今年度、初めてビジネスコンテストに参加したのは、前にも報告した。
ビジネススクールに通いながら、他にも参加しようと思って、応募してみた。
しかし・・・・
悪質なビジコンだった。
(注:新たに応募したビジコンであり、アグリテックグランプリではないです)
何が悪質かというと、そのコンテストで発表した場合、その研究内容と知財(特許)、および、その後の研究成果まですべて主催のものになるという同意書へのサインを求められたのである。
しかも、応募時にはそんなことは何も書いていない。
上記がどういうことかを、学会発表に例えてみる。
例えば、研究をしていれば、学会の年会で自分の研究成果を発表し、質疑応答をすると思う。
するとどうなるかというと、学会で発表した瞬間に、その研究成果がすべて学会のものになり、特許を出していたらその特許は無償で学会のものになり、論文投稿を予定していたら、学会が差し止めたり取り下げたりできるということである。
さらに、発表時に「将来、こんな風に発展できるかもしれない!」と議論したら、その将来的な計画すら学会のものになるということである。
ここでは学会に例えたが、この学会がビジコンを主催した特定の企業になる。
そんなバカなと思うかもしれないけれど、そんな同意書にサインを求めてくるビジコンがある。
実は、こうした例はそんなに珍しくなく、発表者を搾取するビジコンが多数あり、しばしば炎上するとのことだった。
ということで、今回は良い勉強になった。自分で起業をして、大事な研究成果や知財だったら取り返しがつかないところだった。勘が働いてよかった。
研究者の皆様は、へんな契約書にサインしないように、本当にお気をつけください。
無駄な時間を使ってしまった・・・
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