2019年5月24日金曜日

論文を読まないで素晴らしいアイデアを思いつくなんて無理!

今日は珍しく夜にブログ更新。

今日は卒業生の天才Tくんが久しぶりに研究室に。


お土産をいただく代わりに、こちらはTくんの好きなグミでお出迎え。。卒業以来、直接に話したのは初めて。いろいろな話をした。。

今日は、昼以外は研究に時間を使えた。この頃新メンバーである5期生(3年生)がすごい勢いで実験をしている。議論を交わして、かなり頭を使いながら実験を進めている。もう研究をしていると言っていいと思う。ついこの間研究室に入ってきたばっかりだけれど、うまく流れに乗っているように見える。いきなり無理をしないで、マラソンのように持続することを意識してもらえればと思う。


本日は、自分も論文を読みながら研究のアイデアを。隙間時間で研究。本当に隙間で研究を進めている。しかし、今日は本当に良いアイデアを思いついた。

自分のケースかもしれないが、良いアイデアを思いつく頻度と論文を読む量は強い正の相関があると思う。

要するに、論文を読まなければ良いアイデアが浮かばないということである。

理由は色々あるけれど、要するに思いついたアイデアの位置付けがわからないと、それが重要であるかどうかがわからないということだと思う。

例えばだけれど、生物Aのゲノム配列を調べたら、ある代謝酵素Bの遺伝子が3つあったとする。

何も調べないと、酵素Bの遺伝子が3つあっても、ふーんと思って終わるかもしれない。

しかし、論文を読んだり、データベースを調べたら、これまで知られている全ての生物は、酵素Bの遺伝子を1つしか持たないとされているかもしれない。つまり、生物Aは、酵素Bを3つ持つ初めての生物かもしれない。ゲノムが解読されているからといって、自動アノテーションだけの場合もあるので、誰も気づいていないことも多々ある。

なので、論文を読んだりして勉強をしたりすることで、初めてその事実の重要性に気づくことができる。勉強をしないと、重要性の認識ができないということである。

これは何歳になっても同じ。何歳になっても勉強が足りないなと自責の念にかられる。

今日はたまたま少し勉強をできる時間が取れたので、論文を読んでいて良いアイデアに繋がった。この春は結構いいアイデアが出てくるが、それは5年目に入り講義や実習のペースに慣れてきたことに起因する。

ということで、忙しいと論文を読む時間と気力がなくなってしまうのだけれど、やっぱり頑張って読まなければいけないなと思った次第。でも、来週早々に事務仕事が溜まっているのだが。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿