2018年5月31日木曜日

チームバチスタの栄光シリーズ、最高としか・・

好きな作家はたくさんいる。私の趣味は、ほとんど日本の現代作家である。

真っ先にあげたい一人は、海堂尊さんである。昔、JSTのさきがけ研究者だった時にインタビュー記事でも「尊敬する人」として上げた。

海堂氏といえば、何と言っても「チームバチスタの栄光」シリーズである。ドラマや映画化されたので説明不要かもしれないが、愚痴外来という精神科医の田口と厚生労働省のキャリヤ官僚である白鳥を中心とした病院を舞台としたミステリーである。

何と言っても海堂氏は、医者である。医者が書くので、専門分野を安心して読める。

たまに科学者を題材にしたドラマなどがあるのだけれど、単に科学者が恋愛するだけだったり、設定が適当すぎて興ざめしてしまうことがある。こういった心配無用の小説である。

そして、単に専門的というだけでなく、面白い。超偉そうだが、キャラが立っている

たまに読んでいると、「この人誰だっけ?」と登場人物が何者だったかわからなくなる小説がある。そういうのとは無縁で、キャラがすばらしく印象的なのが海堂ミステリーの特徴であると思う(←何様だって感じだが)。

2006年宝島社から刊行されたのがデビュー作の「チームバチスタの栄光」第4回このミステリーがすごい大賞である。

下読みだけで大賞が決まったというのがこの作品である。要するに圧倒的だったそうである。

刊行されてからだいぶ経ってから読んだが、本当に圧倒的だった。この面白さがわからない人いるんだろうか?と思った。その後の作品も面白いので、それはまた別のブログ記事にします。



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