2020年3月31日火曜日

テレワークのすすめ No.4 考察・議論

テレワークのすすめ No.4 は最後の考察・議論。英語ではDiscussionになる。

得られた結果を解釈し、その意義を説明する。


もともとこの作業はテレワークが前提になる(自宅だと論文にアクセスできないとかの問題はあるが)。なので、あえてテレワークの回で説明をする必要はないかもしれない。

最後の考察・議論は本人の実力が如実に現れる。

全く勉強しなければ、結果で終わってしまう。遺伝子改変で物質Aが2倍に増えました、遺伝子Bの発現が半分に減りました・・など。

それがどういう意味を持つかを考えるのが最後のパートである。

ここはいくらでも仕事がある。

例えば自分はシアノバクテリアという光合成をする細菌を扱っている。

シアノバクテリアで得られた結果も、
1. 同じ種の過去の研究と比較
2. 他のシアノバクテリアの種(属)と比較
3. 他の細菌と比較
4. 他の光合成生物(藻類や植物)
など、いくらでも広がりがある。

自分の結果をどれとどの程度比較するかは、その研究結果による。しかし、比較するにはそれらの論文を全て検索して斜め読みしなければならない。膨大な時間がかかることは想像に難くない。

また、最後のパートと紹介しているが、実際には考察・議論のために論文を読んだら新しい実験を考えつくことも多い。なので、最後の考察・議論のためだったものが、最初の序論になることもある

いずれにせよ、最後の考察・議論はまさにテレワーク。そして、ここは論文を読まない限り書けない。論文を読まないで書くと、結果の繰り返しばかり書くことになるのは、古今東西変わらない。

ということで、4回に渡ってテレワークのすすめを記載。こうした情報は、研究室の学生にURLを送れば伝達することができる。記事数が多すぎて整理できていなのだけれど。。



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