2019年9月17日火曜日

全然日本人と会わず。美しきチュービンゲンへ。No.4

さて、Cyano2019は、3日間の日程で行われた。学生・ポスドク主催でさらにシアノバクテリアと名前が付いているもので3日間はすごい(初日と最終日は半日ずつ)。

こちらが会場。

大きな教会の隣にある大学のカンファレンスセンター。最大100~150人の部屋だろうか。そこまで大きくはない。

主にKeynote speakersが自分も含めて4人。一人持ち時間1時間!長い。。PhD students(博士課程の学生)が一人15分でだいたい十数人発表していたと思う。

ポスターは、交代制で全部で30〜40くらいあっただろうか。なかなか盛況である。

基本的には若手の人たちだったが、最も尊敬する教授であるチュービンゲン大学のKarl Forchhammer教授も参加していた。他にもP.I.クラスの人が3、4人いた。

Forchhammer教授の博士課程の学生が全て司会をしていた。彼らにとっても英語は母国語ではないが、流暢に話していた。うーん、正直、日本人が海外でだんまりしているのは本当に情けないことだと思う。彼らのように頑張って話して欲しいなと思う。

自分の発表は2日目の朝。ところが、なんと40分くらい話して、あと5分というところで、なんとスライドが消える。。何回かリセットしたが、結局プロジェクタの不具合とのことで、大学のスタッフに連絡して修理開始。急遽ポスター発表を先にやることになるというアクシデントも。2時間後にラスト5分から再開というなかなかないプレゼンとなった。

発表では、うちの研究室の学部生・修士課程の論文をいっぱい出す。あとで、ドイツの学生から「どのようにやっているのか?」という質問を受ける。やはり論文をきっちり出したいという思いは、どこの国の学生・ポスドクでも共通である。

今回は本当に分野が近いので、とても面白くて全く飽きずに聴くことができた。1日目の夜は、Forchhammer教授に地元のレストランに連れていってもらい、研究の話や地元の話などを聴きながらこの地方の料理を食べた。

チュービンゲンを含むドイツ南西部は、シュワーベン(Swabian)地方と呼ばれているらしい。ドイツ人の発音では、スウェービアンと呼んでいた。フランスに近いことから、料理もフランスに影響されているらしい。第2次世界大戦後はフランスに統治されていたらしい。色々学べてとてもためになった。



ドイツというとソーセージ、ハムとザワークラウトのイメージがあるが、この地方はそうではないらしい。上はビーフ、下はポークだが、このような肉をグリル?したものが一般的らしい。

また、下の写真の手前になるのは、短い麺のようなもの。これを周りのソースにつけてもそもそ食べる。日本の麺にも割と近かったので、とても食べやすかった。

とても濃密な時間を過ごした会議。会議でしか聞けない情報もいっぱい話してきたので、とても素晴らしい時間となった。

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