は「うちの会社最高!」と思い込もうと頑張る

しかし、3、4年もするとだんだん良くない部分も見えてくる。どんな職業、会社だって良い部分、悪い部分があって当たり前なのだけれど。そして、自分の職業、会社について冷静に判断するようになってくる。

そして、もう少し長く勤めると、一生の仕事にしていいか悩むようになる。こうして悩んだ時に「続けたい」と思える仕事こそ、その人にとても合っている仕事なのだと思う。

企業側もしばらく働くと悩んだり迷ったりすることがわかっているので、キラキラな新人をリクルーターに送る込むとのことである。ある意味、確信犯である。。(別に悪いことではないが)。

ということで、会社の雰囲気を見るには、少し年齢が上の社員の様子を見ることをお勧めする。その会社で長く働いた結果が可視化されているのである。これ以上の証拠はないのではないかと思う。

エントリーシートに説明会、面接と、つぎつぎ忙しい学生には余裕がないかもしれないが、自分の一生がかかっている就活なので、全てを鵜呑みにせず、慎重に選んで欲しいと考えている。

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