何度も書いているが、2015年4月に赴任して、一番驚かされているのが、学生の質の高さである。それぞれ得意不得意があり、個性があるのは当然だが、概してとてもレベルが高い。さすが私立大学農学部でトップなだけある。
研究成果だけでなく、就職活動や国家試験の結果など、とてもすごくレベルが高いので、「え、自分が先生でいいのか・・?!」と冷や汗すら出ることもある。。
講義などの試験中心で成績がつけられる時代が終わり、研究室に配属されて研究を始めるとさらに化ける学生たちがいる。たまにぞっとするくらいできるので、笑ってしまうことすらある。
別に呼称は正式なものでもなんでもないが、やはり自然とエースと呼ばれる人が出てくるのは、まあ人間の集団があれば当然なのかもしれない。当研究室にもエースたる人物が出現する。
小山内研初代エースは、1期生のTくんだろう(別に成績に任命したわけではない笑)。修士までで国際誌に筆頭で論文を4報出して、この3月に希望通りの就職先で研究開発職に就いた。当然、学科の先生たちは誰もが彼のことを知っており、とても有名人だった。たまに適当なことがあるけれど笑。
2代目エースは、4月のブログ記事でも書いたが、2期生で現在M2のIくんだろう。
新年度1発目のアクセプト! 2代目エースは任せた。
国際誌に単独の筆頭で論文を3報。次の論文はさらに内容を濃くして、作成中。英語論文の作成は完全に自分で一から行なっている。そしてその質はとても高い。
このエースたちがあまりにもレベルが高いのだが、他の学生たちもそれぞれレベルが高くて、例えば1期生の修士で卒業した他2人も国際誌に2報または3報ずつ論文を出して、さらに国際・国内学会での賞や特許出願も付いているという活躍っぷりである。
さて、エースと呼ばれるくらい成果を挙げるにはいろんな資質が必要である。継続的な努力などは言うまでもない。いろんな資質があると思うが、共通していることの一つとしては、
どんな結果でも自分の成長につなげてしまうこと
かもしれない。
成果が挙がっているからといって、成功ばかりしているわけではない。むしろ、挑戦していると、失敗の数は人よりもはるかに多いと思う。
しかし、失敗から学んで次に活かすことができるのだと思う。反対に、失敗して必要以上にふさぎ込んでしまったり、攻撃的になってしまったりするのは時間と労力を損してしまう。
また、成功したら成功したで、新しい世界が広がり、また新しいことを学ぶことができる。つまり、成功した時も学んで次に生かしている。
要するに
成功しても成長
失敗しても成長
するので、どんどん実力がアップして、結果が残せるのではないかと思う。
簡単に言えば、どんな出来事も成長につなげてしまうのだと思う。
SNSなどを見ていても思うのだが、不遇な人は、例えば過去の失敗などにとらわれて、SNS上で過去の文句を垂れ流しているなどをしている。当然、こんなことをしていても成長はしない。
こうした日々の積み重ねで、実力差ができ、実績に差が生まれていくのではないかと思っている。
こうしたものは、言葉にすれば当たり前だが、感情を持つ人間としてはなかなかできないかもしれない。自分だって、できているのか若干微妙な気がする・・。
ということで、自戒を込めて記載しているだが、どんな出来事も自分の成長につなげてしまう人は本当に強いと思う。なかなかできることではないが、こうしてブログ記事にすることで忘れないように心がけ、自分も日々成長できるようにしたいと思っている。
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