2018年5月8日火曜日

JST-ALCAとは。No.5

2013年春のこと。シアノバクテリアシネコシスティスがコハク酸を細胞外に放出することがわかった。しかも、2、3つの増産法も同時にわかってしまった。

ということで、意気揚々とJST-ALCAに応募することになった。チームは小山内、神戸大学蓮沼先生、理研白井先生という全員30代半ばのチームである。

ところで、このALCAプロジェクトだが、研究代表になるのはとても大変である。なぜならば、著名な教授クラスの先生方が代表になっているからである。

バイオテクノロジー領域だけ見ても、東大、京大、名大、九大、東北大の教授の先生のプロジェクトがある。奈良先端大学院大学の学長(!)のプロジェクトすらあった。また、大学だけではなく、トヨタ自動車やNECの方が代表となるプロジェクトもあった。

ここに30代半ばのメンバーが挑むのである。しかも、当時私は理研の研究員であった。ちなみに当時のボスは、別のチームの分担で応募して、ヒアリングで対決するという構図でもあった(笑)(ただ、当時のボスである平井先生はとても器の大きい方、優しい方であるし、代表のプロジェクトではなかったので、別になんとも思っていなかったと思う。。)。

とにかく怖いもの知らずで書類を応募。選考に通って、ヒアリングとなった。ヒアリングは確か8月くらいだったと思う。

世間は夏休み。しかし、こういうヒアリングがあると、休むどころか本当に大変なのである。。ヒアリング決定を蓮沼先生に伝えたら、「熱い夏になりそうですね。」と返信がきたのは今でも忘れない。。

No.6に続く。

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