2020年10月24日土曜日

公募情報を見るたびになぜクレーム?

最近ではSNSでも公募情報が拡散され、便利になってきた。


少し前はJREC-INなどのサイトに自分からアクセスしなければいけなかったし(当たり前といえば当たり前だけれど)、その前は学会誌などの紙媒体の求人に頼っていた(らしい)。情報が手に入りやすくなってとても助かる。


ただ、いつも思うのだけれど、公募情報を見るたびに文句をつけなければ気が済まない人たちがいるように思う。


曰く

1. 任期付きである

2. 給料が少ない

3. 応募資格が限定されている(女性限定など)

4. 分野が限定されている 

5. 書類が多い

などなど。

特に自分が応募するでもないのに、なぜか文句ばかりつけているものが多い。


給与に関しても、かなり高くてもそれだったらGAFAに行くとか中国に行くなどの意見も見られる。


なので、SNSで文句を言われないような公募だと、任期なしで給料が高くて(年収1000万円近く?)、分野も応募資格も自由じゃないといけないような気がする。


そんなのがたくさんあるだろうか。


あったとしたら、かなり熾烈な競争になることはいうまでもない。アカデミックでなくたって、そんな職がころがっているだろうか。


特に給料の面で文句を言う人が多いけれど、民間の会社に入ったら安定して高い給料をもらえるというのは、さすがに夢を見過ぎなのではないかと思う。


また、社会に必要な方々(医療・看護系、保育士、小学校〜高校の先生、介護士など)が、かなり厳しい待遇であることも広く知られている。こうした事実からは目を背け、給与の高いところと比べて自分ももらえるはずだと主張するのは、さすがに無理があると思う。


うちの給与体系は明かせないが、出来る限り人件費に割くようにしている。給与と労働内容を見ると、正直、上に挙げた職業よりは待遇が良いのではないかと思う。


うちとしてもどんどん給料を上げていきたいと思っているのだけれど、本当に破格な待遇でないと文句ばかり言う人がいて(あ、うちの人たちのことではない。SNS上の話)、正直、むしろ待遇改善とか言いにくくなってしまう。


さらに、こうした文句ばかり出ると、わざわざSNSに情報をアップするのをためらう人も出てくると思う。なので、情報を探る人にとって、かなりマイナスになると思う。


どの分野でもそうだけれど、声の大きい人たちの意見に耳を傾けすぎると、全体がマイナスに進んでしまうと考えている。







研究業界のことを考えた発言ならばいいのだけれど・・・


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