大学生のころ、服を買うといえば新宿だった(正確には胃新宿か池袋)。大学生で服を買っていた場所はもっぱら丸井だった。新宿には丸井がいくつもあり、新宿マルイメンという珍しく男性に特化したアパレルの建物がある。アパレルといえば女性をターゲットとしたほうがはるかに多いので、これは珍しく、さすが新宿という感じである。
他にも伊勢丹や高島屋などのデパートがあるが、こちらは大学生が買うような場所ではなかった(自分にとっては)。一方、あまりにもチープな感じの服を着るもの嫌だったので、丸井がちょうどよかった。
しかし、20年近く前から時が流れ、丸井について感じることは、「いつ行っても人がガラガラ」なことである。GWにひさしぶりに丸井に行ったが、伊勢丹などと比べ、明らかに客が少なかった。
アパレル不況と言われて久しいが、丸井に入るたびに、残念ながらこの言葉を思い出す。
せっかく「何か買おうかな?」と思って店に入っても、これだ!という商品に出会わずに帰る。こういうことが多苦なった気がする。
昔は結構服を買うのが好きだったのだが、最近はめっきりテンションが落ちている。年齢のせいもあるが、理由はいろいろあると思う。
1. ブランド品の質が低下し、ファストファッションの質が向上した。
ユニクロでよく服を買うようになったが、安いのに質が良い。ストレッチが効いていて動きやすいジーズンや、洗濯してもなかなか寄れない下着類。とても質が上がったと思う。昔はファストファッションの値段の服を買ったらすぐに着れなくなってしまった。
なので、高い服を買うと着れる期間が長く、実質的には値段が対して変わらなかった。それならばブランド品をというこことで服を買っていた。今はバーバリーの冠が取れたが、バーバリーブラックレーベルなどは今もよく着ている。また、メンズはなくなったが、INEDやコムサなどもよく着ていた。
ところが、ファストファッションの質が上がり、機能としてはブランド品が割高になった。なので、上のように、実質的には値段は同じというのが成り立たなくなっている。
ちなみにここでのブランド品は1万円〜数万円の服を指している。数十万円の服ならば、一生ものということもあるかもしれない。偉くなったら試そうと思う(笑)。
また、ブランド品の質が低下したことも感じた。ファストファッションの勢いが強くなり、経費削減に走ったのかもしれない。上記の丸井のような店に入っているブランドの店なのに、1日で破れたTシャツ、1、2日でそこが剥がれた靴などを買ったことがある。ファストファッションよりも質が下がってしまったのである。
もちろん、そういう店で二度と買うことはなく、当然かもしれないが、今はもう店舗が入っていなかった。運悪く自分が粗悪品に当たったわけではなく、全般的に質が下がったのだろう。
これがブランド品を買うことが少なくなった原因の1つである。
長くなったのでNo.3へ。
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