研究は失敗の連続。チャレンジを繰り返して少しずつ進むものである。
うまくいった例が表に出るので、みんなうまくいっているかと思ってしまうが、もちろんそんなことはない。
自分の経験で言うと
「もうこれ一生データでないんじゃないか・・」
と思ってしまうくらい、成果が遠い時もある。
しかし、そうした状況でもチャレンジを繰り返していると、ある時ふと突破口が見えることがある。それまでチャレンジし続けられるかがとても大事である。
個別の研究テーマにおいて、例えば期待する結果が出ないこともある。いや、その方が多い。
変異株を作って、活性が変わるかと思ったけれど変わらなかった。酵素活性がエフェクターによって変わるかと思ったけれど、変わらなかった。どうやってもこの遺伝子はクローニングできないなどなど・・・。
こうした結果を上に報告したりするのは憂鬱かもしれない。
でも、少なくともこれまで所属した研究室では(もちろん自分のところでも)、こうした研究の失敗で怒られている例は見たことがない。
意外と思うかもしれないが、だってそれは仕方がないことだし、別の言い方をすれば差がないことがわかった、できないことがわかったという成果とも言える。そして、それができないならばじゃあ次のことをやってみようとなるので、そのうちうまくいく。
一方、どういうのが評価が下がってしまうかと言うと、怠惰な時である。
例えば、
○単にだらだらすごしているだけで、実は大して実験も勉強もしていない
○全然考えずに実験を始めてしまう
○得られた結果を検証・考察しない
○目標がころころ変わってしまう。また、そもそも目指すところが効果的なのが微妙
など、要するに長期的な視点で成果が挙がらないだろうという時には、評価が下がってしまうと思う。
ということで、思った結果が得られないことは決して恥ずかしいことではなく、次へのステップになる。研究室によるかもしれないけれど、研究の失敗ではあまり怒られないと思う(・・・たぶん、、、いや、怖い研究室もあるだろうか・・・)
研究は継続性がとても大事。チャレンジし続けられるかが鍵。。
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