2020年3月8日日曜日

今週から始まる基礎実習。最初に覚えることは。

いよいよ今週から新3年生の基礎実習が始まる。研究室に配属されて、まずいろんな実験や座学で研究室の内容を学んでいく。

研究室によって基礎実習をどれくらいやるかは様々である。

うちの研究室では、最初の頃は5月くらいまでやっていた。

しかし、結局使わない手法を学んでも意味があまりなかったり、色々とたくさんの実験をしても1年くらい使わない間に忘れてしまうなどがあった。また、学部で就職する学生は、3年生の秋からインターンが始まる。基礎実習の時間が長すぎると、あっという間にインターンになってしまう。

ということで、3月、4月くらいで終わらせて個別のテーマに入り、あとはチームで進めていくことにしている。

基礎実習が始まるが、最初に覚える最も大事なことは、安全に実験をすることである。



研究内容や実験手法もさることながら、それよりもまず安全に実験をしなければならない。慣れてくると何気なく使ってしまうが、実験には色々な危険がある。

1. オートクレーブ、乾熱滅菌器などの高温高圧の機械
2. 毒劇物の扱い(酸・アルカリ、毒性のある試薬)
3. 高電圧の実験機器(電気泳動など)
4. 遠心機の取り扱い
5. ガラス器具の取り扱い

などがまず挙げられる。何はともあれ、これらの項目を安全にこなすことが一番大事である。

ということで、今週からこれらを扱っていく。自分とスタッフ、先輩たちで手分けして基礎実習。今年もこの季節がやってきたと思うと、本当に1年があっという間である。。


基礎実習も大事な大学教育。。

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