ずっと思っていること。
SNSのTLでも毎回揉めるけれど、要するにアカデミアにポストが少ない。これによって、揉める。全員が納得するまでポストが増えることはないと思うけれど、分野によってはあまりにも競争が激しい。
こうした時の最大の解決策は、結局ポストを増やすこと。
でも、従来型の方法では、少子化の日本で大学のポストが増えるはずがない。むしろ減るのが当然と思わなければならない。
経済が右肩上がりで成長し、景気が良ければ、寄付もくるかもしれない。しかし、日本全体はそのような状況ではない。
なので、毎回少ないポストをめぐって揉めることになる。
いうまでもなく、SNSで喧嘩していたってポストは増えない。
ということで、日々頑張って、企業の方々と話をしている。少し前に書いたけれど、企業の方々と話をしない週の方が珍しい。
こういう話をすると、「自分は基礎研究だから、企業との連携は難しい」という意見が出てくる。
もちろん、それはその通りだと思う。
でも、企業も単にお金儲けしようと思っているだけではない。自分が企業に就職したら、お金儲けしか興味がなくなるだろうか?そういう人もいるかもしれないけれど、そんなことはない。たとえうまく稼げたとしても、そんな人生には飽きてくると思う。
なので、稼げた人は、芸術、スポーツ、学問などに寄付をしたりする。寄付ではなくても、単に面白そうというだけで仕事にしたりする。
企業イコール金儲けではない。
日々忙しくて大変かもしれないけれど、基礎研究であったとしてもきちんと周りに説明して、協力を促す必要があると思っている。
また、自分のように応用志向の場合は、当然製品化、サービス化などを目指していく。かなりの時間がかかるが、バイオのような分野で時間がかかることは、企業の方々は承知の上である。付き合い方は難しいが、やはりうまくアカデミアの外の方々と組んでいくことが大事ではないかと思っている。
偉そうに言っているが、まだ自分もその途中。早く事業化できるとよいのだが・・・。最初の製品は、まもなく出る予定(と言っても、これは研究の本筋とは異なる)。
アカデミアも分野によっては企業の方々との交流が全然ない。自分の前の分野はそうだったけれど、今違う分野に移ってみると、本当に狭い世界だったなと思う。今のようにいろんな人たちとの交流がある方が、とても刺激的で面白い。
最近は、企業の人がいない学会にはとんと行かなくなってしまった。
アカデミアにいると、たまにすごく狭い世界になってしまうことがあるけれど、頑張って一歩踏み出して交流してみると、驚くくらい刺激的なことが待っている場合がある。煮詰まっていたら、ぜひいろんな人と交流をして欲しいなと感じている。
最近、ミーティングは、8〜9割が企業の方々。。
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