今年度の後期(明大では秋学期と呼ぶ)は、9月20日が授業開始日。まだ、少し先だけれど、準備はあらかじめしておかなければならない。
昨日は学生実習(1年生、環境化学実験)と初回の講義(3、4年生、環境バイオテクノロジー)に配るハンドアウトの印刷依頼をしておいた。
基本は例年と変わらないが、それでも毎年アップデートは必要である。
専門の環境バイオテクノロジーの講義では、期末テストの他に、課題と小テストを行うことになっている。出欠も毎回取っているので、出席、課題、小テスト、期末テストの4つをクリアすることが単位取得の最低条件になっている。
この「課題」について、毎年少しずつ変わっている。
最初の3年はレポートだった。しかし、課題を出すと割と似たところで調べてきてしまい、大枠は似た内容(コピペではない)が記載されることが多くなってしまった。
そこで去年はグラフ作成課題に変えた。3年生で基本となる散布図を使って標準偏差をつけ、t-検定を行うものである。実は意外にグラフ作成も簡単にはできない。
それはそれでよかったのだけれど、できる人からすれば当たり前とも言える。
今年はどうしようかというと、専門英語のリスニングを増やすことにした。
もともと毎回の講義で英語動画は流しているし、期末テストでも英語リスニングが必要になる。さらに強化するために、講義の前半に、ゲノム編集の英語動画をリスニング課題として課すことにした。
ゲノム編集は専門家だけの話ではなく、一般の人にも重要な話題になっている。医療や食品、環境など幅広い可能性を有するとともに、デザイナーズベイビーなどの懸念もある。あまり専門すぎると多くの学生に役出さなくなってしまうので、ちょうど良いのではないかと思っている。
ということで、毎年少しずつ変えるのだけれど、今期の専門は英語強化でいきたいと思っている。
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