2018年5月15日火曜日

ひさしぶりに新宿へ。 No.5

ひさしぶりに新宿へ。 No.5。

服以外の話を。

新宿全体の雰囲気として感じたことは、完全に「外国人観光客向けの街になっていた」ことである。

街を歩いていても、中国語が聞こえてくる。表示はみんな英語や中国語が併記してある。デパートなどに入っても、ターゲットが日本人でないような気がする。

時代の流れというか需要と供給の原理というか、要するに日本人相手ではビジネスが成り立たないということかもしれない。相対的に日本人は貧しくなったのだと思う。それに輪をかけてお金を使わなくなったのだろう。

自分の世代も「将来年金がもらえるかわかりません(ただし、年金は払う必要がある)」と散々言われてきたし、さらに非正規雇用もかなり増えている。昔のような終身雇用制度なんてとっくに崩壊している。このような状況で、お金をたくさん使いなさいという方がどうかしている。

そんな状況なので、デパートなどはターゲットを日本人から切り替えたのだろう。正しい選択なのだと思う。

一方、もう一つ自分が歩き回って思ったことは、「全体的に飽きた」ことである。自分は大学生の時から通り道だった新宿によく行っていた。綺麗なデパートや素敵な服などを見ればわくわくしたものである。

久しぶりに新宿を歩き回ったが、まあ新作の服がでているかもしれないが、素人の自分にはそんなに区別もつかないし、機能としても必要としていない。デパートの中もいろいろ飾られてとても綺麗であるが、特に驚くほどでもない。

プログラミングのおもちゃなんかも売られていたが、買うほどでもない。

ようするに新しくはなっているのだけれど、20年前と大きくは変わっていなくて、毎週来たい!とは到底思えなかった。特別な場所である感覚がなくなってしまった気がする。

中に入っている店も、生存競争に勝ったチェーン店が多い、というのも要因の1つだと思う。高島屋のレストラン街に行ったが、チェーン店が多かった。街中も特徴的な店が減って、やはりチェーン店が増えていた。

ということで、日本人向けでもなくなり、新宿に行く!という特別感もなくなってしまったというのが新宿に行った感想だった。年をとっただけかもしれないが。。客側の問題でもあり、店側の問題でもあるかもしれないが、せっかく行ったのに、食べ物以外でお金を使わなかった。こうしてさらに観光客向けになってしまって、観光客以外はさらにものを買わなくなるのかなと思いながら店を廻っていました。

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