2018年5月4日金曜日

JST-ALCAとは。No.1

自分では当たり前になってしまっているのだが、うちの研究室がどういうプロジェクトで進んでいるのかについて、知らない学生もいるかもしれない。

ということで、うちのプロジェクトの説明を。

現在いくつかの研究プロジェクトが進行しているが、もっとも大きいものがJST-ALCAである。

JSTは科学技術振興機構である。
ALCAは、先端的低炭素化技術開発である。Advanced Low-Carbon Technology Research and Development Programからきている。

いくつかの領域があり、我々はバイオテクノロジー領域に属している。バイオテクノロジーで低炭素技術の開発を行うというぴったりの領域である。

研究ではシアノバクテリアを中心とした微細藻類で、コハク酸の生産を行っている。コハク酸はプラスチック原料から食品添加物まで、幅広く使われる化学工業原料である。

タイトルは「転写と時計の改変によるラン藻炭素源供給の量的緩和とコハク酸生産というもので、転写や時計という少し変わった方法で、シアノバクテリア(ラン藻)からのコハク酸生産を増やそうというものである。


プロジェクトがスタートしたのが、2013年10月。今が2018年5月なので、4年と8ヶ月間過ぎたことになる。あっという間に感じる。2015年4月に明治大学に異動して研究室を立ち上げたので、まだ理化学研究所に在籍していた時にALCAが始まったことになる。

No. 2に続く。


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