今週から環境バイオテクノロジーの講義がスタートする。3、4年生向けの講義。
こちらはだいたい3部構成で、1部は遺伝子、2部は代謝、3部はバイオエネルギー・バイオマテリアルの話となっている。
なんとなく環境バイオテクノロジーなので、3部のバイオエネルギーとかバイオマテリアルの話だけになりそうな気もする。
しかし、最初の遺伝子とか代謝がわかっていないと、例えばバイオディーゼルと言ってもただの言葉やただの塊としてしかイメージできない。
どんな化合物なのか、どのような酵素で作られるのか、どのような代謝経路で作られるのかを理解しなければならない。
こういうのを理解しなければ、なんとなく環境にいいとか、なんとなく健康がいいとかいう怪しい宣伝に騙されてしまう。
なので、きっちりと基礎的なことを学ぶことになる。
また、こうすることで、今までなんの役に立つのだろう?と思っていた、分子生物学や生化学、有機化学が実用的なものとつながりだす。
ということで、最初は遺伝子の基礎からスタート。そして、1部の終わりはゲノム編集の話になる。こちらももう生活とも関わってくる。こうした知識を身につくことで、怪しいものに騙されない自己防衛ができるようになると思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿