2018年5月28日月曜日

仕事をしながら体力を回復させる!

環境バイオテクノロジー研究室も早いもので4年目である。

大学院に進学する学生もいるが、学部で就職して仕事を始めている学生もいる。卒業生は、今年度が社会人1年生と2年生のはずである。

仕事に入ると本当に忙しい。

最初は新人として慣れない場所や新しい生活リズム、人間関係を構築していかなければならない。あっという間に終わってしまうのではないだろうか。

そうこうしているうちに、今度は指導しなければいけない部下ができてくる。また、新人だからといって許されていたことも許されなくなってくるし、仕事量も増えてくることだと思う。

業種によるのでなんとも言えないが、30代前半〜中盤くらいまで右肩上がりで忙しくなっていき、この年代でピークを迎えるとよく言われる。私の場合も実際そうだと思う。30代後半になった今ももちろん忙しいのだけれど、30代前半〜中盤に比べると少し落ち着いている(もちろん、仕事の要領もよくなっているが)。

この年代では、すべての仕事をやると言っても過言ではない。もっとも重要な仕事を進めつつ、部下の指導を行い、上司の意向も調整しなければならない。私について、今は30代前半〜中盤よりも忙しくないと述べたが、この理由の一つは、上司がいないので、意向を調整しなくてよいという側面がある(別に厳しい上司がいる!とかではなく、どんなことも報告しなければいけないし、上司にも責任が発生するので相談は必ずしなければならないので)。

さらにこの年代ではライフイベントが多く発生する。私の場合も20代終わりに結婚して、子供が2人生まれた。1人目の子供が生まれたから2人目の子供が3、4歳以上になる7、8年間というものは本当に忙しいものであった。

子供と週末遊ぶのはとても幸せなことであるのだが、オムツを持っていきながら抱っこで抱え、ご飯を食べさせるのはすごく大変なことである。また、子供はよく風邪を引くし、熱を出せば心配なので病院に行くことになる。検診や予防注射や歯医者なんかも含めれば、数え切れないほど病院に行くことになるだろう。

こうして、「平日は仕事で疲れて、休日に休みを取る」という図式は崩壊するのである。子育てに限らず、社会人になって自分が世帯主になれば家のメンテナンスだったり、年代によっては介護だったりと色々あると思う。休日に休むなんてことができなくなってくるのである。

そんな生活をしながら思ったことが、タイトルにある「仕事をしながら体力を回復させる!」である。回復させなければならないといった方が正しいかもしれない。矛盾してるなあと思っていた。本当に。。

実際に月曜日に出勤して、職場に着いた時が一番疲れていることも多かった。幸い研究職で自分の裁量が大きい職業だったので、自分のペースで働けばよかった。別に1時間休んでいても誰にも文句は言われない。研究職は成果主義なので、長く実験したりPCに向かって頑張った感を出しても何にも評価されない。これはありがたいことであった。

とにかく長い時間働きなさいとか上司より先に帰ってはいけないなんていう、しょうもない考え方はかなり少ないのではないかと思う(多分)。

ということで、現在は子供も大きくなってきたのでだいぶ楽にはなってきたが、「仕事をしながらも体力を回復しなければならない」というのが、働いてきた感想である。

どうすれば良いかと言われてもやや難しいのであるが、
1. 文句の言われない成果を出して、少ない勤務時間でも文句を言われないようにする。
2. 仕事スピードを上げて、休める時間を作れるようにする。だらだら仕事をしないようにする。メリハリをつけて仕事をする。
3. 自分の仕事のスタイルを上司を含めた周りに説明する。
だろうか。

だらだらと長く働く会社だとその時点でアウトかもしれない。また、やはり普通の成果ではなく、自分のスタイルでやりたい以上、普通以上の成果を挙げなければいけないと考えている。そして、大事なことは、それを周りにうまく説明することだと思う。「頑張っているんだから察してね」と言って察してもらえるほど甘くはない。一言言えば平和に収まるところをなんとなく言わないでおくと「勝手な人」になってしまうと思うので、うまく説明することが大事であると思う。

仕事を人生の中でどのような位置付けにして、どう向き合っていくかは幸福度を決める重要な因子である。だんだんに自分のスタイルを確立しつつ、適切な位置付けにできると良い人生になっていくと思う。

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