2019年9月26日木曜日

環境バイオテクノロジーの講義は遺伝子から?

今週から環境バイオテクノロジーの講義がスタートする。3、4年生向けの講義。



こちらはだいたい3部構成で、1部は遺伝子、2部は代謝、3部はバイオエネルギー・バイオマテリアルの話となっている。

なんとなく環境バイオテクノロジーなので、3部のバイオエネルギーとかバイオマテリアルの話だけになりそうな気もする。

しかし、最初の遺伝子とか代謝がわかっていないと、例えばバイオディーゼルと言ってもただの言葉やただの塊としてしかイメージできない。

どんな化合物なのか、どのような酵素で作られるのか、どのような代謝経路で作られるのかを理解しなければならない。

こういうのを理解しなければ、なんとなく環境にいいとか、なんとなく健康がいいとかいう怪しい宣伝に騙されてしまう。

なので、きっちりと基礎的なことを学ぶことになる。

また、こうすることで、今までなんの役に立つのだろう?と思っていた、分子生物学や生化学、有機化学が実用的なものとつながりだす。

ということで、最初は遺伝子の基礎からスタート。そして、1部の終わりはゲノム編集の話になる。こちらももう生活とも関わってくる。こうした知識を身につくことで、怪しいものに騙されない自己防衛ができるようになると思う。


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