今週は、専攻科目である環境バイオテクノロジーの課題提出日。学部3、4年生向けの授業である。
最初のパートは遺伝子工学で、最後はゲノム編集について扱った。
そして、授業後にはゲノム編集の英語動画を提示し、それを何度も見て問いに答えるという課題を出した。
今週はその提出日があった。
動画の長さは20分以上あるのし、別に日本人向けに作られたわけではないので、結構難しかったのではないかと思う。
しかし、ゲノム編集という近い将来(すでに?)生活に関わってきそうなものについて、英語で理解できるようにして欲しかったのでこのような課題にした。
研究者だけでなく、食品会社や農業系の会社、環境系・分析系の会社でもゲノム編集は関わってくるかもしれない。もちろんIT系だって大いに関わる可能性があるだろう。
就職して、いきなりゲノム編集などに関連した仕事で、海外の人と打ち合わせや商談を頼まれるかもしれない。こうしたことに少しでも対応できるように授業に英語課題を導入している。
また、授業では、ジョージ・ワシントン・カーバーの英語動画の課題も行った。ジョージ・ワシントン・カーバーは、1864年生まれでアメリカ南部出身。なんと奴隷であった。誘拐されて傷を追ったりと壮絶な人生を歩んだ植物学者である。
マメ科の転作を開発して土壌に窒素栄養源を供給し続ける方法を開発した人である。黒人奴隷出身の植物科学者という意味でも有名な方である。科学の話のみならず、こうした歴史・文化の側面でもいい動画だと思っている。
ということで、3年生以上の講義では英語動画を入れて、専門の英語を学ぶことにしている。英語なんて慣れだと思うので、面倒かもしれないが、実力アップにつなげて欲しいと思う。
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