昨日のブログの続き。
論文の雑誌の指標の話。現在は、インパクトファクターという掲載論文の引用数・引用頻度の多さが、雑誌の格付けに使われている。しかし、様々な要因からインパクトファクターは批判を受けている。
こうして批判を受けて、インパクトファクター以外の指標を作る人もいる。
もういったいなんの指標だったか忘れてしまったが、アイゲンファクターという雑誌の指標もあった気がする。なんだっけ・・。
他にもSite Scoreなどいろいろあるらしいが(いま調べた・・)、正直まったく話題に出ない。
あとよく出てくるのが、h-index(エイチインデックス)。こちらは比較的聞く指標である。
h-indexは、研究者個人の指標。論文ではなく研究者個人の値である。
説明がややこしいが、こちらも論文の引用数がベースになっている。ただし、引用される論文の数が大事で、1本だけめちゃくちゃすごく引用された論文があっても、この値は上がらない。
また、著者の重み付けがないので、筆頭著者・責任著者の重要性が反映されていないのが、最大の難点だと思う。なので、ビッグプロジェクトの一員だと勝手に上がったりする。
また、セルフサイテーション(自分で引用すること)も制限されていないと思うので、短い論文をたくさん書くと必然的に上がっていく。とてもハックしやすい指標である。
ということで、指標については結局難しくて、何を使ったら良いかはどれも微妙である。
そして、こういう話になると必ず「論文は中身である」という結論になる。これは素晴らしいし当然だと思うが、特に若手には警告しておきたいと思う。
なんかめちゃくちゃ暗いブログ記事を書いているようだけれど、日曜日に美味しいジュースを飲みながら書いてます。少し覚えておいて欲しいと思ったので・・
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