何日か前の記事である研究室での喧嘩を減らすにはがかなり読まれた。
研究室に限らず、会社でも学校でも人間関係が一番悩みかと思う。
前回の結論は、要するに成果が挙がっていれば多少我慢できるという話だった。会社だったら儲かっていれば雰囲気は良いし、景気が悪ければ雰囲気は悪くなる。
そうは言っても、これはすぐに達成できるわけではない。なので、即実行というのは難しいと思う。
では、もう少し早く実行できるものはないだろうか。
前にも記事を書いたことがあるのだけれど、それは何かというと、研究室のルールをきっちり作ることである。
一見逆のように思えるかもしれない。自由ならば自由なほど気が楽になるように思える。実際、自分も研究室を始めた当初はそう思っていた。
ところがこれが大失敗。
例えば、掃除は誰がやるのか?ゴミ捨てはどうするのか?物品の補充は誰か?歓迎会の幹事は誰なのかなどなど・・。
研究室には共通で行わなければならないことが数多くある。
ルールを作らないと、気がついた人がやることになって、結局限られた人だけがやることになる。
また、やらない人もサボっているだけではなくて、やり方がわからないからできないという側面もある。先生や先輩がたくさんいるのに、新人が勝手に飲み会の形式を決めることは難しい。共通の試薬だって自分勝手に本を見て作って良いのかわからない。
なので、ルールを作らないといちいち相談して進めなければならないのだけれど、下の人間ほど労力を要する。労力を要するので、まあいいかと曖昧になってしまう。
研究室運営をしていく上で、緒先生方から伺い、ルールがある方が実は楽であるということを学んだ。
もう10月だし、幹事を例に。
例えば、忘年会の幹事を店を好きに選んでくださいと言われても、予算、場所、料理の種類など考えることがたくさん出てきてしまう。結構大変である。
しかし、例えば「忘年会は毎回新宿で、鍋料理をすることになっていて、個室が必須です」と言えば、これに限定して探す頃ができる。一見堅苦しいように見えるが、幹事はこの方が楽である。絶対渋谷がいいなんて幹事もいないだろうし。こういうことを他の先生から学んだ。
これは忘年会の例だが、日々の掃除や共通の物品の補充など、日常的なものにはルールが必須である。
ということで、実際にやってみて、ルールをきっちり作ると、喧嘩が減るということがわかった。こちらは成果を挙げることに比べればすぐにできると思うので、ぜひ試して欲しい。
全国の研究室に平和が訪れますように・・・
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